小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

東京国分寺の小坂農園に行ってきました!

2014-08-31 08:24:47 | Weblog

〆切前ですが、前から決まっていたこともあって、昨日は東京国分寺にある小坂農園に行ってきました。

農園主の小坂さんは、庄内アル・ケッチァーノで知り合った方。

ここのところ続いた長雨も、晴れ女か晴れ男でもいたのか、昨日は暑くもなく良い天気で、人の畑を荒らすには絶好の日和。
トマト、茄子、ニンジン、モロヘイヤ、オクラなどの畑を荒らし、スーツケースの中に納めて持ち帰りました。

この日、農園主の小坂さんはたまたま東京野菜、谷中ショウガの取材で朝のNHKでTV出演。TVでインタビューが驚いていた、ふかふかの土を踏み歩き、感触を楽しむことができました。

まるでスポンジケーキのような土!

TVでもやっていたように、小坂農園では府中競馬場から馬草や馬糞を提供してもらい、それをもとに堆肥を作っています。
なにしろ、良い堆肥があるからと、小型トラックで四国まで取りに行く人ですから、土には相当なこだわりがあるんですね。

この日はアル・ケッチァーノで知り合ったお寿司屋さんがオーダーしたメンバー10人が同行したのですが、そのうちの1人、家庭菜園をやってる人が「堆肥を少し分けてくれませんか」と聞きましたところ・・・

「そ、それは・・・」

見ての通り、小坂さんはTVに出ても、写真に撮られても、何があっても動じない、何があってもまったく変わらないキャラですが、かなり動揺したご様子。

「い、いえ。家庭菜園なので、ビニール袋に入れるくらいで良いのですが・・」

これが府中競馬場から分けてもらったという堆肥です♪



すると小坂さん、安心したように「ああ、それならけっこうです」と笑顔に戻りました。

いっぱい持って行かれると困ると思ったのか、よほど堆肥が大事なのでしょう。

その家庭菜園をされてる方は遠慮して持ち帰りませんでしたが、こういう農園で作る野菜。美味しくないわけがありません。

今度は10月、またこういうイベントがあるそうなので、参加してみたいと思います。

こちらはオクラの種です


見たまんま、種とり用のお茄子です。


これ、トマトじゃありません。黄色いお茄子です♪


長茄子です


この茄子、熟れてないんじゃありません。緑のお茄子。
普通、茄子は茎から緑なんですが、これは茎の色が緑です。

 

白茄子です。調理がなかなか難しい

 
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ホントの南インド料理はナンがありません

2014-08-29 09:56:05 | Weblog

昨日、資料の探しものをしていたら、フーズフーというところで連載していたカレー番長のネットマンガ原稿を見つけました。

そしたら無性にインド料理が食べたくなり、とりあえず一番近くにあるポンデチェリという、自称南インド料理店でランチを頂きました。

ここの味はそこそこなのは知ってましたが、ともかくもインド料理が食べたい。

もとより本格的な南インド料理は期待してませんでしたが、選んだ3種のカレーセット、チキンエッグカレーとシュリンプカレー、アルゴビ(ジャガイモとカリフラワーのカレー)を見て食べてびっくり。

これって、ナンもそうですが完全に北インドのレシピです。
(南インドはナンの存在を知らない人も多い)。

どこが一体南インド料理なの?・・・と思いましたが、味はそうわるくもありません。むしろこの店が 出来た当初より良いかな(特にアルゴビ)。

出来た当初は南らしいメニューがありましたが、今では完全に北インド料理にシフトです。たぶん、南インド料理ができるシェフがいないんですね。

以前より味は悪くないんだけど、これを南インド料理と称するのは、それを知らない日本人に如何なものかなあ。

ここはシディークというパキスタン系の経営だそうで、有名なナンやタンドリーチキンはパキスタンの料理でもあるので、そちらの方が得意というのはわかるのですが・・・。
なんて、うるさいことを言ってますが、近いのと、それほどコスパは悪くないので、忙しい時はまた行くかもしれません。

↑ こちらは完全に北インド料理の店ザ・スパイスです・

 
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ガガさまモデルのポストカード、出来ました!

2014-08-27 09:04:26 | Weblog

先日UPしたこの作品、評判が上々なのでポストカードにしました。
Facebookでは、すでに先行販売していますが、今回はブログによる初めてのUPです♪

浜松のクライアントからサイズ指定だけされ、「何描いてもいい」と言われて描いた作品です。

この作品・・・ジムでバイクを漕いでる時にかかった、ガガさまの”The Edge of Glory“を聞いて浮かんだものです。

タイトルは「コスタ・スメラルダの奇跡」と名付けましたが、「ガガさまモデル」と呼んでいただいてけっこうです。

今回はこちら、ブログによるネット販売をいたします。

ご購入されたい方は、1枚1000円で10枚セット以上(11枚、33枚といった数字でもOK)、送料はご負担でお願いいたします。

希望者の方はこちらから、お願いいたします。
お振込等などの詳細は個人メールにてご連絡いたします!

↓ こちらは最初のデッサンです♪

 
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佐賀牛、いただきました♪

2014-08-26 08:34:00 | Weblog

「30歳からの社会人デビュー」の著者、ちゅん平こと藤家寛子さんから、佐賀牛を送ってもらいましたので、早速、その日にスキ焼きにしていただきました。

これがスキ焼き!・・・という、異次元の美味しさは滅多に食べられるものではございません♪ まだ半分あるので、今日はしゃぶしゃぶで頂きます♡
ちゅん平さん、誠に結構なものをありがとうございました!
アタタタタタ! じ、持病の、つ、痛風が・・・(ウソです)♪

 
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「庄内藩幕末秘話」出版記念パーティーを行います!

2014-08-24 07:37:54 | Weblog

 

今年4月に発売された、宇田川敬介著「庄内藩幕末秘話」の発売を記念して

アル・ケッチァーノの奥田政行シェフの東京店「ヤマガタ・サンダンデロ」を貸切にして、

出版記念パーティーを行います。

ヤマガタ・サンダンテロの壁画は、今回の挿絵を行った小暮による山形各地の自然を描いた山形山水図が描かれています。

庄内の新鮮な食材に、奥田シェフの腕を振るった「山形イタリアン」に舌鼓を打ちながら、庄内の話を一緒にしませんか。
あまり固くなく、ラフな感じで、一緒に頭と目と耳と、そして舌で一緒に庄内を味わいましょう。

なお、当日、宇田川先生から、次の作品の発表もありますので、ご期待ください。

日時 9月4日12時より14時まで
場所 銀座山形サンダンテロ
〒104-0061 東京都中央区銀座一丁目5-10
ギンザファーストファイブビル 山形県アンテナ
ショップ「おいしい山形プラザ」2階
会費 5000円(食事つき)

参加希望の方は、こちらにメールをお願いいたします♪

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夏は茄子で乗り切りナス

2014-08-23 07:07:18 | Weblog

鈴木農園からいただいた茄子で、しぎ焼きとおひたしを作りました。

茄子は冷やしてくれる食材。
今年の猛暑は茄子で乗り切りナス・・・なんて、ウフッ♪

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郡山農園めぐり~野菜の色

2014-08-22 09:59:55 | Weblog

郡山は鈴木農園の茄子。名前は忘れましたが、ずっしり重く、煮物に良いそうです。

そもそも福ケッチァーノに飾る絵ですが、最初は磐梯山でもドーンと描こうと思っていたのですが、同店でご一緒した宇田川夫妻の「風景も良いけど、農家や畑描いてほしいよね」との一言で、農園と野菜をメインに描くことになったわけです。

今回はたまたま行く時期が、福ケッチァーノのお盆休みだったため、マネージャーにお願いし、お店に野菜を納めている農家さんを6軒ピックアップし、直接電話連絡して行くことにしました。

最初は何で店に飾る絵のために、わざわざ農園までやってくるのか?・・という農家のみなさんでしたが、拙画や仕事を見せて事情を説明しすると、納得してくれまして、それは親切に農園を案内してくれました。

ただ、行った時期がすでにメインの収穫が終わってしまい、次の種まきなどの準備期間だったため、農園に実っている野菜はわずか。

それでも絵を描く作業というのは、持ち駒はいくらでも広げられるもの。

要は郡山という地の雰囲気がわかれば良いわけですが、いや実に緑豊かで五穀豊穣という言葉がピッタリくる場所です。

これは白い長茄子です。味は同じナスですが、食感が柔らかい。

白茄子を梅コブ茶で煮浸しにしてみました♪ 日本酒のアテに良さそうです。

実っている野菜が少ない中で印象的だったのは、鈴木光一さんが経営する鈴木農園のお野菜で、ここは郡山の中でも数多くの品種を育てている農場だそうです。

最初は「ホントに野菜や農園が絵になんかなるんですか?」とおっしゃっていた光一さんですが、なにをおっしゃいます。

「絵描きがどんなにがんばっても、きれいな野菜の実物の色は出せません」

これ、農園の人にお世辞を言うわけでも何でもなく、ホントの話です。

そもそも鉱物を砕いて作った絵具は、物理的に野菜とは違うものですから、同じようになるわけはありません。ただ、絵というのは、その中であり得ない空間と現実の空間を合わせて画面を構成し表現をするわけです。

そうは言っても、野菜のこの素晴らしい色、同じにはならなくても野菜の力は表現したいよなあ。

陶器の柿右衛門は、柿の色を陶器で出したいので、その名があると言いますが、このたわわに実ったトマトの色も出してみたいもの♪

もぎたての野菜の色はまた格別ですが、光一さんも、まるで画家のように野菜の色を注視してるだけじゃなく、田んぼの稲穂の色、郡山の空の色などをいつも見て楽しんでいるのだそうです。

なるほど、だからこの人の作る野菜はここまで色が美しいのですね。

並べると、ほら作品みたい。

トマトなどは赤ければ必ずしも甘いわけでないそうですが、色の良い野菜、ツヤの良い野菜は全般に旨いようです。

私はもぎたてで生で食べたトウモロコシの味が忘れられない!

↓ こちらは郡山の田園風景。明治初期にオランダ技師を呼んで、安積疎水(あさかそすい)を作って発展したのが、この町だと言いますが、稲はまさに豊穣の証です。

 
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郡山農園めぐり

2014-08-21 09:20:15 | Weblog

オクラの花は可憐で美しいのです♪

 

 

昨日と一昨日は郡山へ出張に行ってきました。今回はるるぶ郡山の絵地図と、福ケッチァーノに飾る絵とのダブル取材でした。

さて、その福ケッチァーノのお絵描き。
どんな絵を描くかは、まだこれからスケッチを重ねないと見えてきませんが、今回の絵のテーマは郡山の生産者が作る野菜と農場ということで、2日で6軒の農家をまわって話を伺ってきました。

いや、それにしても、どこの農家も志が高いのに驚き!

今回は何度かに分けて農園リポートをしようと思います。

↑ こちらは、けるぷ農場で栽培している種取りのためのキュウリ。
キュウリって、こんなに大きくなるんですね!

ここでは種苗会社から種を買うのではなく、独自で栽培した種から農作物を作っています。手間はかかるけど、その土地に合った作物ができるんだそうです♪

昔、「美味しんぼ」でトマトの栽培の話があり、ハウスの中で原産地のアンデスと同じ環境にしたトマトが、すごく美味しくなるというエピソードがありましたが、けるぷ農場の佐藤さんの考え方はかなり違いました。

もちろん、佐藤さんは原産地と同じ環境にした野菜を否定するわけではないのですが、それよりは日本、それも郡山という場所の環境に合った野菜を育てたいというのです。

たとえばトマトの原産地はアンデス山脈。
ゴマの原産地は西アフリカ。
ナスの原産地はインド。

でも今、その野菜が置かれている場所は郡山だというわけですね。

こちらはけるぷ農園ではなく、「濱津さんちのトマト」です♪

 

 

種から育てていくと、 1年目2年目ではまだまだダメだそうです。
5年目あたりから良くなり、7年目8年目でようやく出荷して売ることのできるものができるということで、10年弱スパンで育てていく実に気の長い話なのですね。

ただ、よく考えてみると野菜が原産地からやってきた長い道のりに比べたら7年8年というのは、実に短い期間です。

数100年、数1000年かけてわったきた野菜が、わずか7年くらいでその土地に適応するのですから、植物って本当にスゴイ!

そうやって、土地に適応した種は病気にも強く、味も力強いということだそうですが、なるほど植物の適応力を利用した農法というわけです。

ただ、ひとつ心配なのは、アメリカの法律では種苗会社から購入した野菜以外は売ってはいけないという決まりがあるそうで、TTPが入ってくると、佐藤さんがやっている種から育てるという方法ができなくなる可能性もあるんだとか。

種苗会社が売っている品種の多くは、一代で終わり。
種を購入しない限り、次の代ができない品種が多く、 種苗会社はそこで既得権益を得ているわけですが、自然の摂理に反したこの決まり事。いったい如何なものか。

TTPは農協や漁協などの既得権益を打ち破る意味では賛成していたのですが、反面、種苗会社の既得権益にはプラスだったりするのですね。

佐藤さんのキュウリ、ガブリと齧りましたが、実にみずみずしく美味しかっただけに、ちょっと心配なところです。

続きはまた次回!

こちらも種取り用のスイカ。まだ未成熟です。

 
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富岡八幡宮の大祭・イワシ・クジラ・集団的自衛権

2014-08-18 09:08:48 | Weblog

昨日も写真だけUPしましたが、一昨日は富岡八幡宮の大祭に行ってきました。

基本3年に一度なんだそうですが、震災で中止になった振り分けなのか、今年は2年ぶり。毎年、従姉のかなこさん夫婦と出かけて、どこか店に入ってクダを巻くという感じですが、祭りの雰囲気というのは良いものです。

ただし、お店に入って飲み食いしたいので、屋台の焼きそばとかは食べません。

今年は連れられるがまま、なぜか門前仲町でシチリア料理とやらの店に入りました。

店のマットにはシチリアのシンボル、トリナクリアが。
シチリアの3つの季節、春・夏・冬をあらわしているとか(秋がないんだって)。

シチリア名物イワシ料理が出たとたん、水産会社のかなこさん夫が

「今年はイワシが不漁なんだ。やっぱりクジラが食べちゃうからかなあ。
ありゃ、クジラ間引いていかなきゃダメだよな」

「あのシーシェパードのナメきった態度は何?
外国の船だったら、とっくに連中射殺されてるぞ」

「連中、だからノルウェーの捕鯨船には手を出さない。
一度ノルウェー船に手を出して、さんざんな目に遭ったそうだ」

「なまぬるい対応してるからナメられるんですよ。
ちゃんと日本も攻撃できるようにしないと、日本の民間人の命まで危うくなる」

「だいたい集団的自衛権に反対なんていうのが・・・」

なんて会話が、イワシにはじまってビール半分飲んだところで展開。酔っ払いの中年の会話ですが、左の人から見ると立派な右翼でしょうな。

どんな激しい話になるかと思いきや、お酒とご飯でおなかが満ちてくると、イタリア料理の話題にスイッチ。

こうして門前仲町の夜は更けていくのでありました(でも解散は9:30pmと健全でした)

 

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台北故宮展の「肉」と「白菜」がナゼお宝なのか理解しかねる人のために、素晴らしさを説く!

2014-08-17 09:28:37 | Weblog

故宮博物院とは何の関係もない、富岡八幡宮の夏のお祭り。昨日行って参りました♪



台北故宮展の「肉」と「白菜」がナゼお宝なのか
理解しかねる人のために、素晴らしさを説く!

 

本日はトカナ掲載のアート記事を転載します。

今回は前回の続きで、現在、上野で開催されている「台北 國立故宮博物院」展に合わせた記事。門外不出とされてきた「肉」と「白菜」についてお話します。

拙著「堪能故宮」にも同じようなことを書きましたが、展覧会の開催に合わせて若干、文章を変えています。

↓ 過去のトカナ掲載はこちらからどうぞ!

第11回 「台北 國立故宮博物院」展の謎ー
なぜ、中国の”とびきり”の秘宝が台湾にあるのか?

第10回 ヒトラーの嘘と絵画ー彼はなぜ芸術家になれなかったのか?

第9回 ドビュッシーやディズニーも影響された葛飾北斎!!

第8回 名画「富嶽三十六景」ができるまで

第7回 エッ、日本に鎖国はなかった!?
浮世絵で読み解く江戸時代~66年ぶりに公開、歌麿「深川の雪」~

第6回 レンブラント作品、作者は本人ではなかった!
17世紀の“ゴーストペインティング”問題とは?

第5回 芸術に“品格”は必要ですか?
カラヴァッジョ ~愛と男と激情の人生~

第4回 日本アート界にはびこる権力闘争、不正審査!

第3回 画家ジョット・ディ・ボントーネが見た”あの星”の謎

第2回 死体をモデルにして描かれたキリスト像~ホルバイン恐怖の絵

第1回 こんなの私じゃない! 名画をいらないと言ったわがまま娘たち

 
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八月十五日は戦争の反省する日・・・

2014-08-16 10:42:57 | Weblog

神保町で中華の老舗・新世界飯店のフカヒレ。やはりフレークよりホールの方が馬い♪

昨日は8月15日。
日本では終戦記念日と言い、インドでは独立記念日、韓国では光復節と呼ぶ特別な日であります。

この日をどう呼ぶかというのは、国の事情によっても違うでしょうし、同じ日本国内でもこの呼び名を当たり前と感じる人、違和感を感じる人、それぞれですが8月15日に日本が敗戦し戦争が集結した日であることは変わりありません。

昨日は日本が負けた暑い日のイメージ通りの天気で、毎年あのような天気が多い日でもあります。

毎年、この日にはTVでも新聞でも戦争に関する特集を組まれるわけですが、広島慰霊碑「過ちは繰り返しませぬから」と同じ違和感を感じぜずにはいられません。

無謀な戦争をはじめ国民を巻き込んだ国家の責任は当然のことながら、広島長崎の原爆投下や東京大空襲などの民間人の殺戮まで、自分たちが戦争をはじめたからという論法になるのは如何なものか。

わが国とは戦争もしていない大韓民国や中華人民共和国が、あれだけ戦争責任をしつこく追求してくるのに比べ、戦争に負けたわが国の戦争責任の広がりは、戦後70年近く経過してるのにも関わらず、ややこしくこじれたままとなっています。

戦争には勝者と敗者があります。

敗者がそれなりの代償を払うのが戦争のルールでありますが、よく言われるように戦争に良いも悪いもありませんし、勝者が正しい、敗者が悪いということもありません。ただ、敗者が悪かったことになるのも戦争というものであり、肝心なのはこの点にあります。

勝者は「原爆投下は戦争を終わらせるのに必要だった」と公然と言えますが、民間人30万人殺戮することを、彼らの神イエス・キリストが良しとするわけはありません(ヤーヴェなら言うかな?)

必要なのは「どんなことがあっても戦争をしてはいけない」という、思考停止の考えではありません。

「どんなことがあっても戦争をしてはいけない」のはたしかにそうなんですが、残念ながらいくらそれを叫んでも戦争が起る時には止めることはできないのは、今起っているウクライナとロシア、イスラエルとハマスの戦いを見ればわかることでしょう。
(日本人は性格も環境も豊かさも彼らとは違いますから、たまたま戦争は起きていないだけのこと。別に憲法9条のおかげではありません)。

必要なことは、どうすれば戦争が起らずに済むか。戦争が起るのはどうしてか、ということを学ぶことではないでしょうか。

それを言うと、戦争を肯定していると攻撃してくる人たちもおりますが、学ぶこと、知ろうとすることを制限するのであれば、実は戦時中の言論統制と本質的には変わりません。

誤解を恐れず申し上げると、「どんなことがあっても戦争をしてはいけない」原理主義というのは、実は戦時中の『鬼畜米英、ロスケのスパイ』と言うのと、あまり変わらないように思えるのですが、如何でしょう。

 
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宇宙生物学~この宇宙は生物で満ちている?

2014-08-14 11:08:12 | Weblog

昨日は銀座コアビル7F、クルーズクルーズというところで勉強会。

メインはJAXAの人が話す「宇宙生物学」。そんなものをJAXAが真面目に研究する時代になりました。

と言っても、地球以外で生物が見つかったことはなく、まだ何もわかっていないそうです。
ただ、宇宙には地球と似た環境の惑星がいくつもあることや、生物というのは意外に多様性が高く、真空や強力な放射線の中でも生きていける生き物が多く見つかっていることなどから、最近の研究では宇宙は生物で満ちているなんて説もあるそうです。

生命は地球独自に生まれたのか、それとも宇宙からやってきたのか、なんて話をJAXAが真面目に議論してるとかで、まさに事実は小説より奇なり! 現実がSFの世界を凌駕する時代に突入してきた感ありですね。

生物のすごいところは、原始的な生命が生まれて38億年とも40億年とも言われていますが、その間にひとときも途切れることなく、私たちの体に引き継がれていることでしょう。

なんせ、一度でも切れたら途切れるのが生き物。

そういえば、拙著「シエスタおじさん」では、そのことをテーマに描いていますので、ご興味ある方はご一読を。

続きはまた後日。

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自閉っ子の心身をラクにしよう!

2014-08-13 11:13:20 | Weblog

昨日は神保町でクライアントと会食をしたあと、横浜は大倉山へ直行。

花風社さんの「なんとなく遊びましょ」の会が、その日にあるというのを前の日になって知ったのです。

途中参加、途中退出OKのこの会でしたが、1時間おくれくらいで着いたところ、丁度新刊本を販売しているところでした。私のイラストなんかで喜んでいただけるのか、着いて間髪を入れず、サインならぬお絵描きを「自閉っ子の心身をラクにしよう!」にいたしました(ノーギャラ but あ@花さん、今度なんか食わせて♪)。

新横浜で100冊イラストを描いたようなわけには行きませんでしたが、数10冊はイラストを描いたかな。
↓ 何を描こうか、直前まで考えてませんでしたが、先日作ったポストカードの絵を描くことに。

会場内は栗本さんが配った10コの紙風船を使って、夢中になって遊んでいる子どもたちでいっぱい。

取り合いにもならず、終わったあと返す時も「ありがとうございました」を欠かしません。やはり花風社さんの会は客筋が良いです。

30分ほど経って一息ついたら、まだ私がこの本の中身を見てないことに気づき、パラパラと拝読。

いやあ、良い本になってるじゃないの!

中には描いた覚えのないイラストもありましたが、私が描いたんじゃなきゃ、誰が描いたんだって(苦笑)? おすもうさんは自分の取った相撲をだいたい覚えているもんだそうですが、絵描きでもモノ書きでも、頭の中にあるものを吐き出す仕事をしてる人は、描いたそばから忘れてしまうものですが・・。

それにしても、私は言われた指示通りに絵を描いただけですが、ずいぶんわかりやすく編集されてあります。本の発売は8月下旬頃だそうですが、会に参加された方には特別早く販売したとのことです。

こちらの新刊、花風社の書籍としては珍しいノウハウ本。
あ@花さんがノウハウ本は一部しか使わないから嫌いという理由で、今まで作って来なかったのですが、この本は1冊丸々役に立つというコンセプトで、作られたのですね。

さーて、どんな内容か、特別にみなさんにチラ見してもらいましょう・・・♪

ね~、楽しそうな本でしょう?

夏休みということもあって、お子さんの参加者が大勢いたのはもちろんですが、お父さんも会社の休みの時期なんでしょう。ずいぶんいっぱいご参加されていました。

横浜周辺、東京周辺の方だけでなく、遠くは仙台や新潟から日帰りで来られている方もいて、なかなかの賑わい。

体がラクになる1冊。
この夏休みにぜひお手元にお持ちくださいませ!

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舛添知事で思い出すこと

2014-08-11 11:58:03 | Weblog

静岡の久能山東照宮です

 

 

舛添知事の評判悪い韓国訪問、しばらく経つのにツイッターではまだ続いてますね。

韓国におもねる知事の態度、たしかに如何なものかと思いましたが、ネットで言われてるような朝鮮籍であるとか、帰化人であるとかは、ないと聞きました。まあ、それがあったとして何か?・・・というのもありますが。

ただ、この人・・上に立つ者としては品性が良ろしくないですね。

昨日、湾岸戦争のことを書いていて思い出したのですが、舛添氏が有名になったのは、丁度この頃だった記憶があります。

湾岸の頃は東大の教授(准教授?)をまだやっていたのかな?

以前にも書いたのですが、あれは湾岸戦争がなかなか終わらず、夏から冬になる頃でした。
帰還した従軍記者だったか、まだイラクにいた記者だったか記憶は定かでないですが、舛添氏は記者にこう尋ねました。

「多国籍軍の中で、厭戦気分がただよってませんか?」

「はあ?」

「ですから、多国籍軍の中で、エンセン気分がただよってませんか?」

この記者・・・厭戦気分という言葉を知らなかったのですな。
それも記者として、どうかと思いますけど、相手がわからなきゃ、ほかの言葉にしてやりゃいいのに、舛添氏、さらにたたみかけます。

「だから、厭戦気分はあるかないかと」

舛添さん、もしかしたらこの記者のことが嫌いだったのかもしれません。

もしそうだとしても、相手を叩くなら議論して叩きのめすとか、ほかの方法があるでしょうし、互いによく知らないとしたら、なおさらです。

わたくしはこの時、よくよく武士の情けを知らぬヤツ・・・と思ったものです。
まあ、記者もわからなきゃ「厭戦気分って何ですか?」って素直に聞けば良いんですが。

これがモノを知らないのを売り物にしてるアイドルだったら楽なんでしょうけど、この従軍記者・・・学歴が高くて聞けなかったのかもしれません。

一時が万事と言いますが、この方の品性の良くなさというのが、あらわれていたやりとりだったと、先日の韓国訪問を見ていて思った次第です。

武士の情けを知らぬ者は、ああいうアタマの下げ方をするというのは、何かほかに絡んでいるかと勘ぐられても仕方ないように思いますが、如何なものでしょう。

ともかくもヒラマサのオリンピックに協力など、日韓W杯の借金諸々踏み倒されているというのに論外も甚だしい。

まったく猪瀬さんで良かったと言っても後の祭りですが、東京オリンピックの時は、誰かほかの方にやってもらいたいものです。

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集団的自衛権~本格的な議論は湾岸戦争から

2014-08-10 12:02:22 | Weblog

イタリアにお嫁に行った、招き猫ナスターシャちゃんです♪



先日の8月9日長崎の日、NHKが集団的自衛権の批判ナレーションを安倍総理のアップに当てつけ入れたという、ツイがまわってきました。

画像を見たら、あんまりロコツなんで笑ってしまいましたが、集団的自衛権など興味ない人や、よく知らない人にとっては、これも一定の効果があるでしょうから笑ってもいられない話です。

集団的自衛権、wikiによれば

集団的自衛権とは、ある国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利である。
その本質は、直接に攻撃を受けている他国を援助し、これと共同で武力攻撃に対処するというところにある。

かりに中国や北朝鮮が日本に攻めてきた時、直接攻められていない同盟国アメリカが、武力攻撃に対処するという話ですが、これとまったく反対の立場の事件が24年前の今頃、中東で起りました。

かの湾岸戦争です。

源氏物語から「胡蝶」。戦争とは無縁の世界です。



お若い方は湾岸戦争といっても肌でわからないと思いますが、あのサダム・フセインを大統領としたイラクが、突然クウェートに進行し、一方的に併合を宣言したことではじまった戦争です。

これは第二次世界大戦以降、はじめて諸外国が連合して戦った戦争で、多国籍軍とイラク軍の戦いが、世界ではじめてTV中継されたものです。

日本にとっては、自衛隊がはじめて海外の軍隊と協力する戦争となったわけですね。ところが、なんせ日本国憲法では、日本は戦争しちゃいけないことになっているから、自衛隊は補給などの兵站しかできない。

仕方ないから日本国政府は、多国籍軍に多額の協力資金を出しました。

ところが、わが国では憲法9条があるから、目の前でアメリカの兵隊がイラク兵に撃ち殺されても、自衛隊は弾を撃って戦ってはいけないのです。自衛隊は同盟国の兵士を直接助けることはできないという縛りがあったのですね。

世界遺産にしようという声がある憲法9条ですが、そんなこと外国の兵士に理解できるわけありません。

おかげで「なんで自衛隊は、我々同盟国兵士の命を助けてくれんのか?」と、各国からはと散々非難を浴びる始末。
せっかくお金いっぱい出したのに「日本は金を出すだけで、何もせんのか」と、逆に大変な悪評を買ったのでした。

戦争があったら決して口にできない沖縄産のマンゴーです

 

思えば、あれが集団的自衛権について日本人が目を覚ますことになった、大きなきっかけに思えます。

それでも、当時は「日本は戦争をはじめた」と、共産党や社会党はもちろん、自民の中の左派議員からは凄まじい非難が飛び交いました。
(中韓の反応はどうだったんだろう。覚えてませんが、非難されたことは間違いないでしょうが、覚えている方はご教示のほどを)。

ニュース・ステーションの久米宏は自衛隊の参加を非難していたし、実際にわたしも自衛隊は参戦すべきでないと思っていました。
当時はレノンのイマジンが世界を救うと思っていた青年でしたからね~。

その件に関して、何度も友だちと議論しました。もちろん私は派兵反対。

でも、実際にフセインのような無法者が攻めて来た時に、「日本人という心の美しい民族がいた」では、国が丸ごと滅びてしまうことがわかり、少しづつ考えを変えるようになったのです。

当時、私がよりどころにしていたガンジーの非暴力でも(今でも尊敬してます)、実際には無数のインド人が、戦わないまま命を落としている。本国インドでガンジーをよく言わない人が多いのは、そういうわけでもあります。
ガンジーが偉大なのは、むしろイギリスとの間に禍根を残していないことです。
インドとイギリス両国の関係は、わが国と中韓の関係とは対照的なほど良好であるということでしょうか。

(そのかわりイギリスはインドvsパキスタンという置き土産を残しちゃいましたけど)。

集団的自衛権の行使容認。
湾岸戦争で起ったことを考えれば、そんなのは当たり前の話です。世界中でそれがないのは日本くらいのものでしょう。

それを戦争をしたがっている、というリクツでものを言う人は、自国が滅んでもいい。中国の一部として日本省、倭人省になってもかまわないという意味と変わりありません。誤解を恐れず言うと、手先じゃないかってねえ。

それにしても、集団的自衛権に反対して中国や韓国の提灯を持つマスコミは、かりに日本がチベットやウイグルのように併合された場合、自分たちは特権階級になるから大丈夫とでも思っているのかな。

真面目な話、彼らがどう思って反対しているのか、どなたか教えていただきたいものですが如何でしょうか。

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