小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

原発~明日には明日の”風”が吹く

2011-03-31 11:43:46 | Weblog
連日続く原発の事故報道ですが、思った通り長期化の見通しということです。

うーん。
予想はしてたけど、やっぱりなあ。
亡き私の父は、物理学者でしたが原発推進論者で、
原発なしに日本のエネルギーは賄えないということをよく言ってましたが、
もし生きていたら何て言うことか。

先に父との共著で/物理のしくみという本を欠いたことはありますが、
それは編集作業とイラストの仕事。
私に物理のしくみがわかっているわけではありませんので、
今の原発報道が、本当のことなのか、もっと深刻な事態なのかはわかりません。

ただ、「ある程度以上のことは、わからない」というのが本当のところでしょう。
だって、誰も経験したことのないことが、今目の前で起こっているんだもの。

おそらくははウソが発表されているわけではないでしょう。
(だって原発周辺は別にして、調べようと思えば調べられるもの)。

また、「直ちに健康に影響を及ぼすものでない」と思うし、
それが長期におよんだとして、すぐにガンになって死ぬものでもないと思います。
(ただ実際に1年とか2年、微弱な放射線でも浴びつづけたらどうかはわかりません。
 私の義父は4歳の時に、広島の江田島で被爆して、今の今まで何ともありませんが)。

しかしながら、ことが放射線だけに、どうしても「政府や東電は何か隠してる」なんて話は出てきます。
実際、全部本当のことを発表はしてないと思いますが、
だからといって、本当のことを発表してみんなが理解できるかといえば、
甚だ疑問で、何かをゴマかすために、わけのわからない言葉を並べているのだろう、
なんて思われるのが関の山でしょう。

今ある事実は、「直ちに影響はない」でしょうが、
将来どうなるかは、まったく予想が立たないのだと思います。
ま、腹くくるしかないよね。


今度のことでわかったけど、日本人って簡単に逃げ出さないのですね。
昔のパニックものなんか見ると、災害でも日本沈没でも、
みんな我先に逃げますが、けっこうみんな落ち着いてます。

ともかくも「原発事故、収束まで長期化の見通し」ということで、
ゆるゆる、つきあっていかないといけないんだなと思った次第です。

4月は原発の専門家に直接会う予定あり。
こりゃあ聞いてみないとね。
(その先生の話では、発表されることは本当のようです)。

画像は拙著「マンガでわかる物理のしくみ」より、
核分裂のしくみです。
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今年も花見、いたします!

2011-03-30 16:00:20 | Weblog
花見は自粛を=被災者に配慮必要―石原都知事

私の友人は石原知事は経済がわからない、なんて言ってましたが、
たしかにこの記事を読むとそう思ってしまいますね。

花見で毎年潤う、弁当屋や飲食店、酒屋は自粛によって大打撃でしょう。
「騒がず飲んでくれ」、というなら理解できますが、
花見そのものを自粛しろとは、
縮みかかってる経済活動をさらに縮小することになりかねません。

せっかくの知事のお達しですが、4月15日に私は花見をする予定です。
毎年、私たちのグループは花見を上野のような、人の集まる場所でやるわけではありません。
バカな騒ぎ方もせず、大人しく飲んでいます。
今年は電車の関係もありますし、早めに帰るつもりです。

まあ、上野の夜桜に節電を呼びかける。
これは致し方ないことではありますが、
知事のおっしゃることは、江戸時代の倹約令と同じようなことであり、
町人の力を削ぐには効果があるでしょうが、
町の活性化に利が見当たるものではありません。

今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる。
(太平洋)戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい。

この精神、いわば「欲しがりません、勝つまでは」ですな。
いざ戦となれば、同胞の痛みを分かち合うことで連帯するのは当然のこと。
自分を抑えることも大切でしょう。
しかし今回の震災は災害であって、戦争ではありません。

プライオリティは経済の復興であり、
被災地の人だって中途半端な自粛で、生活が元に戻らなければ、かえって困るはず。
東北地方の復興も、中央の経済復興なしに考えられません。

うーむ。
石原さんも、こんなことを言うようでは・・・
これなら、居酒屋の社長の方がまだマシかもしれんな。
でも、居酒屋経営で都が経営できるとも思えんし・・・。
悩ましい都知事戦が近づいてきます。

写真はヤマガタ・サンダンデロのクジラのタルタルステーキ。
卵黄にお腑をカリカリにしたものを添えた絶品です。
これは奥田シェフの作品ではなく、千葉生まれの杉浦チーフのアイデアみたい。
杉浦さん、子供のころからクジラを食べて育ったみたいで、
生涯5本の指に入るクジラ料理でありました。
そろそろジビエの季節も終わりです。

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地盤は一日してならず

2011-03-29 09:36:42 | Weblog
昨日は久々に実家で昼食をとったついでに、
お風呂の調節で家の裏側にまわってみたところ、
下水沿いのコンクリートにバックリひび割れが起きているので、
(知ってはいたものの)まざまざと見せつけられ、びっくりしました。

先にも書いたけど、実家の裏側は昔小川が通っていたところですから、
そりゃ多少のひび割れは当たり前であります。
でも実際に上を歩くとバリバリ音がして、ぐらつくのには驚きでした。

横浜駅周辺でも地盤がズレて使い物にならなくなっている場所があるくらいですから、
被災地に限らず地盤の弱いところの被害は、察して余りあるものがあります。。

でも、そこが昔小川だったことを知らなかったら、
ひび割れや地割れの原因がわからないから、その家に住めなくなるかもしれないな。


私が物心ついた時、その小川があった場所の上には、
父方の祖母の部屋があったように記憶しています。
ある日、家の一部に(その部屋を含めた)工事が入り、
なにごとかと思った覚えがありました。

聞いてみれば、工事のあった場所は東京都の土地で、
下水が通っているので、その上に家の部分があってはいけないとのこと。
工事が終わると、はたしてその分だけ家は狭くなってしまい、
祖母の部屋は半分くらいの広さになってしまいました。

その時は”おばあちゃん、部屋が狭くなって気の毒に”と思いましたが、
何十年も経った今になって、その意味がわかった次第です。


これまた何度もこのブログで申しあげてますが、
赤坂一ツ木通りのトモズの店内は、奥に入るといきなり階段を下っていく構造になってますが、
あれは昔お風呂屋さんだった時の名残。
さらに昔を遡ると、池か大きな水たまりだった場所かもしれません。

そんな赤坂周辺も下水道がやられた場所は多いと聞きます。
地盤は一日してならず・・・ということでしょうか。


写真は先の日曜に行った、みなと東北人会の募金活動の様子(つづき)です。
顏をかくしているのが、委員長のセブン区議。
東北人らしく見かけによらず(失礼!)シャイな人です。
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日本の未来を真剣に!

2011-03-28 09:33:56 | Weblog
昨日は、七戸じゅん区議と毎日新聞の高橋さんを中心に、
「みなと東北人会」で募金活動をいたしました。
場所は、先日と同じ表参道の交差点で「オネガイシマース」と声をあげました。

それにしても3月も終わりだというのに寒いこと、寒いこと!
「東京でこれなんだから、被災者の人たちはたまったもんじゃないな」
なんて仲間うちで耳打ちをしたら、それが聞こえたのか募金箱に手が・・・。

いやいや、みなさま。
どうも、ありがとうございます!

募金は寒さと花粉で、お天気のわりには人通りが少なかったことに加え、
すでに募金をしている人が多かったのか、
前回の32万円台に比べて、半分の15万円台でした。
(あ@花さん。寄付金ありがとうございますと、セブン区議からの伝言です)。
それでも運営費を差し引いたTシャツの収益を合わせると、
50万円以上の募金を集めることができました。

募金活動に参加していただいた、みなと東北人会のみなさん。
お疲れさまでした。
そして募金をしていただいたみなさま。
ありがとうございました!

集まったお金は、毎日新聞社を通じて被災地のもとに届けられます。
今後も被災地の援助活動や、
日本復興に向けて大河の一滴を垂らしていきたいと思っています。


いや、それにしても気になるのが、昨日の寒さで推測できる被災地の環境です。
こんな時に日本人が思いがちなのが、
「被災地の人のことを考えよう」ということでしょう。
今どこかのCMでも、そんなコピーがありますが、
何度も言うように、単に自粛ということに向えば、これは良いこととは言えません。

被災地の人たちは、被害に遭わなかった地域に「喪に服してほしい」とは、
決して思っていないと思います。
それよりは一刻も早く元の生活を取り戻し、自分の住んでる地域を復興させたいと
誰よりも願っているはず。
そのために必要なのは、先ずはダメージの少なかった地域が、
経済的な牽引力を持つように復興することです。

これから日本の国が復興していくためには、長く辛い道のりが待っているでしょうが、
日本も日本人も、このくらいでダメになることはありません。

日本の未来を真剣に。
これは、セブン区議が10年以上前から言いつづけている言葉ですが、
この時期だからこそ、考えたい事柄に違いありません。


写真は募金活動の一幕。
けっこうみなさん、楽しんでやっています。
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日本にいてくれて、ありがとう

2011-03-27 08:49:55 | Weblog
昨日、再開したジムのジャグジーで正ちゃん帽さんと話をしていたら、
いつも来ていたオーストラリア人が久々に顏を見せました。
この時期に再来日かと思いきや、本国に帰らず震災後ずっと日本にいたんだとか。

「お、えらいじゃん」

(ウソをつくタイプではないので)思わず私たちは彼を賞賛。
彼は「日本が好きだから日本のために日本に居ます」と言ってくれました。
やっぱり嬉しいものですな。

六本木のジムは震災後めっきり外国人の数が減り、
今も相変わらず、来ているのは日本人ばかりですが、
中には帰らずに日本で働く人もいます。

で、そのオーストラリア人のオフィスでは、
日本人と外国人が半々くらいらしく、
逃げ帰ってきた出戻り組と、居残り組とでちょっとした壁が出来てるみたいです。
(居残っていた外国人と、出戻り組の間も含めてですね
 外国人どうしの方が、むしろ溝が深くなっているかも)。

地震と放射線が怖いから本国に戻るというのは、
気持ちがわからんでもないけれど、
実際に逃げられて居残る方とすると、気持ちの良いものじゃないですね。

お隣の大国では、逃げ帰る人で麻布の大使館に長蛇の列ができたと言いますし、
某有名私立大学では卒業パーティに、外国人教師が1人もいなかったなんて聞きます。
でも、いざとなれば外国の人間なんてそんなもの。
この機会に日本人も、
”いざとなれば外国は見放すもの”ということが、よくわかったと思います。
(”地球市民”なんて机上の空論だというのがわかりますし、
 そんな人たちに参政権を与えてはいけませんよね)。

ただ、中には日本にとどまり日本で働きつづける外国人もいますから、
それは本当に有り難い!

これから出戻り組がだんだん増えてくると思いますが、
口では「戻ってくるな」と悪態をつきつつも、心の底では温かく迎えてあげましょう。
彼らもまた、わが国の復興のために欠かせない人材資源に違いありません。


一昨日、大相撲の支援活動で、あ@花さんが募金の際に把瑠都関に何か言ったところ、
あの巨体がその場で破顔一笑。
お隣にいた日馬富士関も、同じように満面の笑みを浮かべました。
戻ってきた彼女に「ばるとに何て言ったの?」と聞いたところ、
「日本にいてくれて、ありがとう」と言ったそうです。


日本でがんばる外国人のみなさん・・・
日本にいてくれて、ありがとう!

写真は声をかけられる前の把瑠都関、日馬富士関。
左で横を向いている力士は安美錦関。


さー、私もこれからセブン区議たちと募金活動に出かけます!
27日表参道交差点で11:00~2:00くらいまで。
お見かけしたらぜひご協力を!
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きれいなエネルギー、きたないエネルギー

2011-03-26 09:58:49 | Weblog
先週ジムのフロントから、節電のために当分の間ジャグジーを閉鎖するとの通達がありました。
被災者のことを考えれば、そのくらい仕方ありませんが、
プールで泳いだあとにそのままシャワーというのは、どうにも寒い限りです。

多少の不自由はしばらく続くなと、
今週ジムに行ってみれば、プールとシャワールームに据え付けたお風呂は、
泡こそ出ていないものの、キチンとお湯がはってありました。
考えてみれば、お湯を沸すのに電気を使うわけじゃないから、
ジャグジーだけ止めればよいわけです。

で、その次の日はジャグジーも再開。
こりゃ有り難いけど、いったいどうしたことかな?


物理学者だった父が、
よく”きれいなエネルギー”と”きたないエネルギー”ということを言ってました。
きれいなエネルギーというのは、ムダのない効率の良いエネルギーのこと。
きたないエネルギーというのは、ズバリ、熱エネルギーのことです。

逆に言うと、きれいなエネルギーは熱を出さないエネルギーのことで、
動力でも光でも、熱を出すものはエネルギー効率が悪い。
当たり前の話ですが、電球に比べてLEDの電気代が安いし、
エアコンよりも扇風機の方が安い。

そう考えると、風呂の泡立て器の電力では、あまり節電にならなかったのか、
それとも節電のお達しが緩やかになったのかもしれません。


余談ながら、哺乳類や鳥類は自分で体温が調節できるかわりに、
熱エネルギーのためにそれだけ頻繁に食事を摂らないと生きていけません。
一方、爬虫類は文字通り冷血動物で、体温は自然まかせ。
タマゴヘビのように、1個卵を食べると、半年食べずにいても平気というわけです。

そこのあなた。
いや、そこにいる体温の高いあなたのご主人!
ご主人が大飯を食らって、暑苦しい体温を発しているのも、
そんな効率悪いエネルギーのおかげというわけで・・・。
(おっと、そんな私も高体温の輩の1人ではありますが)。

写真は、そんな意味でいちばんエネルギー効率のわるい人たち、
渋谷で募金活動にいそしんでいたおすもうさんたちです。
左上から、把瑠都、日馬富士、豊の島、豊真将、安美錦、隠岐の海(敬称略)です。
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がんばろう東北!~大相撲募金活動!

2011-03-25 10:32:37 | Weblog
昨日はあ@花さんから、渋谷と錦糸町で日本大相撲協会主催の募金活動があるとの情報を得て、
花粉飛び交う中、待ち合わせて出かけることにしました。

本来なら大阪で春場所が開催されている時期ですが、
先の八百長騒動に加えて、大震災のあとということで、
(八百長騒動がなくても開催はなかったでしょうね)、
普段なら町なかにいるはずのない力士たちが、募金箱を持って並んでいるのです。
体から相撲成分が切れてしまった私たちにとっては、またとない機会です。

あ@花さんのブログにも書かれていますが、
外国人の多い六本木、赤坂と違い、渋谷も錦糸町もけっこうな人で賑わっており、
横浜在住で、ほとんど錦糸町に寄ることのないあ@花さんは、町の意外な大きさに驚いてました。

私も錦糸町はたまーに来るくらいだけど、
町の商店街とさまざまな複合施設が一体になった、住みやすそうで実務的な感じの町で、
両国を隣に控える錦糸町は、道行く人が相撲に親しんでいるという感じでした。
(こういう町の方が、有事の時は生き残る力が強いのかね~?)


渋谷組は把瑠都、日馬富士を中心に、安美錦、豊真将、豊の島、隠岐の海という、
人気力士を揃えたメンツ。
中でも把瑠都は一番人気で、ニコニコしていて見るからに明るい風貌は、
2mの巨体に関わらず、老若男女を問わずに募金を集めていました。

一方、錦糸町組は南口に横綱・白鵬、稀勢の里、鶴竜、北勝力、徳瀬川。
北口には魁皇、琴欧洲、琴奨菊、豪栄道、栃煌山。


横綱・白鵬は見ているだけでも圧倒的な存在感でしたが、
やはり大横綱を2場所連続で倒した稀勢の里の存在感も横綱のそれに負けません。
稀勢の里は横綱より30分以上も送れて参加という、大物ぶりというか、図々しいというか・・。
きせ、白鵬は並んで募金をしていたのですが、
両者、ビミョーな距離感でピリピリしていたのが、何とも面白いところでした。

募金はお札で渡す人が多く、さすがはこういう時の大相撲。
八百長騒動では味噌をつけてしまいましたが、
こういうイベントを機会に建て直してほしいと思いました。
力士は東北、北関東出身の人が多いから、それこそ良い機会ですね。


夜は前から予約をしていたヤマガタ・サンダンデロで会食。
この日は奥田シェフも東京入りしていて、募金をしていました。
写真を見せてくれましたが、釜石と気仙沼には炊き出しに出かけたそうです。
えらいね!

いや、募金三昧の一日。
よく遊びましたが、経済的な貢献をしたという気持ちからか、罪悪感はありませんでした。


しかし夜の銀座はすっかり灯が消えて、デパートも軒並み6時閉店。
こんなことでは日本経済は萎むばかりです。
せめて閉店時間くらいは延ばさないと、ほかの銀座の店が潰れてしまいます。
4月より営業時間の見直しを!

写真は錦糸町組の力士たち。
本割の時と違って、みんな本当にやさしそうな顏をしていました。
これがホントの「気は優しくて力持ち」。
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日の丸~みなと東北人Tシャツ

2011-03-23 09:32:59 | Weblog
今朝はいわき市で震度5強が2回
しつこい余震ですが、まだまだこの大震災は予断を許さないようです。

計画停電の影響で、昨日からジムのジャグジーとサウナが使えなくなりました。
いや~、はじめは施設を使うメリットが半減と思いましたが、
実際に原発以外に火力発電所も大震災の被害を受けてダメになってる所が多いとか。
残念ですが、これは仕方ないですね。

寒さと飢えの中、ひたすら辛抱する被災者の方々を思えば、このくらいはガマンしないといけません。

しかしながら、一方で心配されるのが被災者を案じるあまりの自粛運動です。
中央区は8月の東京湾大華火祭を中止にしたそうです。
たしかに現実的に、電力の不足する8月に大勢の人が集まる花火大会の開催は難しいでしょうが、
地震発生から2週間も経たない今から、そんな発表する必要はありません。
(主催をよくよく見れば、防毒マスクのカバーに「放射線が来る」のコピーで話題になった
 某週刊誌の新聞社ですな)。


兵法で一番難しいのが、”逃げながら戦うこと”と言いますが、
これからは、電力エネルギーを抑えながら、世の中のお金を回していくという、
難しい選択をしないとなりません。
街の灯が消え、六本木も赤坂も別の町になったみたいですが、
しかしながら電気代の高いヨーロッパに行くと、ドイツでもイタリアでも、もっと暗い。
(もっとも、あの青い目の人たちは、煌々とした灯が苦手なのかもしれませんが)。

まあ、電気が暗くなっても、暗い居酒屋で一杯やればいいだけのこと。
世の中のお金を回していく方法は、いくらでもあるはず。


そんな中で障壁になるのが、世間の目を気にして被災者の方を思いやる自粛ですね。
(まあ、世間を気にせず、煌々とした灯のもとでナイターをやろうという神経よりマシですが)。
これは感心しません。
おそらくは被災者の方は、今のところ自分たちのことで精いっぱいでしょう。
他人が自粛するのを望んでいるなんて、そんな余裕もないはずです。
テレビだって見られるかわかりません。
今、欲しいのは食べものと水、燃料・・・それが済んだら仮設住居。

東京の経済活動が停滞して、日本経済がますます泥沼化していけば、
復興のスピードだって減速します。

昨日、テレビをつけたら、ユニクロやらスポンサーが戻ったのか
ひさびさに普通の広告をやってましたね。
震災に何の関係もない子宮頸癌や脳梗塞の広告に悩まされていたところ、
これはちょっと嬉しかったかな。


さて。
みなと東北人会では、27日(日)11:00~1:30くらいに、
再び表参道にて募金活動を行うことになりました。
七戸じゅん区議と毎日新聞の高橋氏のもとに、「もう一度やりたい」という声が、
数多く集まったのですね。

写真はみなと東北人会で作った日の丸Tシャツ。
ジムでは欲しいという方もいたので、追加注文をいたしました。
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東北~港の復興を!

2011-03-22 10:17:54 | Weblog
今から丁度2年前になりましょうか。
たまたまクルーズ船「飛鳥2」の講師に呼ばれ、沖縄から石垣島、台湾をまわり、
神戸港に立ち寄った時のことでした。
私の講演を聞いたという初老の男性が話しかけてきて、神戸港のコンテナを指さして言いました。

「見てください、神戸港。
 ちっとも動いていないでしょう? 
 これで平日の昼間ですよ」

うむむむ。
たしかに男性の言う通り、その時の神戸港は飛鳥が入港してるだけ。
コンテナなど荷物が船で運ばれてる気配はなく、静まりかえっていました。

聞けば、男性は海運関係のお仕事につかれていた方で、
神戸港がそこまで凋落した理由というのは、阪神大震災のあと、
ハブ港としての役割はすべて釜山に取られてしまったというのです。
(外国は基本的に弱肉強食ですね・・)。


まだ25万人以上の被災者がいる中で、こんなことは早過ぎる話かもしれませんが、
数ある東北の港を、このまま寂れさせてはいけません。
気仙沼の漁師さんも、こんな中で「このままで終わるか!」と、気炎を吐いてました。
がんばれ!

八戸港は早々機能が復帰して、石油の輸送が可能になったとのこと。
広大な東北地方は、後方に山々を控える手狭な神戸の町と違い、
発展する可能性が大きいともいえます。

東京在住のエカキ風情がこんなことを言うのも何ですが、
ここは東北全体でひとつの自治州にするような構想で、
再建計画を練ることはできないものでしょうか。
北部にあるとはいえ、どこも不凍港だしね。

(セブン区議、毎日新聞を通じて集めた義捐金以外に、
 港区からも東北援助をすると聞きました。
 そんな提案を伝えること、できないもんですかね~?
 わが町も”港”区だし)。


ただ、その前にクリアする問題が山積・・・。

今回のホウレンソウ報道もひどいですね。
先ほども、友人からのメールで、
現代のニュース番組って「情報の共有」じゃなくて
「感情の共有」をさせるエンターテインメントなショー番組になっている

という意見がありましたが、そんな感じです。

また、茨城県在住の剣道家・甚之介さんのブログにそれらの分析があります。
こちらこちらです。
お時間のある方はご一読を。

写真は六本木は芋洗坂にある、津軽郷土料理魚とめし MORI-MORIのマスターと生ガキ。
津軽って意外にロックなオヤジが多いんですよね。
海のものがバツグンに旨いお店です。
どうぞ、みなさま。日本経済のためにも積極的な外食を!
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義捐金は、毎日新聞を通じて被災地に届けらます

2011-03-21 12:31:34 | Weblog
昨日からの続きです。

今日も行う予定でしたが、雨天中止となりました。
まことに残念ではありますが、募金で集まった320,105円に加えて、
活動費を除いたTシャツの収益もありますから、40万円前後が寄付にまわります。

それにしても、世の中捨てたものじゃありません。
昨日は表参道の交差点で3箇所に別れて募金をお願いしたのですが、
快く箱にお金を入れてくれた方が多かったのには驚きました。
金額の大小は関係ありませんが、
10個以上ある募金箱ひとつひとつに千円札を入れてくれた人もいたりして・・・
本当に日本を何とかしようという気持ちの人が多いのでしょう。

お巡りさんや、道路工事のおじさんが仕事の合間に募金しにきてくれたり、
タクシードライバーが車から降りて募金してくれたり、
日本脱出を試みてない外国人、老若男女、
国籍を問わずご協力いただいたのは有り難いかぎりでした。


「こちらは”みなと東北人会”です!
 東日本大震災の義捐金募金をしています。
 集まった義捐金は、毎日新聞を通じて被災地に届けらます。
 どうか、よろしくお願いします」

・・・と、毎日新聞というキチンとしたルートで、
義捐金が被災地大きな声でアピールしたこともあったのでしょう。

募金したいと思ってる人は大勢いると思いますが、
善意の浄財が新興宗教や暴力団の資金源にされてはかないません。
また日本ユニ○セフ協会のように、寄付金の何%かが手数料となる上、
この時期にアフリカ援助などに使われてはかないませんしね。

募金活動終了後は青山にある消防団の詰め所に集まり、のり弁をいただきました。
(何だ、米も弁当も簡単に手に入るじゃないか)。

日の丸のTシャツを着たまま20人ほどに、自己紹介してもらったのですが、
意外に(というか当然というか)東北の人が多いのにはびっくりしました。
委員長の七戸じゅん区議が青森出身、
毎日新聞の高橋さんが盛岡出身なのは知ってましたが、
紹介を聞いてみれば、半数近くが東北人じゃありませんか!

みなと東北人会は、もちろん東北人でなくても入れるのですが、
東京は地方出身の人によって支えられてるのですね。
家であの物凄い映像を見せられながら、
被災地ほどでないにせよ、毎日余震に遭遇すると、何か別の行動を取りたくなります。
自己満足と取られるかもしれませんが、終わったあとは久々に良い気持ちになりました。

しかし、食事中にも不気味な余震が・・・。
まだまだ安心するには時期が早いようです。


写真はみずほ銀行の前で募金するメンバー。
セブン区議も私も花粉で半漁人状態なので、顏の公開は控えました。
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みなと東北人会~募金は2時間で320,105円

2011-03-20 09:57:46 | Weblog
東日本大震災から1週間と1日。

この世に神さまがいるとすれば、地震を起こした神ほど無慈悲なものはありません。

あの地震と津波のもとでは、善人も悪人もなく、
そこにいたというだけで犠牲になっていきました。

”触らぬ神に祟りなし”と言いますが、
昔から日本の神は荒ぶる神であり、そんな無慈悲で恐ろしい存在だったのですね。

陛下が自らお言葉を発したというのも、昔から天皇家というのは、
そんな神々を抑えて鎮める役割があったからでありましょう。


そんな未曾有の大災害の中で、驚くべきは東北人のガマン強さです。
海外のメディアは日本人のガマン強さを賞賛してると言うけど、
あれは東北人の”GAMAN"を讃えているのですね。

人をさらい、家も町もひとなめにさらい、
さらった人間を、さらに死体にして戻し、残った家々に火までつけ、
挙げ句の果ては原発までも破壊する。
どんな悪魔のような人間でも、人である以上、ここまでのことはできません。
まさしく無慈悲な神の力であります。

それでもあの人たちは神に恨み言を言うわけでもなく、
黙々と耐えて生きようとしています。
これは生ぬるい町育ちの人間には到底できることではない。
おそらくは東北人は、この未曾有の大災害にも耐えて乗り切るに違いありません。

がんばれ東北人!

でも、青森出身の七戸区議でもそうなんだけど、
東北の人にガマン強さを誉めると、恥ずかしそうな顏して下を向くんだよね。

「ガマンしかできね」みたいな。

さて、さきほどセブン区議が委員長をつとめる「みなと東北人会」の募金活動から帰ってきました。
表参道の街頭で、「オネガイシマース」と声を出し、集まった金額は2時間で何と320,1050円!
(私も1本出しました)。

いや、世の中捨てたもんじゃありません。
集まったお金は毎日新聞を通じて、被災地に送られます。
明日も雨が降らなければ、同じ場所でまた行います。

昨日は田町の駒八で一杯やりました。
ささやかながらの外食産業への貢献です。
福島県の飛露喜(ひろき)、宮城県の一ノ蔵など東北地方の日本酒を堪能。
私はこれから福島県を含め、東北地方の農産物を積極的に食べることにします。

どうせいっぺん飛行機に乗れば、けっこうな放射線を浴びるんだから、
あえてはずすのは、ほとんどエンガチョの世界。
どうぞみなさま、妙な偏見はくれぐれもお持ちにならぬよう。


写真は表参道での募金のようすです。
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外国人のいない六本木

2011-03-19 09:58:16 | Weblog
昨日の夕方は1週間ぶりにジムが再開されたので、ひさびさに行ってみました。
30分ほど走ったあと、プールで泳ぎましたが、
照明も落としてありジャグジーは洞窟状態のうえ、人はまだまばら。

ふだんは採光が良いと気に入っている、
プール天井にあるガラスのピラミッドが妙に気になり、早々に切り上げてしまいました。

見れば六本木という土地柄ですが、普段見かける外国人はほとんど姿を見せず。
きっと地震と原発騒ぎで逃げ帰ってしまのでしょう。
まったく逃げ足の早い連中です。
日本の外務省が渡航勧告出すように、外国から見ると日本は今レベル4とか5の状態なんだろうな。

夜の六本木は金曜の夜だというのに人もまばら。
こりゃ外食産業はたまらないな・・・。

昨日の昼はアセナで、急遽売り出したキョフテサンドの購入ついでに、
A4の紙にマジックでトルコサンドのPOPを即席で描いてみました。

「トルコサンド、発売中!」ってね。
(レベントシェフもブーチンくんも日本語が書けませんからね)。

POPの効果があったかどうかわかりませんが、ランチは完売したそうで良かったです。
耳あか程度にもなりませんが、やらないよりマシくらいの地元貢献にはなったかな。
それにしても日本脱出をはかる外国人が多い中で、さすがは友好国トルコです。
(家族が日本人なので、帰るとこがないってこともあるでしょーが)。
二人とも日本人同様に腹を据えてガマンしてる・・・かな?
火曜はもう少し大きな紙に描いたPOPを持っていくつもりです。


ジムの帰りはプレッセに寄って、岩手産の銀河高原ビールを購入。
びっくりしたのは、普段肉が置いてある場所にカップ麺の山。
まだ、まとめ買いしてる人もいました。

うむむ。
こういうのって、どうなんだろう?
買い占める方もいけませんが、
こんな山のように、被災地が欲しがっているものを仕入れる
(つまり在庫もある)っていうのは如何なものか。

まあ、そんなこと言ってたら自粛ムードがますます広まってしまうか。
今日の夜は、昨日友人に誘われたので、外で食事をしに行きます。


写真は拙作「ウランバーナの薬師」。
モンゴルの首都ウランバートルと間違えらますが、
ウランバーナはペルシャ語を盂蘭盆(うらぼんえ)に漢訳して「お盆」になった言葉で、
死者の苦しみを救済するための行事です。

ブッダは死後の世界を説いてませんので、
もとの仏教にはない言葉です(その証拠にサンスクリット語ではありません)。
中国で生まれた習慣が、日本で「お盆」として一般に広まりました。

それにしても今は冥福をお祈り・・・という言葉を、言う気になりません。
戦いはまだまだ続きますね。



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買い占めするなら、地元で外食!

2011-03-18 09:52:37 | Weblog
昨日の東京新聞に、画像にアップした上記の記事が掲載されていました。
東京の医師が石巻赤十字病院の救護班として向った話です。

で、賛同できる点とできない点あり。

賛同できる点は、もちろん東京で起こっている食料や水の買い占めで、
これは、たしかにハッキリ言って浅ましい。
水なんか水道の水を溜めとけばいいし、食料は巨大余震が来ないかぎりは何とかなります。

コンビニからパンは消えましたが、
浅野屋さんのように定期的に焼いてくれるパン屋に行けば、
夕方行っても潤沢に置いてあります。
米もどこかにあるだろうし、野菜や肉は毎日入荷します。

ただ、これは東京の人間すべての心根がくさっていて卑しいということでもないと思います。
本当に困ってないから、こんな中途半端なことをするのでしょう。
お互いが被災者だったら、互いに食料を奪い合うようなことはしないと思います。
その証拠に、コンビニやスーパーで取り合いの喧嘩が起こった話は、あまり聞きません。

それにしても、現地は本当に物資が足りないみたい。
先ほども白十字の方から、「買い占めは控えて」というメールがまわってきました。
くれぐれも過度な買い占めは控えましょう!



で、賛同できない点は、
「素人が物を送っても迷惑になるのでは」
「ボランティアは邪魔になるだけ」という自粛ムードに疑問

という点でしょうか。

このお医者さんの言うことは八割がた正しいはと思いますが、
東京新聞もこの記事を載せるなら、具体的な支援のルートを載せるべきだと思います。

だってNHKでは真逆のことをアナウンスしてるんだもの。
メディアどうしでこれだけ言うことが反対だと、何が正しいかわからなくなります。

広過ぎる被災地に、支援はいくらでもほしいでしょうが、
それでも人が集まっている場所はピンポイントのはずで、
みだりに押しかければ混乱が生じるのは必至です。

また、個人で行くなら自分の食糧と水、携帯トイレなどを持参など、
注意事項の列記も必要だと思います。


そんなわけで今日は地元の支援、なんて言うと不遜ですが、
赤坂のトルコ料理店アセナで、
今日からトルコハンバーガーこと、キョフテサンドを500円で売りだすそうです。
これは行ってやらんとね。

今、私たちにできることは、義援金などのわずかな支援はもちろんですが、
機能している国の中央をしっかり固める上でも、
地元の商店街にわずかでもお金を落とすことが大切だと思います。

買い占めするくらいなら、地元でご飯食べましょう。

がんばろう東北!
がんばれ日本人!
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放水!~ 有事には期間限定の司令官

2011-03-17 10:40:08 | Weblog
昨日の朝、今グループ展を開いてる絵描き友だちから、
「すみません、出品してません」というメールが届きました。

大切な展覧会に出品しないとは只事ではありませんが、
今この国で起こっていることは、それどころでなく只事ではありません。
理由はハッキリとは書いてなかったのですが、
どうやら福島原発の放射線漏れを気にしてのことだった模様です。

気になったので、昨日書いたブログを添付し、
「おそらくは気にしなくてよい」というメールを出したところ、
本日、展示を行うという返事が返ってきました。
そうね。それがいいです。


巷で流れているものの中には、不安感をあおるニュースも多く、
(自分もそれをアップして恐縮ですが)
政府と東電が情報を隠蔽してるという見方をすれば、
ことが原発事故なので、不安になるなと言ってもムリな話ではあります。

もちろん、ことが極めて深刻な状況なのは間違いありませんが、
悪い情報を知ったところで、あまり意味がないこともたしかです。
各国大使館員のように国外退去が簡単にできるわけでもないしね。
(退去の理由は、原発よりも大きな余震と思われるが・・・)。



それにしても放射線の中で懸命に奮闘を重ねている職員や自衛隊・・・感謝です!

たった今、放水がはじまりましたが、なんと原始的な手段!
ということは、これが最後の手段になるのか、
だったら最初からやった方が良かったなんて見方もありますが、
菅さん枝野さんについて色々意見があるにせよ、
あの人たちの能力をどう評価するのかあるにせよ、
はじめから危機管理に関していえば、おそらくは素人です。

有事の際にはそれこそ佐々淳行さんみたいな人を
期間限定の司令官に据えて、権限を委譲すべきじゃないかな。
古代ローマではディクティトル(直訳すると独裁官。言葉は良くないが・・・)
がそれを遂行したわけですが、
そうでないと自衛隊や警察庁のような組織の動きがどうしても鈍くなります。

(前言と違うことを申しあげますが)
巷では菅さんが安全をアピールするため、自ら福島に行ったために事故が起こったとか、
決断が遅れたから放水も遅くなったとか、さまざまな批判はあります。
でも、今はそんなことはどうでもよろしい。


ともかく一刻も早く炉を冷却して、事態を収拾するのが最優先です。
でも、その状況判断って、原子炉の専門家でも、
危機管理の専門でもない政治家が下すには難しい判断かもしれません。
今さら、そんなことできないでしょうが、期間限定の有事最高司令官・・・
今回のことを教訓に考えてみても良いと思います。

それにしても放水作戦、成功してください!
お願いします!


画像は大仏が全身を現した「春の大仏建立」。
友人の女性から、子供はあんな風に生まれないと言われましたが、絵画のウソとご容赦のほどを。
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日本大震災~されど原発はコントロール下にあり

2011-03-16 10:48:35 | Weblog
今朝がたツイッターを見ていたら、震災の報道を一日見聞きしていると、
PTSDと同じ状態になる、なんて記事が貼られてました。
その情報もツイッターですから、話半分に聞いた方がいいですが、
あまり精神的に良い効果を得ないことは確かです。

だから今日はテレビもラジオも消して節電。
少し気分が上向きになります。

昨日は福島原発事故のニュースに、現実離れした悪夢を見てる気持ちなった方が多いと思います。
(いや・・・夢じゃないんですね)

しかしながら、原発の放射線漏れについてはきわめて深刻な事態であるものの、
昨日、あ@花さんからいただいた情報で、
MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説によれば、
原発はコントロール下にあるとのこと。
知り合いの原発のオーソリティ(現役の東大教授)の主張も伺ってみたところ、
ほぼ同じような見解で、炉心溶融には至っていないだろうとのことでした。

安心しろとは言いませんが、あまり悪い方に推測して見ても、得るものは少ないと思います。
それに、どこかに逃げられるわけでもありませんしね。


また、東京に放射線が検出されるというのは大変なことではありますが、
もともと福島原発は福島県民の電力を補うのではなく、
首都圏のエネルギー電力のために作られたものであります。

1万人もの人々を救出し、こうしている間も奮闘している自衛隊のみなさん。
放射線と必至に戦う東電の一部の社員。
少ない物資で患者に向う医師の方々。
頭の下る思いです。


今、考えると「東京にガンマ線」なんてタイトルで、
ブログを上げるのは、我ながらちょっとみっともないですね~。
まこと汗顔の至りであります。
(でも、あえてタイトルは外しませんけど)。


ウソの情報はいけないけど。こういう時だからこそ余計な騒ぎはすべきでない・・・。
今日になってそんな風に気持ちを固めた次第です。


それより防災的に注意すべきは、昨日静岡で起こった震度6の地震でしょう。
岐阜でも震度3の地震があったそうですが、だんだん南下しているからね。
NHKでは「東北関東大震災」、民放では「東日本大震災」と呼んでいますが、
これは中国の報道と同じ「日本大震災」と呼んだ方が良いかもしれません。


画像は拙作「冬の大仏建立」。
被災地のみなさんは、さぞ寒く心細い思いをしていると思いますが、
どうぞこの難局を乗り切っていただきたいです。

それにしても被災者は互いの食べ物を分け与え、東京では食べ物を買い占める。

オークションでは乾電池6つが15,000円で売られてましたが、
そんなことするアナタ・・・いずれ天罰が下りますぞよ。
一方で、母のお弟子さんで「お米分けましょうか」なんて人もいたそうで、
世の中捨てたものでもありません。
コメント (2)
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