blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

弊害は一掃

2024-07-09 22:20:44 | 日記

新しい担当になってからかれこれ半月ほどが経つ。

前担当が長く守ってきていたエリアは当人が離脱してしまったので今は私がやっている。

中身はほぼひとり仕事と言っていいのは再三書いているが、当人が長く守ってきたエリアなので当人の色が強く出すぎていた。

段取りも独特だったし作業台にはワケの分からない手書きの資料がゴロゴロしていた。

仕事を毎日続けていると手書きの資料など全く必要はなく事務所からもらえるものだけで十二分に仕事になるのだが、長くひとりが同じエリアにいた弊害が出たものと言える。

私は複雑なことが苦手なので全てをシンプルな形に置き換え、人さまが急に入ってきても在庫カウントができるくらいにしたいと思っている。

棚卸のたびに行方不明の製品があって時間が長引くようなことでは、ひとつのエリアをいちおうは任されている意味がなくなる。

 

それにしても、しばらく姿を見せていない前担当についての話題は現場ではトンと聞かない。

現担当だからと他の人から聞かれることはあるが、聞いていないものは聞いていないので答えられない。

当人の事情については公式の場では一度も発表はされておらず、今後も戦力として計算されているのかどうかも分からない。

分かっていることは、今の私の担当は前担当が戻ってきても私がやり続けるということだけである。

やたらに休憩するとか自分より動く人がいたら逃亡するとか勤務態度の面で必ずしもいい評判はないようだが、決して粗暴なタイプではないし我が社での経験も長い。

私の今後に影響はないにしても当人はある意味功労者であるから、このまま去っていくにしてもキレイな形で、戻ってくるにしても丁重に扱ってあげる必要はある。

 

戦力ということで言えば、私と入ってきた時期が近い年長さんも最近姿が見えなくなった。

持病のために毎週の検査もろもろで週に一回はいない感じだったが先週末から今日まではずっと来ていない。

なぜまた長く姿が見えなくなったのか、これまた公式には何のアナウンスもない。

この人についても、今後戦力として計算されているのかは私の知る限りでは判然としない。

 

上記2名についてはどちらも体調や病気がからんでの離脱だから、縁あって同じ時間を同じ場所で過ごしてきた仲間としての心配は当然する。

ただ組織論として考えると、このままズルズルと、10人にもならない部署で計算できない人員が2名という状態が続くことは現場にとって相当な負担になる。

マイナス2で済めばまだいいが、他の拠点の仕事のからみで当日にマイナス3になることすらある。

ただでさえ少ない人員、その中には動きの鈍い高齢者も多々混じるとなると、今日のように日中に出荷がないのに結局残業などということになってしまう。

私はその立場には当然ないが、離脱中のメンバーに先々見込みが立たないなら人員の補充を早急に考えるべきだし、まだ見込みがあるのなら時期としての具体的なメドくらいはアナウンスがあってもいいのではないかと思う。

何も知らされないまま人員不足の状態で塩漬けにされる状態が続けば、我が現場の若きエースもやがてつぶれてしまうかもしれない。

他に統率力のある人物がまるで見当たらない現状ではそれだけは絶対に避けなければいけない。

 

今週末には何やら会議が予定されているようだ。

1年近くいるのに会議などというものにはお目にかかっていなかったから、この際どんなことでも、先日の私の事故でも、今離脱している2名のことでも、明らかにひとり不足しているローカルの運転手さんはどうするかの問題でも、何でもいいから議題にして最低限ひとつの組織としての何らかの意思統一は図れないものか。

「暑いから」が「現場でヘルメットを着けない」に結びつく度し難い病理を抱える我が現場で座学を催す意味があるのかないのか、初めてとなる機会で見極めようと考えている。

弊害という弊害をすべて一掃してようやく常識にかかった職場になるなどというレベルでは今後長く続いていくことは難しい。

過去私は様々な会社に在籍して、実際に倒れるか倒れそうになった会社の姿も多く見てきた。

それらの会社には「共通の雰囲気」があることを指摘してエントリーを閉じたい。



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