仕上げ段階にきてお約束のドタバタとなり、相変わらずの完成度に落ち着きましたw
が、取りあえず完成です。
ボディー、エンジン、リアウィングの組み合わせが予想以上に困難で、かなり妥協せざるをえませんでした。そもそもの間違いはエンジンに直結するリアサス・メンバーが歪んでいたのを無視したまま作り続けた事ですね。このようないい加減さは全体におよんでいて、フロント・ウィング、フロント・サスなども左右対称が完璧じゃありません。
しかし、作り始めた段階では完成するのは無理だろうと思った事もあったくらいのキットでしたから、細かい事無視して勢いで進めた結果どうにか完成することが出来たようなものなので、これでいいのだ と言うことで。
やはり製作に当たってゼツモさんのトランスパーツには助けられました。また、同じく43を作られている皆さんの製作記なども大いに参考になりました。
本当は私も製作の過程などを写真で説明したいのですが、なかなか作らないくせに作り始めると一気に作業を進めて結果を出さないと止まらない性分でして、途中で写真を撮ったりする余裕がないんですねえ。
今回はほとんどのパーツが自作か改造となって、色んな作業をして自分でもその都度思い付きで作っていたので、どんな作業をしたのか忘れてしまっている部分も多く、やはりせっかくブログ書いているのだからもう少し書いておけばよかったと思いました。








(クリックすると少し大きめの写真が見れます)
84年のシーズンを戦ったフェラーリ126C4。
フラットボトム2年目となり他チームが進化を遂げるなかで旧来のターボ・レイアウトのまま重心を出来るだけ後方に集め、巨大なウイングでリアのトラクションを得るという時代遅れのコンセプトで作られたマシンですが、模型として見るならむき出しのエンジンや後退角の付いたサイドポンツーンなど、なかなかカッコイイマシンです。
どのシーズンのフェラーリもそれぞれに人気があるのですが、このC4もやはりそれなりに人気があるようです。ただ43ではキットに恵まれないマシンですが、いずれタメオがリニューアルしたキットを発売するでしょうから、苦労して作った意味がなくなるかも知れません。
でも、ショボイキットを自分なりに工夫して少しでも良いものに作り上げていくという作業は、実はとても楽しいものなのです。良いキットが発売されてしまうとその楽しみは味わえなくなりますから、その前にこのC4を作れたのは幸せでした。
あとタメオから発売されてしまう「おそれ」があるフェラーリF1は…アレかな。
やはり早めに作っておいたほうがいいかも。
(写真:フェラーリ126C4 ベルギーGP84)