43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

今年、最高の映画

2019-09-04 | 1/72AFV

クエンティン・タランティーノ監督作品
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
観てきました。

面白かったですー
今年観た映画の中では一番です。

ところが、各映画サイトの一般レビュー見てみると賛否両論・・・
私は賛否分かれる映画の否のほうの意見も理解できる人間だと思ってましたがこの作品に関しては面白くないという人の気持ちが分からないです。

タランティーノの映画をそもそも受け付けない人ならともかく、過去作品が良かったと言ってる人でさえこれはダメみたいに言う人がいるんだよねー
タランティーノ、ブラピ、ディカプリオのネームバリューで普段映画をあんまり見ない層が多く観てるのかな?
まあ、他人様の意見はどうでも良いですけどね、私は最高に面白かった!

ただ、迂闊というか前情報をほとんど入れずに観に行ったので「シャロン・テート事件」を知らなかったんだよねー
アメリカ犯罪史には特に詳しくないけどポランスキー監督のことはある程度知っていたので、なぜこの事件の知識だけ抜け落ちていたのが不思議でならないですけど、まあ雑学ってそういうものですよね。

事件を知らなくても映画の展開で最後に事件が起こることや実際の事件に関係していることは推測できたのでそれなりに楽しめたんですけどね、基本的には「シャロン・テート事件」については知ったうえで観るべき映画ですね。スマホでググれば一分で分かりますし。

おかげでシャロン・テート可愛いなーなんて呑気に映画楽しんじゃったけど全体的にはそれでじゅうぶんな映画ですね。

時は1969年、ディカプリオ演じる落ちぶれた映画スターと、その専属スタントマン兼付き人のブラピ。
豪邸に住むディカプリオとトレーラーハウスに住むブラピだけど二人は兄弟のような堅い絆で結ばれていて苦境にあっても友情は揺るがない。

高飛車な態度ながらすぐ弱みを見せて泣いてしまうディカプリオ、寡黙ながら実直でキレたら怖いタフガイのブラピ


とにかくブラピがカッコイイ。
あのブルース・リーをやっつけちゃったりする。オイオイw

主演二人の演技は今まで観たなかで一番でした。私は今まで二人とも人気とイケメンのせいかアイドル俳優のような印象が拭えずにいましたが、この映画で名優だと認識しました。

脇役陣もいい演技してるし、60年代のハリウッドの風景、クルマ、小道具、音楽、すべて魅力的。
ドラマチックなストーリーは無く、いわゆる日常系。二日間と、その半年後の一日だけを描いた映画なんですがどの場面も興味深く時に緊張感があり、2時間40分の長尺も全然気にならないくらい充実してます。

もちろん、最後はタランティーノらしさ爆発のバイオレンス・シーンもありお腹いっぱいで映画館を後にしました。

鑑賞後に「シャロン・テート」ぐぐって、ああそういうことだったのねとビックリしましたが、知らずに観たのもまた一興。
公開中に必ずもう一回観に行くと思います。

 

さて、模型のその後。

ウクライナのプラモデル・メーカー「ユニモデル」のマーダーⅢなんですが


左の履帯はグダグダになっちゃったので右は慎重につなげたのですが、うっかりひとコマ抜かしちゃったみたいで、


隙間が出来てどうしても繋がらなくて、かと言ってひとコマはもう入らないので、破片を使って無理矢理つなげました。
うーん難しい。


むしろ左側のほうがまだマシだったような。
75mm対戦車砲を載っけてみます。

AFVは、組んでから塗れ。なんて言われてますけど、筆もエアブラシも届かない場所もありそうで不安なのでちょこちょこ塗りながら組んでます。
履帯は接着してしまったので何とか筆塗りしましたが、やはり筆が届かないところ多数・・・

AFVの論理では、筆が届かないところは目も届かない。気にするな。ということらしい。うーむ・・・


上部構造物は取り合えず塗ってから載せます。


大きなパーツは組み終わりましたが、予備履帯やOVM類などまだまだ取り付けなきゃいけません。

このキット、東欧のキットらしいと言いますか 以前作ったチェコ製の1/144飛行機アルバトロスもそうでしたがパーツの取り付け位置が非常にアバウト。
砲塔と言いますか装甲板なんてほぼ板状のパーツをつなげて、ピンもダボも無いので現物合わせで箱型に組み上げなきゃならない。

精度が悪いわけでなく正解はあるんだろうけど、どうしても何処かにズレが出ちゃうなー
もう、小学生が初めてプラモ作った並みの完成になりそうです。汚しまくって誤魔化しましょうか?

かなりユルいキットだし、完成度も期待できないけど作ってて楽しくないわけではない。このメーカーのキットはまた作ってみたいと思う。
東欧マジックですかね。

 

(ユニモデル 1/72 Sd.kfz.138 対戦車自走砲マーダーⅢ)

 

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映画とか、1/72AFVとか

2019-08-23 | 1/72AFV

映画「ダンスウィズミー」観てきました。

音楽や歌が聞こえると、本人の意思と関係なく踊りだして歌いだしてしまうという催眠術をかけられた女の子が、何とか術を解いてもらおうと旅に出るドタバタコメディー

「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の矢口史靖監督がミュージカル映画に初挑戦
主演は元さくら学院の三吉彩花、旅の道連れが「芦田愛菜だよ」のやしろ優、シンガーソングライターのChay
そのほか、インチキ臭い催眠術師が宝田明、探偵がムロツヨシ

ちょっと期待している三吉彩花だし、邦画のミュージカルは珍しいので公開されるのを心待ちにしてたんですが

楽しい映画ではありましたが、矢口監督にしては盛り上がりに欠ける映画でした。
選曲は昭和歌謡寄りでイマイチ、ダンスシーンも悪くはないけど迫力不足かなあ
ミュージカル映画は面白さはイマイチでもダンスシーンだけはもう一度観たいと思うものだけど、そういう場面が無かったな・・・

肝心のストーリーもね、旅をしながら自分探しという王道パターンなんだけどそういう心の変化を感じさせるハプニングとか連れとのぶつかり合いも足りない感じでラストの心変わりが唐突に感じられます。

つまり、全体的に弱い映画でした・・・。
前半の三吉彩花の暴れっぷりと、後半のChayの豹変ぶりは見ものでした。全体的にもっとぶっ飛んで欲しかったし、ドラマ部分はもう少し深く掘り下げて熱く語って欲しかった。
という感想です。

三吉彩花さんは頑張っていたしキレイだったので良かったです。これからも期待できる女優さんです。

ミュージカル映画つながりで、もう一本紹介。
先月ミニシアターで観た作品ですが東京とかではもっと前の公開だったのかな?

「アナと世界の終わり」

なんと、青春ゾンビ映画です。

親や教師の古い価値観に縛られて、窮屈な高校生活に不満を感じている主人公とその仲間たち

ある日、街にゾンビが蔓延 果たして生きて街を抜け出せるのか

青春時代特有の自由への脱出願望とゾンビ禍からの脱出をタブらせてるのは明らかですが
ゾンビ映画でミュージカルという異色の組み合わせも面白いと思いますが
結果的にはバラバラな印象でしたね。普通のミュージカル映画と普通の青春映画と普通のゾンビ映画を別々に観たほうが良いですね。

観終わって一ヶ月以上経ってみるとミュージカル部分とゾンビ部分はほとんど印象に残ってないです。なんかパッとしない青春映画だったなあーぐらいの記憶だけです。


あっそうだ、主人公が朝起きてウキウキ気分で登校する途中、街はすっかりゾンビだらけなのに一切気づかずに踊りながら歩き続ける場面だけは印象に残りました。ここだけはこの映画の成功した場面でしたねー。

主役の女の子は女子高生とは思えない美人さんで、目の保養になりました。

映画は、可愛い子が出てれば基本オッケーというスタンスですw

 

 

43のほうはなかなかうまく行かないので、また72に浮気したりしてます。

最近のAFV模型では部分連結式履帯が主流ですが、私は72では初体験。今までお手軽なベルト式履帯とかばっかだったので。
初めての連結式は高校生の頃、タミヤの1/35グライフだったなー。当時タミヤのミリタリーシリーズでもベルト式が普通だったので、あの連結式は感動でした。
グライフを最後にAFVを辞めていたので、40年ぶりに連結式に挑戦です。

しかし、コツを掴めずうまく繋がりません・・・繋ぎ目に隙間出来ちゃってるのがバレバレ。
隙間が出来れば当然どこかでしわ寄せが来て、コマが入らなくなります。瞬着で固めちゃったので、やり直すのも難しく・・・コマ一個抜きました。

これはユニモデルという東欧のキットなんですが、パーツの合いは決して悪くないです。自分の作り方がダメなのです。

起動輪、転輪、誘導輪の整列がうまく出来ていなくて瞬着に頼ったことが失敗の原因なので、右側はバラしてやり直し。

ひとコマひとコマ繋ぐ起動輪部分と直線部分に繋がるところはあらかじめ流し込み接着剤で繋いでから巻き付けて接着すればうまく行きそう。

この、38(t)戦車の車台のバリエーションは他にも何台か積んでいるので、練習だと思って完成度は気にせず試行錯誤しております。

そうそう、エイブラムスも完成させなきゃね・・・

 

 

 

 

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転輪の塗装

2019-07-10 | 1/72AFV

やっと見れたよ

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

字幕版で観たかったのに吹き替え版の上映が多くて上映時間がなかなか合わなかったのよね

公開からだいぶ経っちゃったし日曜のレイトショーということもあってか、なんとお一人様上映で観させていただきました。
なにぶん田舎だし、マイナーな作品を選んで観るせいか数年に一度ぐらいお一人様を経験するけど、まさかゴジラでとはw
まあ、こんな贅沢なことありませんよね。堪能させていただきました。


なんたって子供の頃からのゴジラファン。映画鑑賞の原初体験はゴジラだったと思います。
それが半世紀を経て、またこうしてゴジラ対キングギドラのガチンコ対決をハリウッド版で観れるとは、何とも感慨深いです

まあゴジラ映画に関しては「シン・ゴジラ」が決定版であり最先端で最高峰であることに異論はありませんが、ハリウッド版によるマニアックな作りや日本人とは違う解釈による表現もまた興味深くて良いです。


「シン・ゴジラ」では国家対重大災害という視点がリアルで良かったのですが、ハリウッド版では相変わらずと言いますか一科学者とその家族の行動が重大事案と対峙します。このあたりはアメリカ映画にありがちというだけでなく日本版のゴジラシリーズで多かった構図でもあり、ある意味リスペクトなのかな

キングギドラだけでなくラドンやモスラという懐かしい怪獣も登場するし、モスラなんて美化され過ぎでこれもオリジナルのモスラの神秘性みたいなのを昇華させた解釈なのかな
ラドンが「ロダン」になってたのは、まあ英語の都合ってやつですか


怪獣を単なる敵と見なさず存在意義を知ろうとするチームの面々
東洋人が二人いたりするのも、日本を意識してるんですかね

そのほかエンドロール音楽もオリジナルをフィーチャーしてたり、般若心経をかぶせてきたり、なんかもう隅々までマニアックさに満ちていてニヤニヤが止まりませんでしたわ

過剰にゴジラを王だとか神的な存在と捉えるのはどうかと思いますが、日本人はそのへんの解釈はぼかして避けてきているように思うので、分かりやすいっちゃ分かりやすい。

ラストでギドラに勝ったゴジラにラドンやムートー(ハリウッド版前作に登場した敵役怪獣)などがひれ伏してゴジラを王と認める場面があるんだけど、髑髏島からやってきたはずのコングは姿を見せないのね。
これってやっぱり、ハリウッド映画生まれのコングの意地なのかしら?

とはいえ、核エネルギーで生きているゴジラとただ大きいだけのコングでは現状の解釈では戦闘力の差は歴然だと思いますけどねー

とりあえず、ゴジラとギドラの対決には続きがありそうなエンディングでしたので、またそれも楽しみです。コングも絡んで来てくれると嬉しいな。

 

 さて本題の模型の話。

AFVを作るにあたって転輪の塗り分けというのは避けて通れない手間ですわな

とりあえず、まずゴムの色を全体に塗装。黒でなく濃いグレーです。


実は、フライホークのエイブラムスも積んでるんですが、こっちのほうにはエッチングによるマスキングが付いている。
それを流用・・・とか考えてたんだけど、残念ながらサイズが微妙に違ってて使えないー

アルミ板で自作してみる。

正円を切り抜ける道具は無いので、チマチマ削って合わせてます。


で、そのアルミ板を当てがって車体色を吹き付けしてみたけどはみ出しまくりだわ

リムの外側まで塗料が回るように、気持ち大きめにマスキングを作ったのが仇になったか


裏側はまあ良いや、表側は目立つからマスキングを作り直す。今度は出来るだけピッタリの大きさに・・・


吹き付けの際、置いたままで片手でマスキングを当てがっていても均等な角度で吹けるよう斜めの台も用意。


全然改善されない。

結局、マスキングを当てがっただけでは隙間が出来てしまうから吹き漏れしてしまうのだ。


マスキングの裏に両面テープを貼って、密着するようにして吹いてみた。
これだと吹き漏れは無くなるが


何個目からかは密着が弱まったり、エッジに付いた塗料がマスクする筈の面に付いたりして、また両面テープを貼り直さないといけなくなる

結果、このやり方はそれほど効率的で無いことが判明。
一個一個マスキングテープでマスクするとか、丁寧に筆塗りするのとそれほど手間は変わらない。

まあ多少の吹き漏れ・はみ出しなど気にするほどのことでもない。
エナメルで墨入れしたらほとんど目立たなくなったよ。
AFVにはAFVの塗り方ってもんがあるんだね。


全て一体パーツのサスペンションも、墨入れしてやれば何となく立体感


転輪、起動輪、上部転輪を付けてベルト式履帯を付けたら足回り完成。履帯の塗装はどうしようかな。

ちなみに、実車は左右の転輪は配置がアシンメトリーだし上部転輪も前後で奥行きが違うようだけれど、このキットでは全て無視されてます。
まあそんなの誰も気にしないから良いのよね。

つづくだろう

 

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ウォルターソン 999

2019-07-01 | 1/72AFV

巷で話題の映画

「アラジン」

観てきた。いや面白かったー

「アラジンと魔法のランプ」は有名なおとぎ話だけど、よく考えてみたらちゃんとストーリーを知らなかったわ。
先日、テレビでディズニーのアニメ版の放送があったのでそれ観て初めてこういうお話だったんだ、と知ったぐらいのニワカですw

豪華絢爛アラビアンナイトの世界、これは絶対アニメよりハリウッドの本領発揮の実写のが世界観に浸れますよね、もう冒頭からどっぷりハマりましたわー


主演ふたりのルックスは微妙・・・
別に不美人だとか思わないけど、アニメ観た後だと現実離れしたぐらいの美形を期待しちゃったけど、まあまあ普通の中東美人って感じ。ジャスミンは広瀬アリスに似てるなーとか思いながら観てました。


ランプの精ジーニーはウィル・スミス!
弾けたキャラとキレッキレのダンス、CGで変身しまくりでもう最高のキャラでしたわ

そもそもこのお話ってアラジンとジャスミンのロマンスよりも、アラジンとジーニーの友情のがぐっと来るんだよね
そこはアニメで知っていたんだけど、元の話もそういう感じなのかしら?
何はともあれ、ジーニーの役をウィル・スミスが演じたのは大成功だったと思います。アラジンに対して馴れ馴れしくも運命に逆らえない複雑な立場のキャラをうまく演じてくれてました。


アクションたっぷり、歌と踊りももちろんたっぷり、ロマンスに友情にスリルにユーモアに映像美
文句なく楽しめる映画です。お腹いっぱい、でもまた観たい。今回は字幕版で観たけど吹き替え版も観に行こうかな。

 

さてさて、こちらも巷で話題の

ウォルターソンのプラモデル 999シリーズ

1/72スケールでAFVと飛行機のキットを999円でリリースしている日本の新メーカー
国籍や時代に拘らない選択で様々なアイテムを出しまくってるようです。


モノは試しに、とM1A2エイブラムスを買ってみたよ


戦車なので転輪が多くなるのは仕方ないんだけど、それ以外のパーツはごく少数で簡単に組み立てられそうな雰囲気
履帯もPVC製のベルト式。


箱に書いてある文言が良いね
「ケタ違いの情熱」w

スキルレベルは五段階の2 成型色も合わせてあって塗装無しでもそこそこ見れる完成品が出来る仕様です。
接着剤は必要だが、スナップキットだからと言って作りやすい訳ではないからね。
現実的に、誰でも作れるプラモデルキットを目指しているようで嬉しいです。

今の日本の模型界では完成品だとか塗装済みキットだとか、手っ取り早く売れる製品ばかりが幅を利かせてますけど、低価格を基本に手を出しやすくてそれなりに完成度を上げることも出来るキットこそが必要だと思うんですよね。
海外製だと作り込めそうな超絶ディティールのキットもありますけど、それだと価格も敷居も高いですしね。

作りたい、作ってみたいという模型ファンはまだまだ存在する筈なんで、それを掘り起こそうという思いが感じられるメーカーです。

ツイッターで積極的に情報の発信や収集、意見交換もやっているようなので今後に期待です・・・

 


戦車の模型で敷居を高くしてしまうのは数多い転輪
このキットでも左右合わせて16個の転輪が必要

外側と内側を貼り合わせるだけの簡単な作業です。慣れればどうということはない。
むしろ淡々と組み立てていくのはリラクゼーション効果さえある。

一体化されているボディー下側に付けてみて、小さな達成感。

しかし、問題はここから。実はゲート処理もまだだし、転輪に巻かれている黒いゴム部分を塗装したいんだが

筆塗り?マスキング?数が多いのでどっちにしろ大変だなー

つづきます

 

 

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2019年

2019-01-18 | 1/72AFV

年が明けて半月経ってしまいましたが、やっと今年初めての更新。
今年もよろしくです。

 

まず、映画ネタから。

大ヒットとなった「ボヘミアン・ラプソディー」と比べられるせいか、あまり評判の良くない「アリー/スター誕生」ですが、ボヘミアンより良いと言う意見もあるので観に行ってきました。
私、ボヘミアンのほうはあまり評価していないので。


ご存知、レディー・ガガ主演。
共演というかもう一人の主役でもあるブラッドリー・クーパーが監督も務めます。

名作映画のリメイクですが、過去の作品は観たと思うんだけど細かいストーリーとか忘れちゃってましたんで、楽しんで観れました。

結論から言うと、ボヘミアンより映画としては面白かったです。
そもそも、伝記的な映画と創作作品を比べるもんじゃないですけどね。
元々名作ですからストーリーはしっかりしてるし、音楽の面でもステージの場面とか音質もカメラワークもライブ感があって良かった。何と言ってもレディー・ガガ、歌超うまいし

ガガ様、映画デビュー作ということでその演技力で評価が微妙なのかなと思ってましたがそんなことない
まあ英語の演技だと日本人の私には上手いのかどうか分かりづらいですけど全くの素人演技でもなく表現力不足でもないのは分かる。むしろ相当熱演だったと思いましたよ。


ただ、ガガが演じるヒロインは本人と重なる要素も多い設定で、歌はうまいけど容姿にコンプレックスを持っていたこととか場末でダンサーしてた下積み時代とか、LGBT等マイノリティーを常に見守っていることとか
ある意味ガガ自身の自伝を見せたい思惑が見え隠れするのが辛辣な批評家の標的になったのかなとか思いますけど、日本の一般の映画ファンにそこまで気にする人はいないでしょうねえ。

結局去年はボヘミアン一強で比べたらほかの映画は全てボヘミアンほどでは無いってことで語られているだけでしょう。アメリカではこちらもまあまあヒットしているようで、日本よりは正当な評価を受けているようです。

私もレディー・ガガに関しては歌は何曲か聞いたことある、BABYMETALをツアーに同行させたことがあるので知ってるぐらいで、ちゃんと見たのは初めてでしたが
美人じゃ無いけど魅力的な人なのは演技を抜きにしても伝わってきますね。

とりあえずサウンドトラックCDを買いましたよ。

あ、もしも「スター誕生」という映画を今まで観たこと無くてタイトルから想像するようなキラキラしたサクセス・ストーリーの華やかな映画だと思ってる人いましたら、違いますからね・・・
悲しい愛のお話ですよん。

 

さて模型ネタ

正月は「年越し・お年賀モデリング」で飛行機作ってたんですけど、色々ありましてグダグダな結果に。
そっちの話はまた別の機会にするとして、去年完成まで至らなくて持ち越しになった1/72ハンヴィーの件
15日までは飛行機のほうに手を取られていたので作れませんでしたが、イベント期間が終わったのでハンヴィー再開

ボンネット。というかフロント・カウルと言うべきか。

このキットでは唯一、スライド金型で抜かれたパーツです。
このままでも良いのですが、スリット部分はエッチングパーツがあります。
上から貼り付けても良いのでしょうが、せっかくなので


プラのスリットは切り飛ばしました。


エッチングのスリットを貼りました。
多少薄々感は出たものの、大して変化無いですね・・・
上面のつり上げ用と思われるフックの穴のカバーもエッチングです。
実はフックもエッチングで用意されているんですが、フックはエンジンルーム内部に付くので、今回カウルオープンで完成させる予定なので・・・エンジンのほうに付けなきゃね。

カウルに付くクリアーパーツのライトも銀→ボディカラーと塗装して取り付けました。

割と立体的にキラキラしているライトが出来ましたが、レンズ面に銀が付いちゃってますね・・・
要修正。
リム、フランジ部分はボディーカラーが塗れていないので、タッチアップしなきゃ。

ということで、今年もヘタクソ全開モデリングを続けていきますが、何卒よろしくでお願いしますです。

 

 

 

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冬が来た

2018-12-29 | 1/72AFV

年末も押し迫って、ようやく冬らしくなってきました。
自分の町にも20センチほどの積雪がありました。この冬初めてというわけではありませんが、積雪量の数字が出るのは初めてです。

 

今年最後に観た映画、ってことになるかな。
タイ映画の「バッド・ジーニアス」

今年の話題作ですが田舎なので例によってかなり遅れての鑑賞です。
タイ映画を観るのは初めてかな?少なくとも映画館で観るのは初めてです。


優秀だが冴えない女の子リンは、初めて出来た友人のためについテストで答えを教えてしまう。
軽い気持ちでカンニングを手伝ったのがきっかけで、学校の金持ち生徒たちのための大掛かりなカンニングに巻き込まれていく。

このカンニング大作戦がなかなか緊張感があって面白い。
正直、カンニングをスタイリッシュに扱う映画なんて不道徳で抵抗がありましたが、犯罪を犯罪側から描いた映画は山ほどあるしエンターテイメントと思えばどうと言うことも無いですね。

リンは父子家庭で裕福でなく、そういう境遇を跳ね返すために金持ち息子たちの不正に手を貸しますが、成功失敗を重ねるうちにだんだん逞しくなっていき「犯行」をリードする立場になってゆく。


地味に感じたリンが成長するにつれて見た目も華やかになってゆき、あらためて見るとそのスタイルの良さや身のこなしのカッコ良さが分かってきます。

それもそのはず、リンを演じた女優さん実はモデルさん

抜群のスタイルの持ち主でした。
アジア系の女の子は親しみが持てるし彼女を眺めるだけでも眼福な映画。

映画自体もとても面白かったです。ハリウッド作品に負けないスリリングな展開、映像も洗練されているしタイという国の現在も何となく見て取れて興味深く観れました。

ただ、ラストにはちょっと不満というか疑問が・・・
主人公のリンが正しい道を見つけるというのは良いのですけどね、
あとはぜひ観てみて判断してみてください。まもなく映像ソフトや配信でも観れると思います。

 

1/72のハンヴィー
一気に完成まで持ち込みたいと思ってましたが、年末で何かと忙しくなかなか作業できません。
それに、グリルを付けたら歪むしタイヤを付けたら四輪接地しないし・・・

バラバラのパーツを曖昧な接続で組み立てていくのでこうなることは予想してましたがカーモデルだと致命的な問題ですが、AFVだし・・・というか、カウルオープンで組むつもりなので多少の問題は無視します。見た目フロント窓とグリルが平行になるようにごまかして接着。このままカウルを閉じると合わないところが出てきて困りますが、カウル開けちゃえば分からないということです。

四輪接地していないのは、地面を不整地にしてしまえば分からないでしょう?
こだわる人はこだわって下さい、私はグダグダになってもそのまま進みます。

 

さて、今年も年末年始は恒例年越しモデリングに参加することにしました。

DONNAMONDAI !! 年越し&お年賀モデリング

早作りなんて全く縁の無い自分ですが、なんとなく毎年のように参加してましたので、年中行事のようなものです。
今年は管理人さんが還暦を迎えるということで、60歳で赤いチャンチャンコと言うことで(今どきいないがw)
6または赤にちなんだアイテムと言う縛りがあります。
カーモデラーならフェラーリF60という二つの縛りにダブル合致するアイテムが思い浮かびますが、現実的に二週間以内で完成というレギュレーションには無理があります。
赤いクルマとか、6が付く名前のクルマ、6号車など探せば早作り可能なクルマの模型も無いことは無いですが、どうしてもカーモデルの早作りはストレスがあります。

てことで今年も飛行機モデルでエントリーすることにしました。

大晦日スタート、製作過程は出来る限りイベントのBBSにて実況しますので、お暇とお暇のあるかたはのぞいて見て下さいね。飛び入り参加も可能かと思います。

 

さて年内にあと一回ブログ更新出来るかな?出来たら年越しイベント前にハンヴィー完成と行きたいんだけどなー
映画もまた観に行きたいし
バナナの映画とスターの映画観たいんだよなー

ではでは

 

 

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1/72ハンビー、組み立て準備完了

2018-12-24 | 1/72AFV

思えば、このタイヤが組んでみたくて作り始めたんだよな、1/72のハンビー

「GOOD YEAR」の立体的なロゴがあるせいで繋ぎ目消しに苦労してしまいました。
ホイールとタイヤを塗り分けなければなりません。
境界線のモールドがカッチリしてたら筆塗りでフリーハンドなんですけどね、このキットはあまりカッチリしてないのでマスキング塗装するしかありません。とは言ってもテープではうまく切り抜けそうにないので、10年以上前に買って今まで使ったことがなかったクレオスの「Mr.マスキングゾル改」というのを使ってみます。


塗って乾燥すると透明になり、薄いモールドも見やすくなります。
塗膜は薄いので軽いチカラで切り抜けますが、張り付きは強く剥がすのはちょっと難しいです。
まあ何とか剥がせました。
こういう使いにくさがあって、飛行機のキャノピーのマスキングには使えなかったんだよねー
でもコツを掴めば今後使えるかな?メタルックでのマスキングよりモールドが見やすいのはありますね。


黒に近いグレーで塗装後、剥がしてみるとこんな感じ。ちょっとよれよれなところもあるけどまあ良いでしょう

フロント・グリルとヘッドライト。
このパーツは全体がひとつのクリアーパーツです。
ヘッドライトだけをマスキングしてボディー色を塗れば良いのですが、小さい丸をマスキングするのは難しそうなのでここは筆塗りしました。はみ出した部分は乾燥後に爪楊枝やナイフで除去します。

前面はまあ良かったんですが、上面は塗りムラがひどかったのでこの後ペーパーがけして吹き付け塗装し直しました。
筆塗りが下手過ぎて泣けます。

ボンネット上にも照明灯が付きます。

こちらはライトケースまで一体のクリアーパーツ。
直径2mm足らず・・・ピンセットでつまんでも丸いのでピンッと飛んでゆきます・・・老眼泣かせのパーツです・・・

レンズ以外の全体をシルバーで塗っておけばそれらしくなるんですかね?その後ボディー色なのかな。資料画像探さないとね。

と言うことで、何だかんだやってましたらほぼすべてのパーツが整いました。


ひと昔前によくあったラリー車の分解画像みたいなのが撮れます。なんか嬉しいw

ほとんど同じ色なのでもっと段取り良く塗装していけば早く出来た筈ですけどね、なぜか一個一個進めないと気持ちが続かなくなりそうで、何回エアブラシしたか分からないくらい手が掛かってしまいました。

それにしても、1/72でこの精密感というのはすごいと思います。それだけに塗装や接着に繊細さが必要ですが・・・
あといくつかの小物パーツがありますが、完成は間近です。

 

 

ホラーも好きなので、映画「来る」観てきました。

原作は「ぼぎわんが、来る」というホラー小説らしいです。
「ぼぎわん」というのは山に棲み、子供や年寄りをさらってゆく化け物というか悪霊というか妖怪みたいなものです。
最近話題の来訪神みたいなものかと思いましたがもっと邪悪なものみたいです。
この悪霊に憑りつかれてしまった家族の物語と、悪霊と戦う霊媒師姉妹が話の中心です。


小松奈菜と松たか子が霊媒師姉妹を演じます。
せっかくの人気女優さんの起用なんですが、何か魅力的に撮れて無いです。

中島哲也という監督さん、実はあんまり得手では無いです。面白いんだけど後味が悪い映画を撮るんですよね。
俳優さんの使い方も苦手。あまり魅力的に撮らないというか、違う面を引き出すのが好きなんでしょうか。
そういうのが面白いと思う人もいるでしょうし、好みの問題ですかね。

悪霊に目を付けられるのが妻夫木聡、その妻となる黒木華、やがて誕生する娘、異常現象の相談に乗る民俗学者が青木崇高、これらの登場人物が全て一癖あります。そのへんの人間ドラマのドロドロはこの監督が得意なところで面白かったんですが、肝心のホラーの部分はあんまり怖くなかったですね。

終盤の悪霊と霊媒師・琴子の戦いは、全国から有力な霊媒師を集めたり国家権力まで駆使して警察まで総動員させたりと、映画の制作時期からして「シン・ゴジラ」の影響を感じるような新しい表現方法だったですね。
でもたまたま最近テレビ放映されていた「シン・ゴジラ」観たんだけど、まあレベルは全然違いますね。やっぱシンゴジ凄いわ。

と言うことで、人間ドラマのドロドロは面白いし目新しい悪霊との戦いもあったし、良い部分も色々あったんですが、登場人物が魅力的でないのが残念な映画でした。
ホラー部分が説明不足過ぎて、原作を知らない自分にはちんぷんかんぷんだったのも映画としてはダメです。あまり細かい理屈とかはどうでも良いという作りなんでしょうけど、最低限の説明は必要だと思います。

まああんまり人には勧められない映画かな。

 

さて、公開中の映画はお正月向け作品一色になっちゃって今年はもう観に行く予定は無いかな。
年末年始は年越し作り初めモデリングにまた参加したいと思いますし。

でもまだ紹介していない「今年観た映画」があるので、なんとか年内に書きますね。ではでは。

 

We wish you a merry Christmas!

 

 

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猫とスマホと人魚と機関銃

2018-12-17 | 1/72AFV

模型作りに限らず、何事もグダグダな一年を過ごしてしまってます。

なのでブログもグダグダなのですが、今年は年初から映画館で観た映画を全てブログに書いているというのを続けてます。
模型のブログに映画の話を書いても全然偉くないんですが、何はともあれ続けてこれたことなので、何とか一年やり切りたいと思います。
書きそびれてた映画もあるので、頑張って年内に書いちゃうぞ。

 

猫好きなので映画「猫カフェ」観てきました。


こんな映画知らなかったけど上映スケジュールから見つけて、ほかに時間が合うのが無かったので観てみたんですが・・・
まあ何というか、よくこれで全国公開まで持ってきたなというような出来の映画でした。
よほど営業担当がやり手だったんでしょうね。それとも猫パワーでしょうか?


猫カフェを訪れる訳アリな人たちの四つの短編からなるストーリー。それぞれ深刻な悩みを持っていてそれを解決していきますが安直な展開だし、深夜ドラマをくっつけただけのような映画です。
各パートが区切られてなくて同時進行すれば映画として面白かった気がしますが・・・
それほど猫が活躍するわけでもなく・・・
せめて店主のヒロインが可愛ければ救われたのですが、アニメっぽい喋り方と演技にイラッと来た。あとで知ったけど声優さんらしいです。なるほど。
観る映画を間違えたみたいです。まあこういう事もあります。

 

「スマホを落としただけなのに」


あの「リング」の中田秀夫監督作品ですね。テレビ宣伝も盛んにやってたしキャストも旬の役者が揃っていて期待値が高まります。


彼氏がスマホを紛失したせいで謎のストーカーに狙われるヒロイン。北川景子さんキレイです。

映画自体は無難に面白かったです。90年代ごろからハリウッドでさかんに作られたストーカー犯、シリアルキラーもの映画のような感じでしたね。
スマホ云々というからもっと斬新な迫り方をするかと思ってましたが、ID乗っ取りや居場所特定などのトリックは使い古された方法でガッカリ。
そもそも、ストーリーはタイトルから連想するようなネット犯罪的なものでなく、連続殺人犯の犯行とヒロインの秘められた過去がメインなのでタイトルを変えるだけでも印象が変わったと思いますけどね、何だか惜しい作品でした。

今人気の千葉雄大くん、無駄使い感が歪めない・・・まあ客寄せ効果はあるんですかね。

 

「人魚の眠る家」


東野圭吾原作作品。この人の原作映画って好感は持てないけど面白いんですよね。

この作品は犯罪ものとかではなく、事故で脳死状態になった娘の死を受け入れることが出来ない家族の葛藤を描いたドラマです。
父親が大企業の社長なので金の力で娘を生かし続けることが出来ます。ややSF的な科学技術も動員します。

もちろん脳死状態なので二度と目覚めることはありませんが、眠り続ける子供を死んでいると理解出来るでしょうか?
映画は微妙なバランスで進行しますがやがて篠原涼子演じる母親が狂気じみてきてバランスが崩壊します。

映画としては脳死は人の死だと言う着地点で終息しますが、観終わって時間が経ってみると果たしてどうなんだろうか?と疑問符が湧いてきますね。

人の生き死にというのには色んな解釈があるし個々の感じ方次第なんですよね。
脳死を受け入れるならば臓器提供で他の人を救うことが出来るというメリットがありますが、そのために命の感じ方に変更をせまるというのは過酷な話です。

実際は脳死で永く生き続けることは稀なので、いざという時には諦めがつくことで決断が出来るのかも知れませんが、映画のような状態ならば母親の感覚はもっともだと思わざるを得ません。
演出で母親に狂気を感じますが、そのように誘導されるのは何か違うなという感覚もありました。
重いテーマを扱った作品です。

ただ、展開や心理描写は分かりやすく面白く観れました。結末は宣伝文句にあるような特別なものでなく、もうひと捻りあったらなー、という感じ。そういう意味ではこれもやや惜しい作品だったかな。
でも個人的には今年観た映画の中では見応えのあるものでした。

 

さて、オマケに模型の話題w

機関銃には防盾が付きますがエッチング・パーツです。

カドを立てずに丸く曲げろということだな。
折り目の筋も入っていないので勘で曲げるしかない。


まあ何とかそれなりに。
やっぱ銃身微妙に曲がってるね・・・・


エッチングとはいえそれなりに厚みはありますね。


ルーフのターレットに装着するとちょっと戦車っぽくなります。


上部ハッチを裏側から見たとこ。ディティールのモールドは素晴らしいが、このヒゲのようなのは何だ。
ひょろひょろ過ぎて強度無いぞと思ったけどどうやら必要無いものらしい。なぜこんなヒゲがあるの?と謎だったけど、曲げ状態で組む時にうまい具合に噛み合ってくれて位置決めがし易いですね。
そのためのものかどうか分からないんですが・・・

馴染みのない外国製キットを作っていると不思議なことがたくさんあります。

 

 

 

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猫とクイーンと機関銃

2018-11-30 | 1/72AFV

参ったな、11月も終わってしまうよ

何もしないまま一年が終わってしまう
時間が加速している。
歳をとると時間は三倍速だ。最近はもっと加速しているようにも思う
冷静になれ自分。時間は平等に与えられている筈なのだ。

 

さて相変わらずの映画ネタ。

「旅猫リポート」

猫好きなので猫映画と言うことで楽しみに観に行きました。
主演の福士蒼汰くんも嫌いじゃないのでドラマのほうも期待しましたが、まあ絵に描いたような感動ストーリーでちょっと退屈でした。
猫がストーリーの中心という訳でなく、あくまで脇役でついでに語り部役もするんですが、猫が人間の言葉で語るのもちょっと興醒めなんだよね・・・
そういう演出なので、猫ちゃんもあんまりカワイイと思えなかった。


などと文句ばっかり書いてますがあくまで好みの問題ですので、悪い人がほとんど出てこない良いお話ですので、そういうのが好きな人にはお勧めです。


さすがに、ラストの猫ちゃんが必死になって福士くんに会いに来る場面は泣けました。
この場面では猫は語らないんですよね。猫は黙っているほうが泣かせてくれます。ずるいです。

 

楽しみにして観に行ってきました、「ボヘミアンラプソディー」

ご存知クイーンの、というかフレディー・マーキュリーの半生を描いた話題作。

評判も良くて期待しましたが残念ながら自分にはあまり面白さが分からなかった。
自分はクイーンの熱心なファンという訳ではありませんでしたが、世代的にはまさにストライクでして、当時のクイーンがどういうバンドだったかをリアルタイムで知ってるつもりなんですよね。
まず、その認識と映画の表現に差があったのが気になったかな。
クイーンは人気バンドではあったけど、ビートルズやツェッペリンのようなカリスマ性があるバンドとは違っていたし、70年代に人気があった数あるハード・ロック・バンドの中ではポップ色が強くて浮いた存在だったように思うんだよねー。どちらかと言うと軽薄なイメージで見られていたような気がします。
それは人それぞれ見え方は違っていたと思うけれど・・・クイーンが特別な存在になったのは、フレディー・マーキュリーがエイズであることを公表してから、さらに死後いくつかの曲がサッカーの応援に使われ定番曲になり、「伝説のバンド」扱いされるようになったと思ってます。

映画からは70年代から80年代にかけてのクイーンの世間での立ち位置というのが見えてこないし時代の空気なんかもあんまり伝わってこない。
フレディーのごくパーソナルな部分に焦点を当てて展開していくので有りがちな栄光と挫折のドラマみたいになっちゃって、特に面白い訳でも感動的な訳でも無く残念な感想になってしまいました。

クライマックスはウエンブリー・スタジアムでのライブ・エイドの再現シーンですが、この場面だけはすごかったと思います。8万人だかの大観衆はCGなのかどうか知らないけど大迫力だし、演奏の再現度もすごいらしい。
(オリジナルを知らないので何とも言えないですが・・・)


ただ、それを再現映像で見せられるのもどうなんだか、と思ってしまう。
実際の映像のほうが値打ちがあるし、そうなると映画そのものも当時映像を集めて編集してドキュメンタリー・フィルムでいいんじゃないか?ってなるんだよね。
往年の名バンドのドキュメンタリー映画はたくさんあるし、これはそういうのを目指して作った訳じゃないんだろうけど・・・
ミュージシャンや有名人の半生を描いた劇映画ってたくさんあって好きな作品もあるんですが、今回は「知っているバンド」であるせいか、楽しみ方が難しかったというところですかね。

ニュースにも取り上げられるほど評判良いんですが、みんなそんなに面白いと思っているのかな?って不思議な気もします。
応援上映って言うんですか、映画館で一緒に歌ったりサイリウム振ったりするヤツ、それで話題になってるだけじゃないのかな。そういう楽しみ方は自分には向かないしそれこそコピーバンドのライブ見に行ったほうが良いんじゃね?とか、もう年寄りのヤッカミみたいになってきたのでこのへんで・・・

あっそうだ、猫は可愛くて良かったです。フレディーは猫をたくさん飼っていたのだけど、みんな可愛かった。猫ちゃんがみんなしてテレビでライブ・エイドの中継見てる場面はほっこりしましたw

 

模型は進捗が無いので小物ネタでも。

今作っているハンビーはルーフに機関銃が装備されます。
こういうのがあると戦闘兵器らしくなってきますねー野蛮ですねーw


銃身のパーティングラインを消そうとカッターの刃を当てていたら折れましたOLFA

プラモデルのパーツとしては細過ぎますよ 0.7mmぐらいです。
ハセガワの古いキットだったら機関銃の太さは倍ぐらいあります。


しかたがないので金属線で作り直します。銃口の太くなってる部分は0.8mmのパイプです。


ちょっと、センターずれたかな・・・
まっすぐ付けるのも簡単では無かったです。でもまあAFV模型で銃身だの砲身だのを金属に置き換えというのは定番のDUですので、予定外ながらも経験出来て良かったです。何事も経験です。

そろそろ別のキットが作りたくなってきたので、完成を急ぎましょう。はい、口ばっかです

 

 

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最近(でも無いけど)観た映画

2018-11-17 | 1/72AFV

模型の進捗がさっぱりなのでブログ更新出来ず、映画の備忘録の書き残しがたまるたまるw

例によって模型ネタは下のほうに、ちょこっとね・・・

 

「3D彼女 リアルガール」


二次元キャラとしか遊べないゲームオタクの少年に、なぜか付き合おうと言ってくれる現実世界の女の子が・・・
という、ありがちなお話。

うーん・・・久々に失敗作を観たわ・・

オタク少年は設定ほどキモく無く、むしろと言うかそりゃ売れっ子俳優が演じるからイケメン。
意外性のあるはずのカップルが美男美女でお似合いだし、友達もすぐ増えたりしてむしろ青春グラフィティー状態

そもそもの設定であるはずのミスマッチ・ラブは影を潜めて三角関係だか四角関係だかの安っぽい恋愛ものになっちゃって
それならそれで青春ものとして評価出来たかも知れないけど終盤急に色々こじれて悲恋ものみたいになったと思ったらラストはまさかのどんでん返し。

映画の色合いも、前半はドタバタコメディー中盤は青春ドラマ終盤はミュージカルからの奇跡のラブファンタジーと統一感が無く、つまり迷走してます。

決して手抜き作品ではなく作り手も演者さんも頑張っているのは伝わってくるだけに、脚本とか演出、仕上げのまずさが目に付いて残念な映画になってます。
映画ってみんな良い作品にしようと頑張っているんだから、それをまとめるプロデューサーさんだとか監督さんはホント頑張ってくれないと残念な結果しか出ないんだよとつくづく悔やまれる映画です。

これは映画に限ったことじゃないですけどね・・・

 

「クワイエット・プレイス」


隕石に乗って地球にやってきたエイリアンにより壊滅状態となった世界。エイリアンは音だけを頼りに「獲物」を見つけ抹殺するので、生き残った人々は声を殺し息をひそめて暮らしている・・・
という設定。

この映画、低予算ながらアメリカでは口コミで評判が広がり大ヒットとなったらしいです。

確かに、緊張感があって面白いんだけどシチュエーション・スリラーの場合設定がしっかりしていてその設定からどうやって突破口を開くのかがスリリングで面白いはずなんだけど
その設定がゆるゆるなのが気になってね。
「音を立てたら即死」のはずなのに、音立てても割と大丈夫だったり・・・世界中の軍隊が壊滅状態のはずなのに、エイリアンそんな強くなかったり・・・
SF仕立てにするより、悪魔とか霊とかのホラー設定にしたらそれほど気にならなかったかも知れないのにね、

トウモロコシ畑の中の一軒家でエイリアンの襲撃を恐れてひっそりと暮らす一家というのが、インディアンとか無法者に怯える西部劇の農家みたいで、そういう昔懐かしい作風がアメリカの懐古趣味の映画ファンにウケたのかなーとか邪推してしまいました。
面白かったけどB級感は拭えない映画でしたわ。

 

「響」


マンガ原作の映画化。
欅坂46のセンターの子の初主演作ですねー

主人公は高校一年生の天才作家、初投稿作にして芥川賞直木賞ダブル受賞するという
才能もすごいが気に食わない相手は暴力でねじ伏せるという狂暴ぶりもすごい。
痛快でもあるけど、破天荒過ぎて残念ながら受け入れられないです・・・
主人公に感情移入とか共感出来ないと言うのは作品として大きなマイナス要素ですね。

映画そのものは面白いので、主人公にもっと魅力があればなって思いました。
欅坂の子は個性的だし可愛くないこともないけど、この映画では魅力的とは思えない。
むしろ、友人でライバルでもある同級生を演じたアヤカ・ウィルソンのほうが良い演技していて可愛かったし、主人公に振り回される担当編集者を演じた北川景子は新境地だなと思った。

小栗旬がチョイ役で出てたりして、このへんは続編でもっと活躍するのかなと思いましたが、映画はあまり話題にもならず客入りも不調みたいなので続編作れるだろうか・・・心配になります。このままじゃ中途半端。

 

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

夏前に公開された作品だけど、小規模公開だったみたいで田舎では秋になってやっと見れた。

70年代、女子テニスプレーヤーが冷遇されていた時代、独自に女子テニスのプロ団体を立ち上げたビリー・ジーン・キングの物語。
そう、あのキング夫人の実話です。

女子テニスはレベルが低いことを証明しようと当時女子テニスでは最強だったビリー・ジーンに対戦を申し込んできたかつての男子チャンピオンのボビー・リッグス
紆余曲折あって実現した「世紀の対戦」が映画のクライマックスとなりますが、映画にはもっと深いビリー・ジーンの葛藤が描かれています。
男女差別はもちろん、LGBTあらゆる差別が当たり前だった70年代の空気が活写されていてとても印象深い作品でした。

ビリー・ジーンを演じるのは「ララランド」のエマ・ストーン、ボビー・リッグスはスティーブ・カレル
似てる似てないはともかく、どちらも流石って思える演技でした。
テニスの対戦シーンは現在のテニスを見慣れた目で見るとまったりとしたゲームに見えますが、当時はそんな感じだったかも知れませんね。ちゃんと熱くなれましたよ。
お勧めできる映画です。

70年代って自分にとってぎりぎり知っている時代なので、この時代を描いた映画って例外なく楽しめるんですよねー。
今週観に行く予定の「ボヘミアン・ラプソディー」も楽しみです。

 

さて、カーモデル・ファンには興味が無いであろうAFV模型ネタ。


まあまあカーモデルみたいになってきたでしょ。
フロント窓、屋根も付けてやっと形になってきました。

ドアは内側と外側を貼り合わせて作ります。窓は接着せずともはめ込むだけで済みます。
透けると嫌なので黒で下塗りしてます。貼り合わせ面も念のため黒く塗ってます。


4枚ドア貼り合わせ完了。内側のディティールはタミヤの1/35よりも頑張ってるぞ


ちゃんと開口部にぴったりはまります。外側は装甲板付きなのでツライチにならなくても良いのです。


でも、うーん、Aピラーというかフロント窓のフレームに隙間が空きます。もう少しフロント窓を前傾させるべきだったのか?屋根としっかり接着しちゃったのでどうにもなりません。
まあ、ドアオープンで仕上げようと思っていたのでかまいません。

 

アクセス数はそんな落ちていないのに、ホント更新出来なくて残念です。
お仲間さんのブログチェックも怠り気味で最近の空気も読めなくなってますが、模型はそれなりに楽しんでます。

またそのうち正統派の43カーモデルにも戻りますんで、懲りずによろしくです。

 

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