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てらまち・ねっと



 北海道で「核のごみ」の最終処分場をめぐる調査に手を挙げる自治体が2つ出てきた。
 同時期の動きの背景はともかく、今の時点の動きを確認しておく。

●「署名きちんと見て」 核のごみ問題で町長と町民が対立/朝日 2020年9月29日
●最初の山は「10月8日」寿都・神恵内 今後のスケジュール/STVニュース北海道 9/30(水)

●核ごみ「冷静な議論を」 道議会が全会一致で可決へ/共同 2020年10月1日 00時27分
●知事、核ごみ反対トーンダウン 国や自民道議の反発影響/北海道 10/01 05:00

●「貧乏村の金目当て」なのか 「核のごみ」に住民苦悩/朝日 2020年10月1日 7時00分
●北海道寿都町、核ごみ調査応募へ 東洋町以来13年ぶり/日経 2020/10/1 11:20
●核ごみ調査強行の勝算、寿都町に「物言わぬ多数派」/日経 2020/10/1 16:30

 なお、昨日9月30日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,021 訪問者数1,720」。

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●「署名きちんと見て」 核のごみ問題で町長と町民が対立
        朝日 2020年9月29日分伊沢健司、原田達矢、松尾一郎
 北海道寿都町が国の「核のごみ(原発から出る高レベル放射性廃棄物)」の最終処分場選定への応募を検討している問題で、片岡春雄町長は28日、反対派の町民でつくる「子どもたちに核のゴミのない寿都を! 町民の会」の公開質問状に回答した。しかし、同会は「納得できない」と抗議するとともに、対応次第ではリコール(解職請求)も検討するとしている。

 質問状では、同会が8月27日に町へ提出した町民695人分(町民全体の約24%)の反対署名について、片岡町長が「核のごみを持ってくるかのごとく署名運動をしていて、ちょっと問題がある」などと述べた発言の撤回と謝罪を求めていた。

 町民の会は質問状で「(国の処分場選定プロセスの第1段階の)文献調査の応募に撤回を求める」と署名用紙に明記したと指摘した。これに対し片岡町長は回答文書で「核のゴミを持ち込むことになるという主旨で署名活動が行われているようだとの情報を耳にした」「貴会が明記しているとする文言どおりの署名活動を行っているとしたら、発言の対象には当てはまらないものと考えます」とし、発言は町民の会が集めた反対署名を指していないとしている。

 町によると、町民の会の活動以…

●最初の山は「10月8日」寿都・神恵内 今後のスケジュール
       STVニュース北海道 9/30(水)
最初の山は「10月8日」寿都・神恵内 今後のスケジュール
大詰めを迎えている核のごみ最終処分場をめぐる問題ですが、寿都町と神恵内村の今後のスケジュールです。

寿都町は10月2日、反対住民による勉強会が開かれ、片岡町長もこの場に出席するということです。10月5日には経済団体との意見交換があり、住民の意見を聞くのはこの場が最後となります。10月8日には町議会が開かれ、文献調査に応募するか意見をまとめます。ここで議会の承認が得られれば、片岡町長はこの日のうちに応募を決めたいとしています。

一方、神恵内村は10月2日に村議会で、住民説明会の結果が報告されます。その後、この日になるか時期は未定ですが、商工会の請願について採択されるとみられます。高橋村長は議会の決定を尊重したいと話していて、議会で賛成が多数を占めた場合は神恵内村も文献調査に応募することになるとみられます。

●核ごみ「冷静な議論を」 道議会が全会一致で可決へ
        共同 2020年10月1日 00時27分
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた第1段階の文献調査への応募が北海道寿都町と神恵内村で検討されていることを巡り、道議会各会派が10月2日の定例会最終日に、核のごみの持ち込みを「受け入れ難い」とする道条例を踏まえた「冷静な議論」を求める決議案を全会一致で可決する方針であることが30日、議会関係者への取材で分かった。

 道は、2000年に核のごみを地下に埋める地層処分の手法を調査する「幌延深地層研究センター」を受け入れるにあたり、核のごみの持ち込みを「受け入れ難い」とする条例を制定した。

●知事、核ごみ反対トーンダウン 国や自民道議の反発影響
  北海道 10/01 05:00
 鈴木直道知事は30日の道議会予算特別委員会の総括質疑で、後志管内寿都町が高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定過程への応募の是非を8日にも決断すると表明したことに対し、「道の(核抜き)条例を順守し、慎重な判断を」と従来通りの発言を繰り返した。知事は寿都町の応募検討が判明した直後は強く反対の論陣を張ったが、国や道議会自民党会派の反発を受け、無難な発言にトーンダウンしている。

 道議会予算特別委では、民主・道民連合と北海道結志会、共産党の3会派が核のごみに関して質問した。民主の沖田清志氏(苫小牧市)が応募への反対を求めたの対し、知事は「文献調査は条例の趣旨と相いれない」と述べるにとどめた。

 知事は問題が表面化した直後の8月には、巨額の交付金を示して応募を募る国の対応を「頬を札束でたたくやり方だ」などと痛烈に批判。周辺町村や漁協とも連携し反対を訴えたが、9月からの定例道議会では新たな発言を控えている。

 背景には、道議会与党である自民党会派からの反発や新たな対策が打ち出せない道側の事情がある。原発推進派を抱える自民会派は「知事が市町村に口を出すのは地方自治に対する侵害」などと知事を批判。国と道との議論もかみ合わない。知事と梶山弘志経済産業相との会談では梶山氏から「調査では核のごみを持ち込まない。核抜き条例には反しない」と反論された。

 ある道議は「知事は手をこまねいているばかり。最終処分場建設に反対なら、本気で対応を考えるべきだ」と語った。

●「貧乏村の金目当て」なのか 「核のごみ」に住民苦悩
        朝日 2020年10月1日 7時00分
 国の「核のごみ(原発から出る高レベル放射性廃棄物)」の最終処分場を巡り、北海道で日本海に面した小さな自治体が揺れている。寿都町と神恵内村。同じ後志(しりべし)地域で、8~9月に相次いで国の処分場選定への応募検討が明らかになったこの2町村は、近く応募について判断する方針だ。寿都町の片岡春雄町長は、産業団体や町議会への説明後の10月8日に応募について判断したいとしている。応募検討を求める請願が出されている神恵内村では、2日の村議会の委員会で請願が採択される可能性がある。

 神恵内村では、村商工会が応募検討を求める請願を9月8日に村議会に出した。村議会は継続審査としたうえで国と原子力発電環境整備機構(NUMO)に住民説明会の開催を要請。説明会は26~30日の計5回、村内各地で行われ、村人口の約3割にあたる延べ約270人が参加した。

 村議会は10月2日の総務経済委員会で改めて請願について議論する。議会関係者によると、同日に採択される可能性があるという。高橋昌幸村長は議会の決定を追認する意向を示しており、応募の可能性が高まる。

「これで決まったら終わりだ」
 北海道電力泊原発がある泊村の北隣に位置し、原発立地地域として交付金を受け取ってきた同村では、応募を容認する声が多いようにみえる。しかし複雑な胸中を明かす住民もいる。

 ある男性(80)は説明会で、勇気をふりしぼって発言した。「これで決まったら終わりだ。あまりにも話が早すぎてついていけない」
 村商工会の請願は9月11日の…

●北海道寿都町、核ごみ調査応募へ 東洋町以来13年ぶり
        日経 2020/10/1 11:20
北海道寿都(すっつ)町の片岡春雄町長は、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場誘致につながる「文献調査」に応募する方針を固めた。8日の町議会全員協議会後に表明する。同調査への応募は2007年の高知県東洋町以来13年ぶり2例目で、国が科学的特性マップを公表して以降では初めて。

文献調査は3段階の処分場選定プロセスの第1段階で、2年で最大20億円の交付金が支払われる。北海道の鈴木直道知事は独自の核抜き条例を根拠に反対してきたが、文献調査への応募は町長の判断でできる。

第2段階の概要調査に入る前には知事に意見表明の機会があり、国は町と知事の意見を聞いて反対ならプロセスを停止するとしている。調査による風評被害や、なし崩し的な処分場建設に懸念は根強い。07年の東洋町は町長の解職請求(リコール)の動きに発展し、反対派の町長の就任で応募を撤回していた。

寿都町は8月に応募検討を表明し、9月に複数回の住民説明会を開いた。片岡町長は9月29日の説明会後に「この議論を長時間しても(反対派との)溝はなかなか縮まらない」と話し、応募への意欲を示していた。30日に開かれた非公開の町議会全員協議会でも8日に応募を表明する方針を説明し「後押しして欲しい」と呼びかけたという。

寿都町は北海道の日本海側南部に位置し、人口は約2900人。主産業の漁業が近年落ち込み、新型コロナウイルスでも打撃を受けた。町は全国の自治体で初めて風力発電事業に取り組むなど収入増に努めてきた。

●核ごみ調査強行の勝算、寿都町に「物言わぬ多数派」
        日経 2020/10/1 16:30
北海道寿都(すっつ)町の片岡春雄町長(71)が高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場誘致につながる「文献調査」への応募を決めた。鈴木直道知事や漁連、住民の反対論を押し切っての強行突破には、トップダウンで鳴らす片岡氏の勝算もうかがえる。

9月上旬から始めた説明会で反対の声が上がっても、片岡氏は「素人だけで議論しても溝は埋まらない。早期に文献調査に入って議論を深めるべきだ」と意に介さなかった。…


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