いつもの山ね家、鮎の塩焼きです♪ リアルは馬そうですが、写真に撮るとけっこうすごいですなあ(笑)。
こちら、昨日お頭さんから投稿があった渡部昇一先生の講演の一部です。
渡部昇一先生はなかなか毀誉褒貶のある人ですが、この映像は東京裁判以降の日本のありかたを簡潔にまとめています。
30分ほどありますが、なにかのついでにご覧いただければ幸いです。
東京裁判が裁判などと言えるものではなく、最初から結果が決まっていたリンチに等しい裁きだったことはよく知られていますが、それにしても、その中で象徴的なセリフが「人道に対する罪」であります。
もちろん、当時は戦争です。
日本がアメリカの歴史上、最も数多い米兵を殺し(だからアメリカは日本を恐れて憲法9条を課したのですが)、中国大陸や朝鮮半島でも犠牲者を出しました。
しかし、それを「人道に対する罪」と言うなら、アメリカが広島&長崎に落とした原爆、東京大空襲をはじめとするホロコーストがそうでないのか?
これについてはあまりにひどいので、アメリカ人の弁護人も「そんなこと米国が言えた義理か」といった意味のことを、この映像の中で語っています。
もともと戦争をはじめるリクツに良いも悪いもありません。
ひとたび起れば、死なずに済む人たちが犠牲になり、国民の多くが不幸になります。
やらないで済めば、それに越したことはないのが戦争です。
それでも戦争が起る原因は、単純に言えば2つ。
当たり前ですが、エネルギーと宗教であります。
(武器商人の利益もありまでしょうが、それだけで戦争は起りません)
先の戦争はもちろん前者によるもの。
米国をはじめとする国々が、日本に対して石油などの資源の締め付けから、開戦に至ったわけですが・・・まあ、巧みに日本を挑発した米国のやり口は別にして、最終的にあそこまで負ける戦争をしてはいけなかったということでしょう。
(その過程については、知の巨人・西尾幹二先生の「天皇と原爆」をお読みいただだくことをオススメいたします)。
戦後、アメリカは敗戦国日本に対して、一見、寛容に見える処置をしました。
頭の良い統治だったのは、直接奴隷化せず、徹底的に罪悪感を植えつけ、教育とマスコミによる洗脳をしたことでしょう。
(それに比べると、アメリカによる今の中東の扱いはだいぶ程度が下がりますが)。
マッカーサーもここまで薬が効くとは思ってなかったのでしょう。
戦後70年も過ぎた今、この国会の紛糾を見ていると、いつになったらまともな議論ができるのかと考えてしまいます。
続きは後日にまた。
上野ベジキッチンのビリヤーニです♪
安保法案を「戦争法案」と呼ぶ、野党やマスコミの喧しさがあまりにひどいこの頃ですが、その論理の飛躍には驚くほかありません。
集団的自衛権の行使・・・
日本の存立や国民の権利が危うくなるケースに該当すれば、自衛隊は他国軍と一緒に戦うことができる 。
どこの国でも持っている権利を日本が行使できるようにすることを、なぜ「戦争法案」と呼ぶのか?
岡田民主党党首や社民党、共産党は「日本が戦争をできる国にする法案」って主張しますが、そもそも、日本が戦争するとすれば、どこの国と戦うわけ?
アメリカと再戦する?
ありえません。
大戦中に戦地となったインドネシア? ミャンマー? パラオ?
それもありえないでしょう。
日本が直接戦争に巻き込まれる一番可能性のある国は、間違いなくわが国を目の上のタンコブと見なしている世界2位の大国、そして隣にある半島の北にある独裁国家に違いありません。
しかしながら、日本からそうした国々を攻めることはありえません。
戦争があるとすれば、間違いなく向こうから攻めてくる時です。
野党が「戦争法案」と呼んで反対しているのは、日本が他国から攻撃されても、何も対抗してはいけないということです。法律がああるから、日本は尖閣や竹島で好き放題されても、何もすることはできない。
挙げ句の果ては森永卓郎氏のように ↓
日本は憲法9条という非常に美しい条文を守ってきたんですよ、仮に、仮にですよとんでもない奴が攻めてきたら、憲法9条守ってみんな黙って殺されちゃえばいい。で、過去にそんな美しい民族が居たって思われれば良いじゃないですか。
なんて意見を平気で電波にのせる人間が出てくるのです。
安保法案に反対する様子を見て、一番喜んでいるのは中国、韓国、北朝鮮といった俗に言う反日国家であり、それに与する意見は「平和を守る」どころか、日本が侵略されても構わない。むしろ日本は日本人だけのものじゃないから、外国に差し出しても構わないと言ってわけですね。
以前、岡田氏がテレビ出演していた時に、北朝鮮のキム・ジョンイルに対して「あちらが配慮してくださったのだから」という言葉を聞いたことがあります(たしか拉致家族についてだったか)。
日本人を守らず、北の党首に対して「してくださった」と発言する人間の「法案反対」が何を意味するのか。
まともに考えれば子どもでもわかりそうな話です。
しかしながら、こうした左翼の反対派は「結論ありき」であり、最初から決まった結論に持って行くためには、どんな理不尽でも平気で言い、はてまたが実力行使にまで至るわけです。
平和を主張しながら、暴力を肯定する矛盾に平気でいる人たちに何を言っても通用しないという無力感を覚えるこの頃でした。
水曜はお頭さん、じゅんじゅんさんと巣鴨にある評判のカレー店、ネパール料理のプルジャ・ダイニングに行きました。
巣鴨住民のじゅんじゅんさんも、その存在を気づかず店の前を素通りしていたそうですが、たまたま私が好きなブログ・毎日カレーとタイ料理 by エスニカンを見て、「ここ知ってる?」と聞いたところ、「ああ、ここ有名なんだ?」ということで出かけることになりました。
とても女性ひとりで入る気がしない外装と聞きましたが、聞きしに勝る地味な店構えには、一堂思わず苦笑。それでも最近は予約しないと入れないということで、数日前から予約を済ませていざ店内へ入りました。
店に入ると、丸くてちっちゃなおばさん(この人がプルジャさん)が接待へ。
「すみません、鈴木で3名の予約してありますが」
「エエ~、サンメイ、キムラさんジャアリマセンカ?」
「いえ、木村じゃなく、鈴木ですが」
「スミマセン、予約でイッパイナンデ、カウンターデモイイデスカ?」
「いえ、だから鈴木で予約してるはずですけど」
「ウーン、ワカリマシタ。ジャ、早イモノ勝チデ、テーブル席デドウゾ」
おいおい、予約しておいたのに「早い者勝ち」はねーだろう。それにそこまで日本語の不自由なのに”早いもの勝ち”なんて日本語、どこで覚えたんだって。
こんな具合ですから、料理の出て来るのは遅いのは当たり前。
腹をすえて何品か注文し、はたして出て来た最初の一皿。
↑ ネパール餃子モモと、羊の内臓を使ったブトゥワを食べてびっくり。
モモはまるで小籠包のように、噛むと口の中に芳醇なスープが広がります。
羊の内臓ブトゥワは臭みはまったくなく、その食感はタマネギとピーマンの付け合わせとピッタリです。
続いての皿は、世界最大の果実、ジャックフルーツを使ったカレーと、山芋と小魚のカレー。ジャックフルーツは南方独特のねっとりした味わいの果実ですが、まさかこれをカレーになんてねえ。
この青い実をカレーにしたもので、発想としては青いパパイヤのカレーという感じで、果実というかむしろ野菜の扱いなのですが、肉厚なその食感は野菜というよりは、むしろ肉料理をパイナップルと一緒に食べてるという感じでしょうか。
こちらは、納豆と豆腐をパクチーで和え、スパイスで味付けしたもの。
料理の名前はまだありませんが、日本人をうならせる、新機軸の納豆の味に、思わず”納豆食う”(納得)・・・なんて、ウフッ♪
これは世界に納豆が出て行くきっかけになる味かもしれません。
どこか納豆会社に連絡して教えてあげようと思いました(真顔)。
もうひとつ驚いたのが出てきたワインです。
わたしはインドやネパールのお酒に偏見があって(理由があります)、密造酒も多く、年間に死者も出るあのあたりのお酒はキケンなものも少なくありません。
昔、インドでアラック(椰子の実から作ったお酒)やインドラムでひどい目に遭ったこともあって、インド料理店でも私はぜったいラムやアラックは注文しません。
ビールは近年、非常に良くなりましたが、それでもワインはイマイチ。
それでもワイン1本1200円とバカに安いなと思って注文したところ、出て来たラベルがキングフィッシャー。インド最大のビールメーカーで、航空会社も持っている大手ですが、ここのワインってどうなんだろう?
そう思ってこわごわ口にしてみたところ、けっこうイケる!
インド産ワイン、ここまで口上したんだと驚きましたが、よくよくラベルを見たら南アフリカ産。インドのワインには失礼ですが、妙に納得した次第です。
↑ こちらはこの日のオススメ。左は羊のモツと大豆を和えたもの。大豆は豆まきに使うような乾燥大豆でしたけど、不思議な食感。
右は砂肝のカレー。コリコリ感がなく柔らかく煮込んでありますが、これも馬い!
こちらは瓜と豆の付け出し。
ダル豆のカレーは味噌に近い味わいの濃厚なスープでした♪
というわけで話は盛り上がり、気づいたら12時をまわり電車のない時間。
閉店時間があるんでしょうけど、またも腹をすえてもう少し長居して店を出ました。
それにしても、このネパールの丸いちっこいおばさん、恐るべし。
アセナのレベントシェフを彷彿される、不思議な料理の天才と言いましょうか。
またプルジャおばさんの店、再訪したいと思った次第です。
1年半ほど前、大空社さんから頼まれた「親父の小言」のキャラクターが、ようやくお目見え、川越の空想工房さんで試験的に売られているようです。
親父の小言は居酒屋のトイレに行くと、よく貼られているあの言葉ですが、実は江戸時代にできたものだそうです。
1. 火は粗末にするな
2. 朝、機嫌を良くしろ
3. 朝早く起きろ
4. 神仏(かみほとけ)を祈れ
5. 身を大切にもて
6. 不浄をみるな
7. 身の出世を願え
8. 不吉を言うな
9. 家内笑うて暮らせ
10. 人に腹を立たせるな
11. 人に恥をかかせるな
12. 人に割を食わせるな *損をさせるな
13. 人に馬鹿にされていろ
14. 人を羨むな
15. 利口は利口にしておけ
16. 年寄りをいたわれ
17. 恩はどうかして返せ
18. 万事油断をするな
19. 女房の言う事半分聞け
20. 子の言う事は九ッ聞くな
21. 家業は精を出(いだ)せ
22. 何事も我慢をしろ
23. 子供の頭を打つな
24. 己が股(もも)をつねれ *わが身をつねって人の痛さを知れ
25. たんと儲けて使え
26. 借りて使うな
27. 人には貸してやれ
28. 女郎を買うな
29. 女房を探せ
30. 病人は労(いたわ)れ
31. 難渋な人には施せ
32. 始末をしろ *無駄遣いをするな
33. 生き物を殺すな
34. 鳥獣(とりけだもの)は食うな
35. 年忌・法事をよくしろ
36. 親の日は万事慎め *親の年忌・命日には謹慎しろ
37. 義理を欠くな
38. 子供はだまかせ *だまくらして上手に扱え
39. 女房に欺(だま)されるな
40. 博奕(ばくち)をするな
41. 喧嘩をするな
42. 大酒を飲むな
43. 大飯を食うな
44. 判事(はんごと)はするな *印判を押す=保証人になるな
45. 世話焼きになるな
46. 門口(かどぐち)を奇麗にしろ
47. 三日に氏神へ参れ
48. 晦日に内を掃除しろ
49. 貧乏を苦にするな
50. 火事の覚悟をしておけ
51. 火事には人をやれ、内を守れ *出火の際は消火要員を出す一方で家も守れ
52. 風吹きに遠出をするな
53. 火事には欲を捨てろ
54. 火口箱(ほくちばこ)を湿(しめ)すな *火打ち石などが入った道具箱を湿らすな
55. 水を絶やすな
56. 塩は絶やすな
57. 戸締まりをよくしろ
58. 夜更けに歩くな
59. 寒さを凌(しの)げ
60. 暑さも凌げ
61. 泊まりがけに出るな
62. 高見(たかみ)へ登るな *高見の見物のように傍観するな
63. 雷(らい)の鳴る時、仰向(あおむ)いて寝るな
64. 寒気(さむけ)の時、湯に入るな
65. 怪我と災難はバチと思え
66. 物を拾い、身に付けるな
67. 冬は物を取り、始末をして置け *冬場は物を大切に保管し、浪費をするな
68. 若い内は寝ずに稼げ
69. 年寄ったら楽をしろ
70. 折々に寺参りをしろ
71. 身寄りのない人を労(いたわ)れ
72. 小商物(こあきない)を値切るな *薄利の商売では値切るな
73. 風吹きには舟に乗るな
74. 何事も身分相応にしろ
75. 身持ち女は大切にしろ *妊婦は大事にしろ
76. 産後は、なお大切にしろ
77. 小便は小便所へしろ
78. 泣き言を言うな
79. 病気は仰山(ぎようさん)にしろ *病気は大袈裟に思え(軽々しく思うな)
80. 人の気を揉む時、力を付けてやれ
81. 悪しき事も「よし、よし」と祝い直せ
以上、八十一ヶ条
上様や大名方は生きた神 滅多にするとバチが怖いぞ
こちらアークヒルズのマルシェ。安心で美味しい野菜が手頃な値段で入手できるのが嬉しいところです。
今朝の日経に目を通していたら、渋谷区長のインタビューが。
ああ、あの同性婚を認めるっていう、あの若い区長さんね。
なになに、博報堂を経て、ゴミ拾いをするグリーンバードを創設?
こないだ当選した港区議にも同じような経歴の人がいたけど、たしかに同じ臭いがします(もちろんセブン区議ではありません)。
きれいな経歴ですが、私の好みではありませんな。
同性愛は嗜好の話なので個人の自由ですが、それを役所が認めるというのは如何なものか。
ヨーロッパではアイルランドで同性婚を認める法案が可決されたとか、どこか欧州小国の首相がゲイであることをカミングアウトしたとか、同性婚に前向きな趨勢です。
いかにも進歩的な流れのようですが、なんか変でないかい?
実はわが国、キリスト教の縛りがないため、昔から同性愛には寛容だったようです。
戦国武将で小姓をつけてた人は珍しくなかったし、上杉謙信公のように男色ひとすじだった大名もいたほど。
日本に来た宣教師たちも、衆道の契をかわしたカップルが巷にあふれるのに驚いたという記録もあるそうです。
それでも大名とお小姓が結婚したという話は、聞いたことがありません(できなかったと思うし)。まずはお世継ぎができないこともあるでしょう。同性婚の反対意見としては、まずこの点がよく言われることですね(私の意見は少し違いますが)。
日経の記事によれば、家を借りる時にそれが障壁になって借りられないとのことですが、そもそも家を借りる時に「私たちはホモセクシャルです」ってカミングアウトするものかね?
友だち同士のハウスシェアリングで、同性どうしが同居するなんていくらでもあること。普通に借りることだってできると思うのですが・・・???
まあ性的マイノリティに、人には言えない辛い悩みがあることはわかりますが、それって花風社さんがよく言ってる「社会が理解してくれ」っていうのに近いんじゃないでしょうか。
社会の理解には限界がありますし、まして世の中にはホモが嫌いな人間だっています。その生理的嫌悪感をガマンしてくれというのも、逆に人権侵害じゃないかと思うのですが如何でしょうか。
ちなみにわたしは、人が誰を愛そうが構わないという立場です。
別にゲイのカップルに嫌悪感は覚えないけど、なんじゃこりゃと笑うことくらいはいたします。
さて、わたしが同性婚に反対という一番の理由は、以上に述べたこと以外にあります。
それは同性婚を認めることによって、招かれざる外国人が大挙、わが国に押し寄せるだろうという危惧です。
今でも偽装婚で日本にやってくる外国人は少なくありませんが、同性婚を認めることは、そのハードルをさらに下げることになりましょう。
中国政府がチベットやウイグルで行っている民族浄化政策のようなことが、わが国で行えばどうなるか。
実際、移民問題で悩む欧州が良い例ですが、リベラルという口当たりの良い言葉による弊害は大きいものと感じております。
ですから、わたくしは誰が何と言おうと、渋谷区長の実施した同性婚には大反対なのであります。
昨日は大学時代の友人 山口和男さんの「十条にゃんこ写真展」を見に、埼京線は十条に行き、その帰りに十条駅前の「かぶら屋」で一杯やりました。
モツ系の料理が最高。くさみがないのは当たり前で、実に軽やかな味わいが素晴らしい。「美味しんぼ」にフランス人シェフが、日本のモツ料理を絶賛するエピソードがありますが、ここの皿はそのレベルでした♪
↑ 創業者が静岡の人とあって、メニューには黒ハンペンのフライ。黒ハンペンはおでんと揚げ物では、まるで違う料理になります♪
一昨日は実は展覧会のダブルヘッダー。
マグリット展の前に新宿の損保ジャパン日本興亜美術館で行われている(本日最終日!)、「 ユトリロとヴァラドン展 母と子の物語」に行ってきました。
ユトリロの母が画家だったことは、最近になって知ったこと。
たまたまニューオータニ美術館でユトリロとヴァラドンの絵が併設されていて、ユトリロは母も画家だったということを知ったのですが、「母も画家」というレベルではなく、実は技量的にはユトリロを凌駕する画家だったことにびっくりでした。
もともとスュザンヌ・ヴァラドンはサーカスの曲芸師で、ケガがもとでロートレックやルノアールのモデルをはじめたという人。
恋愛遍歴が豊富なため、ユトリロの父が誰だかわからないという、自由奔放な女性だったそうです。
一方のユトリロは、そんな母とは対照的に内向的な性格で、早い時期からアルコール依存性になり、絵もその治療からはじめたとのこと。
ヴァラドンはユトリロが画家として成功するまで、息子に絵画の才能があるとは思っておらず、また息子も母から絵画を学ぶことはなかったため、互いに影響を受けることなく、独自の画風を確立している(wikiより)。
描く対照も人物が中心の母に対して、人をほとんど描くことのないシャイなユトリロは何もかも正反対だったようです。
ユトリロはヴァラドンが18歳の時の子でしたが、恋愛遍歴の豊かな母は、それまで結婚生活をしていた実業家と息子をよそに、ユトリロより3つも年下の画家のタマゴと結婚してしまい、そのショックでユトリロはますますアルコールにのめり込む日々。
そんな母でも、ユトリロはヴァラドンが大好きだったようで、五十路を過ぎた頃に母が他界したことが大ショックだったようです。
母の豊富な人間関係から得た力強い線、その人その人の性格描写は圧巻。
そして、その自画像を見る限り、この母にユトリロは一生頭が上がらなかったことが容易に想像できます。
いや、母に頭を上げようというのは、どんなに歳を重ねようとできぬこと。
わたくしも書家の母に頭を上げようなどとは、常日頃、考えたこともない次第(笑)。もっとも、うちの母がヴァラドンのような男性遍歴はありませんし、逆にわたsくしはユトリロほどシャイでもありません(苦笑)。
展覧会は今日一日でおしまい。
足を伸ばせる方は見て頂ければと思います。
忙しいと言いつつ実はヒマなので(ウソです)、六本木の新国立美術館で開催されている13年ぶりという、ルネ・マグリットの大回顧展を見てきました。
今まで、日本で何度もマグリットの展覧会は開催されているのですが、今回のものは最大規模との触れ込み。その言葉に恥じない堂々とした展覧会でした。
わたしがマグリットに遭遇したのは古く、小学校4、5年くらいの時でしょうか。
年譜を見ると1967年にマグリットは世を去っており、おそらくその翌年くらいに竹橋の近代美術館で見た回顧展がそれだったと思います(年がわかりますな)。
当時、藤子不二雄Aがマグリットの「ピレネーの城」を扱った、幻想的なマンガを描いていて、おそらくそれで親にせがんで連れていってもらったのだと思います。
いや、見て驚いたの驚かなかったのって(どっちやねん)!
空中に浮かんだ岩を描いた「ピレネーの城」。
青空の下に描かれた夜の町「光の帝国」。
足の指がはえた靴の絵には「赤いモデル」というタイトル。
親父に「これ、どういう意味?」って尋ねたところ、ブツリ学者のくせに「余計なこと考えずに面白いと思えばよい」という返事。
いや、ある意味それが正解なんですが(笑)。
長じて卒爾乍らわたくしは、自分の作品に「光の帝国」や「大家族」といったマグリットのタイトルを冠しました。
小学校当時だった私は自分が絵の道に進むとは、当時考えてはいませんでしが、その後の道しるべとなったことは間違いありません。
さて、今回の六本木の展覧会。
マグリットの初期の作品も数多く展示されていて、彼がグラフィックデザイナーだったことも初めて知りました。
なるほど、鳥を象った大空「大家族」は、何点も自らで描いた作品がありますが、これは完全に複製可能なデザイン的作品です。
隠喩に満ちたマグリット作品。
29日までですが、まだの方は是非ご覧くださいませ!
マンマミーア・イタリアンーと来たもんだ! 24
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本日は久々に「医食同源・マンマミーア・イタリアンーと来たもんだ!」の続きをUP。今回はシチリアワインです!
マンマミーア・イタリアンーと来たもんだ! 24
良いワインは良い血を作る!
掲載日:2005年5月25日
まいど、まいど、イダテンのゲンさんです!
先日の休みにテレビを見ていたら、世界を駆ける日本料理とかいう番組をやっていて、思わず見入っちまったけど、お客さんがたはご覧になったかい?
寿司を中心に、和風だしのとり方やサカナの捌き方など、和食の味覚や技術が、アメリカをはじめ、フレンチにまで影響を与えてるって切り口で描かれていて、なかなか面白かったなあ~。
さすがのフレンチも平目を七枚に捌くような技術はないようで――番組ではテュルボという大カレイを使っていたが、フランス人はみんなブツ切りに捌いていた。
あっしらサカナに関わる人間とすると嬉しい限りだったが――それ以上に、和食の技術を謙虚に学ぼうとする、あちらのシェフたちの姿勢に好感を持った次第だ。
それにしても、ヨーロッパやアメリカに行った人の話を聞くと、昨今、寿司はたいへんな人気で――それも、客層を見るとほとんどが現地の人間だってえんだから、そのブームも本物と言えるのかもしれない。
世界に和食を広げるべく・・・なんて言うといかにも大風呂敷だが、あっしイダテンのげんさんも、その一助となるべく奮闘していくつもりだよ!
ワインは体に良いぜ!
さて、残念ながらイタリアの寿司ブームは、まだ遠い日のようだ。あのフランス人ですら魅了した寿司なのに、イタリア人は未だに『日本人はナマざかなを食べるのか?』なんて、田舎者丸出しの質問をしてきやがる。
どうやら連中、オットセイやカワウソが魚を丸のみする様子でも想像しているらしいや。刺身をカルパッチョだって説明すると、ようやく納得してくれるってなもんで・・・。
まあ、こと食に関して言えば、イタリアってえ国は、ご存じのように中華ですら容易に入れないゴリゴリの保守王国だ。連中と来た日にゃあ、イタリア料理が一番旨いと思ってる上、和食の「ヘルシー」さも、地中海式ダイエットという智恵を持つ彼らには、大きなセールスポイントにならないようだ。連中の牙城を崩すのはなかなか容易じゃないってコトさね。
もっとも摂り過ぎれば、和食だろうと地中海式ダイエットだろうと意味はない。
今回はそんな中、あえて「ワイン」という、摂り過ぎは禁物の代表みたいな食材を取り上げてみよう。
落語の枕噺によく聞かれる符牒で――
「酒は上戸に言わせりゃ百薬の長、下戸に言わせりゃ命を削る鉋(かんな)」
「酒のない国に行きたい二日酔い、三日目にゃ帰りたくなる」
――なんてことを言うが、こいつは酒も適度に飲みなさいってえ、昔の人の箴言みてえなモンだ。飲み過ぎが体に良くないのは言うまでもないが、ただ、酒ってヤツがやみくもに体に良くないかってえと、そういうワケではない。適度な量をキープすれば、体に良いってえのが最近の定説だ。中でもワインは健康効果があるということで(特に赤ワインは)年々消費量が増えているのさ。
まあ、このワインってヤツは底なしに奥が深い。お客さんがたの中には、ワインの専門家もいるだろうから、あっしのようなトーシロがあれこれ言うのは、釈迦に説法かもしれないが、ちょっくらこの爺さんの話におつきあいくだせえ。
良いワインは良い血を作る!
イタリアでは「良いワインは良い血を作る」という言葉がある。
ひとりあたりのワインの平均年間消費量が80本以上と言われるこの国では、刑務所ですらワインが出されるという。
これはワインが「酔うためのお酒」というよりは、医食同源として食事の一部に考えられているからだろう。もっとも、あっしのような大酒飲みにとっちゃ、たしなむ程度の酒でガマンできるようなら、何の苦労もねえけどな~。
世界でいちばん酔っ払いに寛容なのは、ロシア人と日本人だというが――日本の居酒屋などは、肴と酒が常に追いかけあうよう出来ていて、こいつが実に酒をたくさん飲める仕組みになっている。
それに対してイタリアンの場合は、あくまで食事がメインなので、なかなかベロベロに酔っぱらうまで行くことは少ないんだ。
ともかくもお酒の健康効果として、いくつか言われていることとして――
1、血行、血流を促進する。
2、食欲を増進させる。
3、ストレスを解消する。
4、動脈硬化を抑止する善玉コレステロールを増やす効果がある。
――などの事項がある(もちろん、これらは酒を少量におさえてこそ効果のあることなんだがね)。
適度の飲酒は疫学的にも心臓病、動脈効果を予防する効果があり、中でもワインはその効果が高いといわれている。最近はすっかり定着した、肉に赤ワインなんぞはその代表例(※1)といえるだろうね♪
酒はゆっくり食事をとりながら飲むもんだ。普段は早食いのゲンさんも、酒と一緒に食事を摂る時は、ゆっくりゆっくり噛みしめて食べる。これがドカ食いを防いでくれるのさ(もっとも、それでも飲み過ぎは多いけどね~)。
※1 最近は有名になったことだが、肉やバターといった動物性脂肪を多く摂取するフランス人に、動脈硬化による死亡率が低い。フレンチ・パラドックスと呼ばれるこの現象は、赤ワインに含まれるポリフェノール類が悪玉コレステロールの酸化を抑制し、 動脈硬化を防ぐことが原因という説がある。
安くて旨いシチリアワイン
全般にバランスが良いとされているフランスワインに対して、イタリアワインというのはどこか突出しているのが特徴だ(まあ簡単に言うと、色んな味があるってえことなんだがな)。
日本と同様、南北に長いイタリアは、300種類にも及ぶブドウが栽培されている。さらに、それが変化に富んだ気候のため、地域によって味わいが微妙に変わってくるわけだな。そのため、ロッソ(赤)・ビアンコ(白)・ロゼ、甘口から辛口、フルボディからライトボディ、スティルワインから微発泡、スパークリングワインなど、星の数ほどのバラエティがあるわけなのさ。
北部のワインは、アルコール度数が11~13度程度なのにくらべ、南部のもの――特に赤ワインは14度から15度を超える強いものが多い。強い日差しに加え、乾燥した白い大地がもたらす糖度の高い南イタリアのブドウが、そういった強いワインを育てるんだ。(その反面、ロゼは度数が低く、口当たりの良いものが有名だ)。
南で有名なのはプーリア産のものだが、あっしが好きなワインはシチリア産だ。
あのゴツゴツした大地から生み出されるワインは、その風土や人間同様、力強さに溢れ、豊かなコクを持っているものが多い。
スイサンドンヤ・ドットコムさんでも、コルディッチ・シチリアなんてブランドのワインを扱っていて――こいつは赤白ともども800円代というお値段だが(時期に応じて若干値段は変わることもある)、まさにオススメのワインさね。
特に赤はオススメで掘り出しもので、澄んだ濃いルビー色に、まろやかな口当たり! 口に含んだ時に豊かなフルーツフレーバーが広がり、ほのかにビターな余韻が残り、おおおお!
こいつは通常のルートで買うと、とてもこの価格では提供できない。酒屋さんによっては小売価格を2500円くらいに設定しているところもあるし、レストランなんぞに行けば、もっともっと出さないといけねえのさ。
ともかくも、スイサンドンヤさんのイタリアワイン! 一度試しておくんなせえ。
ややこしいけど面白い、ワインの等級
イタリアって国は、列車が時間を守らないとか、アバウトだとか、とかく大雑把でいい加減なイメージがあるけど、ことワインをはじめ食品に関しては厳格な規定があり、それに合わせて内容を表示しないとならない(さすが食いしん坊の国だよな~)。
今から40数年前に、ワインの品質管理の法律が制定されてからというもの、イタリアワインは徐々に世界的な信頼を得てきたのさ。
お客さんがたの中には、ワインの素人さん(あっしもトーシロだがね)もいらっしゃるだろうから、ちょっくらここでイタリアワインを選ぶ基準とやらをお教えしよう。
1、ブランド名、原産地表示を見る。
2、収穫年を見る。
3、格付けを見る。
4、アルコール度数を見る。
5、製造業者を見る。
上から3つに補足を加えておくと、1の「ブランド名」はキャンティとかコルディッチといった銘柄名のことで、それは同時に原産地も示されている。
また、クラシコとかリゼルヴァという追加表示がある場合は、それも目安になるので覚えておくと良いだろう。クラシコというのは、文字通りクラシック――由緒正しいブドウ畑で育てられたという意味で「キャンティ・クラシコ」なんていうのは、その代表例だね。また、リゼルヴァというのは、規定された貯蔵期間より長く熟成されたことを示している表示だ。
2の「収穫年」だが、こいつは大きな目安であり、周知のようにワインは、その年のブドウによって品質が大きく左右される。
まあ、素人にはちょっくら難かしいが、たとえば2003年のヨーロッパみたいに猛暑だった年は、美味しいワインが出来る――など、全般的な傾向があるので、知らない方はその辺から勉強すると良いかもしれない。もちろん熟成タイプの高級ワインは、特に年代で品質と価格が左右されることを加えておこう。
3の「格付け」だが、これには、最高品質のDOCG。高級品質のDOC。そしてヴィノ・タヴォラと3つの等級がある。DOCGはイタリアでも数銘柄という別格のものだが、DOCもまた、ブドウの品種、ワインそのものの品質、産地、収穫量、アルコール度数、熟成期間など、さまざまな物理的基準、品質基準を満したものだけが許されるモンだ。
もっともイタリアでも、一般庶民はDOCGやDOCには縁がない。連中はもっぱら、ヴィノ・タヴォラって等級のテーブルワインを愛飲しているんだが、安くて旨いワインがいっぱいあるイタリアでは、こいつがどうしてバカにできない。
まったくイタリアってえのは、水より安くて旨いワインがあるってんだから、酒飲みにはたまんねえ国かもしれねえな~。
さーて、時間がきやがった。
それじゃあ、お客さん。次回をお楽しみに!
マンマミーア・イタリアンーと来たもんだ!
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昨日からの続きです。
憲法9条を本文通り鑑みれば、今の自衛隊は完全に違憲であると申しましたが、昨日お頭さんからコメントがありましたので、ここの貼らせてもらいます(一部修正しました)。
日本国憲法第9条は、
占領軍の30代の将校がタイプライターで清書し、
マッカーサー元帥に提出したところ、
マッカーサーが、これが足りない!、と言って、
その場で手書きで加えたものです。
勿論英文。
当時の共産党の党首、野坂は第9条に猛反対し、
吉田首相が説得したんだそうです。
共産党も当時は日本人だったんですね 。
日本国民の承認を得てない憲法は、まずいのではないでしょうか?
いずれにせよ、そっくりそのままの文章を残すにしても
憲法は改められるべきです。
憲法創作は、古今東西、最短でも4年間くらい掛けるものらしいので、
マッカーサーの日本国憲法はチャチぃそのものです。
何度も恐縮ですが、
マッカーサー、敵ながら天晴れ。
日本が二度とアメリカに楯突かぬようにせよ!、
という大統領命令を忠実に実行したのですから。
然し、後年、やり過ぎた、と反省していたようです。
今でも日本の首相はアメリカの同意なしには選ばれません。
マッカーサーが敵ながら天晴れかどうかは別にして、上記の話は全部本当。でもこのことを知らずに、憲法9条が平和憲法だと主張する人が少なくありません。
理由は簡単、学校でも「日本は昔アジア諸国に悪いことをした」と、結論から教えられるからでしょう。
たいていは9条の条文をそのまま読む機会も、村山談話の全文を読んで、内容を自分で精査することもありません(村山談話、実はそんな変なことを言ってるわけではありません。それについては後日)。
まずは「答え」のみが脳にインプットされると、その脳が若ければ若いほど、その考え方に染まりやすくなります。
(よく『若い頭の柔らかいうちに』というのは、間違った日本語です。若いうちに優れているのは記憶力の話であって、考えを柔軟に変化させるのは、実は若いうちの方が難しいものです)。
こうして出来上がった「結果ありき」という脳に、いくら論理的な説明をしても受け入れられることはありません。
今回の国会で、長妻氏が言った 「数の力でほとんど議論なしに採決するときに野党がお行儀よく座り、『不十分だが、いいか』と見過ごし、法律をドンドン通すことが国益にかなうのか」という、暴力による妨害を肯定する発言は、まさにこの「結論ありき」の脳みそによるものに違いありません。
論理的に考えれば、変えないといけない憲法ですが、理屈が通用しない以上、かなりの困難が伴うことになりましょう。
徳川家康四百年祭に合わせて、家康公のご幼少を描いたマンガ
「竹千代君がゆく!」
大菩薩峠で見かけたウラシマソウという植物です。こう見えてサトイモの仲間だそうで、蔓が伸びると釣り糸のようになるので、この名があるんだとか。
合宿の晩、恒例の討論会では憲法9条の話になり、実際の条文を読んでみることにしました。
日本国憲法第9条
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」だって?
改めて普通に読めば、そもそも自衛隊の存在自体が完全に憲法違反です。
また集団的自衛権の行使にしても、「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書いてあるのですから、これまた憲法違反。
日本語として普通に条文を読めば、自衛隊も集団的自衛権の行使も間違いなく憲法違反であります。
憲法学者という人たちが「憲法違反だ」というのも、彼等の立場からすれば致し方ないこと。
自衛隊を持つのであれば、最初から憲法改正をするというのが正しい手順です。
それを「憲法解釈」という名目によって、自衛隊という「軍隊」という言葉を使わない軍隊を持ったことが、ここまで話がこじれた原因でしょう。
しかしながら、憲法が国民を守らず、憲法そのものを守るためにあるとすれば、それは本末転倒。
なんでもイスラムの専門家に言わせると、コーランの原文通りに何でも解釈すると、今のIS、イスラミック・ステーツに近いものになるそうです。
もちろん、コーランには「目的のためなら人を殺して良い」なんて書いてないでしょうけど、そこをゆがめて解釈するのが原理主義というもの。
護憲が原理主義とまでは申しませんが、法律は現実社会に生きる人間のためにあるもの。コーランと違い、状況に応じて変えていかないといけないものでもあります。
条文通りに解釈すれば、日本は戦争(含、自衛戦)ができないわけだし、そのための軍備も持てないわけです。
現実問題としては、家に鍵をかけてはいけないという法律に等しい憲法なわけですが、そういう法律をいつまで金科玉条としてあがめておくのか。拡大解釈にも限界があります。
30代の米国人が作った日本国憲法、見直す時期はとっくに来ているはずですが・・・。
徳川家康四百年祭に合わせて、家康公のご幼少を描いたマンガ
「竹千代君がゆく!」
金曜日の夕方から土日にかけては、恒例の柔道合宿でした。
ここ10数年は、毎年2度ほど山梨の天目山にある山荘で宿泊をしているのですが、目と鼻の先にある景徳院には素通りしたまま。
今回、「竹千代君がゆく!」 の構想時には、徳川家と武田家の戦いについて、何度か資料に目を通したこともあって、今回はぜひ手を合わせに行きたいと要望いたしました。
宿泊所から武道場までの間にあることもあって、土曜の午前中、稽古前にみなでお参りということになりました。
武田勢が戦国最強の武将のひとつだったことは周知の事実で、あの家康公も三方が原の合戦に破れ、おそれのあまり脱糞したという話(作り話との説アリ)もあるほどです。
武田家は外敵から攻められなかったため、甲斐の国に自分たち本拠の城はなかったとか。奥方たちは戦というものは国の外で行い、必ず勝って帰ってくるものと思い込んでいたのも、武田の強さを伺わせる話です。
信玄亡き後を引き継いだ勝頼は、勇猛な武将ではあったそうですが、戦を好むあまり兵も民も疲弊し、最後は信長&家康の連合軍に攻められ、落ち延びることになります。
立てこもっていた韮崎・新府城を捨てる際、戦は勝つものと信じていた奥方たちは逃げる理由が理解できなかったとか。
親戚筋だった小山田信茂を頼り落ちのびるも、信茂の謀反に遭い天目山へと敗走し、勝頼をはじめとするわずかな手勢は、ここ景徳院で自害し武田氏は滅亡したのです。
手厚く葬られている上、潔く散った勝頼公が祟るタイプの人間ではないため、なにかが出るということはないそうですが、それにしても天目というのは、今でも夜は鹿やテンが出て来る人里離れた山中です。
天下を取っても不思議なかった武田が、そんな地まで落ちのびていった気持ちがいかばかりか。
勝頼公が戦国の武将ゆえ、潔く散ったでしょうが、さぞ無念だったでしょうし、父たち先祖に申し訳ないと思ったでしょう。
そんなことを思いながら、本堂に手を合わせその日は稽古に向かいました。
徳川家康四百年祭に合わせて、家康公のご幼少を描いたマンガ
「竹千代君がゆく!」
しばらく巻頭にはこちらを張っておきます。未読の方はどうぞ!
最近はめっきり無難な話題が増えてきましたが、別に人間が丸くなったわけでもありません。来週あたりから、ハードな話題を出していきたいですが、とりあえずは日々の更新をば(苦笑)
たまには日本酒ラベルのUPです。
佐賀県は鹿島町っていうと、ちゅん平の地元かな?
竹の園だからパンダという安易なラベルですが、中身のお酒は抜群の旨さでした♪
さて、このお店はどこでしょう?
徳川家康四百年祭に合わせて、家康公のご幼少を描いたマンガ
「竹千代君がゆく!」
しばらく巻頭にはこちらを張っておきます。未読の方はどうぞ!
最近流行のミドリムシことユーグレナを頂きました。
珪藻の一種で、植物と動物の両方の要素を持つ変な生き物ですが、それだけに栄養価は高いとのこと。
そのままでは飲めたものではないそうですが、野菜ジュースと一緒にして飲みやすくしたものです。
ユーグレナだけに、朝飲んでも”夕暮レナ”・・・なんて、ウフッ♪