小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

東京マラソン、先頭集団に遭遇!

2016-02-29 08:48:35 | Weblog

昨日と一昨日は静岡から来たお客さまを連れて、東京下町散歩。

静岡つながりで、駿府の人たちが移り住んだという台東区稲荷町から10時頃に出発し、浅草に向かう途中、なにかモノモノしい一団を発見しました。

ああ、この日は東京マラソンだったのね(興味ないものでスミマセン)。
そういえばジムでも当たった人が参加するとかしないとか言ってましたけど、 ギャラリーに混じって警官やボランティア、テレビ局のクルーなどがところ狭しと立ち並び、それは賑やかな様子です。

予定した道を渡ることができないので、ルートを変更して歩いていくと、ウワーッという歓声が聞こえきました。

時間からして先頭集団か?
それにしてもまだ11時になるかならないかで、27km地点まで到達するなんて、ずいぶん早いもんだと思っていたら、10人くらいいたでしょうか・・・黒人の集団がものすごいスピードで私たちの前を通過。

まるで黒い弾丸というか・・・早い選手の速度は時速20km/hくらいだそうで、 電車が前を横切ったくらいのスピードにびっくりでした!

そのあとで日本人選手が通過し、女性のランナーや車椅子のランナーも通過。
女性ランナーも早いものですね。
抜かされて呆然とする男性ランナーの顔も印象的でした。

あとで聞いたら、上位7人はすべてアフリカ勢ということ。

先頭集団の抜群の早さにくらべて、それ以降は素人目にもスピードが落ちた感じですが、あの早さで42.195kmを走るなんて、まさに超人。

みんなマラソンを夢中になって見るわけだと思いながら、別ルートに入り散歩を続けました。(つづく)

↓ こちらは東京マラソンの警備に出動していた警視庁騎馬隊の女性。凛々しく美しく、みな写真撮影にいそしんでました。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大家族」UPします!

2016-02-27 08:44:18 | Weblog

本日の作品UPは「大家族」です。
このタイトル、シュルレアリズムの巨匠ルネ・マグリットの同名の作品からタイトルだけを取ったもの。

小学校6年の時にマグリット展を初めて見た時、鳥の姿をかたどった不思議な空がずっと目に焼き付いていました。
この絵を描いている時には、まったくマグリットのことは考えていなかったのですが、完成した時にふと その記憶がよみがえってきたというわけです。
水と空気と重力に区別のない世界を、おすもうエンジェルが自由に行き交います。よい、ハッケヨイ!

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

”リパの恵み~Harvest of Lipa” 額装されました!

2016-02-26 08:38:19 | Weblog

フィリピンはリパの大澤オーナーからメールがあり、額装の写真とメッセージが送られてきました。以下、メールの本文を掲載いたします♪

こんにちは 大澤です。
額装完了しました。柱の間にぴったりと入りました。
絵も額も素晴らしい出来栄えです。ここだけ美術館のようです。
額を製作した本人も来て、絵が素晴らしいと言っていました。

そして色々質問してきました。
シエスタおじさん? についても聞かれましたが、答えられませんでした。

カンバス15キロ、額14キロ 計29kgです。上部3点で吊り下げ止め
下部2点受け止めです。ガラスを入れると重すぎるので入れませんでした。

額装の職人は随分細かいところまで見てくれたのですね。シエスタおじさんとは 

赤い矢印の上で寝ながら飛んでるおじさんで、私が書いた本のキャラクターです。
一口で説明できる内容でもないので、職人さんにお会いしたら、そう説明してください。

そして、わたしの絵に素晴らしい仕事をしてくれて、ありがとうとくれぐれもお伝えくださいませ。

描いた本人ですが、本物をフィリピンまで見に行きたい(笑)!
いずれ行きます! その時はよろしくです♪

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八戸→黒石再訪!

2016-02-25 15:32:44 | Weblog

言われるまま、くっついていく旅の2日め。
なぜか「これから弘前に行くよ」って言われまして、気づいたら新幹線に乗って新青森。ああ、これって昨年行ったねぶた祭りのコースじゃないの。

普段、わたしは自分でルートを決めて行く旅が多いのですが、任せて歩く旅はきらいじゃありません。

で、実際に行ったのは弘前から弘南鉄道に乗って行く、黒石だったのですが、この日は黒石市の観光課に勤める友だちの友だちが車を出してくれました。

さすがは雪国の人。
雪道をものともせず、ブンブン飛ばして(当社比)普通の食堂に到着。

ここが有名な人気の大十食堂。
焼きそば&ラーメンセットはダブル麺のボリュームセット。

焼きそばは濃厚ソースにもっちり太麺、具は豚肉+玉ねぎというシンプルな組み合わせ。この具のセット、どこかにあったなと思ったら、生姜焼きがこの組み合わせなのですね。生姜と醤油じゃなくて、濃厚ソースで焼きそばに和えるのがポイントでした!

ラーメンは焼きそばより細い東京ラーメン風のダシがきいてたあっさり味。

店は激混みでしたが、それも納得のお味でした♪

食事のあとは、なつかしの黒石に到着。

松の湯交流館という銭湯だったところを改造した市の施設に通され、黒石観光。
黒石こみせ通りのまち歩き。

何と市議の方がアテンドしてくれました。
(趣味でやってるおじさんのボランティアかと思いきや)。

圧巻はこちら。佐藤晶さんによる津軽三味線の演奏会
一口に”じょんがら節”と言っても、いくつか種類があるそうですが、この日はオリジナルと呼ばれる黒石じょんがら節と、津軽じょんがら節を演奏してくれました。

そういえば、昔に靍橋竹山を主人公にした「竹山ひとり旅」なんて映画があったなあ。津軽三味線はロックな楽器で、若い人の演奏もよく似合いました。

演奏が終わって、外を見ると一面吹雪。

2センチの降雪で交通が止まる東京の人間は、こんなに降ってたら帰れなくなるんじゃないかと思いましたが、雪国の人は慣れたもの。

難なく弘前駅まで送ってくれて、難なく東北新幹線はやぶさでダイヤが乱れることなく東京まで運んでくれました。

いや、同行&先導してくれたみなさま。ありがとうございました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八戸えんぶりで爆睡!

2016-02-24 13:42:38 | Weblog

一昨日からの続きです。

八戸には仕事で行ったわけではありません。
八戸が世界で一番好きというクライアント兼友だちに誘われて、えんぶり祭に行ったというわけです。

えんぶりを見るのはもちろんはじめて。
えんぶりは東北五大雪祭と呼ばれ、馬の頭をかたどった烏帽子をかぶり豊作を祈願するものだそうです。

えんぶりは八戸市内あちこちで行われていて、是川土偶館でも「八仙」の駒井酒蔵でも見ることができました。
舞のレベルの高いのはびっくりでして、特に子どもの踊りがよく訓練されていて、発声などは「おんかん」の木下式を思い出しました。

地域でこのように育てて教育していたら、子どもも悪くなりようがないですね。

「八仙」の駒井酒蔵では利き酒大会。

3本用意された日本酒に「い」「ろ」「は」が描かれていて、別に3本「1」「2」「3」と描かれた瓶が用意されていて、どれとどれかを当てるゲームです。

うーん、この酒はこれか? これか?

確かめるためにもう一杯。 いやわからん、もう一杯とやっていくうち、だんだん酔っぱらって、どれがどれだかわからなくなっていきました。

しかも、つなぎにおつまみも水もなし。

結果は1つしか当たらないという残念な結果。4人行った中で、全問正解は1名という、ちょっとくやしい結果でしたが、まあ仕方ないですね。

この日のメインは「お庭えんぶり」 という、更上閣というところで行われるプラチナチケット。友だちが色々手を回して入手してくれたのですが、利き酒のあとも注がれるがままに飲んでいた私は、すっかり出来上がってしまい、お庭えんぶりがはじまった途端、爆睡。

利き酒担当の方が、意外に日本酒メーカーに多いお酒の飲めない人なもので、注ぎ方のペースが早い早い。お猪口の空く間もなく、次々に注いでくれるからさあ大変!

これには友だちたちも呆れたようですが、眠いのがガマンできないわたくしは、フネを漕いでは起きの繰り返し。
お庭えんぶりの記憶は断片的です。

えんぶり終了後は地元在住の友だちと合流して、八戸名物の横丁で一杯。

そこでも、しばらく飲んだ後は爆睡のわたくしは言われるがままに、横丁のあとはスナックへ。八戸は地方都市に珍しい眠らない町なのですが、わたし自身はそこでもグースカ寝ているという体たらくでした。

今度行くときは、利き酒は翌日にしてもらおうっと(苦笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗本さん in 花風社創業20周年の食事会

2016-02-23 09:38:03 | Weblog

昨日は都内某所にて花風社ファミリーの食事会、創業20周年を記念する集まりでした。

と言っても、たまたま食事会の日にちが一致したことで、あ@花さん夫妻、南雲さん、栗本さん、そして読者の方とわたしという限られたメンバーで、いつもの忌憚のない会話です(お店の意向で、会場の写真は使わず。代わりにPhotoは八戸の八仙・駒井酒蔵で行われた”えんぶり”です)。

話題の中心は、先ずは先日南雲さんが出演した「ザ!世界仰天ニュース」のからで、あの番組が意外にキチンと作られたということ。
そのために南雲さんが「治らない」という言葉を使わないよう、またお涙頂戴にならないようにリクエストしたこと。けれども番組をつまらなくしないため、リクエストは最小限にしたこと(そもそも撮影の時間がなくて、多くの要求ができなかったこと)。
また、再現映像で南雲さん役を演じた役者さんが、本人そっくりで、南雲さんご自身も納得の演技だったこと。それも、高校時代の親子の様子などをかなり忠実に再現していて、プロデューサーも俳優探しにはこだわったことなど。

そんなこんなが、ご本人の口から聞けてかなり興味深い話題となりました。

そんな中、われらが栗本さんが開口一番。

「世界仰天ニュースもいいんだけどさー。オレ、『情熱大陸』に出演するのが14年来の夢なんだよね~」

ちょっと、栗本さん。
なんでいきなり情熱大陸? それにその14年来の夢って、なによその中途半端な数字は?

「オレ、葉加瀬太郎のあの主題曲、好きなんだよね~。あの曲に乗って出演してみたいって、14年くらい前に思ったんだよねー」 

うーん。ちゃんと何年前に夢を抱いたの覚えているのはエラいけど、そのために何か動いたらどう?

前から言ってる”市ヶ谷の釣り堀に行く計画”も、行くなら一人で行けばいいのに、一緒に行く人がいないからって、まだ行かないままだしねえ。

でも、こうやってブログに書いておいたら、どこか情熱大陸のプロデューサーの目に留まって出演依頼が・・・うーん。

情熱大陸のプロデューサーさん、このブログを見ていたら、この方・栗本啓司さんにご注目くださいませ(笑)。

「オレ、やっぱり松嶋菜々子と仲間由紀恵だったら、松嶋菜々子だと思うのよ。だって、松嶋菜々子の方が性格良さそうだしさー」

ちょっと、ちょっと。
栗本さん。どうでもいいけど、松嶋菜々子と仲間由紀恵も友だちなんですか。性格、どちらが良いか悪いか知りませんが、二人に会ったことあるのですか(笑)。

TVだって、最近買ったばかりのくせに、色んな番組バカに詳しいし。

そんな栗本さんですが、さすがに体のコンディショニングのことになるとプロの会話と目つきです。

最近、栗本さんは気温や湿度と体の関係に興味があるそうです。
東北のような寒冷地に脳梗塞が多いのはよく知られてますが、たとえば長崎のように湿度が高いところはリューマチが多いといったことでしょうか。

俗な会話はダメダメな栗本さんですが、この日の食事会の前も、読者のコンディショニングをして、そこの家族を楽にしてあげたそうですから、どうかみなさま、この人をよろしくお願いします。

ダジャレがヒットせず、栗本さんにほとんど持ってかれて、ちょっとふまんのわたくしでした(苦笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八戸に行きました(是川土偶館のつづき)

2016-02-22 11:20:03 | Weblog

八戸周辺は土偶がザクザク出るそうで、珍しくもないそうです(驚)。

土偶は腕とか脚が、わざと壊されてるそうで、体の悪い部分の身代わりになるように祈りを込めて作ったとされる説があるんだとか。

↑ で、上の土偶ですけど、今見て気づいたんですが、この土偶は無傷ですね。
なんか子どものようにも見え、それもお勉強の出来がわるそうな子にも見えます。

「つまんないなあ。早く終わんないかなあ」

なんか授業の最中に廊下に立たされる子にも(今はそんな懲罰できませんが)見えないことはない。真偽のほどはわかりませんが、土偶はそんな感じで表情を見ると、とっても面白いのです。

↓ こっちの土偶はかなり立派。どんな意味があったのでしょうね?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八戸に行きました

2016-02-22 09:03:35 | Weblog

土日は八戸えんぶりに行ってきました。
先ずは、是川土偶館で五郎丸土偶こと、合掌土偶に遭遇。

つづく(スミマセン、中途半端で)♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミス・オーキッド

2016-02-19 17:14:37 | Weblog

本日の作品UPは「ミス・オーキッド」。
「惑星Rocks」と同時期に描いたもので、たしか勤めていたデザインメーカーを辞職する1ヶ月前くらいに描いたものでした。

前の会社とは、あとを継いだ元同僚が社長になったことで、現在も付き合いアリ♪ DICカラーガイドの編集はその大切なお仕事です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

惑星Rocks

2016-02-18 10:29:24 | Weblog

本日の作品UPは「惑星Rocks」。
昨日、もっとロックな作品をお見せしますと、友だちに宣言したということで、まんまの絵をUPいたします♪

こちらもフリーランスになりたての作品で、原画は売れてしまって手元になく、制作したポストカードからスキャニングしました。

出版社やデザイン事務所をまわって、ポストカードを配って営業をしてたのですが、この絵でよく仕事が来たものだと思います・・・って、あんまり仕事はもらえなかったような記憶も(苦笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の作品UPは「Sussyくん」です♪

2016-02-17 08:52:50 | Weblog

本日の作品UPは「Sussyくん」。
フリーランスなりたての時に、仕事もロクになくて勝手に描いたものでした。こういう作品、けっこういっぱいありますので、この先UPしていきたいと思います。

↓ ちなみにこの作品、のちほど「メキシコ風千手観音」という別の形で描いてみました。カリブの日差しのもと、けっこう怖い世界が展開されています。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

招き猫ナスターシャ

2016-02-15 11:00:36 | Weblog

本日の作品UPは招き猫ナスターシャ。
持ち主はエミリア・ロマーナ州在住のイタリア人です。

こちらはご自宅に飾られてる様子ですが、さすがイタリア人!
センスがええわ♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フミくん物語」再び

2016-02-14 13:18:50 | Weblog

といっても、別に続編を描くわけじゃありません。
今のフミくんは結婚して子どももいる、普通のお父さんですからドラマにはもうなりませんもの。

木下式音感教育法~東京合同音楽祭の影響か、拙hpでアクセスの増えている「フミくん物語」の作品UPです。

よろしければ、この機会に通しでお読みいただければ嬉しいです♪

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重力波と「シエスタおじさん」

2016-02-13 09:21:17 | Weblog

重力波発見のニュースを聞いて、真っ先に思い出したのは自分の著書でした。
もう随分前に出されたもの。もう出版社もありませんが(苦笑)。

シエスタおじさんは重力波に支配されない唯一の存在。
数世紀にもわたって、どこからともなく世界中の空に姿をあらわす「シエスタおじさん」は、如何なる時でも起きることなく シエスタ(昼寝)を続けながら、大気に浮かぶ不思議なおじさんです。

重力波は地球全体の質量を持っていても、私たちがジャンプしたり、紙飛行機を飛ばしたりして抗うことのできる、ごく微細な力。されどあらゆるものを突き抜け支配することのできる不思議な力であります。

物理学者だった親父に重力波のことを聞きながら本を書いたのを覚えてますが、直接は自分に関係ないものの、重力波の発見になにか感慨深いものを感じています。

↓ ハングルにも翻訳されました。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木下式音感教育法~第38回東京合同音楽祭

2016-02-12 12:13:04 | Weblog

昨日は2月恒例の「木下式音感教育法~東京合同音楽祭」に行ってきました。いつもの新宿文化センター大ホールですが、毎年一緒に行っているあ@花さんは鹿児島出張で来れず。代わりに一緒に仕事をしているデザイナーの土屋さんと一緒に行きました。

土屋さんとは花風社出版のデザイン&装丁で付き合いも長いのですが、おんかんの音楽祭は初めて。

いつもの前から11列というVIP席(自称)に座り、音楽にひたりました。

毎年聞いている音楽祭だけど、今年は独唱がうまく行かずステージで半泣きになる子がいなかったなあ。3年くらい前は1人2人くらいはいたものですが。
それだけクオリティが上がったということでしょう。
例年より手早くなったのか、時間も早く過ぎた感じがしました。

ところで歌唱力のクオリティに驚いていた土屋さんですが、ひとつ彼がした疑問は、「園児たちの息継ぎや発声の仕方がみな同じ感じ」ということでした。

そりゃあ、そうです。それが教育法ですからね

幼稚園児に正しい発声や発音なんてわかるはずないですから、どうしても同じ型、基本を徹底的に身につけさせる必要があるわけですが、私が驚いたのはそこではありません。

毎年音楽祭では、おんかん出身者による演奏を結び前の一番で行うのですが、例年のクラシックと違い、今年は米国ニューイングランドで活動している歌手・堀優希さんがその歌声を披露しました。

圧倒的な歌唱力はもちろんですが、けっこうはじけた音楽なのにびっくり。3曲あった最後の”Eternal Flame”なんて曲はレゲエ風だったし、バックのバンドメンバーもロックな人たちでした。

堀さん、ビジュアルは普通のコスチュームでしたけど、格好をパンクにしたらブレイクするかも。いや、すごく勝手な感想。間に受けないで(笑)。

昨年ラフマニノフを弾いた生熊茜さんとは対照的、普段耳にしている音感教育とはだいぶかけ離れたものでしたが、それだけ出身者が目指して音楽が個性的ということでしょう。

指揮者の山田和樹さんを筆頭に、舞台レ・ミゼラブルのコゼット役をやっている折井理子さん(この日はお母さまが司会でした)など、どの人も似ていない個性的な音楽家です。

そう感じて、堀さんの歌を聞いてふと「根っ子がしっかり育っているから、何をやってもブレないし、様になるんだ」と再認識しました。

どちらかといえば優等生的なイメージのある木下式ですが、折井さんも堀さんもかなりロックな音楽家(ロックミュージシャンという意味ではない)。
個人的にはそんな人が多く出るのも面白いなと思った次第です。

レディ・ガガだって、徹底的に音楽教育を受けた人だしね。
個性の下地に基本あり。そんなことを感じました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする