ヘッドライトがクルマの表情を決める重要なものなら、スモール・ライトもやはり表情の微妙なニュアンスを変えるポイントになるアイテムですね。
エレールのキットのいい所は、ライト類がいちいち透明パーツで用意されてるとこなんですが、このキットではなぜか前方のスモール・ライトだけバンパーにモールドされちゃってます。(前回の画像参照)
リアに関しては、ナンバー灯とバック・ランプを組み合わせたらしきものや、リア・フォグ(赤色灯)まで透明パーツ化されていると言うのに…。
なんで目立つ前方のスモールをモールドにしちゃうかなあ?
だけどそもそも三日で完成させるつもりで取り掛かったキットなもんで、別パーツ化するなんて考えもせずそのまま塗装に進んでしまいましたが、二ヶ月以上もかけてていざ完成が近づくと、さすがにココ、塗り分けでは満足できなくなってきました。
このクルマのスモール・ライトは、本来はポジション・ライトとオレンジ色のターンシグナルが並んでいるようですが、今回作っている個体はクリアーレンズのみになっているようです。
まあレース仕様とは言え公道も走るレースなんで、ターンシグナル無しと言う訳には行かないでしょうから、レンズのみクリアーでバルブはオレンジだったのかもしれませんけどね。
取りあえずスモールは白で塗ってみましたが、これがもう全然ダメ。
(画像はないですが、想像してみてくだざい…)
まだオレンジ色とかだったら、塗り分けでも何とか見れないことはないんでしょうけど、白は目立ち過ぎ、違和感あり過ぎ。
大体私は本来透明なものを、白だとか銀だとかで表現するのって、一番イヤなんですよ。
すでに塗装も終わっているボディーを削るってのはかなり勇気が要りますが、仕方がないので自作ノミでガリガリとモールドを削り落としました。
こんな感じ。
で、そこにメタルックを貼って、透明プラから削り出したスモール・ライトのパーツをはめ込みましたが…
バンパーが緩くカーブしているので、うまくフィットせず、少しバンパーより飛び出すような感じになっちゃって。
接着してしまったし、まあいいかと思っていたのですが、スモール・ライトと言うより、どう見てもフォグ・ランプにしか見えないのはどうしても許せないので、せめてバンパーと面一になるように、バンパーに組み込んだままヤスリでガシガシ削って面一に近いとこまでにしました。
まあ当然のように、バンパーも削ってしまいました…
タッチアップしときます…
この手の作業は、完成間近になってするもんじゃありません。
最初からちゃんと計画を立てて進めれば、もっとラクに安全に出来るんですよね。
場当たり的な製作で、余計に手間ばっかりかかって、しかも仕上がりは汚くなると言う…orz
(写真:エレール1/43 ルノー5ターボ ジロ・デ・イタリア79)