前にチラッと書いてた重装輪回収車ですが、仕上げ作業さぼって放置してあったので、完成させちゃいました。
仕上げ作業と言っても、小物パーツ付けて墨入れして全体にフラットクリアーを吹いただけ。
本当はもうちょっと、ウェザリングとか汚しもしてみたかったんだけど自衛隊車両というとキレイなイメージしかない。
戦地を経験していないということで平和で良いことなんですが。
演習場などでは汚れることもあるんでしょうけどね。
アオシマのキットは何とも緩い印象で、ツッコミたい所満載なんですが全てスルーして素組です。
クレーンのシリンダーを金属パイプに置き換えたのと、クレーンのフックがちゃんと留め具に届くように調整したぐらいです。
クレーンは可動です。
伸縮も回転もしますが、フックのケーブルが真下に向かないので何とも間抜けだな。
これも直しておきたかったけど、クレーン上げて遊ぶことも無いだろうから良いや。
実際にクレーンを使う時はアウトリガー(四本の足)を広げて車体は浮いた状態になります。その状態にも変形するのですが、スムーズに可動させるには相当の工作力が必要な感じなので最初から諦めて接着しちゃってます。
あくまで、走行待機状態ってことで。
こういうマイナーなアイテムをキット化してくれるアオシマには感謝しかないのですが、緩いキットは逆の意味でストレスが溜まりますな。
しばらく、アオシマのキットは作らなくても良いかなと今は思ってます。
( アオシマ1/72 陸上自衛隊重装輪回収車 )
映画
「罪の声」
グリコ森永事件をモチーフに、子供の頃に事件に関わっていたかも知れない男と、事件報道にやりがいを見出せない週刊誌記者が真相を暴くストーリー。
警察でなく記者が事件を調べるというのが時効制度のある日本では仕方がないのだけど、雰囲気的には刑事による未解決事件捜査ドラマと同じですね。
小栗旬にしては浮ついたところの無い、硬派な主人公と言えます。
映画自体も今どき珍しい、真面目で深刻で実直な作品になってます。そういうのが好きな人にはおススメですね。
もう一人の主人公、子供の時に脅迫テープに自分の声を使われた男を星野源が演じてます。
この二人の絡みが、バディ感があって良いです。
実際の事件は未解決ですが長年の間に様々な事実やヒントや推理があって、犯人像はおぼろげながら浮かび上がっているのですが映画は架空の真相で一定の解決となります。
なので、実際の事件についてじゅうぶんな知識があればここは事実の通り、これは違うなどと比べてみる面白さもあるのでしょうけど私は不勉強でほとんど事件について知らないので、正直置いて行かれてる感がありました。
もちろん、実際の事件について何も知らなくても映画として楽しめるんですが、創作部分があるのであればもっと面白く描くことも出来たんじゃないかなと言う思いがありました。
でなければ、あくまで事実だけで構成した映画のほうが自分は好きかな。アメリカ映画だとそういうのに人間ドラマも絡めて描くのが上手いですよね。
何はともあれ創作で描かれる犯人グループの周辺に起きる悲劇は胸が痛みます。
犯罪は不幸しか生まないというのが映画のテーマかも知れませんが、厳しいですね。
実際の事件の犯人については何も分かっていませんが、子供の声が使われたのは事実です。巻き込まれただけで本当は何の罪の無い周辺の人たちに映画のような悲劇が無かったことを祈りたいです。
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