小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

TPPって、何じゃらホイ?

2011-10-31 09:31:43 | Weblog
昨日、TPPについて「賛成に傾きつつある」と書いたところ、
それじゃイカンと、お頭さんから長大なメッセージをいただきました。
それについてレスを含めて、ここに私の考えをとりあえずかかげてみたいと思います。

TPP(Trans-Pacific Partnership)は、ざっくり言うと、
米国、シンガポール、チリ、ニュージーランドなど、環太平洋の国々で
ほぼすべての産業について、
関税を撤廃して自由貿易ができるようにするシステム、といった感じでしょうか。

ウィキで見ると、農業や漁業、畜産などの第一次産業はもとより、
車や電気製品等の第二次産業、
金融、医療サービス、知的財産権、といったサービス業の入った第三次産業に至ってます。
(表現、不正確ですがご容赦のほどを)。


うむむ。
こりゃ、正直私なんかの手に余るぞな。

ちゅうか、国を二分して色々みなさん言うてますが、
これをキチンと把握してる人って、経済のプロや政治家でも何人いるもんかな。

とはいえ、わかってないヤツは意見を言ってはいけない、
という姿勢は一種のファシズムです。

原発問題にしても、私を含め、たいていの人間は原発のしくみなんてわかってませんが、
だからと言って、原発について意見を言ってはいけないということにはなりません。


それにしても反原発 vs 原発推進と同様、
TPPも賛成反対に二分できるような単純な話ではないと思いました。
なんせ、単純に農業や漁業だけの問題じゃないわけで・・・。

それでも政治においては、参加するか、参加しないかといった、
旗幟を鮮明にする決断が必要です。


個人的にお頭さんの文章を熟読した限りでは、
お頭さんがどう思うか別にして、基本的にこの人は実はTPPに賛成だなと思いました。
(違ってたらゴメンなさい)。
いつかどこかの段階で、自由貿易はしないといけない。
しかし、時期と条件がアメリカに有利すぎる、今はすべきでない。

そんな風に読み取れました。


第一次産業に限って言うと、現在の農業や漁業とも
平均年齢65歳とも67歳と言う高齢化(定年がなくて良いといえば良いけど)で、
助成金による飼いごろし状態です。

そんな状況を打開するためにも自由貿易の考えは必要になってくると思います。
(一方で、第一次産業を殺すとも言われてますが)。

現段階では、シロートの私にこれということは言えませんが、
ある段階での自由貿易は必要だと思います。

しかし、お頭さんの言うような拙速なTPPへの加入は、
米国の言いなりになる危険がはらんでいるわけでしょうね。

それにしてもツイッターを見ると、TPP賛成=売国奴という書きこみも多く、
いくらなんでも内容を吟味せず如何なものかと思いますが、
みなさまはどうお考えでしょうか。


写真はヤマガタ・サンダンデロに飾る「山形十二双図」(六双から十二双にバージョンアップ)の一部。
うぬぬ、だいぶ絵がズレてるぞ(刻印がある方が、すでに完成されてるもの)。
ちゅうことで、修正しました。

11月中旬に完成予定です。
コメント (17)
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