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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

フェラーリ 156/85B 開始?

2020-07-13 | Ferrari 156/85B

次に作るのは、フェラーリじゃなくて、F1じゃなくて、赤くないヤツ・・・・って決めてたんですけど、どうにも決まらない。

作りたいのは色々あるんですが・・・・結局、フェラーリをもう少し作り続けたいかなという気持ちが残ってるのかな。
なので、あえてフェラーリのF1の赤いヤツ作ろうじゃないかと

古いヤツ掘り出してきました。

初期のタメオの、手ごわそうなヤツです。
新しい箱になってからのだから、ちょっとはマシになってんのかな。アルミ挽き物のホイールはキレイです。

ウイングからサスアームまで全てメタル・・・・

実は、このキットには思い入れがあって、
昔、初めて買った43について書かれていた雑誌
「モデルカー・レーサーズ」17号

30代に模型趣味に戻ってきて、1/24カーモデルのプラキットを作ってましたがこのスケールの製作やコレクション性に限界を感じて、1/43ミニカーの収集に走りかけてた頃でした。

たまたま買ったこの雑誌を読んで、43モデルを究極まで作り込むという世界を知り、カルチャーショックを受けたものでした。

その中にあった記事のひとつが、早川松芳氏の作品紹介。
特に、この156/85Bの記事と写真が、この世界への入り口になりました。

ほかの作り手さんの作品や早川氏の他の作品もすごかったんですが、この156/85Bはタメオのキットを素材にしていること、プロポーション・モデルであること、製作中の自作パーツの写真を見せてくれていること・・・・のお陰で、
「これはすごい・・・・でも自分にも少しは真似出来るかも。」と思わせてくれたのでした。

もちろん、そんな簡単に真似出来るものではありませんでしたが、この作例を参考に80年代のF1マシンを何台か作りました。

ただ、156/85Bはあまりにも美しい作例の印象が強過ぎて、なかなか手が出せないまま今に至っていました。

最近は技術も衰える一方だし老眼は進むし気力も根気も無くなって、もう手の掛かるキットは辛くなってきましたが、今作らないともう作れないかも知れないし・・・・

なら、今がラストチャンスなのかなと、長年の夢を叶えてみようかなと作ってみることにしました。

すでに前期型の156/85はタメオからリニューアル・キットが発売されてますし、85Bも時間の問題だろうから、作るなら今しかない!

幸いにして、以前買っておいたゼットモデルのトランスパーツがある。

これがあれば怖いもの無しだよねえ?

とは言え、ちょっと気になるところもある。シャープなのは良いんだけど平面的過ぎるエッチング製のウイングとか、
サスアームも当時のマシンは平べったくないので、エッチングも良し悪しなんだよね。

あと、見せ所にもなるカウルのルーバーのエッチングだけど・・・・

このタイプのエッチング製ルーバーって、お手軽にルーバーをシャープに再現出来る半面、左右の隙間だとかルーバー一枚一枚が短くなっちゃうとことか、ちょっと好きじゃないところもある。

早川氏の作品では、このルーバーはボシカのエッチングを使用しているらしいけど、8枚羽根になってます。ゼットモデルのは6枚羽根なんだよね・・・・

43は省略も大事だから、厳密な数字にこだわる訳ではないですけど、さてどうしたもんか。

 

(タメオ1/43 フェラーリ156/85B 1985年イタリアGP)

 

 

映画
「水曜日が消えた」

解離性人格障害っていうのかな、一人の人間の中に7人の人格が存在し、曜日ごとに入れ替わるという症状。
火曜日の人格が主人公だが、真面目な火曜日は他の曜日のいい加減なところや破天荒な行いに困らされてばかり。

目が覚めると毎回火曜日の朝。一週間の間に散らかった部屋を片付け、病院に通い、運動をする毎日。本が好きだが、火曜日は図書館が常に休館・・・・。

ところがある日、目が覚めると水曜日の朝。
初めて図書館に入り、司書の女性と仲良くなり、生活が変わり始めるが・・・・

存在していた筈の別の人格が失われていることに気付いた時、彼はどうするのか。

サスペンス的な要素もありますが、全体的にはヒューマン・ドラマですね。

中村倫也がいくつかの人格をうまく演じ分けてます。

障害の原因になった幼い頃の事故の真相とか、火曜日視点では見えないほかの曜日で起きていることとか、詳しく説明されないので散りばめられたヒントから読み解いて行くしかない、難解な部分もありますがそれだけに興味深い映画でした。

淡々とした展開なのでちょっと眠くなりましたが、面白い映画でした。
エンドロールでほっこり出来ます。

主人公と関わる女性二人も魅力的でした。コレ大事ね!