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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

マスキング塗装

2011-05-05 | MAZDA 717C

模型作りで何が楽しいって、そりゃもうデカール貼りなんですの。

人によってはデカール貼りは苦手とかストレスだって場合もあるそうですけど、私の知る限りカーモデラー、特に43モデラーの人たちでデカール貼りが嫌いって人は、ほとんど知らないですね。
とは言うものの、デカール貼りにも苦労はあるし、失敗すると致命的だったりするリスクもある。
そうゆうのを織り込んでも、やっぱり楽しい訳ですよ、ボディーを彩ってゆく作業というのは。

本当に楽しい、好きだってことは、リスクやストレスも含めて楽しめるんですよね。
スポーツやってて負けたら嫌だけど、絶対負けないスポーツがあったら、きっと楽しくはないよね…。

と言うわけで、早くデカール貼りしたくて作業のピッチも加速するわけですけど、その前に準備はキチンとしておかなきゃ後で泣くことになりますから…。

全体塗装が済んでもすぐデカール貼りにかかれるわけではないので、まず実車画像と比べながらデカールをしっかりチェック。

あ、ポルシェじゃなくて717Cです。製作記次々入れ替わっちゃってすみません;;
自分でも今何作ってるんだか分からない状況でしてw

えーとですね、コクピット前後にある黄色と赤のストライプですが…

赤…ローズピンクといいますか、やや薄くてくすんだ色ではあるんですけど、デカールのピンクでは薄過ぎますよね。

黄色も、もっと濃くてくすんだ色です。デカールのは実際この画像以上に明るい黄色なんです。

そもそも、なんの色なんでしょうね。この717Cは60号車がニコン、61号車がJUNがメインに振り分けられてるカラーリングなんですが、黄色はニコンのイメージカラーだとするとピンクはJUNのイメージカラーだったんでしょうか?調べてみたけけど今も残る老舗ファッションブランドのJUNですが、特にイメージカラーみたいなのは分かりませんでした。

と、まあいいけどここは塗り分けしましょうと。

とりあえず適当に外側のアウトラインをマスキングテープ上に描いて切り抜きます。

外側は適当でいいんだけど、内側はコクピットの丸く膨らんだ部分をうまく取り囲まないといけないのでとっても難しいです。
真ん中の青い部分はデカールを生かそうと思うので、そのためのスペースも開けておかないといけません。

んで、適当に作った色で塗ってみた。
ちょっと濃過ぎるし色合いも違う気もするけど、まあいいですぅ。私の色覚では調色にも限界がありますの。
それに画像によってかなり違って見えるので、本当のところは分かりません。
でも、デカールの色が実は正解ということはなかろう…。

これで、デカール貼りにかかれる!わけではありません!

この頃のマツダのレースカーは、ゼッケン部分にゼッケンサークルがありまして、これがどうやらシルバーらしい。
デカールにはそもそもゼッケンサークルが無いので、ここも自分でどうにかしなきゃならないです。
白のゼッケンサークルなら、ジャンクの中から探せば使えるのがあるかも知れないけど、シルバーは覚えがないです。
やはり、塗るしかないです…。

マスキングテープを丸く切り抜きますが、サークルカッターとか持ってないので、適当な丸いものを定規にしてカッターで切り抜くしかありません。ペンのキャップを色々試してみるとちょうどいい大きさのがありました。
でも、キレイに切り抜くのが難しいね。何枚かやってみて、キレイに抜けたヤツを使います。

シルバーの色合いは画像ではさっぱり分からないので、今回はクレオスのスーパーシルバーというのを使ってみました。
けっこう良く反射するキレイなシルバーですね。普通の8番のシルバーでも良かったかも知れないですが…。

こっち側は、かなりガタガタになってしまった。キレイに抜いたつもりでも余分な切り込みやら切り過ぎやら、失敗してるんですね。
よく飛行機モデラーの人とかが、日の丸塗ったりするの難しいとか書いてて、何がそんな難しいのかと思ってたけど、やってみないと分からないもんですね。「円」というのは、ほんの少しいびつになってても目立つんですよね。

ちょこちょことタッチアップして直しておきましたが、銀色って筆塗りすると絶対ムラになっちゃってバレるね…

 

さてこれでマスキング塗装も終了、こころおきなくデカール貼りに…
と思ったら、まだまだ問題点が出てくるんですよね…

つづく。


めげるな、そらまめ

2011-03-03 | MAZDA 717C

ボディー塗装が済んだGT500ですけど、タミヤのマイカブルーを缶スプレーから出して使用したため、なかなかしっかり乾燥しない。
タミヤの缶スプレーはツヤを出すために魔法の汁を混ぜてあるせいで乾燥が遅いというのは模型界では有名な話。
使用しているガスのせい、という話もあるけど、かなり時間をかけてガスを飛ばしてから使用しても乾燥が遅いので、やはり何か添加剤が入ってるんでしょうね。
あと、タミヤの缶スプレーとクレオスの塗料を混ぜると凝固してモロモロが出ることありますね。アレも添加剤の影響か?

そんなわけで、いまだにGT500は放置中。その間につい冷たくしちゃった前のコに戻りますw


はい、そらまめちゃんです。
いや、放り出したワケじゃないんですけどね、何かと手が止まっちゃうことが多くてですね…

このシート…
滑り台みたいなカタチなんですけど、80年代のレースカーにコレはないでしょう?
資料画像がなくて、実際どんなんだったか不明なんですが、時期的に考えて956みたいな形状でいいのかな?
何にしても自作するか調達するか、どうにかしなきゃいけなくて面倒。

ダッシュパネルも、これぞ43!自分でどうでもして~ってな感じのメタルのカタマリでして…
コレも資料画像ないんですが、文献によれば市販車カペラのダッシュを流用していたらしい。
といっても、探しても当時のカペラの内装画像なんてマニアック過ぎて見つからないぞ?
ていうか、その頃のカペラって自分が自動車免許取った頃の教習車だったような(遠い目
もちろん、カタチなんて覚えてませんけどねー

まあそんな訳で、内装に関してはほぼデッチ上げになりそうです。

テールライトはモールドでしたが、掘っておきました。透明プラでも仕込もうと思います。
これも文献によれば市販ワンボックス車ボンゴのテールライトを流用していたらしい。
うーん、カペラ以上にマニアック…当然画像見つからない…
まあ、リアビューは実車画像では分かりにくいものの、ほかのミニカーなどを参考にできますから何とかなります。

あと、ミッションエンドに付くエアジャッキとそれを囲む金属フレーム(実際は牽引フックが一体化してます)も、モールドで表現されてますが

削り取ってしまいました。
数少ないメカニカル露出なので、作りこんでみようかなと思いまして。
工作のメドは立ってないんですけどねw まあ何とかなるでしょ。
両サイドのエアトンネルにドライブシャフトやロアアームも露出するんですが、そこまでは作らないことにします…そこまですると、アップライトとかまで作ることになっちゃいそうで。

ヘッドライトですが、アルミパイプを輪切りしてはめてみました。
5mmと4mmですが、うーん、ちょっと大きいかも…上が4.5mmぐらいでちょうどいいのかな。

やはり、パーツ調達したほうが早いかな。
ボディーの下地作りもまだまだだし、のんびり行きますね。

 


そらまめ号、再スタート

2011-01-17 | MAZDA 717C

2011年、初の更新となります。うっかりしてたら松の内も終わってしまい、今さらにも程がありますがみなさん今年もよろしくお願いします。

毎年、正月は模型三昧して過ごすのですが、今年は久しぶりに模型を離れてのほほんと過ごすつもりが、色々用事に追われたり、正月明けの仕事が忙しかったりで特に出掛けたりも出来ず過ごしてしまい、これだったら腰を据えて模型してたほうがもっとはかどったかもなーって後悔。
みなさん、やっぱり正月は模型に限りますよ…

さて、昨年大晦日から持ち越した課題のスリット穴。
気を取り直してそれなりに見えるようにと思い、

こんなふうに真鍮板で修正したりしてあがいてましたが、どうにもこうにも見苦しい仕上がりになりそうなので、

埋めちゃいました。わはは

前回、プレゼン仕様はスリット無しだったと書きましたが、そうするとロゴなどのマーキングもルマン仕様とは違ってて色々問題ありそうだったのですが、資料画像見返してたらルマン仕様でスリット無しの画像がありまして。
果たして、どうゆうタイミングの画像だか分からないけど、ルマンのプレートも貼ってあるし、場所も現地のようです。さては予選仕様?
とにかく、実戦でスリット無しの状態もあったのなら、埋めちゃっても全然問題ないですー。
厳密に言えば細かいディティールの違いもあるのかも知れないけど、この717Cに関してはそもそも資料画像が非常に少なく、ディティールの追求なんかできっこありません!
ということで、1枚の画像を頼りに「スリット無し仕様」にすることにしました。

いやー、逆に考えればレア仕様ってことで、いいじゃないですか…。
717Cの模型というと、ネットで探してもスパークだかフォーサイトだかの完成品しか見当たらないんですが、当然いずれもスリットありです。そこらへんの完成品よりはいいモノ作りたいって気持ちはありますからね、しかもレア仕様なら存在感もあるでしょ?
なんてね、言い訳ですけど、まあ人間、時には楽な方向に逃げてみるのもいいんじゃないですかね。

ちなみに、スパークだのフォーサイトだのの完成品はディティールも甘い上にスタイルが最悪なので、いずれにしてもこのプロバンスのキットを完成させる意義はあると思います!

というわけで、懸案事項がひとつ片付いたのでどんどん進めますが、モールド掘り直しとかの地味な作業が意外と時間かかる…。スリット以外の開口部は全て抜き、ヒンジやゼッケン灯などのモールドは切り飛ばし、給油口や電源接続ポイント(?)なども大穴開けて別パーツ化の予定。

ヘッドライトもモールドされてて、透明樹脂盛りした反射板を貼る方式でしたが、ここも大穴開けときます。(この位置に穴開けるのは難しかったぞ…手持ちのドリル刃では径が足りないのでリューターで広げましたがボディーを傷つけると修正大変ですからね)

ここは別売りのレンズパーツ仕込むかな…。

 


発進!そらまめ号 (MAZDA 717C LM'83)

2010-12-31 | MAZDA 717C

911GT1完成してホッとしてましたがあっという間に大晦日。ここを訪れてくれてる皆様、今年もお世話になりました。
そして、ここを読まれる頃はもう良いお年をお迎えになっているでしょうか?
新年も当へっぽこブログを、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

なんとしても今年中に開始したかった「そらまめ」ですけど、キットがキットなだけに色々迷うことも多くて、考えてるだけで全然手が付かないまま大晦日を迎えることになりまして。

何が問題かというと、いつものことですがダクトやスリットの開口。911GT1ではごっそり省略して、私の開口フェチも熱が冷めたかと思ってたんですがね…

このキットの場合、各ダクトやエアインテークには薄いレジンの膜が張っているだけで、開口自体は容易にできます、膜を破ってフチを整形するだけ。
ただし、ここだけは別でして、

エンジンカウルの熱逃がしスリットでしょうか、キレイな彫刻ですが、このキットはコクピットより後ろはほぼレジンのカタマリでして、中をくり抜いてやらないと、いくら掘っても穴は開きません。

キレイなモールドなんだから無理に掘らなくても、ツヤ消し黒で塗っておけばいいやと初めは考えていたはずなのに…

無理を承知で中をくり抜いていたら…

 

ズボッ!

貫通しちゃったぞ?オイ…

かまわずスリットを抜きましたが…どうしましょ?

こっち側は、抜いてる時に折れました。細いカッター刃を入れただけでも刃の厚みで桟に無理が掛かるので難しい作業だ…

欠けた部分を探して瞬着でつなげておきましたが…

なんかガタガタだよ…
カタチはキレイに抜けたとしても、裏のくり抜きがガタガタなので、厚みにバラつきが出てるのが見えちゃうんですよね…
明らかな結論が出ました。この作業はするべきじゃなかったと。

作業後にそんな結論出てモナー、…どうしよう?
どっかからコレ用のエッチングパーツ発売されてない? (ナイナイw)

考え付く対処方

・タイムマシンで昨日に戻る (現在の技術では無理。たぶん将来も無理)
・エッチングパーツ製作注文 (コスト的に無理)
・自作エッチング (技術的に無理)
・金属板から切り出す (たぶん無理)
・裏側から薄々攻撃 (強度的に無理)
・薄い塩ビ板から切り出す (出来るかも。自信ない)
・埋めちゃう (プレゼン仕様ならスリットはなかった。アリかも)
・こんなもんだと開き直る (まあ、可能)
・パテで裏打ちして、なかった事にする (可能)

あと、考えればあと100個ぐらいは思いつくけど、どれも選べない…

108つの煩悩を抱えたまま、年を越させていただきます…orz

 

 

そうそう、毎年恒例の「年越しモデリング」ですが、今年はもう無理って感じ。私は参加できそうもありませんが、皆さん頑張ってますので、よろしかったら進行状況のぞいてみて下さい。
年忘れ~お年賀モデリング