小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

赤坂おやつ三昧ランチブログ・オフ会

2010-01-31 12:09:47 | Weblog
昨日はzoomaiaさんの赤坂おやつ三昧ランチブログ
マコさんの赤坂お散歩手帳が主催する第2回オフ会、
檜町公園のふもとにある中華の店四川菜・龍滕(ロンタン)に行きました。
参加メンバーの多くは赤坂在住、会社が赤坂にある人のほかに、
元在住の人や、ブログを通じて参加した人など、総勢約20名という大所帯です。
普通に生活してるだけでは決して会う機会のない人たちが20人、
一堂に会するのですから面白い時代になりました。
いや~、おかげさまで楽しかった。

四川菜・龍滕は日本人のシェフによるお店だそうですが、味も値段も雰囲気も申し分ありません。
写真は昨日のコースを並べたものですが・・・
クラゲの前菜、ピータンを使ったシーザーサラダ、砂肝とネギの唐辛子炒め(四川は内臓料理が多い)、
青菜と中華豆腐のスープ、小籠包、海老と百合根と四川青菜(名はわかりません)の炒め物、
牛肉とパプリカとタマネギの中華おこげ、四川唐辛子とナンコツの炒め物、
四川坦々麺、炒飯
以上、デザート(マンゴープリン)を除いて10品目。
これが飲み放題で4700円というのですから、素晴らしい。
さすが食いしん坊のzoomaiaさんが見つけたお店です。

二次会は近くの風花で仕切り直しで、
5時からはじめて、気がつけば11時過ぎ。
あっという間に6時間が過ぎていたのです。
残念ながら人数が多かったので、それでもまったく話をできない人もいました。
これは仕方ないことですが、
またブログを通じたり、次回のオフ会の時にお話できればと思います。
zoomaiaさん、マコさん。色々、お手間おかけしましたが、素敵な会になりました。
本当にありがとうございました。
オフ会については、また後日ゆっくり報告をしたいと思います。
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オススメです

2010-01-29 11:37:59 | Weblog
冬は手荒れの季節。
絵を描く仕事は水仕事が多く、合わせて料理も作るので、
冬はアカギレが絶えません。
年のせいか、今年は特によくできる。

そんな時は写真のこれ!
セメダインで皮膚をくっつけるような液体絆創膏。
歯科衛生士である家内のオススメですが、
アカギレにはびっくりするくらい効果的です。
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MICHAEL JACKSON'S THIS IS IT

2010-01-28 15:01:18 | Weblog
昨日は家内が買ってきた”THIS IS IT"、いつでも見られるのに全部見てしまいました。
翌日が締め切りだってゆーのにさ。
マイケル・ジャクソン・・・学生時代を最後にしばらく離れていたんですが、
久々にじっくり聴いてみると、やっぱりは凄いですね。
映画館では演奏が終わるたびに拍手が出たというけど、それも納得です。

生前、それも晩年は奇行やスキャンダルばかり聞かされていましたが、
最高のステージに仕上げるために、一切の妥協をしないところを見て、
何だかすごい真面目な人だなと思いました。
それも怒鳴ったり、威張ったりするんじゃないんだから立派です。
なんだ、マイケルってけっこう人格者じゃないか。
きっと、人にはわからないようなストレスがあったんでしょう。

バックミュージシャンやダンサー、スタッフ、みんなマイケルのファンなんですね。
お馴染みのビリージーンでは、コンサートと同じ歓声が聞こえるので
何かと思っていたら、彼らの声だったのです。
8歳の時にマイケルのビデオを見たとか、はじめて歌ったのがマイケルの曲だったとか・・・
なんかプロ野球のルーキーが、子供の頃の憧れだった選手と一緒にチームでプレーするような、
そんな、本当に喜んで音楽をやってる感じが伝わってきました。

昨日は家で”THIS IS IT"を見ていた家庭が多かったんだろうな。
テレビは軒並み、視聴率が低調だったかもしれません。
そしたら今朝方、弟からメールがきて
「マイケル・ジャクソンのTHIS IS ITを買った。しばらくしたら貸してやってもいいぞ」だって。
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チェリートマトとルッコラのスパゲッティ

2010-01-27 15:53:24 | Weblog
写真は今日の昼に作って食べた、チェリートマトとルッコラのスパゲッティ。
ピッツァはチルド室にあった出来合いのものです。

明日がイラストの締め切りだというのに、
またいつもの”別のことをはじめてしまう癖”が出てしまった。
近所のなか卯あたりでサクッと食べればいいのに、
パスタを茹でて野菜を切って・・・
義母からもらった大量の野菜などの食料を食べてしないと勿体ないというのもありますが、
なかなか集中できすに、やらんでも良いことをしてウロウロしています。
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移設先自治体の同意いらず…官房長官

2010-01-26 16:36:43 | Weblog
普天間、移設先自治体の同意いらず…官房長官

ついつい本音が出たようですね。
たしかに実際に重要課題を決める時は、いちいち同意を得ていては事が進みません。
私個人とすると、この意見・・わからないではありませんが、
ここまで正直に本音を言ってしまうのも、政治家として慎重さが足りないかな。

きちんと国会中継を見てるわけではありませんが、鳩山さんの答弁を聞いてると、
質問にキチンと答えようとしすぎていて、防戦一方の感じで頼りない。
沖縄基地の移転という公約にしても、
高校の授業料無料化や高速道路の無料化の公約にしても、
自分たちの言った言葉(マニフェスト)にとらわれすぎて、肝心のことを見失ってる感じです。
国民はくそ真面目に公約を守ることより、早く景気を好くしてほしいのにねえ・・・
と言ったら、あまりに乱暴でしょうか。

基地問題にしても、なぜ沖縄に米軍のベースがあるかという根本的な話が出ていません。
そりゃ、暮らしてる住民は基地なんかない方がいいに決まってるけど、
沖縄という場所は中国、台湾、北朝鮮を控えた火薬庫の予防線にあります。
予告なしに精度の低いミサイルをめくら滅法(おっと禁止用語だ)発射する国や、
将来的には経済、軍備とも日本はおろかアメリカを抜いてしまうお隣の大国をひかえ、
東アジアというのは、世界的にも実は危険地域と考えられているそうです。

日本が自分で自分の国を守れるなら、米軍基地などない方が良いでしょうが、
そう遠くない将来、かりに台湾が中国に併合された場合などを考えると、
(もっとも中学の教科書には”台湾は中国の一部です”と明記されてますがね~)
普天間をグアムに移転するとかいう話では済まなくなってきます。
おそらく平野官房長官は「民意を聞いて日本が攻められたら、誰が責任をとるのか」という意味で
「移設先自治体の同意いらず」と口にしたのかもしれません。
でも、社民党と連立を組んでいるんだし、そんな説明をしたらかえってややこしくなるだろうな。
政治というのは正々堂々とやっていても、必ずしも評価されない世界なんだと思いました。
そんな意味で、民主党にはもっとしたたかさが欲しいな、強かさがね。

写真はJR両国駅前にある石像です。
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インド式教育vs日本式教育

2010-01-25 11:05:49 | Weblog
昨日、龍馬伝を見終わって(相変わらず面白いっす)チャンネルを回していたら、
最近、日本でも何校か設立されたインド式教育学校の模様をやってました。
20年ほど前、教員を辞めてインドに行った時は、親から激しく反対されたものですが、
いや~、日本人の親がインド式教育の学校に自分の子供を送るんだから、
時代は変わったものです。

2ケタの九九や、授業すべてを英語行う様子など、ほかの番組でも見たような内容でしたが、
インド人の生態が垣間見れるようで面白かった。
実際のインドは、日本よりはるかに締めつけが強い窮屈な社会なのですが、
彼らの柔軟な発想と、粘り強い追求精神はこのような教育から生まれることがよくわかります。

インド式学校に入った日本人の子供が、どう育つかはわかりません。
自分のことを棚に上げて言うのも何ですが、
偏った人間になりそうな感じもするので、諸手を挙げて賛同はできませんが、
日本の教育のように、低い方にレベルを合わせない点は評価できると思います。
教員時代、私は授業日数の関係から中学1年生に地理や国語を教えていたことがあるのですが、
教務主任の先生から、ある項目を指して
「それは2年生で教える内容ですから、まだ早いですね」と言われてびっくりしたことがあります。

2年生で習うことを1年生で知っていたらいけないわけ?
理解できるうちに何でも覚えた方が良いと思えるけど、そうじゃないんですね。
みんな平等に進むのが良い教育という解釈です。
今考えてみれば、低いレベルに教育水準を合わせた最たるものが、
あの「ゆとり教育」だったわけですね。

面白いことに平等でない社会であるゆえか、インドは共産党が強い国でもあります。
共産主義の考え方は、国が貧しいうちは上手く機能するようですが、
本格的な経済発展をはじめると、中国のようにどこか妥協しないといけないようです。
インドもこれからはどうかな・・・。
私の友人、コルカタのボースさんも学生時代は共産主義に心酔していたひとりですが、
結婚して個人経営者になったとたん、コミュニズムとは決別したそうです。
インド人は方向転換するスピードも早いようで、
そのあたりのしたたかさも日本人が学ぶところがあるかもしれません。

画像は動物本の挿し絵。猛毒のヤドクガエルくんたち。
アマゾンの原住民は吹き矢の毒にヤドクガエルを使うそうです。
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朝青龍の白いオーラ

2010-01-24 10:10:10 | Weblog
昨日はクライアントの友だち、A氏と一緒に大相撲観戦に行きました。
いつもなら自営業どうしなので、とりやすい平日の中日あたりを選ぶのですが、
一番安い2人用の枡席は最近人気があるのか、まったく取れません。
そこで国技館内のお茶屋を通じて聞いてみると、何と14日目の枡席をゲット!

大相撲初場所十四日目、当日は14:00にJR両国駅で待ち合わせたのですが、
この日にも朝青龍の優勝が決まるかというだけあって、
駅の界隈から国技館にかけては人でごった返しています。
当日券を求める人の行列も長く、人が平日の3倍以上いる感じでした。

力士もお客さんが入ると、力が入るのですね。
前回の九州場所は人の入りがわるいせいか、
”ぶつかってベチョッ”という、淡泊でつまらない取り組みが多かったのですが、
今場所は土俵際で粘る相撲が増え、前回とは打って変わった面白さです。
やっぱりお相撲の醍醐味は土俵際の攻防、逆転に次ぐ逆転ですね。
(最近、九州場所は不人気な上、つまらない取り組みが多い。
 一度、あらたに札幌場所などを設け、チェンジしてみては如何でしょうね)。

A氏のご贔屓は一に稀勢の里。
二に稀勢の里、三、四がなくて五に稀勢の里という熱狂的なご贔屓です。
今や横綱大関の大多数が外国人力士というご時世に、有望な日本人大関候補なんですが、
素質は大関横綱なのに、イマイチこの人がピリッとしない。
今場所も琴奨菊以下、苦手を下して5連勝したあとは、ズルズルと5連敗。
昨日ようやく勝ち越しというありさまです。
で、昨日の相手は、前の日に白鵬を下した魁皇。
白鵬が負ける場所というのは盛り上がることが多いのですが、
今場所も、どうやらその例に漏れません。

この日の相撲・・・昨日、横綱を下した省エネ相撲と打って変わり、
魁皇と稀勢の里はがっぷり四つ。
きせも十分ではありましたが、何と魁皇に右上手をとられてしまいます。
全盛期を過ぎたとはいえ、魁皇に黄金の右手をとられては土俵を割るしかありませんでした。
稀勢の里は全身から赤いオーラを発散させていたので、やると思ったのですが、
やはり記録を持ってる力士には簡単に勝てないってことなんでしょう。
それでも稀勢があんな強い気を発散させているを見たのは初めて。
来場所に期待しましょう。

昨日の白眉は何と言っても結びの一番、朝青龍vs日馬富士。
力士も番付が上がるにしたがい、体から発散されるオーラが変わってきます。
中でも朝青龍から出てくる”白いオーラ”は凄まじい。
一方の日馬富士の発散するオーラも同様に白く輝いています。
これが生で見る醍醐味です!
結果はみなさんご存知のように、朝青龍25回目の優勝。
木戸銭を払って見る価値のあった相撲でございました。

写真は日馬富士と山本山。
昔は日本人力士と外国人力士の体形は反対だったのですが、時代は変わったものであります。

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外国人参政権をどう思いますか?

2010-01-23 06:38:40 | Weblog
昨日の国会では鳩山総理が朝三暮四の意味を質問され、
朝令暮改と間違えて恥をかいた・・・との記事がありました。
しかし学校の先生が書いた黒板の誤字を、鬼の首をとったように喜ぶ子供じゃあるまいし・・・
麻生さんの時もそうでしたが、別の意味で”やれやれ、またか”という感じです。
質問した茂木議員は東大からハーバードに進んだエリートで、
減点法の試験をくぐり抜けてきた人ですから、
「ひとつダメならすべてダメ」という思考回路をお持ちなのかもしれませんが、
政治の中身と関係ない、この手のあら探しはやめていただきたいものです。

ただ、それとは別に鳩山総理の「外国人参政権は当然」との発言・・・
あれは一国のリーダーとして、はなはだ不適切だと思います。
単純に考えて、日本国籍を持たない人に、
なぜ国政を任せる参政権を与えないといけないのでしょう。
これこそは一連の「異常な平等意識」に通じるものに思えます。
(関係ありませんが、鳩山総理が揶揄される「金持ちのおぼっちゃんだから」というのは、
 逆に差別されていると、私は考えます)。
ツルネン・マルティ氏のように、
帰化して日本人になった人なら、選挙権はもちろん国政にかかわることもできますが、
外国人参政権は外国からの内政干渉を認めるに等しい。
こんな意見が出てくること自体、異常なことだし、
また一国の総理がそれを認めるなどというのは如何なものでしょう。

鳩山総理の祖父はフリーメーソンでしたから、
鳩山家に国境を越えた世界平和の思想があったのでしょう。
しかしながら、今のところ宇宙人の侵略もなく、
ウルトラ警備隊も必要としない現段階で、外国人参政権は時期尚早です。

鳩山さんはオランダの首相に「私は鯨肉は食べない」と言ったそうですが、
国益よりも世界平和を選ぶリーダーというは、如何なものでしょう。
大半の世界の国は、他国の利権を虎視眈々と狙ってますからね。
そのあたりを見極められられるシビアな人に、
どなたか総理の席を譲ってほしいのですが・・・。

画像は1月19日、繊研新聞さんに掲載された私の記事。
根津美術館を見たレポートとして、日本と中国の陶磁器について書きました。
ご笑覧いただければ幸いです。
コメント (6)
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青山 カサーレ・デル・パッチォコーネ

2010-01-21 10:39:39 | Weblog
一昨日の火曜会では、稽古のあとにフィリピンから来たRさんを励ます会を設けました。
Rさんはフィリピンはセブ島出身の30代、実家は兄弟10人の大家族です。
彼は火曜会最年長N島翁の娘婿、日本に来て7年くらいになります。
N島翁との関係から火曜会で柔道をはじめ、わずか1年半で黒帯を取得しました。

ところが昨年の12月、彼の兄(上から3番目)がまだ49歳の若さで逝去したのです。
一番仲が良くて、慕っていた兄貴だったそうですが、肝臓ガンでした。
Rさんは一滴も飲めないのに、兄貴は大酒飲みだったそうです。
本当は飲めない体質なのに、無理して飲んでいたのかもしれません。
その兄貴が亡くなって、まだ1ヶ月足らず・・・やっぱり元気なかったな。

道場では久々に彼と乱取りをしましたが、何だか妙に重たかったですね。
それも物理的にではなく、気持ちの重たさが出たというか・・・。
ウインドサーフィンの名手で、運動神経の良いRさんですが、
普段の軽快な動きがなく、妙な”気の重さ”がありました。
柔道は稽古熱心、普段はフィリピン人らしい明るい性格なんですが、
やっぱり、そういうものが出るんですね。
セブにいると墓が近くなんで、毎日お参りをしては泣いてしまうそうです。
喪に服すのは大切ですけど、生きていく上でいつまでもそれはできませんから、
早々日本に戻って仕事をするのは、彼にとって良いことでしょう。
時間はかかるかもしれませんが、やがてRさんも元気になることでしょう。

乱取りなどで相手と組みと、強い弱いに関わらず、
組み手からその人独特のくせや性格を感じます(相手も同じです)。
何十年ぶりに組んだ相手に「ああ! こいつ、こういう奴だった」と思いだすこともある。
これは隠しようがないことで、ある意味で自分の人格をさらけ出しているのに似ています。

写真は青山墓地前の紅茶博物館跡にできたトラットリア、カサーレ・デル・パッチォコーネ
モチモチした本格的なナポリピッツァが1050円で食べられます。店の雰囲気も良し。
気に入ったので、今度は夜行こうと思ってます。
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「みんな、飛び込んでますよ」

2010-01-20 11:19:10 | Weblog
豪華客船が、航海の最中に沈みだした。
船長は、乗客たちに船から飛び込むように、
指示しなければならなかった。
アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、イタリア人、フランス人、日本人の乗客に、
さて、船長は、なんと言ったか?

アメリカ人には、「飛び込めば、あなたは英雄ですよ」
イギリス人には、「飛び込めば、あなたは紳士です」
ドイツ人には、「飛び込むのが、この船の規則となっています」
イタリア人には、「飛び込むと、女性にもてますよ」
フランス人には、「飛び込まないでください」
日本人には、「みんな、飛び込んでますよ」
(世界の日本人 ジョーク集 早坂隆 中公新書より)

↑ ちょっと前に流行った小噺ですが、
みんなと同じでいると安心するのは、確かに日本人の体質にありますね。
日本人の平等意識のおおもとが、こういった安心感をベースにしている。
私の友だちは、それを「友だち原理主義」と呼んでいますが、
ものの善悪を判断する道徳感より、
「みんなと同じであること」が最優先される社会というのは問題です。

以前、このブログでも聖徳太子の「和を以て尊しと成す」という言葉を取り上げましたが、
それは決して「みんな仲良く平等に」という意味ではありません。
(長くなるので、理由は文字をクリックしてお読みください)。

「平等」でも「自由」でもそうだけど、時として言葉は一人歩きして、
低い方に流れることがあります。
前に大手ネットのコラムに、成人式で騒ぐ若者を批判する意見に対して、
「個性尊重という立場から見たら、あのくらいのことは認めてやるべきだ」
という意見が堂々と載っていてびっくりしましたが、
それも戦後教育の生んだ、間違った自由の価値観だと思いました。

写真は麻布警察署の隣にあるケバブ屋さん。
500円で山盛りのケバブがピタパンにぎっしり詰め込まれています。
安くて美味しいのでオススメ。
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ショパンが喋りたかったこと

2010-01-19 12:53:46 | Weblog
昨日、指揮者・広上淳一氏のことを書いたら、
明日、NHK-FMで7:20pmからサントリーホールからの中継をやるみたいです。
演目は武満徹とベートーベンのバイオリン協奏曲、
それにプロコフィエフという渋いプログラムですが、ご興味のある方はお聴きください。

ところで、さきほど久々にショパンのバラードをかけて作業をしようとしたら、
なぜか音楽がジャマで仕事になりません。
同じショパンでも、その前にかけていたポロネーズではそんなことなかったのに、なぜ?

考えてみたら、その作業はイラストに文字を書き入れる仕事です。
これはラジオを聴きながら作業をする時、
DJのトークがかかると原稿が書けないのと同じ現象ではないか。
もしかすると、同じショパンでも4曲のバラードは言葉の要素が強い音楽なのか?
もともとバラードとは「物語」という意味だそうで、
ショパンはポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩からイメージを得て、
この4曲を作曲したそうですから、何か言葉の代わりだとしても不思議ありません。
楽器は人間の声の代わりだなんて言いますが、
ショパンはこのバラードを通して、何かを喋りたかったのでしょうね。
でも、きっと辛い悲しい言葉なんだろうな。

写真は先日の新年会で撮った下総中山の八百屋さん。
物価が安く、住みやすそうな町でした。
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龍馬伝の指揮者・広上淳一

2010-01-18 05:56:56 | Weblog
昨日、龍馬伝を見ていたらタイトルに音楽指揮・広上淳一とクレジットされてました。
ドラマも面白いですが、久石譲の音楽も素晴らしい。
その演奏が広上淳一というのですから、NHKの人選もさすがです。
大地が鳴動するような彼のスケールの大きな演奏は、
貧弱なわが家のテレビの音響機器を通じても伝わってきました。
こういう、あまり表面に出ないところに魅力があるというのも、
ドラマの人気につながってくるのでしょうね。

香川照之の岩崎弥太郎は色々なところで注目されていて、言うに及ばずですね。
本人は父の猿之助とは、あまり接した記憶がないそうで、
役者という職業も消去法でなったそうですが、
良い意味でケレン味たっぷりの演技は、市川猿之助の早変わりを思いださせます。
そう言われるのは本人としては不本意か・・・
でも、役者としてあそこまで到達すれば、あまり関係ないでしょうね。
わが家では土佐弁で岩崎弥太郎のマネをするのが流行っています。

龍馬役の福山雅治も、ラジオのDJなどではあまり好きでなかった人ですが、
二枚目役がそんなにイヤミでなく、なかなか良い感じです。
当方、坂本龍馬に思い入れがないせいか、福山龍馬が好きになりつつあります。

ただ加尾役の広末涼子がつまらないなあ。
ドラマには主人公に惚れる相手役がつきものですが、
こういう役の多い女優は如何なものか。
役者は一にガラ、二にカン、三に慣れと言いますが、
加尾役は何だかガラだけで出来る役に見えてしまいます。
そんな意味で、この人と小雪は双璧だと思う。
先日「不毛地帯」や「おくりびと」を見ながら、そんなことを感じてしまいました。
ただ、見てるうちに慣れてきて気にならなくなるのは不思議。
それも芸のうちかな?

写真は赤坂・揚州商人の揚州濃厚塩ラーメンと餃子。
餃子は携帯のメルマガによる100円クーポンによるもの。
メルマガに2番人気と書いてあったので、ついつい乗せられてしまったが・・・まあまあかな。
この年になると、濃厚すぎると腹が減らないのが嬉しくない。
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続・人間は平等ではない

2010-01-17 15:21:18 | Weblog
前回の続きですが、人間は平等ではありません。
生まれてくる時代も場所も性別も、人は何ひとつ選ぶことはできないし、
生まれついて大きな人、小さな人。サッカーのうまい人、下手な人。
障害のある人、ない人。歌のセンスのある人、ない人。
お金持ちの家に生まれる人、貧乏人の家に生まれる人。
スタートラインの条件はみな違い、そういう意味で人間はたいへん不平等にできています。

天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずといいますが、
実際には、天は人を決して同じようには作りません。
(また、この言葉は誤解されて広まっているのですが)。
でも、そんな中で誰もが社会的に成功して、出世してお金持ちになったり、
生まれに関わらず総理大臣になることが可能である・・・それが法律で保証された平等でしょう。
その辺を間違えると、かけっこで手をつないで走らせ、みんな同時にゴールさせてしまうという
異常な平等意識を生ませてしまう。

前に、広島-長崎が共同でオリンピック誘致に手を挙げた時、インタビューで
「平和の地での競争や戦いは許さない」と言っていた人がいて驚きましたが、
世の中には”競争は悪だ”と考えている人も少なくありません。
私はその人たちと議論する気もないし、考えを変えて欲しいとも思いませんが、
現実の社会において、競争を避けることはできません。
人間の形成期に、手をつないで同時にゴールすることしか学ばなかった人が、
はじめて社会に出た時、どれだけ世の中が恐ろしく感じることか。
実際にその弊害が、すでに就職した社会人の中から出ていることは、周知の事実です。

人間というのは、自分が言った言葉に呪縛されるところがあります。
一口に平等と言っても、すべてにそれを当てはめるとエライことになってしまうのに、
何でだか、右向け右で極端に動いてしまう。
ブッダも孔子も中庸を説いていますが、
文明が発達しても出来ること出来ないことはあるようです。

写真は昨日あったジーイー企画センター主催、色彩会議の新年会。
T先生宅で行われたチーズフォンデューパーティーです。
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平等教育~あなたたちはみんな同じなんです

2010-01-15 15:44:08 | Weblog
先日、たまたまA市の教育委員会の人と話をする機会がありました。
最近・・というか、ずいぶん前から「女らしく」とか「男らしく」という表現は、
教育の場において、使ってはいけない言葉になっているそうですね。
「自分らしく」はOKなのに、「女らしく」とか「男らしく」がダメというのは、
ずいぶん偏った話です。
これは女子と男子を差別してはいけない、ということなのでしょうが、
ある意味、平等教育の弊害でしょうね。
個性を尊重しろと言いつつ、生命の根幹である性別の違いを否定するのですから、
何だか、よくわかりません。
その教育委員会の人はまともな人だったので、立場上、
自分が言えないもどかしさを語ってくれました。

自然の中において、男女の違いがあるのは当たり前のことです。
明らかに”違い”があるのに、両者が”同じ”存在だと無理やり言わせるのは、
平等教育とは言い難く、かえってファシズムに近いのではないかと考えたくもなる。
もちろん法のもと、社会の中で与えられる権利や機会に不平等があってはいけませんが、
男子と女子を同じ場所で着替えをさせたりといった風潮は如何なものかと思います。

小学校1年の時、担任の先生から「あなたたちはみんな同じなんです」
と言われ、びっくりした記憶があります。
今考えてみれば、その先生は、”努力する人としない人に、違いが出てくるんですよ”
という話をしたかったのでしょうが、子供にそんなの何だかよくわかりません。
家に帰って、母にその話をしたら
「そんなバカな話ないでしょ! アタマの良し悪しはあるわよ。
 まったくF先生も何言ってんのかしら!」と激怒しました。
父からは「勉強しないと、いくらもとのアタマが良くてもダメなんだ」と言われました。
親はよくわかっていたんですな。

平等や自由が、最初から当然の権利として自分たちにあるもんだと教えるのは、
教育上あまりよろしくないと思います。
人類の歴史上、それらを得るためにどれだけの血が流され、
また、今でも国や地域によって、そのための戦いが続いていることを思えば、
簡単に自由とか平等が当たり前にあるものとは考えられないはず。

さて続きは長くなるので、次回ということで。
画像は2月発売予定、カメレオンのイラストです。
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裏切り癖、自作自演癖

2010-01-14 13:15:57 | Weblog
昨日の話の続きになります。
黒澤明の「椿三十郎」の中で、口のわるい椿三十郎にハラを立てた若侍に、
奥方が「あれはあの人の癖なんですよ」とかばってくれる場面がありました。
(織田裕二・主演の新作も同様)。
そうなんです! それを癖というのか、遺伝子というのか、性格というのか・・・
人間の行動というのは、変えられない何かがあるんですね。

たとえば、私の知り合いの知り合いの女性ですが、この人は「裏切り癖」があるそうです。
最初は仲良く接してくるんだけど、つきあっているうちに必ずいじわるをしてくる。
(また聞きです。男性相手だと、また行動パターンが変わる)。
いじわるをしたあと、必ず「ゴメンね」とフォローするのですが、
また同じことを繰り返し、挙げ句の果てに大切な友人を裏切ったりする。

それから男性の例ですが、自作自演癖とでも言いましょうか。
昔、大手自動車メーカーのデザイナーをやっていたOくん、
上司のA氏に、ある車のデザインをトレースすることを命じられました。
陳腐なデザインを訝しく思いながらも、言われた通りにトレースすると、
次はトレースしたものを持って、企画会議に出るように命じられます。
会議の席で上司いわく。
「これがOくんのデザイン(トレースを命じられたもの)。
 こちらが私のデザインです」
上司A氏の上司、B氏いわく。
「さすがはAくん。それに比べてOくんはまだまだだね」

私はこういうのが、人間の癖(あるいは業)なのではないかと思ってます。
これらは本人が自覚してる時と、そうでない時があるみたいですが、
なかなか性根が直るものではありません。

実は絵を描いたり、文章を書いたりする時もこういった癖が出ます。
「個性」とか「オリジナリティ」といえば、体裁は良いですが、
私はそれを”性根”の一種だと思っています。
それは個性と呼べるところまで昇華されたり、
癖のまま、その人の中に居座わったりと色々ですが、本質はなかなか変わりません。
よく「性根がくさる」なんて言いますが、昔の人はよく言ったもんだよな~。

写真は修復をたのまれた「なまけ蛙くん」、レアもののブルータイプです。
まだ名前がありませんが、オーナーさまのご主人がボクシング好きなので、
ロッキーくんにしようかなと思ってます・
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