曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

11月26日~12月2日

2012-12-09 | インポート
12月2日(日)
「釜石みんなの家@釜石」
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朝、気仙沼から北上し、平田(釜石)の仮設でI氏と落ち合い、釜石の各ゾーンをいろいろと案内をしていただく。宅地のつくりかたの考え方が、牡鹿半島とまったく異なるのに驚いた。夜は小嶋さんとか宮本さんとか塚本さんとか、関係者がみんな集まって飲む。
写真は伊東さんのみんなの家。


12月1日(土)
「きちじ@福よし(気仙沼)」
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朝、気仙沼から大島にフェリーで渡りいろいろと見て回り(南と北でまったく異なることがよくわかった)、午後はワークショップ。集客が悪い。難しいものだ。我々側の地域理解の解像度は上がったからいいとしよう。
夜、気仙沼側に戻り、槻橋先生のハイエンド情報を元に先生方と福よしへ。なにもかもがすばらしい。キンキをキチジというらしい。この日も復興商店街(紫市場)でカラオケ。


11月30日(金)
「アーケードの風景@六角橋(白楽)」
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朝、六角橋商店街の会議室を借りて大学院の授業。商店街内の、昨年火事で焼失したエリアの提案を考える課題。部屋の窓を開けたらこんな風景が。セットみたい。
その後、八潮市役所で打合せをしてから気仙沼へ。遅めの食事をしてたら学生から連絡が入り、カラオケへ。


11月29日(木)
「学長のサイン@学長室(神奈川大学)」
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大学で牡鹿半島牧浜の区長さんによる講演。克明な記憶と詳細な胸の内が迫る。講演後、学長室をたずね、豊島さんのベストにサインをもらう。午後の授業を挟んで、夜は、神奈川建築安全協会でも講演をしていただく。客層に会わせて話を調整しているのには驚いた。その後は野毛で飲む。


11月28日(水)
「狸小路@横浜」
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夏までに受けなければならない健康診断をサボっていて、ようやく行くことに。折角なので人間ドック。いつもの健康診断とそれほど大きく変わらないような気もするんだけど、受診料は4万円を超える(健康診断は全学大学負担。半分は帰ってくるらしいけど)。
夜は、牡鹿半島牧浜から豊島区長さんが来ているので、狸小路に飲みに行く。


11月27日(火)
「瓦に郵便局のマーク@元郵便局(伊吹島)」
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朝早く宿を出て、伊吹島を散策。ぶらぶらしていたら、島の歴史に詳しい三好さんに拾ってもらい、解説付きな散策になる。島が経済的にもっとも盛り上がっていた時期には、あらゆる都市的要素(の縮小版)が詰まった、箱庭のようなところだったようだ。写真は昔の郵便局の建物の屋根。瓦に〒のマークが。


「舟の板@伊吹島(観音寺・香川)」
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雨水の活用や、イリコ漁や、出部屋(出産直後の女性達だけが共同で過ごす家)の歴史や、たくさんの祭りなど、特徴が多い。くまなく歩き、イリコを買って帰る。
木舟の板を再利用した小屋とかもある。


11月26日(月)
「樋@伊吹島(観音寺・香川)」
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来年の瀬戸内芸術祭の関係で、伊吹島に。イリコ漁で知られる香川県西端の島。島についたら丁度昼で、船着き場前の食堂(島に一軒)で「ようしょく」とお好み焼きをたべる。イリコ粉をふんだんに使う。
島の特殊事情がいろいろな特徴を生み出していて興味深い。例えば、岩場の島なので井戸も掘れず、雨水を貯めておく。雨樋が縦横無尽に伸び、地中にためる(これを井戸と呼ぶらしい)。


「床屋@元小学校(伊吹島・香川)」
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床屋も無くなったらしく、元小学校の部屋に、学校にあったものの組み合わせで臨時の床屋ができている。パソコンラックに、一つ一つ形の違う鏡。元保育所が歴史資料館になっていたり、元劇場が公民館になっていたり、建物の再利用も積極的。日帰りの予定だったんだけれど、急遽、泊まることにして、夜の地域の集まりにも同席。魚を堪能して寝る。