小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

ゴヤの「巨人」

2009-01-27 17:03:23 | Weblog
ゴヤの「巨人」、実は弟子作品 プラド美術館が発表(共同通信) - goo ニュース

レンブラント・ファミリーにはこんな話がいっぱいあるが、
まさかゴヤの「巨人」まで、弟子の作品とは思わなかった。
レンブラントの「黄金の兜の男」もそうだったが、
最もゴヤらしい作品だと思っていただけに、ちょっとびっくりかな。
ただニュースによれば、
「巨人」は光や色の扱いが稚拙で、ゴヤのほかの代表作と違うこと・・・
とあるが、そんなことはない。
弟子のフリアのサインが見つかったというのは、かなり決定的だろうが、
もう少し科学的な根拠を伝えてほしいものだ。
それなら、ゴヤ作とされるメゾチント(銅版)で描かれたの「巨人」も弟子の作品なのか?(写真参照)
こちらの方も是非、解析してほしいものである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四十九日

2009-01-25 09:49:16 | Weblog
昨日は父の四十九日が、早稲田・夏目坂にある菩提寺で行われる。
昨年の12月7日から、早や7週間。
とうとう親爺も仏さまになったわけだが、
この七七日は、世の中も例の金融危機やらオバマ大統領誕生やらと、
劇的に変化していることも重なって
何だか人生が変わってしまったような気さえする。
20年ほど前だったろうか。
母から聞いた話で、親爺から直接聞いたわけではないが、
親爺はポツリと「まだ俺は何もしていない」と言っていたそうである。
まだ何もしてない・・・そんな筈はもちろんないのだが、
何となく、どんな気持ちで言ったのか、今はわかるような気がする。
勲章もらっても、きっと同じようなことは思っていたかもしれない。

ま、これからは母を大切にしてやらんとね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埼玉大学で父の叙勲

2009-01-23 08:23:31 | Weblog
昨日は母と弟と三人で、父の勲章を受け取りに埼玉大学へ行く。
16年前、父が通っていたルートと同じ乗り継ぎをする。
千代田線で赤坂~西日暮里~JR京浜東北線で北浦和~埼玉大学行きのバスに乗るというルート。
毎日通っていたわけではないが、片肺の親爺にとってはけっこう大変だったろう。
おそらくは小学校4年以来の埼玉大学だが、記憶の断片がそこかしこにあって、
まるっきりはじめてという感じではなく、懐かしささえ覚えた。
平日とあって、キャンパスには学生が溢れていたが、驚いたのは髪を染めてる若者が見当たらないこと。
北浦和の駅で見かけるにーちゃん、ねーちゃんは見るからに
イマドキの田舎の若者(失礼!)なのに対し、いや何とまともな若者たちであることか!

やがて教育学部の学部長室に通されたのだが、こちらは勲章と賞状をいただいたら、
早々に退散するつもりだったのだが、思わぬ歓待を受ける。
ここの学部長は熱狂的な浦和レッズのファンで、壁いっぱいにレッズの赤いフラッグが誇らしげに飾られており、
叙勲と賞状はその前で行われる。
もっとも学部長は遠慮して、ほかの場所でやりましょうと言ったのだが、
親爺だったら「面白いからここでいい」と言っただろう。
(良い写真が出来上がりましたが、アップはいたしません。あしからず)

そのあと、親爺の現役時代に使っていた部屋や、授業風景などを見せていただくことになる。
ムジナモという、埼玉県羽生市の宝蔵寺池のみに生息する奇妙な食虫植物の研究を見せてもらったり、
親爺の現役時代から引き継がれている物理の実験器具などを見せてもらう(写真)。
あらためて大学というところが、勉学や研究のための場所であることを認識した次第。
父は良い職場にいたものだ。
まったく家族の知らない父の一面を垣間見たようで、不思議な気持ちになりました。
それから、意外と親爺さん・・・みなさんにしたわれていたみたいで、それもちょっと嬉しかったです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤坂・ヤクザ追放の住民決起集会

2009-01-21 21:29:03 | Weblog
風邪が完治しないものの、
マンションの人から稲川会出て行けの決起集会の誘いを受け、赤坂支所へ行く。
会場には入れないほどの住民が集まり、区長やら議員、弁護士、警察、教育関係などの人たちが集まり、
たいへんなにぎわいでした。
幸いうちのマンションにその筋の人はいないものの、通学路も絡んだ話で、それはひと事ではない。
赤坂通りのホテルあたりは、いつも一目で”素人ではない”とわかる人たちがたむろして、
通るたびに「イヤだな」と思っていたところ。
もちろんヤクザだって人権はあるワケだけど、あの人たちが近くにいてごらんなさい。
そりゃ凄い圧迫感で、家でVシネマ見てるのとはわけが違う。
これ以上暴力団が増えて、赤坂が「ヤクザの町」として有名になるのは避けたい話です。

個人的な感想を申し上げると、ついでに赤坂からパチンコ屋もなくなると、もっと嬉しいんですがね~。
はじめて赤坂にパチンコ屋ができたのは、30年以上前になりましょうか。
町内では論争があったそうですが、一旦入れてしまったら、もうおしまい。
駅前から有名料亭の跡地まで、前を通るとジャカジャカうるさくて、
何とかしてほしいと思うのは私だけでしょうか。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風邪ひきました

2009-01-20 20:26:36 | Weblog
いつもはかかりつけのお医者に行くのだが、
ノドがひどく痛むので、耳鼻咽喉科に行った方がよいだろうと
山王病院にかかったところ、待たされる待たされる。
かえって風邪が悪くなりそうなもんだ。
ただ、そこはまあ医者の薬。
少し休んだらだいぶ良くなりました。

写真は赤坂・兄夫(ヒョンブ)食堂のキムチチゲ定食です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チーズパーティー

2009-01-19 15:00:22 | Weblog
昨日はジャパンカラーのドクターT宅で、毎年恒例になりつつあるチーズパーティーによる新年会。
本場スイスのエメンタールとグリエールを使ったチーズフォンデュを中心に、
マスカルポーネやらエメンタール、ブリー、カマンベールなど、さまざまなチーズ料理のオンパレード。
写真はほとんど食べ終ってしまったあとのものだが、最後のチーズお焦げも悪くない。
いや、一年に一度の贅沢でございます。

ただ昨日のメンバーの中に外資系の会社をリストラされた人がいて、彼女の話は身につまされた。
社長という立場で引き抜かれたにも関わらず、
吸収合併によって、いきなりクビを切られてしまったわけだ。
用がなくなったら、いきなりポイするのは外資の特徴だが、
それで必要な人まで切り捨てて業績がわるくなることも多く、何をしてるかよくわからん。
嵐になりそうな2009年、まわりはそんな話でいっぱいだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューオータニ Taikan-En

2009-01-17 09:54:11 | Weblog
一昨日は母のつきそいで、法事を行う店に行く。
紀尾井町のホテルニューオータニにある中華で、Taikan-En(たいかんえん)。
雰囲気も味も文句はないが、値段のわりにちと量が少ないのが難点。
これは決められたコースに何かを追加しておかないといかんかな~。

食事のあとは親爺の叙勲記念品を選びに九段下の専門店に行く。
叙勲は有難いが、お金は出ていく一方。
いや、こまごまとやることがいっぱいだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤坂・インド料理 LIME(ライム)

2009-01-13 13:22:37 | Weblog
今日の午前中、サラーム海上のDJでワールドミュージックを聴いていたら、
無性にインドカレーが食べたくなった。
そこで、最近赤坂7丁目の地下にできたLIME(ライム)という店でビュッフェをいただく。
カレーはマメとチキン、ベジタブル、ほうれん草と挽肉のカレーの3種。
味はまあまあのセン。
味付けのセンスはわるくないが、インド料理にしては濃厚さには欠ける感じ。
それが良いともいえるし、モノ足らないとも言える。
オーナーがベンガル人なので、あっさりめのカレーになるのか、
それとも客があまり入ってないせいで、原材料を節約しているのかは不明だが、
薄味であまり胃にもたれないのは楽かもしれない。
まだ評価が定まらないところなので、
近所にあるインド料理店なので、もう1回くらいは行ってもいいかな。
ただ、インテリアのセンスがひどいですね。
雰囲気も味のうちなんんだから、もう少し何とかすればよいのにね~。

ところでDJのサラーム海上という人だが、
この人は頻繁に外国・・・それも第三世界に多く行くわりに、
食事は現地のものにこだわらず、ホテルでサンドイッチなど食べることが多いそうだ。
けっきょく、そうしないと体がもたないのですね。
特にアフリカはパーム油脂なので、胃が慣れないとかなりキツいらしい。
私も若い頃、粋がって現地のインド料理を手で食べたりしたものだが、
けっこう下痢や腹痛でひどい目に遭った覚えがある。
妙になっとくしながら話を聴いてしまいました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座三越~赤坂・写楽

2009-01-11 08:44:59 | Weblog
昨日は親爺の香典返しと叙勲の記念品を選びに実家へ行く。
香典返しは通夜と告別式のその場で済ませたのだが、
その後に送ってきた方や弔問客が意外に多かったので、まとめて行おうというわけ。
ただ、他人の叙勲記念品なんてもらっても嬉しくないという人がほとんどなので、
一部の親戚や関係者に絞ることにする。
若い頃は、何かと親爺と比べられてイヤだったが、歳のせいか父の叙勲は素直に嬉しい。
あとはデパートで済まそうということになり、
母と弟と家内、私の4人で銀座の三越に買い物に出かける。
親爺が寝込んでから4人で出かけるのは、久しぶり・・・というか初めてか?
たまたまセールをやっていたので、香典返しは早々に済ませてお買い物。
食事は赤坂まで戻り、今まで満員で入れなかった寿司の写楽に行く。
ここは、そんなに安くもないが、値段のわりにネタも手間もかかっている名店として知られているが、
はたしてその内容は期待以上。
寿司は握るのは一瞬だが、ネタの仕込みに手間ひまのかかる食べ物だそうで、それも納得。
写真を忘れたのが残念でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父、叙勲。

2009-01-09 08:13:30 | Weblog
一昨日、父・陽三が世を去って丁度1ヶ月のその日、
文部科学省から連絡があり、叙勲が決まったということです。
(だったら生きてるうちによこせよって話ですが)、
四十九日には間に合うので、それは良かったと思っています。
正四位(せいしい)瑞宝中授賞というものだそうで、
調べてみたところ、何でも勲章というのは、日本では聖徳太子の「冠位十二階」に遡るそうです。
さらにその源流は中国魏晋南北朝時代(三国志の時代のあと)
に辿り着くというのだから、いや話は古い。
ノーベル賞のようにお金がもらえるわけではなく、
もらえるのは名誉だけなので、つまらんと言えばつまらんのですが、
父の人生が評価されたのだから、それは喜ぶべきことでしょう。
再来週、埼玉大学まで家族で取りに行く予定。
小学校5年の時に一度行ったきりですから、少し楽しみでもあります。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Remembrance of Things Past

2009-01-07 11:00:48 | Weblog
父・小暮陽三が世を去って、今日でちょうど1ヶ月経つ。
泣くヒマもない怒濤のような毎日も落ち着き、少しづつ元の生活が戻ってきた。
淋しさはあるものの、介護の負担が消えた母と弟はそれなりに顔色も良い。
親爺はまだ若い頃、年をとって引退したら
母と一緒にヨーロッパ旅行をしたいとか、水彩画をやってみたいなんて言っていたが、
そんな老後のビジョンはほぼ実現しなかった。
その代わり、物理の原稿を書いたり、私が書いた原稿にケチをつけたりして、
体が動かないわりに生涯現役だったから、良かったのかもしれないな。

昨日は区会議員の七戸氏に連れられて、六本木ヒルズのレジデンスで行われる「六の日」の会に行く。
こちらの住民さんがたに絵をお見せするためで、作品は源氏物語を画題にした澪標(みおつくし)図。
大変喜んでいただいたようで何よりです。

写真は東京ミッドタウン1Fにあるパン屋・浅野屋のブラッスリーで食べたピッツァ。
いや、さすがパン職人の焼くピッツァは一味違う!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喪中に神社へお参り・是か非か?

2009-01-03 19:22:50 | Weblog
昨日は家内の実家に出かける。
本当は喪中だから、こういう儀礼的なこともしない方が本来なんだろうな。

友だちのフィリピン人(カトリック)は、
昨日、私たち夫婦揃って凶が出た話を聞いて、そのことよりも
「小暮さんはブッダの本も書いているのに、何故神社にお参りに行く?」
と反応したらしい。
ううむ、確かに言われてみれば・・・。
もっとも私自身の考えを言えば、仏教もヒンドゥー教をルーツとする多神教だし、
神道においては八百万の神なんだから、それは構わないだろうという考えだ。
(拙著・中学生にもわかる仏教にも、そのことは記している)。
だが親爺の喪中の場合では、その限りではないかもしれないな~。
本まで書いといて何だと言われても、それはそれで仕方ない。
スミマセン・・・私はクリスマスも初詣も行く節操のない仏教徒であります。
もっとも親爺は、菩提寺が日蓮宗でありながら
一度も「南無妙法蓮華経」を唱えたことのないような人だったから、それも良しとすべきなのか・・・。
みなさんは如何思われますか?

で、家内の実家ではつつましくご挨拶をして、駄犬ビンゴの散歩。
調教師もさじを投げるバカ犬だが、この頃はお手もおかわりも覚えるようになった。
バカな子ほどかわいいというが、そんなに犬が好きでない私も
この頃は情が移ってきたかわいく思えてくる。
晩は家内の家族みんなですし銚子丸大泉インター店で食事。
格安店のせいか、ご時世を反映して凄い人気。
30分待たされてようやく席につく。
味も値段のわりに美味しく、いや腹一杯いただきました。
お義母さん、ご馳走さまでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お参り

2009-01-02 08:47:00 | Weblog
喪中なので、年賀状の挨拶はもちろんだが、
お飾りや初詣なども本来は控えるべきなのだが、
乃木神社で厄落としと商売繁盛を祈願。
また、氷川神社でおみくじをひくと夫婦揃って凶が出る。
うーん。やっぱり喪中はお参りも控えるべしってことなんだろうな~。
ちなみに母は中吉。
弟はおみくじなんてバカバカしいという(親爺もそうだった)人なので、何もなし。
まあ、今年は大なり小なり、みな良くないと思うけど、
病気や事故に留意して、がんばりなさいってことなんでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒中お見舞い申し上げます

2009-01-01 08:50:12 | Weblog
新年を迎えました。
昔から「正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」と言いますが、
本年元旦は、小暮家にとってまさにそんな感じです。
ともかくも今年は大きな変革の年になることは間違いありません。
気を締めて新しい年に向かいたいと存じますので、
みなさま本年も何卒よろしくお願いします。

昨日の大晦日は近所のスーパーで買い物を済ませたあと、
赤坂の 涵梅舫で食事をしました。
嵐が来そうな本年、せめてもの贅沢です。
冬のコースと銘打たれた、体の暖まる薬膳風の中華でした。
1、豚バラのスペアリブ、クラゲ、中国湯葉の重ね煮、豚の煮物といった冷製四品盛り合わせ。
2、フカヒレ、特製豆腐入り澄ましスープ。
3、牡蠣の唐辛子炒め、揚げ車海老の黒豆炒め。
4、東坡肉の蒸しパン付き。
5、海老、イカ入り豆腐の辛味あんかけ。
6、塩漬けカモの卵黄カボチャ炒め
7、黒豆とシシャモの炒飯
8、デザート
この写真のコースが一人5000円というコストパフォーマンスの良いもの。
食べて驚くのは、コースの組み立てで、
アッサリスープのあとに、辛味の海鮮で食べる者を驚かせ、
そのあとでサッパリ味の豚バラ煮込み(なぜかこれがさっぱり味。油気が抜けて美味!)を出すといったもの。
見た目と反対の味つけで、楽しませてくれるというわけ。
中でも5の海老、イカ入り豆腐の辛味あんかけは、
ぱっと見デザートのようなのだが、これが濃厚きわまりない。
中華スープと杏仁豆腐風の中華豆腐、海老、イカに辛味の辣油が相まって、えも言えぬ味わい。
さすがに西太后が食したという北京宮廷料理は底知れぬ奥の深さ、懐の深さを感じてしまう。
いや、けっこうなお点前でございました。
今年も時々はこんな食事を楽しみたいものですが、それとは別にできる限り仕事に集中する所存です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする