毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 「期日前投票」は日本でも増加している。毎回の選挙で相当数に上る。
 今回のアメリカの大統領選挙の期日前投票も激増しているらしい。
 しかも、「郵便投票」もある。

 単に「コロナ」の密の回避だけではなさそう。そのあたりを報道で探ってみよう。
 ここでは、次にリンクをつけ一部を記録しておく。

●大統領選挙まで1週間 両候補が批判合戦、郵便投票・期日前投票は記録的な数に/tbs 10月27日
●危機感募る黒人有権者、期日前投票に押し寄せる その理由を聞く/CNN 2020.10.28
●「ペンシルバニアで多くの黒人が棄権しない限りトランプは勝てない」/ニューズウィーク 2020年10月29日
●米大統領選、結果判明遅れ必至 10州で事前集計できず/日経 2020/10/29 2:00

 なお、昨日10月29日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,924 訪問者数1,461」。

人気ブログランキング参加中 = 今、1位から2位  ↓1日1回クリックを↓  ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンはこちらをクリック→→人気ブログランキング←←ワン・クリックで10点

●大統領選挙まで1週間 両候補が批判合戦、郵便投票・期日前投票は記録的な数に
        tbs 10月27日
 アメリカ大統領選挙まであと1週間、トランプ大統領と民主党のバイデン候補はそろって、激戦の東部ペンシルべニア州に入り、相手候補を厳しく批判しました。また、期日前投票をすませた人は6400万人余りに上り、すでに前回を超えています。
 「激戦州であるペンシルベニアにトランプ大統領が姿を見せました」(記者)

 トランプ氏は、26日、ペンシルベニア州の3つの会場で大規模な集会を開き、激しい言葉遣いでバイデン氏を批判しました。
 「選挙の当日ペンシルベニアの人々は、バイデン氏と極左を押し上げる反米過激派を止めなければならない。確実に、激烈で見事なまでの敗北をもたらさなければならない」(トランプ大統領)

 対するバイデン氏も、同じペンシルベニア州に入り記者会見でトランプ氏の新型コロナ対応について改めて、強く非難しました。

 「トランプ氏は自分のことを『見えない敵と戦う戦時下の大統領だ』と言っていたが、白旗を振っていただけだ。この大流行を乗り越えようというときにトランプ氏は最悪の大統領だ」(民主党 バイデン前副大統領)

 勝敗の行方を左右するこのペンシルベニアや南部フロリダなど6つの激戦州での平均支持率は、なお、バイデン氏が4.1ポイントのリードを保っていて、今後、トランプ氏がどこまで追い上げられるのかが焦点となります。
 「ロサンゼルスの郵便投票の収集センターには、既に大量の投票用紙が届いています」(記者)

 こうした中、新型コロナの影響で郵便投票が「記録的な数」となっています。ロサンゼルス郡では郵便投票用紙が集められる施設で封筒に書かれたサインと事前登録されたサインとの照合などが24時間体制で行われています。

 全米で期日前投票を済ませた有権者は既に前回の大統領選を超えていて、フロリダ大学の調査によると6400万人余りとなり、前回の大統領選の投票者全体の46パーセントにあたるということです。

●危機感募る黒人有権者、期日前投票に押し寄せる その理由を聞く
      CNN 2020.10.28
デーブ・リチャーズさん(51)は青い折り畳み椅子と大きな水のボトルを手に、夜明け前の投票場所に到着した。

それは10月12日の午前6時ごろ、ジョージア州の期日前投票の初日だった。普段はビジネスコンサルタントの仕事をするリチャーズさんはアトランタ郊外のスマーナで長い時間待つ準備ができていた。そして列に並ぶこと3時間、彼が生涯で最も重要と考える選挙の投票を終えた。

「この投票はバラク・オバマへの2008年の投票よりも重要だ。2008年の投票は変化と歴史を作るためだった。今度の選挙は米国を救うためだ」とリチャーズさんは語る。人種間の正義や黒人有権者に対する抑圧への懸念も示しつつ、「今人種間の断絶が進んでいる。我々はみんなのリーダーを必要としている。自分の選挙基盤のためだけのリーダーではない」と続けた。

全米で黒人有権者の投票数が極めて大きく伸びている。彼らに話を聞くと、今年にかける気持ちは特に強く、まさに自分たちの健康や安全が選挙にかかっていると感じているようだ。

CNNとのインタビューで、黒人有権者は人種間の不公平や警察の暴力を心配していると語る。また白人至上主義者への非難をためらう大統領を見て、自分たちが価値の低い人間と見られているとも感じている。さらに連邦最高裁が医療保険制度改革法(オバマケア)を覆した場合に医療サービスが受けられなくなる不安もある。

多くの人々が生涯で最も重要な選挙だと感じていると口をそろえる。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で米国では22万3000人以上が死亡し、特に黒人コミュニティーでは猛威を振るっている。その中で黒人有権者の多くは郵便投票を選ぶこともできた。だが、最近飛び込んできた郵便職員が未配達の郵便物を捨てたとのニュースや、郵便投票の不正を疑うトランプ氏の数々の発言を受けて、多くの人々がそのプロセスを信用していない。

リチャーズさんは「パンデミックにはひるまない」「45代大統領(トランプ氏)が郵便投票について語り、それに関するうそをつくのを見て、私は自ら出向いて投票しようという気持ちになった」と語る。

多くの黒人有権者がトランプ氏を信頼できないと語る
アフリカ系米国人の有権者は4年前、ヒラリー・クリントン氏が出馬したときに比べてはるかに速いペースで投票所に足を運んでいる。
・・・(以下、略)・・・

●「ペンシルバニアで多くの黒人が棄権しない限りトランプは勝てない」
     ニューズウィーク 2020年10月29日 ジェイソン・レモン
<2016年の大逆転劇を支えたのは民主党支持者が多い黒人の投票率の低さだった。今年も同じシナリオを望むのは厳しそうだ>
米大統領選は投票日の11月3日に向け、最終盤戦に突入した。支持率で民主党のジョー・バイデン候補にリードされる共和党のドナルド・トランプ大統領は、「2016年の大統領選の大逆転劇よ、もう一度」とばかり、接戦が予想される激戦州を精力的に遊説中だ。

その激戦州のなかでも、前回の大統領選でトランプの勝利を決定づけたペンシルベニア州が今回も勝敗の鍵を握ると見られている。

トランプがペンシルベニア州で勝利するには、同州最大の都市フィラデルフィアで黒人有権者の多くが棄権する必要があると、ブッシュ父子の選挙参謀を務めた政治コンサルタントのカール・ローブは言う。

米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が算出した世論調査の平均を見ると、今のところペンシルベニア州でもバイデンがトランプをリードしている。

2016年の大統領選では、重要な激戦州をはじめ全米の多くの州で、黒人の投票率が2012年より低かった。トランプが僅差で民主党のヒラリー・クリントンに勝てたのは、そのおかげだとアナリストらは指摘する。ちなみにバラク・オバマ前大統領は2008年と2012年のいずれの大統領選でもペンシルベニア州で勝利している。

共和党支持の黒人はわずか
・・・(以下、略)・・・

●米大統領選、結果判明遅れ必至 10州で事前集計できず
    日経 2020/10/29 2:00
【ワシントン=永沢毅】米大統領選で11月3日の投開票日に10州前後で大勢が判明しない可能性が浮上している。新型コロナウイルスを受けた郵便投票の急増が原因だ。開票作業が遅れ、トランプ大統領が法廷闘争に持ち込んだり、一方的に勝利宣言したりするなど、混乱も懸念される。

米大統領選は各州の「選挙人」を争い、全米538人の過半数270人以上を獲得した候補が当選する。全米50州のうち、共和、民主両党の色分けが明確で「無風」とされているのは35州と首都ワシントンだ。

たとえば西部カリフォルニアや東部ニューヨークは民主党候補のバイデン前副大統領、南部テネシーや同オクラホマは共和党のトランプ氏の勝利がそれぞれ確実視されている。地域によって投票終了時間は午後7~9時前後と異なるが、こうした州では投票終了後にほどなく大勢が判明する公算が大きい。

問題は残る15州だ。両党の勢力が拮抗する「激戦州」や接戦が予測される州が含まれ、どれだけを制するかが全体の勝敗を左右する。

米国では州ごとに投開票の制度が異なる。全米州議会議員連盟のまとめ(1日時点)によると、15州のうち激戦州の南部ノースカロライナ、同フロリダ、西部アリゾナを含む5州は期日前投票の集計を11月3日より前に始められる。このため比較的早い段階で大勢が判明する可能性もある。

一方、同じく激戦州で注目度が高い中西部ミシガン、同ウィスコンシン、東部ペンシルベニアを含む10州は原則として11月3日まで期日前投票の集計を始められない。これらの州で接戦にもつれ込んだ場合、3日夜~4日未明には結果が判明しない可能性がある。

フロリダ大の研究者のまとめによると、28日時点の期日前投票は約7100万人(うち郵便投票は約4800万人)と前回の約5800万人を超えて最多になった。2016年大統領選では投票可能な18歳以上の市民2億5千万人のうち1億3600万人が投票したが、今回の期日前投票はこの半数を超えた。

郵便投票は封筒を開けて有権者の投票資格に問題がないか、登録済みの署名と一致するかなどを確認して票を数える。本人確認をその場で済ませる投票所での投票と比べて手間がかかる。

投票日以降に届いた郵便投票を有効と認める州もある。先の15州のうちペンシルベニアなど6州は郵便投票が11月2日または3日の消印なら1~10日後の到着を認めている。郵便投票を事前に集計しない州は、開票作業が遅れる可能性がある。

投票日以降の票数が増えるほど、結果の確定は遅れる。2000年大統領選はフロリダのわずか537票の差を巡って法廷闘争が繰り広げられ、最終決着は投開票から37日後だった。

これまでは開票後に米報道などで選挙人の過半数獲得が確実になると、負けた候補者が敗北宣言して勝者をたたえるのが通例だった。しかし今回はトランプ氏が敗北を認めない可能性を示唆し、泥沼化も予想される。

◇「赤い蜃気楼」?トランプ氏、集計待たず勝利宣言も
大統領選の投開票日の11月3日。開票が始まってほどなく、一部の激戦州で先行したトランプ大統領が一方的に勝利宣言する。こんなシナリオを民主党は懸念する。

焦点は2016年大統領選でトランプ氏が制したラストベルト(さびた工業地帯)の東部ペンシルベニア、中西部ミシガン、同ウィスコンシン州。投開票日まで期日前投票を開票しないため、トランプ支持者が多い投票所での開票が先に進み、序盤でトランプ氏がリードする可能性がある。

ただ期日前投票はバイデン票が多いとされる。集計が進むとトランプ氏のリードが消え、バイデン前副大統領が追い上げる――。これが共和党のシンボルカラーの赤色にちなみ「赤い蜃気楼(しんきろう)」と呼ばれる現象だ。ペンシルベニアでは郵便投票の7割弱をバイデン票が占めるとみられる。

「トランプ氏が勝利宣言し、郵便投票の開票を一方的に打ち切りかねない」。民主党系シンクタンク、ホークフィッシュ最高経営責任者のジョシュ・メンデルソン氏は警鐘を鳴らす。トランプ氏が郵便投票を「不正の温床だ」と信頼性を疑問視するのも、この布石だ。

その場合、バイデン氏は開票継続を求めて訴訟を起こすとみられる。トランプ氏は郵便投票の訴訟に備え、最高裁判事の承認を急いだ。保守派で安定多数を固め、自身に有利な判決をもくろむ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )