小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

父、7ヶ月ぶりの入院

2008-10-31 08:37:07 | Weblog
飛び回って忙しかった昨日、夕方6:30くらいに実家から電話があり、
親爺がまた熱を出したとのこと。
ずっと37.4~5度の微熱は続いていたのだが、
昨日になって突然高熱が出たらしい。
”飲むヨーグルト”を飲ませて水分を摂らせたり、何とか家で見ようとしたが、
39.2度の熱で救急車を呼び、弟と一緒に慈恵に向かう。
いつもは母と一緒に行くのだが、家で大事をとってもらうことにする。
慈恵の救急科では、ベッドが空いて入院できるかわからないが、
とにかく診察はしてくれるとのこと。
救急車に乗るのは久々。
なぜか救急車から見る外の景色はいつもと違う。
医師の話では、血液が炎症反応を起こしているので、すぐに入院が必要とのこと。
慈恵に入れるかわからないが、ともかくも診てくれるので親爺をお願いする。
ベッドが空けば良いのだが・・・。
7:30くらいに救急車が来て、家に帰ったのは1:00近く。
いや、けっこう大変でしたが、まあ親爺は今度も大丈夫でしょう。
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親爺、寝たきり?

2008-10-30 08:31:49 | Weblog
昨日も実家に行く。
親爺は連日、7度2~3分の微熱を出しているんだが、
この人・・・熱が出るとまるで体が動かなくなる。
日によっては平熱に戻るんだが、筋力そのものが弱っていて、
食事もようやく起き上がって食べるという感じ。
寝たきりというほどでもないが、ややそんな感じ。
ただ、口はよく動くので、体の疾患というのではなく、
単なる筋肉の低下と熱による影響だと思う。
毎日お世話してくれるヘルパーさんたちには本当に感謝である。
母と弟にバリ島で買ってきたマッサージオイルでマッサージ。
二人とも大変な中で、肌ツヤや筋肉の張りは十分。
体調も良くなったというから、多少の効果はあるんだろうな。

写真はバリ島ウブドのホテル内に生えていたパパイヤの木。
あー、たった2ヶ月足らず前なのに、あの頃は良かった・・・なんて。

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アチャールくんの絵本

2008-10-28 06:08:19 | Weblog
いつの間にか1週間以上・・・すっかり更新をサボってしまった。
ネット連載しようと言ったアチャールくんもサボったまま。
でも、来年にはアチャールくんの絵本を出す予定でいますので、
(できれば複数!)そちらでご勘弁のほどを。
数々の苦難に負けないアチャールくんは、
このご時世にはピッタリのキャラクターだと思っております。
「蟹工船」の人々はみんな負けてしまいますが、アチャールくんは負けません。

先週の土曜は、例によって実家に夫婦で立ち寄る。
親爺さんの筋力低下は著しく、歩くのもおぼつかない状態。
微熱のせいもあるんだろうが、一度動かなくと、元に戻るまで大変・・・というか動かない。
バリで買ってきたマッサージオイルで、母と弟のマッサージ。
一緒に暮らしてる家族が一番大変だ。

写真は日曜に行ったミッドタウンの妻家房
久々の外食は酒も飲まずイートインで済ませる
だが、ここのチヂミとプルコギは絶品。
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古典四重奏団、ベートーベン・ツィクルスVOL.2

2008-10-20 10:08:03 | Weblog
昨日は勝どきにあるトリトンホールで古典四重奏団のコンサートに行く。
ベートーベン・ツィクルスと銘打たれた、このコンサート・・
文字通りベートーベンの弦楽四重奏の全曲演奏で、おそらくは2年がかりで行うイベントだ。
今年は1~9番まで。
残念ながら初回の1~3番は聴き逃してしまったが、昨日は4~6番を聴く。
初期のベートーベンらしく、モーツアルトのハイドンセットを想わせる曲想。
毎回、完成度の高い演奏は健在だが、今回はアンサンブルにさらに厚みが出た感じ。
第一バイオリン、川原千真氏のため息が出るような音色は
いつもながら際立っているのだが、
第二バイオリンの花崎淳生氏とヴィオラの三輪真樹氏の音色が素晴らしい。
韓国で言う恨(ハン)ともいうのだろうか、
切々と感情を歌い上げる川原氏の音にたいして、
音が遠くへ遠くへ行くような花崎氏のバイオリンは対照的で、
何やら深みと遠近感を出していた。
以前、川原氏から
「ベートーベンは演奏家にとってこわい存在ではあるのだけれど、
 真面目に取り組んでいくと、これほどやさしい人はいない」と言っていた、
その意味がよくわかるような演奏会でありました。
次回、11月3日のラズモフスキー全曲が楽しみです♪


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いい湯だな♪

2008-10-17 15:50:24 | Weblog
なまけ蛙くんの磨き作業はマンションのベランダ。
ここ2日は天気が良くてありがたいのだが、
サンドペーパーを使った磨き作業は粉塵が出るので
作業中は洗濯物が干せないのが困りもの。
そこで2時までには作業を切り上げることに。
天気はいいけど、外は意外に寒く、ずっと出ると冷えてくるのも困りもの。
まだ半分も終っておりません。
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表参道・シターラ

2008-10-15 10:41:26 | Weblog
昨日はクライアントさんのご招待で、表参道・シターラに行く。
ここのシェフはインド5つ星ホテル、オベロイで腕をふるっていたとのことで、典型的な高級料理。
店内も暑苦しいインド映画音楽ではなく、ジャズなどが流れていてスタイリッシュだ。
(何となくインドっぽくないのがさびしいが)。
タンドリーチキンなどのカバブ盛り合わせと、
パラク・パニール(ほうれんそうとコクのあるインドチーズのカレー)、
ローガン・ジョッシュ(カシミール風のラム煮込み)をいただくが、
これぞインド宮廷料理という王道の逸品。
インドの古代医学アーユルヴェーダを取り入れてるというだけあって、
腹一杯食べた翌日も胃がもたれないし、いやけっこうなお点前。
「美味しんぼ」のカレー勝負に出てくる宮廷料理は、こんな感じなんじゃないかな。
味の深みのレベルが違う。
そもそもインド料理はスパイスの立った香りを大切にするため、
あまり煮込んだりしないのだが、
ラムなどはよく煮込まれていて、下ごしらえに大変な手間がかかっているという感じだ。
今度は豆のカレーと白いラムカレーでも食べたいな。
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シンガポール海南鶏飯 赤坂店

2008-10-13 09:45:43 | Weblog
昨日は一日、カエルくんの制作。
数が多いので肩が凝る、
夜8:30くらいに、ノソノソと赤坂サカスの地下にあるシンガポール料理、
海南鶏飯(ハイナンチーファン)に行き軽い夕食。
以前、実家で食事をする時に、ここのエビカレーを持ち帰り
美味しかった記憶があるので入ってみることにした。
アジアの屋台のノリで、サカスの中では大衆的な店。
バタープロウン(カラ付きエビのバタ焼)と海南チキン、
それに豚肉の串焼きピーナッツソース合え。
バリ以来、東南アジアの味はおなじみというか、やみつき。
サクッと食べて、六本木方面にお散歩。
三連休の中日、ちょっとした一日のシメでした。

ところで昨日書いたブログは、「シュレーディンガーの猫」について
やはり誤解を生じると判断し、削除しました。
メールを見ていらした方には、たいへん失礼いたしました。
ご容赦いただければ幸いです。
ただ、試みとしては大切なことだと思いますので、
今後も色々考えていきたいと思っています。

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鎌倉の落下爺さん

2008-10-10 09:59:46 | Weblog
昨日はクライアント2名と一緒に鎌倉に出かける。
鎌倉駅に集合し、鎌倉小町で早めの昼食をとってから、
阿弥陀如来さまを拝みに浄光妙寺(じょうこうみょうじ)に向かう。
・・とその途中、道の脇にある1mほどの深さの溝に、頭から落ちてる自転車を見つける。
はじめは捨てられて自転車か、と思い近づいていくと、その陰でフガフガ言ってる年寄を発見。
人間、こんな時はすぐに状況がつかめないもの。
何で年寄が溝の中にいるのか、数秒の間理解できずにいたが・・・すぐにこれは大変と救出にあたる。
おじいちゃん、どうやら自転車に乗っていて、頭から溝に落ちたらしい。
ただ・・・よく「年寄は転んだら死ぬ」というが、父を見ている経験からすると、あれはウソ。
死ぬこともある、というのが本当で、人間そんなに簡単に死ぬもんじゃない。
オヤジもしょっちゅう転んでタンコブを作っているが、まだヨボヨボしながら元気でいる。
(足の骨を折ると危ないらしい)。
御歳90歳になるという、この落下爺さんも丈夫なもので、
そもそも90で自転車に乗ること自体びっくりだが、爺さん、意外に元気でヘラヘラしている。
もっとも歳をとって、感覚が鈍くなってることもあるのだろう。
頭は打ってないと言いつつ、大きなタンコブを作っていたし、
わき腹も痛めているようなので、溝の中の座れるスペースまで引き上げて119番。
ほどなく救急車がきて、ことなきを得たのだが、いやはや人騒がせな話だ。
まあ、自転車に乗るような爺さんだ。
あのくらいで死にはしないだろうが、
浄光妙寺の阿弥陀さまには、落下爺さんが早く良くなるよう祈ってあげました。

夕食はひさしぶりにフルフル
ここも人手不足で休むことが多かったから、どうだろうと心配したのだが、まったくの杞憂。
いつも以上に美味しくいただくことができました。
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「ノーベル物理学賞」を受賞した3人の日本人、その功績とは?

2008-10-08 10:57:59 | Weblog
金融危機をはじめとして、耳を塞ぎたくなるニュースの多い昨今、
昨日入ってきた日本人のトリプル・ノーベル物理学賞受賞は実にめでたいですな~!
とはいえ、実は理系オンチの画家のくせに、
ブツリの著書を出した(共著とはいえ)管理人としては誠に嬉しい話です。
ところでたいていの人は「ノーベル賞」が何なのかはわかっても、
何の功績で受賞したのか、理解していないかと思われます。
私だって耳学問程度なんだが、ショートカットして説明いたしましょう。
(ただし、わかりやすく説明してるワケではなく、短くしてるだけなことをご了承くださいませ)。

受賞した3人のうち、益川・小林理論と南部理論は別の論文だが、
いずれも「対称性の破れ※1」という宇宙の生成に関わった理論です。
前者の発表が1973年、後者は1961年の発表と、いずれも過去の理論が評価された形になったわけです。
で、「対称性の破れ」とは次のような話。
ビッグバンが起こって間もなくの宇宙は、原子核も原子もない状態で、
粒子と反粒子という、互いに反対の電荷を持つ小さな粒で満ちあふれていた、とされています。
粒子と反粒子は合わされば消滅してしまう存在なのですが、
ごく僅かな違いによって、反粒子より粒子の数がまさり、現在の宇宙が生まれたというわけです。
以上の理論に貢献したのが南部理論だというわけです。

一方、益川・小林理論は、物質の最小単位のひとつ、クオーク※2が6種類あったことをつきとめました。
1970年代当時、クオークは3種類発見されていたが、
見つかっていないクオークは、あと1つだけで、全部合わせて4種類だろうと考えられていました。
益川・小林理論は、それをくつがえし、
見つかっている3つのクオークと反対の性質があるクオークが、あと3つあると提唱したのです。
この理論もまた「対称性の破れ」を証明する糸口となったわけです。

どの物理の入門書を読んでも書いてあるような、
このことが日本人による発見だったということですね。
また、南部先生は「超ひも理論」の提唱者のひとりでもあるそうで、
科学立国として、今後も日本人にがんばってもらいたいと思った次第です。

拙著マンガでわかる物理のしくみにもおしまいの方で、これらに触れていますので、
ご興味のある方はお読みいただけると嬉しいです。

※1 対称性の破れと一口に言っても、色々な切り口があるようですが、ここではこのような説明でご容赦ください。
※2 クオークは原子核を構成する、最小単位のひとつです。
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宮崎進(みやざき・しん) 記憶と祈り

2008-10-07 10:05:29 | Weblog
写真は明日から日本橋・高島屋で開催される「宮崎進 記憶と祈り」のパンフから。
宮崎進先生は大学時代の恩師で、存命の画家では私が最も尊敬する方です。
ご本人の柔らかい人柄とは反対に、
その作品に対する厳しさは、まさに画家の中の画家と言えるでしょう。
色々な分野に浮気して落ち着かない私などは、
本当は一番に見習わないといけない人なんですが・・・
(そんなことをしたら鵜のマネをするカラスになって、溺れてしまいますが)。
プロフィールを見ると1922年生まれとありますから、
すでに86歳、お元気でいらっしゃるようで素晴らしい。
先生はシベリアに抑留されていた経験があり、ご本人はしゃべりたがりませんが
作品の中には一貫して、その体験が随所に見られます。
先生の秘書さんから聞いた話ですが、
2001の9・11の時は
「地球上の建物や文明は、まるでカビのようなものだ」とおっしゃっていたそうです。
シベリア体験が生んだ、そんな無常観が先生の芸術にあるのかもしれません。
すでに世界恐慌がはじまりそうな、イヤなこの雰囲気・・・
宮崎先生だったら何とおっしゃるか聞いてみたいものです。
高島屋に展示されているのは、おそらく近作となる抽象作品でしょう。
明日から10月28日まで開催。
私は当然行きますが、興味のある方はぜひ足を運んでくださいませ。
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なまけ蛙くん

2008-10-03 09:08:34 | Weblog
写真は知り合いの会社から、
創立40周年を迎える行事ために依頼された記念品の型取り。
シリコンで原型をとり、20~30個の型抜きをするのだが、
これがなかなかの作業。
型取りは途中までは早いが、形を整えて磨く作業は、
1点1点手作りするのとあまり変わらない。
まあ、個展に出品する作品とは違った風合いになるので、
それもまた良しというところ。

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