小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

生頼範義展、見てきました!

2018-01-30 10:32:52 | Weblog

先週の木曜日、上野の森美術館で開催中の「生頼範義(おうらいのりよし)展」、見てきました。

緑色をした上の絵は、小松左京の「果てしなき流れの果てに」のカバーイラストで、私は中学生の時、絵に惹かれて買って読みました。
小松版「2001年宇宙の旅」みたいな、ちょっと難解な内容でしたが、頭がグルグルするような宇宙のロマン(笑)にときめいて読んだ記憶があります。

こちらが生頼範義が担当した本のブックタワー(館内、場所によって撮影OK)。
その膨大な作品数にびっくりです!

生頼の仕事は主にSF、時代劇、戦記物など、どちらかというと男子目線のものが多いのですが、私どもの世代だと、この人のカバー絵に惹かれて思わず手にした本が多いと思います。

有名なこの一冊。小松左京「復活の日」ですね。

敬愛するミケランジェロの「奴隷」をモチーフにしたカバー絵です。
小松左京がこの絵を見て驚き、以降、自分の著作の多くを生頼に任せたといういわくつきのイラストです。

昨年、フィレンツェでミケランジェロの「奴隷」の実物を見た感じでは、もちろん本物とはだいぶ違う感じです。私自身、何10年ぶりにこのカバー絵を見て、ミケランジェロをモチーフにしていたことに初めて気づきました。

スケジュール的に多忙な生頼がイタリアで見て来たはずはなく、「奴隷」は石膏にもなっているので、石膏か写真(おそらく写真)を見て描いたのでしょうが、大変優れたコラージュ絵画になっていました。

そして、こちらは英訳版・吉川英治「宮本武蔵」のカバー絵。

こちらはペン画の点描ですが、生頼作品はモノクロが良いですね。
個人的にはギラギラしているアクリル画より、渋いペン画の方が良いと思います。

ほかにも三国志や吉田茂の肖像画など、この人でないと描けない画力のペン画はさすがです。

そして、どうしても共感できなかった作品はこちら。

無題で商業絵画とは無関係に7年かけて描いた、生頼オリジナル作品です。

戦争体験のあった生頼範義が、その怒りや悲しみをキャンバスにぶつけた作品ですが、いや重過ぎて見ていられません。
この人は多忙で、膨大な仕事をこなしていたにもかかわらず、その合間に自分の心に潜んでいる怪物をこんなに吐き出していたのですね。

仕事してなかったら、ただのアブない親父だったかもしれません。

▼絶筆となった作品ですが、その反面桝目を丁寧に描いているなど、几帳面な一面もこの絵から垣間見ることができます。

ともかくも小松左京やアルフレッド・ベスターの「虎よ! 虎よ!」など、中学高校時代に夢中になったSF小説のカバー絵に触れて、懐かしさ満載という感じでした。

また、スターウォーズやゴジラ、スティーブン・セガールのデビュー作のポスターなど、改めてこの人の絵と知って驚いた作品も満載。

生頼範義展は2月4日(日)まで。
おそらく一堂に会するのは最後の機会です。

ご興味おありの方はぜひご覧くださいませ。

 
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南熱海のトルコ料理店「アセナ」に行ってきました!

2018-01-29 11:34:20 | Weblog

2014年8月、惜しまれつつ赤坂の地を去ったトルコ料理の名店アセナが、南熱海の地に開店したのは2016年のこと。
行こう行こうと思いつつ、なかなか腰が上がらずにいたのですが、 家内の誕生日+結婚記念日に伊東へ行く手はずがついたので、思い切って行くことにしました。

伊東からアセナのある網代へは伊東線で2駅、10分ほどで到着しますので、時刻表さえチェックしていけば、東京からも行きやすい。あらあら、意外に近いじゃないの。

海の見える高台の地にあるニューアセナは、店作りからインテリア、庭の手入れ、釜作りも手作業で仕上げていて、お洒落な一軒家レストランになっていました。

レベントシェフと綾子さんとは久しぶりの再会。末っ子のエッちゃんは食いしん坊のリスみたいな可愛い子になっていました♪

赤坂を離れて簡単には行けなくなったけど、ファミリーは穏やかな日々を送っている表情。元気そうで一安心です。

さて肝心のお料理はといえば……変わらないどころか、地のものの素材や家庭菜園で育てたハーブなどを使って、ますますシェフの腕が冴えているのにびっくり&嬉しく感じました♡ 以下、料理は順不動です。

アセナでも滅多に出ない手のこんだお米入りロールキャベツ。 あらゆるロールキャベツの中で、わたしはここのロールキャベツが一番好きです!
(一番最後に出ました)。

そしてアセナといえばキョフテ! ラムを使ったトルコハンバーグは絶品です♪
添えてあるスペルト小麦を使ったピラウと、自家製の茹で玉子も素晴らしい。

こちらは綾子さんが焼いたトルコパン。今では「パパより私の方が上手」だそうですが、こちらもフカフカ熱々で美味しかったです♡

まるで銀ダラの西京焼きみたいな食感ですが、タイを使ったソテーだそうです。
漁師に友達が多いレベントシェフは魚も極めてますね。

▼三番目に出てきたチキンの丸焼きにはびっくり! 家内がしきりと「懐かしい味」と言ってたのは、表面に塗ったキャラメルソースばりの素材にありました(その素材は、ひ・み・つ)♪

さあ、みんなでメゼを愛ゼましょう♡

実は一番最初に出たのがこれ! 懐かしいレンズ豆のスープは変わらぬアセナの味。スープと甘味の上手な人は、何を作っても美味しいです。

そしてシメはチョコレートケーキとチャイ。もお食べられない、ゲフー♪

以前からわたしの話を聞いて、アセナに行きたいと言っていた家内も大満足♪

トルコ料理が世界三大料理のひとつというのは、世界の料理に与えた影響などが基準で、必ずしも美味しさだけではないそうですが、ここアセナの料理は間違いなく、三大料理と言って恥じない料理に違いありません。

伊東や熱海など行かれる方は、一度ぜひお立ちよりを。

わたしも暖かくなったら、ツアーを組んで友達と行きたいと思いますので、レベントシェフ、綾子さん、くれぐれもよろしくね。
どうもごちそうさまでした。

 
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「応仁の乱」読了しました!

2018-01-24 11:24:46 | Weblog

話題のベストセラー、呉座勇一先生の「応仁の乱」。
読了いたしました。

いや〜、面白いとはお世辞にも言えませんが、読み応えはあったなあ!
誤解なきよう申し上げると、面白くないのは呉座先生がわるいワケでなく、応仁の乱自体、どうやっても面白く書きようがないということでしょうね。

西軍・山名宗全、東軍・細川勝元くらいは私でも知っていましたが、いや、なんだか聞いたことない人の名前がゾロゾロ出てくること、出てくること!

同じ山名や細川、北畠、足利でも息子や親やら親類やらが、いちいち丁寧に出てきて、何が何だかわかりません。

筒井順永? 息子の順尊?
重要人物である(僧)はずの 、尋尊、経覚などという名も、私の無知でしょう、初めて聞くお名前です。

だだだだだ、誰やそこのアンタ???……て感じかな♪
とにかく魅力的な人物が一人として出てきません。

誰も勝者のいない「応仁の乱」という戦は、 第一次大戦やベトナム戦争などの疲弊戦を思い起こさせますが、元をたどれば、鎌倉幕府の崩壊から室町幕府の成立までずっと続いていたグダグダが、応仁の乱で一気に京都を灰燼にさせたということでしょうか。

子孫の一人である細川元総理は「うちの良いものは、みな先の戦で焼けてしまった」とおっしゃっていたそうですが、その“先の戦“が応仁の乱であることは、笑い話ではないようです。

本書は決して「応仁の乱」をわかりやすく解説した本ではありません。
むしろ丁寧に解説してるだけ、読めば読む程わからなくなっていく程ですが(笑)、それだけに、読めば知らなかった中世日本の社会構造などが見えてきます。

土一揆と領主の関係など、意外に民衆の力が強かったこと。
僧侶が寺で風呂やお酒で接待をするなど、この時代に意外に豊かな一面があったことなど。まあ、そうでないと戦国時代に突入した時に、農民も武士も飯が食えませんものね。

70年前先の大戦と合わせて、わが国にこういう歴史があったということを知るためにも「ガマンして読んで良かった」と思わせる一冊でした(ほめてます)。

今度は「観応の擾乱」でも読んでみようかな。

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東京の大雪(当社比)は数年に一度のイベントかな?

2018-01-23 11:37:16 | Weblog

今朝方五時頃、拙宅前の急坂から聞こえてくる、ギュンギュンと唸るエンジン音で目が覚めました。例年、雪が積もった時の恒例行事なのですが、それにしてもわが町赤坂は雪に弱い……。

赤坂青山というくらい坂の多い土地柄ですが、その中でも拙宅マンションの前の名のない坂は、赤坂でも一、二を争う急坂です。

同じく急坂で有名な三分坂(さんぷんざか)は通行止めになったようですが、うちの前の坂はそうでないため、雪が降るたび車がエンコ(死語?)します。

かくいう昨日の夕方は不覚にもゴミ出しをした際、派手に尻餅をついてしまいました。幸い受け身がとれて大事はなかったのですが、ゴミを持ってなかった右の肘はやや強打。

幸い筆を持つのに不自由はありませんが、柔道の稽古には配慮がいりそうです。

いやはや、これは出勤する人は大変です。
2年前の今頃も「雪の日の通勤は、終戦前の竹槍に同じ」なんて記事を書きましたが、今回はその時ほどの大雪(当社比)ではありませんでしたが、帰宅や出勤の配慮など、少しは改善されたのかな?

騒ぎ例年ほどではなかったかもしれません。
みなさまのご意見伺えれば幸いです。

 

ともかくもOLをしている家内は、雪の赤坂の坂体験は初めてでした。
私が子供の時分から、赤坂で雪が降ると必ず坂で転びまくったものですが、それは慎重にペンギン歩きをして帰ってきて、無事を喜びあいました(笑)♪

なんでも、東京で大雪(もちろん当社比)が降ると、「北から目線」とかいうTwitterの投稿が増えるそうで、「あ〜あ、傘なんか差しちゃいけませんよ」「ニット帽しないんですか、へ〜」などという、生暖かいツイが活動するんだとか。

雪国じゃ、こんなの大雪のうちに入りませんが、年に1、2回降れば多い方の東京で、お金かけた雪対策はできません。

そういえば、わたしが大学の卒業制作を提出する前日に、八王子は大雪になって、アトリエで一晩みんなで絵を描いて楽しんだ記憶があります。そのせいか、今日は久々に卒業できない夢を見てしまったなあ。

昨日は頂いた水炊きセットの鍋で暖まりました。

東京での雪は、ある意味イベントかもしれませんね。
ああ、それにしても肘がちょい痛いわ(笑)。

て 。

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2月22日、1日アートイベントのパンフレットを公開します!

2018-01-19 11:15:52 | Weblog

2月22日、1日アートイベントのパンフレットの初稿が上がりました。

一昨日、一足早くFacebookにアップしたのですが、場所の名前がヌケてたり、主催者のFAX番号が間違ってたりしていたので、再度直しました。

本日、これからカーテンCoCoさんと打ち合わせをして、内容を検討します。

アートイベントといっても1日展覧会。
肖像画(似顔絵)を描いたり、人が集まれば絵画教室も行う予定です。

時間が取れれば、テンペラ画を実際に描くところもお見せしようと思います。
会場が以前と違うところに引越しして、小さくなったそうなので、どれだけ大きな作品を展示できるか、これから見てきますが、描くところを公開するのは……

↓ 「バベルの塔」として描きはじめたこの作品……長いことペンディングになってますが、どこがゴールになるやら。
ともかくもお見せしたいと思います。

 
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5年ぶりの日枝神社お焚き上げ!

2018-01-15 14:11:51 | Weblog

鏡開きも済んだ新年、片付けをしていたら戻してないお札が出て来ました。

毎年神社で頂いたお札がた、けっこう戻さずにたまっていたのを、神社好きの家内が見つけてくれたばかりだったのですが、いやいや、まだ戻してないものがあったのね。

出たついでにと玄関に置いてあった氷川神社のお札ですが、今朝方、11時半くらいに今日の10時半から“どんど焼き“、いわゆるお焚き上げがあったのを思い出した。

本来は前の年の破魔矢や絵馬を焼くのがお焚き上げ。
しかもお札は氷川神社さんのものですが、日本の神さまは細かいことにこだわらないと思って、図々しく出かけることにしました。

10時半開始ですが、まだまだ間に合うはずと自転車で向かうこと10分あまり。

はたして日枝神社に到着したところ、どんど焼きの炎はまだまだ勢いよく燃えていて、ダンボールに入った破魔矢や絵馬を神社の人が、次々と火にくべています。

お焚き上げがはじまって1時間あまりのはずですが、火の勢いは最高潮だったかもしれません。ダンボールを持った人は、火にやられないよう慎重に風上に向かい、ドバッ、ドバッと豪快に放り込みます。

とても火に近づける様子ではないので、神社の方のお願いしてくべてもらうことにしました。

お渡ししたお札は、見たらなんと平成28年にお願いした夏越の大祓会の時のもの。
本来は昨年のものでないといけないのでしょうが、快く預かっていただきました。

それにしてもこうして神社にお札を戻すのは気持ち良いもの。

Facebookの思いでによると、5年前の今日は大雪だったようですが(センター試験の前後はよく雪が降ったものです)、あれから大雪はないようです。

日本海側は大雪で大変なことになっていますが、あちらが雪だと、こちらは晴れ。

少しくらい寒いのはガマンしないとね♪

お焚き上げは消防法などが厳しい中、やっている神社は数少なくなっているとのこと。こうして近くでされてるのはありがたいことです。

社殿の奥ではお焚き上げに合わせてお祓いをお願いする参拝者も多数。外国人観光客も物珍しげに写真を撮影しておりました。

 
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初場所初日はテレビ観戦を休場します!

2018-01-14 12:33:11 | Weblog

ジムのジャグジーでお相撲の会話が出ました。

友「式守伊之助がセクハラで訴えられたんだって?」

私「行司がセクハラしたのは聞いたけど、まさか式守伊之助じゃないだろ。
木村庄之助と式守伊之助といえば行司の最高位だよ。まさかまさか」

最近の相撲報道にうんざりしていた私は、よくニュースを聞いてなかったのですが、まさかの立行司のセクハラですか。困ったものです。

テレビのワイドショーは極力見ないようにしてるのですが、ネットニュースでも貴乃花親方やら池坊さんの記事がトップに来ていて、やや食傷ぎみ。

貴乃花親方には色々批判もありますが、刑事事件になったものを相撲界の論理で推し測るのは考えものです。

隠岐の海の教育を見てると、八角親方はわるい人に思えませんが、やはり良い人だけでは大きな組織は束ねられないようですね。

ともかくも余計な話ばかりで、肝心の土俵がぼやけてるのが今場所です。

本日、うちは外で日本酒の会。
全部見ないとは言いませんが、本日初場所初日はテレビ観戦を休場します。

あとはのちほど!

 
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2月22日、1日アートイベントをいたします!

2018-01-11 12:09:46 | Weblog

久しく展覧会を開催していませんでしたが、来月2月22日に1日アートイベントをいたします。

会場は画廊ではなく、2016年9月に開催したところと同様、中目黒の「カーテンCoCo」という文字通りのカーテン屋さんです。こちらのご好意で、1日だけ会場をお借りできるよう、前回同様イベント会社S.Voyageが手配してくれました。

ただカーテンCoCoさん、同じ中目黒ですが場所が移転いたしました。

急遽決まったために、まだわたしも新しい店舗を見てないのですが、会場を見た上で、展示物やイベント内容を決めようと思っています。

今回も前回と同じく、色紙に肖像画を描くイベントをいたします。

S.Voyageさんからは人数が集まれば、絵画教室などをその場でやろうかとも話をしていますが、会場が前回ほど広くないそうなので、まだ内容の詳細は未定です。

来週、19日に会場の下見と打ち合わせをいたします。

みなさまのお越しを心待ちにしております!

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マンションの水道が止まりました!

2018-01-07 14:52:32 | Weblog

昨日の夜9時頃のことでした。

妻がワサビ菜や菜花などでサラダを作り、私はカレーの準備を完了。
さて食べようとした時、妻が「水道が出ないけど」と言いました。

たしかにキッチンの蛇口はウンともスンとも言いません。続いて、風呂や手洗い場の水も見てみたら、同様に出ません。

あらら。
このマンションに15年以上住んでいるけど、こんなことは初めてです。

不審に思いお隣さんと、そのまた隣に聞いたところ「ちゃんと出ますよ」とのこと。
水道料金は引き落としで払ってるはずだけど、何かの手違いで払ってなくて止められたとか?

まさか、まさかの事態にちょっとびっくり。

手違いで未払いになっているかとも思って、ネット口座をチェックしようとしたところ、にわかに廊下が騒がしくなり、やはりお隣さんもその隣も水が出なくなったと騒ぎはじめました。

3階も1階も(拙宅は2階)同様に出なくなり、どうやらマンションのタンクか給水システムに問題が出たもよう。どうやら水道料金を未払いしてたワケじゃなさそうで、一安心???
いやいや、水が出ないという事態には変わらず、 あるものがないというのはまったくもって困ったものです。不幸中の幸いというか、風呂の水は流さずにいたので、トイレと手を洗う、それから食器を水に漬けおくくらいはできそうです。

うちのマンションは先の東京オリンピックの年に建てられた古いもので、実はエレベーターも現在修理中。マンション地主さんの庭の水道は別ルートで水が出ることもあって、住民がゾロゾロとバケツを持って降りてきました。5階とか4階の人は大変です。

やがて大家さんが地下にある給水ポンプの鍵を持ってきたので、下におりることに。
地下のポンプ初デビューの妻は「これが映画だったら、最初にクリーチャーに食い殺される役だよね」なんて、呑気なことを言うてます(笑)。

まあ、出ない事態は仕方ないし、鍵がまったく合わなかったので私たち夫婦は近くのコンビニで水を買い込むことにしました。まあ、開けたところで何ができるはずもなし。ヘタにいじって本当に壊したりしたら、それこそシャレになりません。

そのうち地主さんが管理会社と連絡をとって、すぐに来てくれることになりました。

「このまま水が出ないと生活できないね」

「実家に一時お世話になるかね」

「とりあえず、今日は何とかなるから戻ってカレーでも食べよ」

なんて、言いながらコンビニから戻ると、管理会社の人がすでに到着。私たちの部屋番号を教えてカレーを食べていると、開けっ放しになっていた蛇口から「シャー!」と水の出る音がしました。

やった!
意外に簡単に解決したぞ。

管理会社の人に聞いたところ、2本あるうちの1本のポンプに不具合があり、スペアのポンプで復旧させたそうです。

それにしても日本人は災害慣れしてるというか、マンションのみなさんもうろたえず、ちょっと楽しんでいたくらいの感じがありました。まあ、本物の災害に遭遇したら、そんなものではないでしょうが、心の余裕は大切かなと思いました。

災害の予行演習と言いますか。あるものがないのは、ほんの1時間でも不自由なもの。行き届いたインフラの生活に感謝ですね!

 
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インド映画「バーフバリ 王の凱旋」は、スターウォーズが薄く見えるほど凄かったです(笑)♪

2018-01-03 09:18:53 | Weblog

正月二日は新宿ピカデリーに、話題のインド映画「バーフバリ 王の凱旋」を見にいきました。いや、凄いと評判は聞いていましたが、もう「スターウォーズ 最後のジェダイ」が薄く見えるほど濃厚だったなあ(笑)♪

実はこちらは二部作あって「バーフバリ 誕生伝説」の続編。
最初の作品は見ていないのですが、まあインド映画だから見なくて関係ないだろうと構わず行ってきましたが、案の定、そんなこと吹き飛ばすほどの凄まじさでした。

ベースの物語はインド古代叙事詩マハバーラタだそうですが、話はあってないようなもの。古代インドの王国だか帝国のお家騒動の話ですから、戦争あり、恋あり、格闘技あり、家族愛あり、裏切りありの全部乗せだと思えば間違いありません。

二頭の牛の背中に片足ずつ乗って牛車とともに突進したり、船が主人公バーフバリの剛力で空を飛んだりと、あの「踊るマハラジャ」もびっくりの“何でもアリ“という展開は、見る人を必ずや満足させてくれるに違いありません。

シャー・ルク・カーン主演など最近のインド映画は、主人公がシュッとしていて、ヒロインもモデル体型、わりとスタイリッシュなものが多かったのですが、こちらベタな演出、ベタな特撮全開です!

バーフバリ役の男優はマッチョで、男の体臭がムンムンしそうなヒゲ男子。
女優も「踊るマハラジャ」のミーナ系のぽっちゃり女優。このベタで濃厚な感じはラジニ・カーントさまの流れを組む、南インド系の映画だなと思ったら、やはりテルグ語系(タミル語もあり)の作品でした。

セリフひとつにしても、姫の美貌を讃える時に「おお、これは神をも恥じる美しさ!」とか、フツーにものが言えんのかって感じで……(笑)♪

インド国内で空前のヒットだったそうですから、やっぱりインド人は時代が変わってIT大国になった今でも、こういうベタベタが好きなのねと、ちょっと安心いたしました。

新宿ピカデリーは3階がフロントになっていて、あとは11階まですべてビル丸ごと劇場という、松竹系の大規模なシネコンでした。

新しい清潔で、音響も画面もすべて言うことなし。

「スターウォーズ 最後のジェダイ」とも合わせて、ぜひ足をお運びすることをオススメします。

映画のあとは、世界堂でイタリアでプレゼントされた版画に合う額をようやく購入。
寝室に飾ることにしました・平和な二日目でした♪

 
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平成三十年、明けましておめでとうございます!

2018-01-01 19:07:54 | Weblog

こちら氷川神社ではなく、日枝神社の写真。
氷川さまではバタバタして撮りそこねました(笑)。

平成三十年になりました、明けましておめでとうございます。

昨年末は義母をお連れして、赤坂長寿庵で年越しソバ。
日が暮れたら新年ということで、一足早くおせちを頂き、孤独のグルメ、酒場放浪紀を見ながら年明け致しました。

義母をお泊めするのは初めてでしたが、布団やら掃除やらと準備が出来ていたので、ぐっすり眠れたそうで良かったです。

元旦の本日は、私の実家に行って挨拶。

10時ちょっと過ぎに行ったところ、母が「アンタ、来るのが早いわよ」と頭にカーラーを3つつけて出てまいりました。

うーむ。「10時から10時半の間に行く」と言ってたはずですが、母の脳内変換は10時半過ぎだったもよう。遅れていくと、それはそれで叱られますので、まあ仕方ないところ。

おせちの準備中でしたが、妻と義母とがお手伝いをして、丁度10時40分頃にお雑煮やらおせちのセットが支度が完了いたしました。

さて、初詣に出発という時になって、「あらやだ。カーラーがついてるじゃない」と、初めて自分の頭部に気づきました。

だ、誰もカーラーがついてるとは注意できない……ちゅうか、わたしなどはわざとつけてるのかと思っていたもので(汗)。

ともあれ、昨年のお式でお世話になった氷川さまに初詣でしたが、例年にない大行列だったこともあり、直接本殿にご挨拶することにしました。

本殿受付の方が、昨年の結婚式のご担当だったので、そのまま家内安全をご祈願。
わずか半年ちょっと前のことですが、久しぶりの本殿という感じで、正月早々縁起の良い感じです。

その足でみんなを拙宅にご招待。
そこそこ居心地が良かったのでしょうか、日が落ちる直前くらいまで、お茶を飲んでとりとめもない話に花が咲きました。

義母も母も満足していただいたようで、何より。

明日は夫婦でインド映画を見に行く予定です♪

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