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てらまち・ねっと



 東京都議選のあとで一層注目が集まった「仙台市長選」。自民党系の現職の女性市長が後継者として応援し、知事も応援した自公の候補が落選、野党共闘の民進党系の女性候補が当選した。
 自公からすれば、「敗因は安倍にある」これは当たり前。こうやって、おごれるものは落ちていくのかの典型例。
 今週の国会でも見ものは、堕ちる姿。しかも「自壊」「自滅」。

 ということで、仙台の結果の評として次を記録しておく。

●<仙台市長選>「安倍離れ」仙台でも嵐/河北 2017年07月24日
●仙台市長選、郡氏が初当選 都議選に続き自民敗北/中日 7月24日 

●仙台市長選、野党共闘の郡氏初当選=与党系ら破る-首相求心力、さらに低下/時事 7/24
●仙台市長選、野党共闘候補が自公系破る 郡氏が初当選/朝日 7月24日

●仙台市長選 国政が直撃 敗れた与党陣営、恨み節/毎日 7月23日
●仙台市長選で野党系候補当選 安倍政権にさらなるダメージ/スポニチ 7月24日
●「内閣改造しても駄目だ」大型地方選連敗、自民に危機感/朝日 7月24日

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●<仙台市長選>「安倍離れ」仙台でも嵐
       河北 2017年07月24日月曜日
 永田町の攻防が絡み、与野党が盛衰を懸けて対決した23日投開票の仙台市長選は、野党共闘で挑んだ元民進党衆院議員郡和子さん(60)が勝利をつかんだ。「安倍1強政権に一撃を加えた」。支持者が集まった事務所は歓喜に包まれた。
 奥山恵美子市長、村井嘉浩宮城県知事の応援を得ながらも敗れた会社社長菅原裕典さん(57)を支えてきた与党関係者は「まさか」と沈んだ。

●仙台市長選、郡氏が初当選 都議選に続き自民敗北
     中日 2017年7月24日 
 仙台市長選は二十三日投開票され、民進など野党が支援した無所属新人の元復興政務官郡和子氏(60)が、与党支持の葬祭業社長菅原裕典氏(57)ら無所属三新人を破り、初当選した。自民党は地域政党「都民ファーストの会」の前に惨敗した東京都議選に続き、国政レベルの与野党による対決でも敗北した。学校法人「加計(かけ)学園」を巡る問題などへの批判から安倍内閣の支持率が急落する中、政権への影響は不可避だ。

 選挙戦終盤に発覚した、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)を巡る稲田朋美防衛相の事前了承問題も与党にとって痛手となった可能性がある。

 郡氏は当選が決まった後、選挙事務所で「市民一人一人の良識が勝利に結び付いた」と喜びを語った。民進、社民両党の宮城県連が支持し、共産党県委員会、自由党が支援した。衆院議員を四期務めた知名度を生かし、幅広く支持を集めた。

 投票率は44・52%で、過去最低だった前回の30・11%を14・41ポイント上回った。

 自民党県連と公明党県本部、日本のこころが支持した菅原氏は、村井嘉浩知事や二期で引退する奥山恵美子市長の支援も受けたが及ばなかった。

 共に元衆院議員の林宙紀氏(39)と大久保三代氏(40)には、支持が広がらなかった。

●仙台市長選、野党共闘の郡氏初当選=与党系ら破る-首相求心力、さらに低下
      時事 2017/07/24-01:25
 任期満了に伴う仙台市長選は23日投開票され、野党4党の支援を受けた無所属新人で前衆院議員の郡和子氏(60)が、自民、公明両党の県組織などの支持を受けた会社社長の菅原裕典氏(57)=こころ支持=、元衆院議員の林宙紀氏(39)、元衆院議員の大久保三代氏(40)の無所属新人3人を破り初当選を果たした。野党共闘候補の郡氏の勝利で、東京だけでなく地方でも安倍政権への逆風が裏付けられた。内閣支持率が急落した安倍晋三首相には痛手で、8月3日の内閣改造・自民党役員人事を前に求心力のさらなる低下は避けられそうにない。

 今回の市長選は、自民党が惨敗した東京都議選に続く与野党対決型の大型地方選挙として注目を集めた。投票率は44.52%で、過去最低だった2013年の前回を14.41ポイント上回った。

 郡氏は民進、社民両党県連の支持を得たほか、共産党県委員会、自由党も支援した。選挙戦では、自身が所属していた民進党を中心に国会議員が応援に入り、学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題などで安倍政権批判を展開。郡氏は、市内の中学校で相次いだいじめ自殺への対策や、子育て支援の充実、若者の地元定着を支援する給付型奨学金の創設などを訴えて支持を集めた。

 菅原氏は自民党県連、公明党県本部、日本のこころの支持と、宮城県の村井嘉浩知事、東日本大震災からの復興に尽力し今期限りで引退する現職の奥山恵美子市長の支援を受けた。組織固めに全力を挙げ、会社経営で培った手腕を生かした市政運営を掲げたが、及ばなかった。
 林氏は仙台に集まる学生の雇用創出、大久保氏は学校の統廃合などを主張したが、支持が広がらなかった。 

◇仙台市長選当選者略歴
 郡 和子氏(こおり・かずこ)東北学院大経卒。民放アナウンサーなどを経て05年9月衆院議員。60歳。仙台市出身。当選1回。

◇仙台市長選確定得票
当165,452 郡  和子 無新
 148,993 菅原 裕典 無新
  61,647 林  宙紀 無新
   8,924 大久保三代 無新

●仙台市長選、野党共闘候補が自公系破る 郡氏が初当選
      朝日 2017年7月24日00時19分
 仙台市長選は23日に投開票され、新顔で前民進党衆院議員の郡和子氏(60)が、いずれも新顔で、自民党宮城県連や公明党などが支持した冠婚葬祭会社長の菅原裕典氏(57)、前衆院議員の林宙紀氏(39)、前衆院議員の大久保三代氏(40)を破り、初当選を決めた。投票率は44・52%(前回30・11%)だった。

「内閣改造しても駄目だ」大型地方選連敗、自民に危機感
 2期目の奥山恵美子市長の引退表明に伴う市長選は、自民が惨敗した東京都議選に続く大型地方選挙。国政の与野党対決構図が持ち込まれたが、市政自体に明確な争点はなく、与党系候補が政権批判を正面から受けた。敗北で政権への影響は避けられそうにない。

 郡氏は民進党宮城県連や社民が支持し、共産、自由も支援した「野党共闘」候補。地元の安住淳・民進党代表代行ら国会議員が連日のように応援に入った。一方の菅原氏は自民や公明が推し、業界団体の組織力に加えて村井嘉浩知事や奥山市長が支援に回るなど、総力戦で臨んだ。しかし、加計学園問題などで安倍政権への逆風はやまず、激励に訪れた菅義偉官房長官が街頭演説を控えるなど「自民隠し」の苦戦を強いられた。

 閣僚経験者は選挙結果について「都議選と同じで安倍内閣、安倍さん個人の評価だ」と述べた。

●仙台市長選 国政が直撃 敗れた与党陣営、恨み節
     毎日 2017年7月23日 23時45分
 国政の与野党対決の構図となった仙台市長選。自民、公明両党の県組織や日本のこころが支持する冠婚葬祭会社社長の菅原裕典氏(57)は、民進、共産、社民各党の県組織と自由党が共闘する元民進党衆院議員の郡和子氏(60)に敗れた。学校法人「加計学園」問題や自民党議員の相次ぐ暴言・失言問題などの影響がもろに出たと言え、菅原氏の陣営からは「タイミングが悪すぎた」との恨み節も漏れた。

 「『国政と市長選は関係ない』と説明しても分かってくれない人もいた」。菅原氏の落選が決まった後、自民県連幹部はぼやいた。

 政権与党とのパイプは大きな武器となるはずだった。菅原氏は「自公の国会議員の力を借りて、国に要望を伝えられるのは私だけ」と繰り返しアピールしたものの、肝心の自民が前面に出る場面はほとんどなかった。大物国会議員が駆けつけることはほとんどなく、陣営幹部は「街頭での演説は遠慮してもらった」と打ち明けた。

 20日夜にあった菅原氏の個人演説会。応援に駆けつけた自民党の山本一太参院議員は「与党国会議員としておわびしたい。自民1強でおごりがあった」と頭を下げた。

 一方、郡氏側は民進党の岡田克也元代表ら各党幹部クラスが相次いで仙台入りした。加計学園問題などで安倍政権批判を繰り返し、元自民党県連幹部の村井嘉浩知事と近い菅原氏に対して「お友達政治は許さない」と繰り返した。【川口裕之、本橋敦子】

自民支持層2割、郡氏に…出口調査
 毎日新聞社は23日、仙台市長選で、投票した有権者に出口調査を実施した。安倍内閣の支持率が低下し、地方選挙への影響が注目される中、民進、共産両党などが野党共闘で支援する元衆院議員、郡和子氏(60)に自民支持層の2割弱が投票した。学校法人森友学園や加計(かけ)学園、稲田朋美防衛相の資質などの問題が、誰に投票するかに「影響した」という声も複数聞かれた。

 郡氏は民進支持層の8割強を固め、支持政党なしと答えた無党派層を半数近く取り込んだ。自民、公明両党県組織が支持する冠婚葬祭会社社長、菅原裕典氏(57)は自民支持層の7割を固めたが、無党派層からの支持は2割強にとどまり浸透できなかった。

 自民支持層のある有権者は、安倍内閣の諸問題への対応に疑問は抱きながらも「消極的に自民候補を支持した」と複雑な心境を明かした。加計学園問題などで投票先を決めた有権者は、理由について「安倍内閣を支持できないから」と答えた。

 一方、無党派層の2割が元衆院議員の林宙紀氏(39)に投票した。

 主な政党支持率は、自民24%▽民進13%▽公明4%▽共産4%--など。無党派層は52%だった。

●仙台市長選で野党系候補当選 安倍政権にさらなるダメージ
      スポニチ  2017年7月24日 05:30
 任期満了に伴う仙台市長選は23日に投開票され、民進など野党が支援した無所属新人の元復興政務官・郡(こおり)和子氏(60)が、自民など与党が支持した葬祭業社長、菅原裕典氏(57)ら無所属3新人を破り、初当選した。

 投票率は44・52%で、過去最低だった前回の30・11%を14・41ポイント上回った。

 明確な市政の論点がない中で、与野党対決の側面が強まり、学校法人「加計学園」を巡る問題などで、有権者が抱いた安倍政権に対する不信の深刻さが影響した。安倍内閣の支持率が急落した逆風が吹き荒れ、自民党は惨敗した東京都議選に続く連敗で、浮揚を狙う内閣改造を経ても政権への影響は不可避だ。

 自民党県連などが支持した菅原氏は、政権への逆風の余波を避けようと党幹部らの応援を控える“中央色消し”を徹底したが効果がなかった。党選対幹部は「24、25の両日の衆参両院の予算委員会集中審議や、内閣改造はより慎重に対応しなければならなくなった」と危機感を強めた。

●「内閣改造しても駄目だ」大型地方選連敗、自民に危機感
         朝日 2017年7月24日00時09分
 加計学園問題が安倍晋三首相を直撃し、内閣支持率が急落するなかで迎えた23日の仙台市長選。自民党にとっては東京都議選に続く大型地方選挙での連敗だけに、党内には危機感が広がった。

 ある党幹部は「支持率は下がる。選挙には勝てない。トップを代えなくちゃ次の衆院選は戦えない」、中堅議員は「強引な政権運営のつけが出ている。内閣改造しても駄目だ」と手詰まり感を口にした。参院幹部は「経済で結果を出し、疑問は丁寧に説明していくしかない」と語った。

 足元で党を支える地方議員も政権に厳しいまなざしを向ける。与党候補陣営の中心だった自民の赤間次彦・仙台市議は記者団に「無党派層を取り込めなかったばかりか、自民支持層もまとめられなかった。安倍政権へのお灸(きゅう)だ」と話した。

 公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は記者団に「逆風は感じた。国政への批判もあった」と指摘した。

 一方、民進党衆院議員から転じた郡和子氏を支援した野党。地元選出の民進の安住淳代表代行は記者団に「安倍政権への信任投票的な意味合いを帯びた。そこに野党共闘がうまくかみあった」と強調。共産党の小池晃書記局長は朝日新聞の取材に「野党と市民の共闘が、安倍政権への怒りの受け皿になった」と語った。


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