昨年以来、やたらと3D映画が増えてきて、いわゆる大衆向け映画とかお子様向け、またはアニメ作品だと半分ぐらいが3D上映されてるんじゃないですかね。
私は3D映画については否定的、早くブームが過ぎ去ってくれないかなと願っているんですが、業界としては定着させたいと躍起になってるようですね。3D料金による収益増を狙っているのか、作品の魅力の無さを3Dで補おうとしているのか、はたまた黒幕は3D対応機器を売りたい家電業界なのか?
本当のところは知りませんけど、肝心の映画にとって3D映像はせっかくの映像美を損なうだけでなく、むしろ陳腐にしてしまうものだし、見るほうも目が疲れて見にくいだけだし、メガネも鬱陶しいので早く間違いに気付いて欲しいです。
とか言いながら、今日は「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」を観てきたわけですが、(地方なんで、公開今頃なわけですが)まず特別料金2000円とか マニアから金むしり取るようなことすんな…サービス券で1000円で見ようと思ってたのに、特別上映なのでサービス券も使えない…
作品自体は過去の作品を3D化したもので見覚えあるエピソードなのでストーリーに驚きはないけど、この作品の肝である「電脳」によるやり取りの映像が3Dになっていて、これがすごいリアル!通常の場面も3Dなのだけど、それは必要ない表現でこの作品に必要な3Dは電脳場面のみと言っていい。そうゆう意味では意義ある3D作品だった。
と思うと同時に、ほとんどの3D映画の意味の無さをさらに実感してしまうのであった…。
(電脳云々について意味分からない人は攻殻機動隊を知らない人だと思うので、オタのたわごとと読み飛ばしてください…)
まあとにかく、私だけでなく多くの人が3D映画にはかなりウンザリし始めているので、業界の人は世間の空気を読んで、下らない3D戦略を早く見直して映画の本質を追求して欲しいです。
リア・ウイングですが、レジンによるウイングとエッチングによるステーです。
ウイングは反ってて使えないし翼端板の形も違う。
数少ないエッチングパーツのステーだけど、これでもかと言うくらいペラペラの金属板で、あまりの薄さで使う気になれない…ヤレヤレ
ところで、ステーに付いてる折り目(?)みたいなモールドは何?
必要なモールドなのかなとか、ここで折ってウイングに貼り付けるための糊しろかなとか思ったんですが、資料画像でサイズを調べてみるとどうやら富士1000kmでは背の高いウイングを使っていたらしい。つまり、LM仕様に作るならここで切れって言う意味の線なのですね。
インストとかには何の説明もないから、いちいち自分で考えないといけない…疲れるorz
実車は金属の地肌むき出しに見えるけど素材は何か分からないけど…多分アルミだろう、ということで、リアリティー狙ってアルミ板で作り直しました。
ステーはエッチングパーツにアルミ板を貼り合わせて、厚さを稼ぎました。このほうが厚みが出せるし、形も出しやすいしね。
(本当は適当な厚さの銀色の金属板が無かったのだw)
アルミなどの金属素材はペーパーで磨き傷を付けてやると、金属感が増しますね。
翼端板はこんな形が正解らしい。
ステーにもそれなりの厚みが出てるのがお分かりでしょうか?裏表で色も違います。
マシンを上から見た画像がほとんどなくて、ウイングの前後長を確かめられなかったんですが、雑誌に載ってたこの画像で分かりました。
キットのパーツは比べてみるとやや幅が狭く感じたので、心持ち広めに作っております。
あとはステーとウイングの接続部分のブラケットと、ガーニーフラップも付くみたいなので何とかしないといけません。
私は3D映画は1本しか見たことありませんけど、やっぱ否定派。何しろ見てて気持ち悪いのと、画面のディテールが潰れるのが嫌い。
アルミ素材って瞬間接着剤で接着してるのですか?
昨年のホビーフォーラム行ったときに初めて展示してあった3DのTVを見て「凄いな~。」とは思ったけど、「わざわざ買いたくもないな。」と。短時間ならともかく長時間は映画にしろTVにしろ視るの辛いと思います。
実車同様にアルミ板とはまさにリアル…。
金属板の切り出しってやっぱ糸鋸ですか?
いつもワタナベさんがコメントくれますからね、頑張って更新しなきゃと思ってますw
あんまり放置しとくと、一度に書くこと多くなり過ぎて、どうまとめたらいいのか分からなくなるので、最近はなるべくマメに書こうかなと。
それに震災以来、模型やってる人たちも元気なくなってる気がするので、誰かが作ってるの見ればつられて作りたくなる人もいるかも とか思いまして、まあ続くかどうか分かりませんけどね。
中国でも3D上映は一般化してるんですかね。世界戦略だからタチ悪いよなー3D映画。
アルミはハンダ付けできないので、瞬着かエポキシですね。私はズボラなので、強度が必要でないところは大体瞬着でくっつけちゃいます。
>新米パパさん
3Dは、博覧会なんかで15分ぐらいの「立体映画」観て喜んでるくらいでいいですね…。
映画史に残る可能性あるような作品まで3Dで作っちゃう過ちを犯す前に、目を覚まして欲しいです、映画界の人。
実車がアルミかどうか分かりませんよw
手元にアルミ板があったから、「実車もアルミかも。」と勝手に言ってるだけですwww
>43Streetさん
あ、やはり曲がってましたかレジンのウイング…
私は糸鋸はほとんど使わないです、今回使ったアルミ板は薄くて柔らかいのでハサミでもカッターナイフでも切れます。糸鋸じゃないと切れない厚い金属板はまっすぐ切るのが難しいし、あんまり使いたくないですね…
私も攻殻シリーズは大好物であります。押井版の二作も
OVAのS.A.C系も我が家で大事にしてる数少ないアニメーション作品です。
昨年「攻殻の新作が!」って話に食いついて、蓋を開けてみたら
SSSの3D版と知ってちょっとガッカリしたりしましたよ。
今度はスターウォーズの3D版が出てきますが、私も3Dってのには
さほど魅力を感じないです。ここんとこ3Dを謳う作品が増えてきてて
肝心の中身が疎かになってる物が多い気もします。
3Dどころかモノクロサイレント映画でも永劫に継がれるほどの名作が数多あるわけですから
あまりヴィジュアルエフェクトやサウンドエフェクトに右往左往せずともねぇ。
アルミ板は実は苦手であります。なんかっつーと
すぐクニャッと曲がっちゃう。気を付ければ良いだけなんですが
気を付けきれない注意力の散漫さが、この素材を使いにくくしてしまってる。
素材という寄り私自身の問題なわけですが(笑
3Dを見たいわけじゃないけど、3D化するならCGアニメのほうが有利なんですよねえ。「エクスマキナ」がCGアニメとしていい仕上がり具合だったので、攻殻もそれに近いレベルでしかも3Dかと思ったんですが、絵は昔のままで部分的に3D化してるだけなのにはガッカリでした。
今でも客が呼べるコンテンツなのに、作り手側に制作意欲がないのか、ファンの要求に答えてくれませんね…。
J・キャメロンが「今後3D以外で映画は作らない」なんて宣言したりして、人間が二つの目で物を立体的に見ている以上、映画も3Dが当たり前みたいな理論を押し付けようとしてますけど、2Dで描く事にこそ意味があるのだと言う事に気付いて欲しいですな。
少なくともマトモな映画人は3Dに洗脳されてないようなので、いずれブームは終焉を迎えると思いますよ。
アルミ板、やらかいところが長所でもあり短所でもあります。ガシガシ加工するような作業には向いてませんが微妙な形を作りたい時には有利。私はアルミは基本的に貼り合わせして使うことにしてます。それで強度が出せるし、独特の質感を生かせますしね。
今回のウイングも上面・仮面 別々に曲面を作ってエポキシ充填して貼り合わせてます。