43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

デカール貼り / F187

2021-11-09 | Ferrari F187

11月になっても暖かいですねー
今頃になってキンモクセイの匂いが街に溢れてます。季節感狂うなー・・・

模型はぼちぼちです。
色々と問題のあるタメオのリニューアル版F187用デカールなので、ジャンクのデカールで補完しようと考えてましたが、
いざ探してみるとジャンクの中から使えるデカールって少ないねー

「FIAT」のロゴは大きさも角度も青の色合いも違うのしか無かったんだけど、「白の白さ」優先で使うことにしました。

ノーズに付く「digital」ロゴも、白さ優先でジャンクと交換。
リアウイング翼端板のカーナンバーは赤の縁取りが太過ぎるので、これも交換しようと思う。

跳ね馬マークは馬のたてがみが潰れる酷い印刷だったので、キレイな印刷のものと交換。

困ったのが、前後ウイングに付く「GOOD YEAR」、大きさがドンピシャのものが無いんだよねえ
これはもう「白さ」を諦めるしかないな。

リニューアル版のデカールよりも旧版のデカールを入手すれば良かったのかなと後悔しましたが、結局どっちでも不満があって両方使うのが正解なので、これ以上拘るのもバカバカしいよねと思い、ウイングのデカールはそのまま使うことにしました。

踏ん切りが付けば手が動く。
この時代のフェラーリはデカール少ないのであっという間にホディー貼り終わり。

っても、2~3時間は掛かっちゃいますけどね。
ノーズの「digital」はパネルラインの間に収まらないので上下を詰めました。
後はもう、大体の位置でサッサと貼っちゃいました。微妙な位置合わせに拘って何度も貼り直したりしてるとデカールを痛めちゃう率が高まります。どうせ完全には辻褄が合わない。大体で良いのです。

なんか完成するんじゃないかと言う気がしてきた!

(タメオ 1/43 フェラーリF187 日本GP 1987)

 

映画
「ONODA 一万夜を越えて」

フィリピン・ルバング島で終戦を信じず30年間戦い続けた小野田少尉と仲間たちの物語。

50歳以上の人はリアルタイムでニュースで知っているだろうし、その後も何度も取り上げられる実話なので有名な話ですよね。

ただ、この事件に関してはデリケートな部分も多く今まで日本で映画化されたり詳しく事情を明かされることは少なかったように思います。

私は新聞で連載されていた小野田氏本人の手記を読んでいたのでかなり知っているつもりでいましたが、本人からは語られない事実も多くあったでしょう。

この映画もフランス人監督による海外主体の製作で、全てを正確に描いているわけでは無いと思います。

一応、全国ロードショーですが映画としては単館系の地味な作品ですので公開規模は大きくないみたいですね。さいわい、小野田少尉の壮年期を演じた津田寛治さんが福井県出身なので地元ではしっかり上映されてます。

サバイバル、と言うほど過酷では無いように見える生き残り作戦。だが島民との争いで一人また一人と仲間が命を落としていく。

小野田少尉の説得に成功した鈴木青年との出会い。

物語は淡々と進行してゆき、派手な戦闘シーンとか感動的な場面があるわけでは無いけど、辺境の地で信念を曲げずに戦い続ける緊張感や孤独感がひしひしと伝わってくる映画でした。

日本軍の反撃を信じて妄想する場面など滑稽であるがゆえに悲しかったり・・・
3時間近い上映時間も苦にならず、むしろ長い孤独な闘いを感じるのにちょうど良かったです。

日本のために戦い続けた英雄というより、自己のアイデンティティーのために戦い続けたという印象を受けましたが、事実と違うところはあっても国のために犠牲になった軍人の姿は日本人として改めて知っておくべきだと感じました。