イタリアにお嫁に行った、招き猫ナスターシャちゃんです♪
先日の8月9日長崎の日、NHKが集団的自衛権の批判ナレーションを安倍総理のアップに当てつけ入れたという、ツイがまわってきました。
画像を見たら、あんまりロコツなんで笑ってしまいましたが、集団的自衛権など興味ない人や、よく知らない人にとっては、これも一定の効果があるでしょうから笑ってもいられない話です。
集団的自衛権、wikiによれば
集団的自衛権とは、ある国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利である。
その本質は、直接に攻撃を受けている他国を援助し、これと共同で武力攻撃に対処するというところにある。
かりに中国や北朝鮮が日本に攻めてきた時、直接攻められていない同盟国アメリカが、武力攻撃に対処するという話ですが、これとまったく反対の立場の事件が24年前の今頃、中東で起りました。
かの湾岸戦争です。
源氏物語から「胡蝶」。戦争とは無縁の世界です。
お若い方は湾岸戦争といっても肌でわからないと思いますが、あのサダム・フセインを大統領としたイラクが、突然クウェートに進行し、一方的に併合を宣言したことではじまった戦争です。
これは第二次世界大戦以降、はじめて諸外国が連合して戦った戦争で、多国籍軍とイラク軍の戦いが、世界ではじめてTV中継されたものです。
日本にとっては、自衛隊がはじめて海外の軍隊と協力する戦争となったわけですね。ところが、なんせ日本国憲法では、日本は戦争しちゃいけないことになっているから、自衛隊は補給などの兵站しかできない。
仕方ないから日本国政府は、多国籍軍に多額の協力資金を出しました。
ところが、わが国では憲法9条があるから、目の前でアメリカの兵隊がイラク兵に撃ち殺されても、自衛隊は弾を撃って戦ってはいけないのです。自衛隊は同盟国の兵士を直接助けることはできないという縛りがあったのですね。
世界遺産にしようという声がある憲法9条ですが、そんなこと外国の兵士に理解できるわけありません。
おかげで「なんで自衛隊は、我々同盟国兵士の命を助けてくれんのか?」と、各国からはと散々非難を浴びる始末。
せっかくお金いっぱい出したのに「日本は金を出すだけで、何もせんのか」と、逆に大変な悪評を買ったのでした。
戦争があったら決して口にできない沖縄産のマンゴーです
思えば、あれが集団的自衛権について日本人が目を覚ますことになった、大きなきっかけに思えます。
それでも、当時は「日本は戦争をはじめた」と、共産党や社会党はもちろん、自民の中の左派議員からは凄まじい非難が飛び交いました。
(中韓の反応はどうだったんだろう。覚えてませんが、非難されたことは間違いないでしょうが、覚えている方はご教示のほどを)。
ニュース・ステーションの久米宏は自衛隊の参加を非難していたし、実際にわたしも自衛隊は参戦すべきでないと思っていました。
当時はレノンのイマジンが世界を救うと思っていた青年でしたからね~。
その件に関して、何度も友だちと議論しました。もちろん私は派兵反対。
でも、実際にフセインのような無法者が攻めて来た時に、「日本人という心の美しい民族がいた」では、国が丸ごと滅びてしまうことがわかり、少しづつ考えを変えるようになったのです。
当時、私がよりどころにしていたガンジーの非暴力でも(今でも尊敬してます)、実際には無数のインド人が、戦わないまま命を落としている。本国インドでガンジーをよく言わない人が多いのは、そういうわけでもあります。
ガンジーが偉大なのは、むしろイギリスとの間に禍根を残していないことです。
インドとイギリス両国の関係は、わが国と中韓の関係とは対照的なほど良好であるということでしょうか。
(そのかわりイギリスはインドvsパキスタンという置き土産を残しちゃいましたけど)。
集団的自衛権の行使容認。
湾岸戦争で起ったことを考えれば、そんなのは当たり前の話です。世界中でそれがないのは日本くらいのものでしょう。
それを戦争をしたがっている、というリクツでものを言う人は、自国が滅んでもいい。中国の一部として日本省、倭人省になってもかまわないという意味と変わりありません。誤解を恐れず言うと、手先じゃないかってねえ。
それにしても、集団的自衛権に反対して中国や韓国の提灯を持つマスコミは、かりに日本がチベットやウイグルのように併合された場合、自分たちは特権階級になるから大丈夫とでも思っているのかな。
真面目な話、彼らがどう思って反対しているのか、どなたか教えていただきたいものですが如何でしょうか。