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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

ルーバー再び / 156/85B

2020-10-16 | Ferrari 156/85B

著名人の訃報ばかりになりますが、作曲家の筒美京平さんが亡くなりました。

70年代~80年代に10代、20代を過ごした自分にとってはこの人の音楽で若い頃を過ごしたようなもんです。アイドル曲からニューミュージックまで思い出深い曲は枚挙に暇がありません。
それどころか、幼い頃に聴いてずっと一番好きな曲だった「ブルーライト・ヨコハマ」も筒美さんの曲だったと知り永遠に良い曲を作り続けてるんだなと驚いたこともありました。

永遠に良い曲を書き続けてくれていると思っていましたが、リストを見ますと90年代で知っている曲は「人魚」と「強い気持ち・強い愛」のみ、NOKKOと小沢健二といういずれもクリエイターへの提供曲なので純粋な訴求力は衰えていたんですかね、それでもアイドルから演歌歌手まで幅広く曲を提供し続けていたようですから業界の信頼は厚かったんでしょうね。

表舞台に出ることはなく、純粋に音楽だけで私の人生の中にも深く入り込んでいた人でした。冥福をお祈りします。

 

さて前回の記事でMFHのルーバー表現について少し書きましたが、こちらタメオのルーバーは元々はメタルにギザギザモールドでしたが、どうにか開口したいので自作も試みましたが敢え無く敗退、素直にゼットモデルのエッチングに頼ることにしました。

もっとも、メタルのままで開口と言う手もありましたけどね、


これは昔作りかけて頓挫して箱に戻したアルファロメオ184Tですが、ちゃんとメタルを抜いてました。
自分、どんだけ器用だったのよ・・・・

が、しかし時を経て私すっかり不器用になりましたし、今回はゼットモデルのエッチングありきの製作スタートだったのでメタル掘り抜きは当初から諦めてました。

で、そのエッチングを使った場合の問題点がこういうこと ↓

エッチングの切れ目が思いのほか広くて、ルーバー間にも両端にも大きな隙間が空くんですよね。折り曲げ部分も細くて強度も心配です。
( 一番前のルーバーは不注意で折り目を切ってしまい、ハンダで補修してます・・・ )

で、下側から両端の隙間を隠すように薄い金属板を入れて接着剤で固定しました。

これ本来はボディーに埋め込む前に済ませておけば、ハンダでガッツリ固定出来たのにね。考え無しで作業進めちゃうので後から苦労しなきゃなりません。

ともあれ、両端の隙間と強度問題はどうにかなりました。
前後方向の隙間の広いのは、どうしようもないですね。

ターボダクトはサイドポンツーン上面に接着するだけの構造だったのを、ポンツーンの穴から出ているようにしたのでポリパテでダクトの下側を延長します。
ハンダで延長するのはダクトごと熔かしてしまうのが怖かったので。


同じものを二つ作れば良いはずなんですけど、何故だろう?カタチが違う・・・

もうちょっと、シェイプアップさせてみましょう。

というわけで、ボディーの設えはほぼ終わりましたので、早くサフ塗って粗キズを埋めて塗装に備えたいんですけどね、

その前に、前後ウイングとサスアーム、タイヤのフィッティングを済ませておかなくちゃいけませんねー

フロント・サスの強度をどうするか、リア・ウイングの厚みをどう表現するか、
まだハッキリ決めてません。作りながら考える感じです。

( タメオ1/43 フェラーリ156/85B イタリアGP1985 )

 

では映画の話。

先日、kawakami偽者さんのブログでも紹介されてましたが、

「星の子」

芦田愛菜ちゃん6年ぶりの映画ということだけど、私は芦田愛菜ちゃん作品を観るのは初めてだよ。調べてみると割と色々出てるみたいだけど、今までは子供役だよね。
思春期の少女を演じるのは初めてかな。

新興宗教に嵌って破滅していく家庭で健気に成長していく主人公ちーちゃんを演じています。

子供時代はさすがにもう別の子が演じてます。粟野咲莉ちゃんですね。

姉のまーちゃんはグレて家出してしまいますが、ちーちゃんは宗教に嵌る両親に疑問を持ちながらも、愛されて育ったことを知っているので決して逆らったりしません。

周りの友達も妙な宗教の家の子であることを知りながらも普通に接してくれますが、時々深く傷つくこともあります。

芦田愛菜ちゃんと言えば泣きの演技ですが、この映画でも本領発揮、ひどいことを言われてパニックになって涙をこぼしますが、その泣き方が絶妙。
慰める友達とのやり取りも含めて、この映画の名場面のひとつですね。

あくまでちーちゃん視点で描かれているのでそれほど深刻さは見えてきませんが、ラストは不穏な空気で終わります。

あえて描かないことで結果は観客に委ねたような終わり方ですが、映画全体を観ればどのような選択であるべきなのか自ずと分かります。

ちーちゃん、芦田愛菜ちゃん、全部持って行ったな・・・・って感じの映画でした。

こういう良作が、色んな事情で多くの人に観られることは無いんだろうなと思うと残念です。
私にとっては今年一番の映画でした。

 



2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (まるお)
2020-10-24 16:03:56
ご無沙汰しております。先日はこちらのブログ更新に早速コメントいただきありがとうございました。
久しぶりにブログに向かうと使い勝手が色々違ってしまっていて戸惑っています。
映画の方ですがなんともデリケートなところに触れた映画のようですね。それにしても芦田愛菜ちゃんも今や高校生、すっかり大人っぽくなりましたね。今後に期待です。
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Unknown (おひつじ@tak)
2020-10-25 16:36:38
>まるおさん
コメントありがとうございます。
芦田愛菜ちゃん、この映画の時点だとまだ子供っぽい感じです。数ヶ月で雰囲気が変わる年頃ですね。
いわゆる美人系とは違うので、良い意味で演技派女優になれそうです。
難しい役を見事にこなして大人の女優としてスタートしましたのでこれからのキャリアが楽しみです。 
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