●<公費宴会>奈良・県市議長会も 「コンパニオン代は自費」
毎日新聞 3月7日(土)15時0分配信
◇浜松市での宿泊宴会費、1人4万5000円
奈良県内の12市議会の議長らでつくる「県市議長会」が毎年、視察として県外に出掛け、コンパニオン付きの宴会をしていたことが分かった。「コンパニオン代だけは自費で負担していた」というが、昨年10月に浜松市に出掛けたケースでは、宿泊宴会費だけで1人約4万5000円、計約140万円が公費で支出されていた。同県内では、吉野郡の町村議長会が公費でコンパニオン付き宴会を催していたことが明らかになったばかり。いまだに残る「公費天国」の慣習が議論を呼びそうだ。
県市議長会によると、議長会は県内全12市議会の正副議長と議会事務局長の36人で構成。年間予算は約1000万円で、12市が一律30万円を負担し、残りを県の補助金などで賄っている。毎年1回、泊まり掛けで県外視察するほか、年4回の議長会で広域行政などについて意見交換している。
県外視察は昨年10月にあり、浜松市役所などを訪問する1泊2日の旅程。視察に参加しなかった御所市、日帰り参加の葛城市を除き、浜松市内のリゾートホテルに10市の正副議長ら32人が宿泊した。夜に大広間でコンパニオン約10人が同席する宴会を開催し、宿泊と宴会を合わせて計143万円を公費でホテル側に支払った。コンパニオンの費用約10万円は参加者が自費で払ったという。
議長会は持ち回りで年度ごとに会長と事務局を担当する市が代わるが、コンパニオン同席の宴会は慣例になっているという。
今年度の会長を務める大和高田市議会の西川繁和議長(66)は「議長間の親睦を深めるために宴会も必要な部分はあるが、住民目線で考えれば削減できるところはしなくてはならない。来年度に宴会を開くかどうかは他市の議長とも協議して決めたい」としている。
同県では9町村議会の議長でつくる「吉野郡町村議長会」が年2回、会合後に公費によるコンパニオン付き宴会を慣習的に催していたことが発覚。報道を受けて先月、公費返還やコンパニオン同席の取りやめを決めている。【伊澤拓也】
●奈良県市議会長会 視察会でコンパニオン付き宴会
mbs (03/07 17:50)mbs
奈良県の12市議会の議長らでつくる会が毎年、視察として県外に出かけた際、女性のコンパニオンを呼んで宴会をしていたことがわかりました。
奈良県の12市議会の議長らでつくる奈良県市議会議長会は、毎年、県外視察を行っています。
去年、静岡県浜松市に一泊二日で訪れた際には10の市から32人が参加し、女性のコンパニオン10人を呼んで宴会を開催したということです。
宿泊と宴会あわせて1人あたり、約4万5千円、あわせて143万円が公費から支出されましたが、コンパニオン代は自費で負担したということです。
「公務とは別なので、必要な料金を徴収している」(議長会で会長を務める大和高田市議長・西川繁和さん)
奈良県では先月、吉野郡町村議会が公費を使ってコンパニオンを呼んでいたことが明らかになっています。
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