小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

赤坂ひよこクラブBBQ in 氷川神社

2010-04-30 11:38:09 | Weblog
昨日は晴天の中、赤坂おやつ三昧ランチブログのzoomaniaさんのお誘いで
赤坂ひよこクラブ主催のバーベキュー大会におじゃま虫でした。
会場は赤坂・氷川神社の中ということで、長年赤坂に住んでいながらはじめての経験です。

赤坂ひよこクラブとは、赤坂の若手商店主が中心となって一昨年発足した組織で、
赤坂の街の活性化を目的としています。
景気のせいもあるけど、赤坂は店の入れ替わりが激しく、
麻布十番が夏のお祭りでみせるような一体感がありません。

かくいう私だって、地元貢献を何かしてるかというと、大したことは何もしてない。
せめてイベントくらい出てみようかと思っての出席でしたが、
さすがは、もてなしのプロが集まったBBQ大会。
料理といい、お酒といい、おもてなしといい、素晴らしいイベントでした。

赤坂という場所は、まわりで思うほど人付合いがないわけではありません。
私の住むマンション内でも、ゆるやかなお付合いはあるのです。
そういう点では、東京近郊のマンションよりも人間関係はあるといえます。
じゃあ、濃密な付合いがあるかといえば、そういうわけでもありません。

私の実家でもそうでしたが、両隣の家に上がったことがほとんどない。
だから、こういったイベントというのは滅多にない機会。
たとえば代表の隅谷さんは
一ツ木通りのテイラー&クロース(昔の”ジョージ五世)の三代目ですが、
よくよく聞いてみると子供の頃、母の書道塾にお習字を習いに来ていたことがあったとか。
けっこう狭い世界ではあるのです。

昨日のメンバーはオフ会でご一緒したメンバーも大勢いらしてました。
参加したお店は、柿山、観世水、シェ・ミカワ、陶香堂、Wakiya、有織(敬称、リンク略)など。
半年前、親爺の一周忌をお願いしたWakiyaでは、脇屋友詞シェフご本人も来ていて、
写真も一緒に撮ってもらいました。嬉し♪
(実は私、おすもうさんと料理人にミーハーなのですわ)。

イベントが終わったあとは、サカスにあるベルギービールのデリリウムカフェで二次会。
飲んで食べて喋りました。
あー、楽しかった!

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まっこと母とは有難きもの

2010-04-29 07:50:33 | Weblog
昨日は実家に行って、母のゴキゲン伺い。
術後の経過は順調で、さすがにくしゃみや咳をすると痛いようですが、
食欲もお通じも元通りに近づいているようです。
普段なら、掃除をしたり書を書いていたりと、まめまめしく動いてる母ですが、
この時はお弟子さんに借りた韓流ドラマを、まったりと眺めていました。
そう。まだ安静が一番だよね。

”ゲゲゲの女房”で水木しげるの母を演じる竹下景子が、
「40近くになって、嫁も来ないようではお先まっくら」と息子を叱咤して、
やぶれた靴下を見て大騒ぎするさまなどを見ると、まさに母とはあのような・・・。

そういえば私の母も手術の前に、見舞いに行った私の服装を見て
「あんた、なにそのヨレヨレのセーター」「仕事はきちんとしているの?」と叱咤激励。
人のことより手術前なんだから
自分の心配をすればいいのに、まさに母とはこのような・・・。

20代から頭髪の薄かった、高校時代の私の親友。
高校の時、家に遊びに行ったら食事をご馳走になり、メニューをみれば海草の山。
「海草がいっぱいですね」と、彼のお母さんに言ったら
「この子のお父さんはね、20代でもうお坊さんみたいだったでしょ。
 だから今から海草をいっぱい食べさせてるのよ」
そのおかげか、その彼の異名は”土俵際の徳俵”。
薄いながらも、残された彼の頭髪は土俵ぎわで驚異の粘りを見せております。
いやあ、まっこと母とは有難きものにございますなあ。

写真はイタリアの魚介のスープ、ブロデットです。
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実は先日、母が無事「退院」しました

2010-04-28 08:54:32 | Weblog
そもそも入院したこと自体、誰にも話してなかったのですが、
実は胆石を取る手術で入院し、先日、無事に退院しました。

先日、母が心臓で入院したと思ったら、痛みの原因は胆石だったという話をしました。
今回はその「石」を取る手術です。
大きさは大したことないんですが、石の数が多いので胆嚢そのものを摘出することにしたのです。

胆汁を作るのは胆嚢じゃなく、実は肝臓なんですね。
胆嚢は「嚢」の字のとおり、ただの袋。
ここに胆石が溜まるのです。

じゃあ、その袋が何のためにあるかといえば、胆汁の量を調節するためで、
取ってしまっても、胆管が代わりの機能を果たすので、まったく関係ないんだそうです。
摘出した胆嚢は意外に大きくタラコ大くらい。
中には仁丹を黒くしたような胆石が、いくつも入っていました。
これは痛いはずだ。

放置しておくと、いずれ石がわるさをするらしく、
体力のあるうちに摘出しようというわけでしたが、幸い開腹はせずに内視鏡手術で済みました。
「長生き」のパスポートです。

写真は新宿三丁目にある蕎麦屋吉遊のおまかせコース。
肝心の蕎麦を撮るのを忘れてしまいました。
新宿はザツな店が多いのですが、ここは手間のかかったなかなかのお点前です。
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衆愚政治の話をしたいのね

2010-04-27 10:01:36 | Weblog
休日、見るともなしにサンジャポをつけていたら、国会議員の先生たちが束になって出演中。
そのうち誰だったか、ひとりの議員がバラマキ政治の話から、ギリシャ&ローマの話をはじめます。

ああ、ギリシャからはじまった民主主義と衆愚政治の話をしたいのね、と思っていたら
爆笑問題の太田さんが「いきなりローマかよ」「なんでギリシャ」と茶化して、話をさえぎります。
つられてほかの芸能人も一緒になって、「ローマだってよ」みたいなノリで、ゲラゲラ笑います。
業界的にお笑い芸人が言ったことには、笑ってあげないといけないんでしょうけどね~。
その議員さんは、けっきょく発言できずじまいでした。

まあ、発言したとしてもウケは取れなかったろうから、番組的にはそれで良いんだろうけど、
これこそ、絵に描いたような衆愚政治だよね。
不愉快なんで、すぐにチャンネルをまわしてしまいました。


太田さんは前にも、石破元防衛大臣が日米安保の中身を話そうとした時、
「お前」とか「バカヤロー」と暴言を吐いてさえぎったことがありました。
この人、亀山郁夫先生とドストエフスキーやタルコフスキーの話をしたりと、
以前はよく勉強してるなと思ってたんだけど、
いくらなんでも元大臣だった人に「お前」はないでしょう。
それともお笑い芸人だから、暴言も芸のうちで許されるとか。
(もしかして、この人。ゴリゴリの左翼だったりして・・・
 知っててわざとやっているのかな)。

石破さんは最後まで発言できませんでしたが、
たぶん彼は、
「日米安保条約」とは、日本が第三国から攻撃されたら、アメリカは日本を守る。
でもアメリカが第三国から口撃されても、日本はアメリカを守らなくてもよい。
そういった内容なんだと、発言したかったのだと思います。
政治家もこういう人たちにも、真面目に接していかなければならないのですから大変です。

写真は拙作「大仏建立」です。
おすもうとおすもうエンジェルを描いた最初の作品で、
同じ構図は拙著「シエスタおじさん」の中にも描かれています。

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おすもうさんがいっぱい

2010-04-26 12:25:15 | Weblog
昨日はクライアントさんのご招待で、大相撲は鳴戸部屋のパーティーにもぐり込んできました。
国技館には何度か足を運んだことはありますが、実物の力士の素顔に触れるのははじめて。
いや~、おすもうさんがいっぱいで嬉しいなあ♪

で、鳴戸部屋といえば部屋頭は日本人力士、最注目の稀勢の里関。
私のクライアントさんは彼の熱狂的ファンですが、紋付きをした素顔を見てびっくり。
大きいし、輝いてるし、巨大な招き猫にサラブレッドをかけ合わせたみたいでした。

私も何度も幕内力士たちを間近に見てますが、
出ているオーラというか輝き方がほかの力士とまったく違う。
なるほど、横綱候補と言われる理由もなっとくです。
(候補じゃなく、ほんとになれよな!)

おすもうさんは徹底したヒエラルキーの世界です。
十両にならないと給料ももらえないし、まわしから草履から着物まで、
身に付けるもの、あらゆるものがまったく違う。
その点、稀勢関は鳴戸王国のプリンスといった存在でした。
(プリンスじゃなくていいから、大関になってくれ!)

鳴戸親方は「おしん横綱」と呼ばれた元・隆の里。
苦労人らしく、弟子は良さそうな人が多かった。
話は下手だったけど、情熱が伝わって説得力があった。
弟子のことを真剣に考えていてくれるのが伝わって、口下手な挨拶に感動さえ覚えました。

親方の紹介で印象的だったのはチェコからやってきて、稀勢の里関の付け人をしている隆の山さん。
テレビで見ると痩せてカリカリみたいだけど、185cm、120kg近くありそうな巨漢。
日本に来て9年。一度も親元に帰っていないそうで、そろそろ十両に手の届く地位にあるそうです。
何と言っても、大相撲は十両にならないと給料をもらえない世界です。
十両と幕下では転地雲泥の違いがある世界ですから、
チェコに帰る交通費も出世しない限り出せないでしょうから。
早く出世してほしいと、余計なことを思った次第です。

写真は会場となった銀座アスター・お茶の水賓館のコースの一部。
親方自らがセッティングしたメニューだそうですが、さすがにおすもうさん相手のコースは違う。
なななな、なんちゅうボリウムじゃあ。ゲフー♪
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友だちいないと不安だ症候群

2010-04-25 05:47:22 | Weblog
先日、NHKで「友だちいないと不安だ症候群」の番組をやっていました。
学食でひとりでご飯を食べてる姿を見られるのが嫌で、トイレで飯を食べてるという。

いや~。気の毒ではありますが、これは実に危ない。実に危険だ。
どこが危ないのかと言えば、こういう人たちは、白いものでもまわりが”黒”と言いだせば、
「黒」と言い出してしまうことです。
当然、多様性の価値なんて認められなくなる。
自分と違う意見が許せなくなる。

教育の世界というのは、日教組をはじめとしてなぜか左よりの人が強い。
それはそれで一つの価値観ではありますが、
「人はみな同じ」「どの友だちとも仲良くしましょう」といった、
人間の本質に即してないお題目を、教育に盛り込むのは甚だ感心しません。

また「人はみな同じ」と言いながら、「個性を尊重しましょう」とは意味がわからん。
本当に個性を尊重させたいなら、「人と違ったことをやりましょう」と教育すべきだ。


こういう時代に突入した今、起こっているのが民主主義の”衆愚政治”化でしょう。
民主主義はまともな判断のできる人が集まっていれば理想的だけど、
「人がやってるから」という判断で舵取りをすれば、進路は奈落にまっしぐらです。

もっとも、さすがに政治家の先生に「人と同じでないと不安になる」人はいないようで、
逆に自民党など、意見が違うといって分裂を起こしている。
これはこれで困ったものでありますが・・・。

写真は赤坂・バンコク酒場のビュッフェ。
前の日はトンカツ、次の日はビュッフェをいただいたら、
体重が1kgも増えてしまいました。おおお!
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舛添さん、新党結成~マスコミは同じものばかり取り上げる

2010-04-24 06:52:50 | Weblog
この時期に舛添さん離島で新党結成。
この人はメディアの露出が抜群なので、国民からの期待が大きいのですが、
むかーしテレビで見た時、小沢一郎だかハマコーにびびっていたのに、
ちょっとがっかりしたことがありました。
まあ、あれからだいぶ経っているけど、イザと言う時どうかな。

舛添さんは未知数なので、正直まだよくわかりません。
柔道をやっていたし、母の介護もしてたので期待はしたい(何のこっちゃ)。

ただマスコミもこの人ばかり取り上げるのは、思考停止だと思います。
そもそも政治家に限らず、グルメ番組にせよ、ほかのトピックスにせよ、
メディアというのは、一度露出したものを使い回しする傾向があります。
その方が楽なんでしょうけど、
もう少しほかの情報も開拓したらどうかと思うことがある。

また、トップに上がった人間をよってたかってコキおろすのも常。
鳩山さんは、私も全然ダメだと思うけど、
「ワシントンポストにバカにされる鳩山首相」などという
事実と違う記事を書いて貶めるのも如何なものか。

ワシントンポストの記事、私も読みましたが、特に鳩山さんをバカにしてるわけじゃないし、
第一、記事を書いた人はフリーランスの記者でした。
そこを”ワシントンポスト”という外国の権威を持ち出すというのも、何だかね~。

そうは言っても、一度メディアにリリースされたら、色々言われるのは宿命です。
抜群の知名度からすると、かなりつつましい舛添さんの船出ですが、どうなるでしょうね。

余談ですが、自民党総裁の谷垣さん。
ずいぶん、人相が変わって目つきが鋭くなったなと思ったら、元巨人軍監督の堀内恒夫さんだ・・。
今度の選挙で擁立するそうですが、顔が似てると共感するものがあるのかな。

写真は赤坂・とんかつ末吉のロースカツ定食。
トンカツもひさびさに食べると旨いものです。
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発達障害者は治りますか?

2010-04-22 10:39:07 | Weblog
先週末、精神医学界のカリスマ、大大大先生こと神田橋條治先生の新著
「発達障害者は治りますか?」(花風社刊)のイラストがアップしました。

神田橋先生は精神医学界のみならず、障害者の世界でもカリスマ的存在です。
治らない、手がつけられないという患者さんでも先生の手にかかると、劇的に症状が軽くなる。
・・・という話を聞いて、私は先生が治療している様子を収録したDVDを11時間分、
ぢっくりと拝見しました。
そこからマンガ原稿を起こすためでもあります。
実際に繰り返し見た部分を入れると11時間では済みませんでしたが、その結果わかったことは、
すごく理詰めで治療をしているということですね(シロートの生意気な感想で失礼!)。

他の人の例をあげると、このブログでもよく、とりあげるアル・ケッチァーノの奥田シェフは、
天才的味覚と嗅覚の持ち主といわれ、実際に人の手の匂いを嗅いで朝食べたものを当てたりします。
でも、本当に奥田さんの真骨頂は、
そんなパフォーマンスではなく理詰めで料理を組み立てることなんです。
カブならカブを食べて食べて飽きるまで食べて、
それじゃあ飽きた時に、どの食材ならもう”ひとカブ”食べられるか探す。
彼の本当にえらいところは、研究熱心な勉強家で働き者、そして正直者だということなのです。

神田橋先生の偉大なところは、
それに加えて、少しでも多くの患者を治そうという慈愛の気持ちでしょう。
「医者なら患者を治さないといかん」
これは素晴らしい言葉! 
医療の本分を簡潔に述べてるだけでなく、すべての職業の本質を言い当てた金言だと思います。

いや~、この本のお手伝いをできて良かった。

イラストはカバー絵の神田橋先生です。
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立浪部屋、破門にされる

2010-04-21 08:45:45 | Weblog
立浪部屋、破門にされる。

一昨日は大相撲の安い升席をゲットして喜んでいたのですが、昨日はこの記事を見てやや興ざめ。
力士は一所懸命にやるから応援はしますが、何だか情けない。

今の立浪親方は現役時代は「角界の松平健」と呼ばれた人気力士でしたが、
なかなか侠気がある人だと思いました。
理事の選挙で自分の一門の親方に入れないで、貴乃花親方に入れたんですから、
そりゃ相撲界のことを真剣に考えていたんでしょう。

それを「裏切り者」「造反者」と言って破門にするのは如何なものか。
(クビではないので、部屋の名が変わるだけだけどね)。
そんなんだったら、はじめから選挙なんかやらない方が、よほどマシじゃないかな。
中国みたいに一党独裁にした方がよほどスッキリするだろーにねえ(一党独裁か、すでに)。
私は「お相撲など、どーでもいい」人間ではないので、真面目に心配です。
いずれ相撲界も変わってくれると良いんですがね~。

それにしても、年寄株を持ってる本家を破門にするって、意味がよくわかんないんですが・・?

写真はアル・ケッチァーノのトビウオの冷製です。
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火山灰はすごい

2010-04-20 09:05:31 | Weblog
アイスランドの火山灰が思いのほか、大変なことになってますね。
東京も雪が降ると、交通機関がマヒしてしましますが、
さらに火山灰に慣れないヨーロッパ人は、手も足も出ないという感じだな。
これが鹿児島の人たちばかりだったら、ここまでの騒ぎにならないかもしれません。

関東ローム層を見てもそうですが、火山灰というのは大変な量なんですな。
地図でみると点でしかない火山から、これほどの灰が吹き出されるというのは驚異です。

ただ、こうして見ると地球の大気というのが、大して厚い層ではないことがよくわかる。
火山ひとつが煙を噴き出しただけで、世界的に太陽光が遮断されて、農作物などに影響が出るのだから。

先日、CO2削減について眉唾だと申しましたが、それは人間どうしの取り決めの話。
大気の薄さを考えると、人間のように小さな存在が吐き出したCO2であったとしても、
それが気候に影響することは間違いないでしょう。

なんて呑気なことを申しましたが、これが半年とか1年続いたら大変なことになるな。
リーマンショックどころじゃすまないかも。

写真は友人宅にあったインドネシアのお面をつけた筆者です。
あんまりお面をかぶっても変わらないぞ、なんて声もありますが・・・
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「龍馬伝」~武田鉄矢の勝海舟

2010-04-19 08:20:15 | Weblog
武田鉄矢さん演じる「龍馬伝」の勝海舟ー
正直なところ、濃厚すぎてあんまり見たくなかったのですが、
昨日、咸臨丸めざして舟に乗る福山龍馬のうしろで、
あまりにも嬉しそうな笑顔を浮かべているのを見て、
この役をやれてそこまで嬉しいなら、もう仕方ないな~と思いました。
あまり利口そうには見えない勝海舟ですが、別の面白さはあるかな。

顔が大きいせいか濃いせいか、「黒船じゃあ」と喜ぶ竜馬のうしろで、
破顔一笑とばかり大口を開ける武田さん。
(おいおい、遠近法が狂って見えるぞ!)
うしろにいるのに、主役より目立ってどーすんですか、アナタ!
でも勝海舟役をやれてホントに嬉しいのね~、この人ったら。


まあ、ホントは竜馬役をやりたいんでしょうけど、そらいくらなんでもムリがある。
でもNHKとしては「おーい竜馬」の原作者を、この企画から外すわけにもいかず、
本人の性格上、明治維新に貢献した人物でないと納得しないだろうということで、
勝海舟役がまわってきたんでしょう。

福山竜馬に「先生! 先生!」と呼ばれて、嬉しくて仕方ないんだとか。
幕末談義を福山さんと交わそうと近づいていくそうですが、
肝心の福山氏は逃げ回っているという記事を見かけました。

毎年、元旦に赤坂の氷川神社へ初詣でに行くと、
隔年くらいの割合で武田鉄矢さんの姿を見かけます。
今年も見ましたが、思った以上にお顔が大きい。
氷川さまは、ふもとに勝海舟屋敷跡のあった縁の地ということで、
きっと今年のお参りは心に期するものがあったに違いありません。

写真は湘南・藤沢の友人宅に咲いた牡丹の花。
日本人は桜ですが、中国人が最も愛する花は牡丹です。
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幸せを呼ぶ”焼肉デート”

2010-04-18 09:12:31 | Weblog
昨日は花風社さんと作業療法士&医学博士の岩永先生、神田橋先生のお弟子さんと
有楽町のキッチン・マ・メゾンで会食しました。
私も神田橋先生の本に載せるイラストがアップ。
それをお見せすることもあってご相伴にあずかりました。

岩永先生は私の描いた似顔絵とそっくりです(あ、初対面ね)が、
思った通りのおだやかな方ですが、芯の強い方でした。

みな自閉症を中心に障害者に関わる仕事をされているのですが、共通して言えることは、
障害者に努力をさせる主義だということです。
意外なことに、そうした主義の人というのは、障害者の世界では少数派。
多くの人は、障害については「周りが理解して、気を使うべきだ」というのがマジョリティーで、
がんばらせることは「かわいそうだから、やめるべきだ」と考えているようです。

たしかに、世の中にはがんばりようのない障害というのがあるのも事実。
しかし、障害のレベルによっては、驚くべき発達を遂げる発達障害者も少なくありません。
自閉っ子的・心身安定生活!の著者、藤家寛子さんなどは、最初ににお会いした時などは、
雨を痛く感じるほどの感覚過敏で、また食事も満足にとれないほどでした。
それが、本人の精進に加え、神田橋先生や岩永先生の力添えもあって、
何と彼氏(ができた!)と一緒に焼肉デートをするまでに成長したのです。
焼肉なんて、前は食べるどころか、煙を嗅いだだけでぶっ倒れるくらいだったのにね~。

焼肉デートなんて、人並みの幸せかもしれないけど、それができるようになるなんて素晴らしい。
をじさんは涙が出るほど嬉しいぞ。

「かわいそうだから、やめるべきだ」という考えも、障害のレベルによってはわからなくもない。
でも、最近は医療の発達で、短命とされていたダウン症の人なども60過ぎ、70まで生きる世の中。
障害があっても、親より長生きする子だって多いだろうに、やっぱり甘く育てるのは如何なものか。
なにか、そこに「ゆとり教育」と同じニオイを感じてしまいます。

画像はベストセラー「続・自閉っ子、こういう風にできてます!」のカバー絵。
ボールに乗ってる男性が岩永先生。鳥さんが藤家さんで、通称「ちゅん平」と呼ばれています。
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CO2削減はサブプライムローンか?

2010-04-17 08:27:54 | Weblog
昨日は前の会社が主催する勉強会に出席。
印刷会社におけるCO2削減と、カーボンフットプリンティング、
カーボンオフセットということについて教わってきました。

カーボンフットプリンティングとは、「CO2の足跡」という意味で、
カーボンオフセットとは、「直接接することのないCO2削減」という意味です。
何のこっちゃと思う方も多いでしょうが、
これは国が中心になって企業に定めたシステムです。

カーボンフットプリンティングは、ある製品を作る上で、原材料や広告、輸送費など、
関わったものすべてについて排出されたCO2の総量。
これはわかります。

問題はカーボンオフセットですが、簡単に要略していうと、
ある企業がCO2の目標削減量に達しなかった場合、
他者が削減した分を購入することで(排出権をクレジット購入する)、
目標の削減量に達成させる、というシステムなんだそうです。
(京都クレジットと呼ぶ。実際のシステムは煩雑で、素人にはほぼ理解不能)。

ややこしくて、何だかわからないという方も多いと思いますが、
みなさま・・・これってサブプラムローンを思いだしませんか?
他者が削減した分を購入って、アンタ・・・実際のCO2が削減されるわけじゃない。
それって単なるマネーゲームじゃないか!

もちろん人は自分が儲からなければ、一所懸命にやりませんから、
エコをウリにしてお金もうけをするのはわるいことではありません。

でもCO2の削減目標を売り買いする、排出権を売り買いするなんて、
実際の二酸化炭素が削減されるわけでも何でもない。
いや、聞けばきくほど、この手口はほとんど詐欺まがい。
こんな空論を国をあげて推進しようとしてるんだから呆れ返ります。

と、今、ホラー作家の弟に言ったら「そんなの常識だろ」と言われてしまった。
みなさま、ご存知でしたでしょうか?

ともかくも前から変だ変だとは思っていたが・・・エコの大合唱。
まず疑ってかかるべきでしょうな。
写真はドイツのジャガイモ料理クネーデル。
手間がかかるわりに美味しくありません。
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ゲゲゲの女房

2010-04-15 10:58:59 | Weblog
朝ドラ、8:00スタートになってから毎日見ています。
丁度、家内を送り出した直後なんで、
片づけをしながら見るともなしに見てますが、わりと面白いな。

知り合いのインド人は、結婚の前の日にはじめて奥さんになる人と会った、
なんていう方がおりますが(ちなみにボースさんではない)、
あの時代は会って5日で結婚なんてこともあったんですな。

まあ、何年つきあおうが別れる夫婦は別れますし、
5日で結婚して、80歳、90歳まで一緒なんて夫婦もいる。

今週から水木しげる先生の登場ですから、この先がちょっと楽しみです。
私の年代だと、さすがに貸本時代は知りませんが、
少年マガジンで「ゲゲゲの鬼太郎」が連載される前までは、
「墓場の鬼太郎」だったことを知ってる世代です。
てゆーか、いつの間に「ゲゲゲの鬼太郎」に変わったの? なんて思った覚えがある。
(『笑うせぇるすまん』も、『黒いせぇるすまん』だったしね~)。

お若い方は目玉のおやじは最初、ミイラの大男だったなんて知らないだろうな~。
あと松下奈緒は、一反木綿より鬼太郎のお母さんに似ています。
(モデルはゲゲゲの女房? 本人、言われても喜ばないと思いますが)。

写真は昨日、打ち合わせに行った先で撮った東京駅の赤レンガ。
修復中なのか、クリストの作品みたいです。
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「死刑は国家による殺人」か?

2010-04-14 06:41:25 | Weblog
先日書いた死刑は野蛮か?のコメントに、ある国会議員が
「中国に抗議できなかったのは日本にも死刑があるからだ。
これを機に日本の死刑の存廃議論を」
と発言したという意見がありましたので、続きを書きます。

以前、光市母子殺人の遺族がテレビに出ていた時、死刑廃止論者の弁護士が
「キミは犯人が死刑になって、それで満足なのか?」
と質問していたのを覚えています。

遺族の人は、はじめ質問の意味がわからない、と戸惑った表情をしてから、
怒り狂ったように「満足です!」と答えていました。
(ほとんど、この質問こそ暴力ですね)。

犯人の元少年は反省するどころか、
遺族を愚弄する内容の手紙を友人に書き、毎日が「ヒマヒマヒマ」と綴っていたようです。
その友人はさすがに、これはひどいと思ったのでしょう。
手紙を証拠として法廷に提出したわけです。

それにしても、こうした人間を世間に戻して良いものか。
(それに加え、少年法や心神耗弱を理由に無罪を主張できるのも疑問なんですが)。

以前、女子高生をコンクリート漬けにして殺した元少年は、
出所したあと30代半ばになって、恐喝事件を犯したといいます。
「オレは人、ひとり殺してるんだ」と凄んだという。

死刑の次に重い、無期懲役では世間に戻れる機会も与えられるわけで、
死刑廃止論を唱えるなら、
少なくとも永遠に檻から出さない終身刑を最初に言うべきでしょう。
(私個人は終身刑では、死刑の代替えにはならないという考えですが)。

「死刑は国家による殺人」と言えば、如何にも聞こえは良いが、
ならば実際に巷で起こる「本物の殺人」に
国が然るべきペナルティを与えず良いものか。

もちろん菅谷さんのような冤罪で17年服役した人もいます。
それはおそろしいことだ。
しかし、冤罪と死刑廃止の議論というのは、実は別の問題のように思える。
冤罪は死刑に相当する罪でなくともありえるからです。
まず、”どうすれば冤罪がなくなるか”が先であって、
間違いかもしれないから「廃止しましょう」では、何のための法律なのかわからない。


写真は山形イタリアン、アル・ケッチァーノの岩ガキのモロヘイヤソース。
平和な味。もう少ししたら登場です。
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