健康ブームはいいけれど、間違えると「死亡例も」。
若い人に流行っているとされる「エナジー ドリンク」。
しかし、問題もある。
「カフェイン入り清涼飲料水を日常的に飲んでいた20代男性の中毒死」で、解剖を担当した教授が発表した。
★≪男性が飲んでいた飲料水は短時間に約20本飲むと致死量のカフェインを摂取することになる≫
★≪「エナジードリンクは若者に広く飲まれている。コーヒーなどを一緒に飲んで、知らず知らずのうちに中毒に陥る可能性もあるので注意が必要だ」と警鐘≫
★≪「毒ではありませんが、使い方を間違えると、それが中毒になったり、たくさん飲みすぎると死亡に至る、致死濃度に達する場合があるということを知っていただきたい」≫
当然のことといえば当然のこと。
とはいえ、車の運転時に「目覚ましガム」を食べることは時々ある。カフェイン入りのはず。だから、一応は調べてみようと感じた。
「エナジー ドリンク」のどちらかといえばPRの情報と、警告情報を並べてみた。
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点
●カフェイン入り約20本で致死量 解剖の教授が危険指摘
産経 2015.12.21
カフェイン入り清涼飲料水を日常的に飲んでいた九州地方の20代男性が中毒死した問題で、男性の解剖を担当した福岡大の久保真一教授は21日、記者会見し、男性が飲んでいた飲料水は短時間に約20本飲むと致死量のカフェインを摂取することになると指摘した。
約20本飲まなくても「カフェイン錠剤などとの併用で死亡につながった可能性がある」との見方を示した。久保教授によると、カフェインの致死量は3グラム程度とされ、男性が飲んでいたエナジードリンクと呼ばれる飲料には1本当たり150~170ミリグラムのカフェインが含まれていた。血中濃度が血液1ミリリットル当たり約70マイクログラム以上に達すると、死亡例が報告されているという。男性の解剖時の血中濃度は、1ミリリットル当たり182マイクログラムだった。
久保教授は「エナジードリンクは若者に広く飲まれている。コーヒーなどを一緒に飲んで、知らず知らずのうちに中毒に陥る可能性もあるので注意が必要だ」と警鐘を鳴らした。
●カフェイン中毒で男性死亡、エナジードリンクを頻繁に・・・
TBS21日
眠気覚ましをうたうカフェイン入りの清涼飲料水、いわゆるエナジードリンクを頻繁に飲んでいた九州地方の20代の男性が、カフェイン中毒で去年死亡していたことが分かりました。日常的にカフェインを摂取したことによる死亡例は、国内で初めてとみられます。
「毒ではありませんが、使い方を間違えると、それが中毒になったり、たくさん飲みすぎると死亡に至る、致死濃度に達する場合があるということを知っていただきたい」(福岡大学医学部 久保真一教授)
遺体の解剖を行った福岡大学によりますと、カフェイン中毒で死亡したのは九州地方に住む20代の男性です。男性は、24時間営業の店舗で深夜から早朝にかけて勤務していて、カフェイン入りの清涼飲料水、いわゆる“エナジードリンク”を日常的に飲んでいました。
男性は死亡する1年ほど前から体調不良を訴え、死亡した当日も帰宅後に吐いて寝込んでいたということです。解剖した男性の血中からは、致死量に相当するカフェインや、エナジードリンクに含まれていたとみられるアルコールが検出されたということです。
厚生労働省によりますと、日常的にカフェインを摂取したことによる死亡は、過去10年間、報告例がないということです。
専門家によりますと、市販されているカフェイン入り清涼飲料水に含まれているカフェインの量は、コーヒー1~2杯分ですが、健康に問題がある人が多量に飲むと死に至る可能性があるといいます。
「(Q.カフェインを多量摂取すると)もともと心臓が弱かったり、腎臓の病気を抱えている人は必ず不整脈が出る。そのまま死んでしまうこともある。寝不足、過労、疲労がたまっている状態で飲むと、起きてもおかしくない」(国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦薬物依存研究部長)
さらに、アルコールと一緒にカフェインを摂取するのは、依存性を高め、危険だといいます。
「アルコールでテンションをさましながら、テンションを上げる(ために)カフェインを含むものをとる。ブレーキをかけながらアクセルを踏むみたいな感じになっていく。お酒の量もカフェインの量も増えやすい」(国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦薬物依存研究部長)
●カフェイン入り清涼飲料水の頻繁摂取で中毒死
に日刊スポーツ 2015年12月21日
九州地方で今年、眠気覚ましをうたうカフェイン入り清涼飲料水を頻繁に飲んでいた20代男性がカフェイン中毒で死亡していたことが、福岡大法医学教室の分析で21日までに分かった。胃の内容物にはカフェイン錠剤の可能性がある破片も混じっており、錠剤がどの程度死亡に関与したかは不明だが、同教室は飲料の大量摂取が原因とみている。状況から自殺目的で一時的に大量服用したのではないという。
厚生労働省食品安全部は「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」としており、常用での中毒による死亡は国内初の報告例とみられる。
男性はカフェイン入り清涼飲料水を、眠気を覚ますため日常的に飲んでいたという。同様の製品を販売するメーカーは「何本も続けて飲んだり、副作用が強くなるアルコールと一緒に飲んだりするのは避けてほしい」としている。
国内外で若者を中心に、カフェイン過剰摂取が問題となっている。含有量の多い飲料が販売されている米国では十数件の死亡例が報告されており、「国内でも死亡例があるはず」とみる専門家もいた。国内で摂取許容量などの基準はない。
福岡大法医学教室などによると、男性は24時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝の勤務。帰宅後は夕方まで起きていて、その後に寝て出勤する毎日だった。エナジードリンクと呼ばれるカフェイン入り飲料を多用し、死亡する約1年前から体調不良を訴え、吐いて寝込むことを数回繰り返した。カフェイン中毒症状とみられ、死亡当日も帰宅後に吐いて寝込んでいた。数時間後に家族が気付き、救急搬送したが手遅れだった。飲んだ量がどれくらいかは不明。
警察の依頼で福岡大の久保真一教授(法医学)が男性の解剖を担当し、カフェイン中毒死と判断し警察に報告した。久保教授によると、男性は持病もなく目立つ異常はなかったが、血中に少量のアルコールが残っていたほか、胃の内容物や血液、尿に高濃度のカフェインが残っていた。
◆松本俊彦国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の話 カフェイン中毒の死亡例は国内では知られていないが、これまでにもあったはずだと思う。カフェインは心臓に作用して心拍数を上げる。利尿作用もあり、脱水気味なのに心臓にむちを入れることになる。疲れている人が大量摂取すると身体への負担が大きい。耐性ができやすく摂取量を増やしていかないと効かなくなるし、作用が切れたときの頭痛などの離脱症状も強くなる。身近なカフェインだが、多量摂取やアルコールとの併用は危険だ。
◆カフェイン摂取量 1日の摂取許容量は設定されていないが、食品安全委員会によると、海外機関が目安として勧告しているのは、健康な成人で1日当たり400ミリグラム(マグカップのコーヒー3杯分)、4~6歳の子どもでは同45ミリグラム(350ミリリットルのコーラ飲料1缶)が目安。風邪薬や眠気防止などの医薬品では、1回200ミリグラムで1日500ミリグラムが上限。国内販売のエナジードリンクは多くても200ミリグラム程度だが、海外では300ミリグラム近いものもある。急性作用としてめまいや心拍数の増加、震え、不眠症、下痢、吐き気などが知られている。(共同)
●話題のエナジードリンクに驚くべきリスク! 多量のカフェインが糖尿病を招く?
健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS 2015.12.20>
5ed.jpg
実験に用いられた「5-hour ENERGY」(HPより)
あなたは「5-hour ENERGY」をご存知だろうか? アメリカで発売されている栄養ドリンクで、数年前に健康被害が報道されたこともある。いわゆるエナジードリンクと呼ばれるもので、巷では「2本飲むとヤバイ」と危険視されるほど強力なパワーがあるという。
この話題の栄養ドリンク「5-hour ENERGY」を使って、カナダ・カルガリー大学の研究チームが、カフェインの研究を行った。コーヒー1杯に含まれるカフェインは40〜180mg、日本でも人気の清涼飲料水「レッドブル」は250㎖で80 mg。「5-hour ENERGY」は、通常ボトルの57㎖で、208mgものカフェインを含んでいる。
研究チームは、13〜19歳の若者20人を2つのグループに分け、ひとつのグループにはカフェインを抜いた「5-hour ENERGY」を、もうひとつのグループにはカフェイン入りを摂取してもらった。そして、摂取後40分たったところで、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を実施。血糖値およびインスリン抵抗性を測定した。
すると、カフェイン入りの栄養ドリンクを飲んだチームは、カフェイン抜きに比べて血糖値が24.6%、インスリン値が26.4%上昇したのである。ちなみに、「5-hour ENERGY」は無糖だ。
カルガリー大学糖尿病研究所のJane Shearer准教授は、「血糖値やインスリンが上昇したのは、栄養ドリンクのカフェインが原因だと考えられる。カフェインの血中半減期(血液中の濃度が半分に減る時間)が4~6時間なので、血糖値やインスリンが上昇した状態は、かなり長い時間続くと考えられる」とコメントしている。
血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、高すぎても低すぎてもよくない。食事をすると高くなり空腹では低くなるが、膵臓から分泌されるインスリンの働きによって一定量に保たれている。
●効率的な昼寝には「寝る前のカフェイン」
ライフハッカー日本版 2015.08.25 >
昼寝(パワーナップ)をするなら、効率良く行いましょう。科学に基づいた生産性テクニックを紹介する新著『Two Awesome Hours』の著者、Josh Davis氏によると、昼寝から最大の効果を引き出す秘密は、寝る前のカフェインなのだそうです。
昼寝前に1杯のコーヒーを飲む効用は起きた時の記憶力向上、起床直後のミス減少などがあります。ある研究によると、起きてすぐ明るい光を浴びたり冷たい水で顔を洗うよりも、コーヒーとうたた寝の組み合わせの方が注意力を保てたといいます。でも、朝に何杯ものコーヒーを飲み、午後2時におもむろに横になっては逆効果です。そうではなく、コーヒーとうたた寝から最大の効果を引き出すには2つのシンプルなコツがあるのです。
1. 1杯のコーヒー(もしくは他のカフェイン入り飲料)を用意して、すぐに飲み干します。
カフェイン飲料を飲み終えたらすぐに寝れる体勢にしておく必要があるため、熱々のホットコーヒーを一気に飲めないようであれば冷たい飲み物にしておきましょう。数分で飲み終えて横になるやいなや、カフェインは体内の血流に入り込んでいきます。起きる頃には一通り身体の中を周り終えるのです。ですからあまりにもゆっくりと飲んでいると、眠る前にエネルギッシュな気分になってしまいます。
2. アラームを20分で鳴るよう設定します。
何度も言いますが、カフェインが脳に届くその瞬間に起きる必要があります。そのため、昼寝の時間は20分以内としてください。そうすれば深い眠りに陥ることも、起きたときにぼんやりすることもないでしょう。時間通り行えばカフェインが働いていることを実感し、目覚めるやいなや、どんな大きな仕事でも取り組む準備が整っています。
| Trackback ( )
|