小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

実家の改修工事、完了

2009-07-31 08:24:12 | Weblog
実家のキッチン周りの改修工事が完了しました。
まだ床にはおが屑が落ちていて、はだしで歩くと木の粉が足の裏にへばりつきますが、
あとは片づけと整理を済ませるだけ。
明るく広いバリアフリーの空間に母も満足な様子。
今までで一番気に入った空間、とまで申しておりました。
つられて、というわけではありませんが、わが家も来週ドアの付け替えをいたします。
実家の工事にくらべて金額も工期もはるかに小さいけどね。
昨年、当マンションは大改修をして、南国風コロニアルイエローに装いを新たにしましたが、
わが家の出入り口は、ギイギイ音のする古く重たくビンボーくさい扉で変わらず。
郵便受けからは家の中を覗く人もいますので(何とこれが丸見え!)、
新しい出入り口は夫婦のささやかな夢でもありました。
まあ、何とスケールの小さな夢。
でも、そんな夢がひとつひとつかなうのが一番幸せかもしれません。
なんせ手早く現実になる夢って、とりあえずそんなレベルだもの。
そういえば扉の色は実家のキッチンと同じイエローを手配しました。
実家はマスタードイエローだけど、うちはオレンジがかったカナリアイエロー。
同じ階の3家族が同時に工事するのですが、
マンションの外壁に近い色が良いだろうということで、その色に決まりました。
並び3家族の扉が同じカナリアイエローです。
風水を気にしたわけではありませんが、うちの出入り口は西側向いてるので、風水的には良いのかな~。
あまり期待せず、楽しみにしてるところです。
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羽黒洞・絵の中の神と仏展

2009-07-29 11:16:31 | Weblog
昨日は湯島の羽黒洞さんに絵の中の神と仏展を見に行きました。
羽黒洞さんは主に古美術を扱っている格式のある画商さんですが、
今は何代目かにあたる若い女性が店をリードしています。
写真の絵は薬師三尊像の脇侍で、おそらくは観音菩薩でしょう。
こちらは室町時代の作品だそうですが、微妙に線が曲がって描かれていて、
何となく他人が描いた気がいたしません。
いや、そんなことを言うのはおこがましいか。

仏像は天平時代から平安にかけて作られたものがダントツに美しく、
江戸に入ると俗っぽく、美術的な価値も下ります。
ただ、一方で天平時代の崇高さはなくなるものの、ぐっと親しみやすくなるんですね。
法隆寺などに行っても、江戸の頃に彫られた狛犬などは、目立って俗っぽいのですぐわかります。
あの奈良の大仏も2回焼けていて、最初に作られた天平時代の台座が一番美しい。
胴体は室町、顔は江戸時代に作られたもので、だんだん俗っぽくなっていく。
でも、その俗さ加減が江戸の魅力ともいえるでしょう。
江戸の中期に流行った青面金剛(しょうめんこんごう)の絵がありました。
青面金剛は民間信仰で庚申塚とペアになっていて、
この時代に無病息災の仏さまとして流行ったものです。
関東地方には石仏が多いのですが、絵ははじめて見ました。

仕事がたまっていたので、家と画廊の往復になってしまいましたが、
画廊のすぐ近くには旧岩崎邸もあり、なかなか趣のある地域です。
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走るダウン症の子、30人!

2009-07-28 06:41:18 | Weblog
一昨日の土曜日。晩酌のあとにうたた寝をしていたら、
ダウン症の子が30人、ピンクと水色の服を着て走り回ってる夢を見ました。
・・・いや、夢の話で失礼。興味ない方はとばしてください。
水色の服を着たダウン症のツヨシくんは、妻が大のお気に入り。
「ツヨシくんは#@&ちゃん(夢の中の妻の名)がホントに好きなのね~」とみんなに言われてご満悦。
一方、亭主は「亭主をほったらかしにして、またツヨシくんと」とやや不満げ。
でもダウン症の子、30人はかまわず楽しげに走り回っていました。

夢だから、ただそれだけの話で起承転結はありません。
ただおりしも、その日は妻が障害者歯科についての講演発表を行った日でした。
(妻は障害者にかかわることが多い歯科衛生士です)。
テーマは障害者の健康ケアについてだそうです。
けっこう好評だったみたいで、上機嫌に帰ってきたところで目が醒めました。
ねぼけて私は「君はツヨシくんばかり相手にして、私をほっぽりぱなしにしただろう」と
わけのわからないことを口走っていたようですが、
妻にとっては縁起の良い夢だったようで、ただただ笑っておりました。
それにしてもダウン症の子が夢に出てきたのは生まれてはじめてだ。
どこかで妻の講演のことが気になっていたのかもね。

写真は小暮家・夏の定番ビシソワーズ。
炒めたタマネギと茹でたジャガイモを、牛乳と生クリームと一緒にミキサーにかけただけ。
1週間分作って、朝いただきます。
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鳴く蝉の声は絶えずして、しかももとの蝉にはあらず

2009-07-27 07:05:37 | Weblog
先週末、PHP研究所で動物本のイラストについて詰めの打ち合わせをしました。
著者は動物商をいとなむ白輪さんという方で、キングコブラのような危険動物も輸入する、そのスジでは有名な人。
動物商というだけあって、ゲラを読んだだけで子どもの頃からの動物好きだったことが伺えますが、
一方で、生き物を扱う以上「死」ということは避けて通れません。
どんなに大切に育てようと、生き物である以上、死ぬ時は死ぬ。
お客さんに売ったものを含めれば、関わった動物が死ぬのはほとんど毎日だと言いますから、
いちいち悲しんでいては身が持ちません。

白輪さんに言わせると、先日の岸に上がったクジラなどはニュースになるけど、
あれは人がいるところに紛れ込んできたから話題になるだけ。
そもそも岸にやってきた段階で、そのクジラの寿命が残りわずかということ。
かりに岸から出して上げたとしても、そのクジラがその後どうなるかはわからない。
ニュースでは「無事、クジラは岸から元気に出ていきました」と報道されるだろうけど、
おそらく弱ったクジラはすぐに死んでしまう。
要するに、死ぬとこ見なきゃ、他人はそれで良いってことなんですな~。
そこまで見られるようになるまでに、
白輪さんもずいぶん多くの涙を流したのでしょうけれど。

そういえば、今年もミンミンゼミが賑やかに鳴きはじめてますが、
当然ながらあの中に去年鳴いていたセミはいません。
「方丈記」の”行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず”ではありませんが、
生き物を含めた森羅万象みな同じ。
だから何だと言われればそれまでですが、
最近年のせいかそんなことを考えるようになってます。はい。
写真は実家のキッチン。先週末の写真なので、今はもっと進んでいることでしょう。
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ムンバイ・エクスプレス青山店

2009-07-25 15:43:56 | Weblog
本日の昼は猛暑の中、体がスパイスを求めたので、ムンバイ・エクスプレス青山店でチキンカレーのテイクアウト。
カレーというのは、実は体を冷やす食べ物です。
食べてる時はダラダラ汗が出るのだけれど、食べ終わった時はサッと汗がひいているもの。
ムンバイ本店はインド大使館に近くにある北インド料理店とあって、なかなかのお点前。
最近、テイクアウト専門のブランチが青山にできたというので、
本日お試しにチキンカレーとナン(セットで700円)をお持ち帰り。
で、食べてみるとわるくはない。でも、うーん。
ナンのクオリティはなかなかだが、チキンカレーはスパイスの香りが足りない。
だから食べたあと、あまり体が冷えるいうことがなく、暑苦しくダラダラ汗が出っ放し。
利便性と価格を考えると、この夏何度かムンバイを利用すると思うけど、満足というほどのところまではどうもねえ。
安くする分、どうしてもスパイスなどを削ってしまうのかな~。
北インド料理の店・・・ランチで満足できる店は意外に少ないようです。

東銀座の南インド料理店ダルマサーガラなんかは、
食べはじめると肩から上だけが暑くなり、終わったあとは徐々に汗が引いていく。
スパイスの使い方が決まってるんだろうな、きっと。
練馬とか東中野、大森などには本格的な南インド料理の店があるようだけど、
なかなか足を運ぶ機会が作れない。
蒸し暑くなるだろう、この夏・・いくつか行ってみたいものでございます。
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赤坂浄土寺盆踊り大会

2009-07-24 06:15:13 | Weblog
昨日は一日外回り。いや、嫌な暑さの一日でした。
画業も著述業も基本的には家にいないと進まない仕事ですが、
意外に外に出ないといけない作業や仕事が多いもの。
私も暑いのが大好きな人間ですが、最近は年のせいか湿気を含んだ東京の夏が体に堪えるわい。
赤坂一ツ木通りでは、新盆に合わせ例年の浄土寺盆踊り大会の準備がされていました。
お盆の時期というのは東京と地方で、旧暦・新暦と1ヶ月の違いがありますが、
どうも個人的に7月のお盆には、東京の人間なのに違和感があります。
だって、町の様子が変わらないんだもん。
お盆休みで渋滞が起こるのは、いつも8月の休み。
東京もガラガラになり、空も抜けるように青くなる。
これは東京が地方の人で成り立ってる町だということですね。
そんな中で、この浄土寺内で行われる盆踊り大会は新盆の時期を実感させる、数少ないイベントのひとつ。
昔は、帰ってきたウルトラマンにちなんだ「怪獣音頭」や「オバQ音頭」などで、
子どもの興味を釣っていましたが、今はどうなんだろう?
怪獣音頭は「どどっと出てきた怪獣は~♪」という、口にするのも恥ずかしい歌でしたが、
父がけっこう気に入っていたようで、今となってはなつかしさの方が先にたつ次第です。

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愛知県のみなさんに申し上げます

2009-07-23 08:05:54 | Weblog
昨日は一日、家で作業の日。
夕方はラジオで大相撲を聞き(テレビも見ます)ながら、手を動かします。
昨日の結びの一番、白鵬vs琴光喜戦は凄かった。
どちらのファンでもない私ですが、久々に見た感動するような大一番でした。
ただ、私の相撲友だちも言ってるけど、愛知県体育館のみなさん!
取り組み前に、バカみたいにはしゃぐ「こっとみつき~」の手拍子はやめていただきたいものです。
ボクシングやプロレスのようにリズムをとって攻撃する格闘技ならまだしも、
相撲は立ち合いというものがあります。
力士は取り組みの前からじっくりと集中力を高め、
立ち合いで間合いと呼吸を読み、お互いのタイミングが合ってから攻めるのです。
それを手拍子なんかされたら、互いの間合いが読めずに調子が狂ってしまう。
さすがに立ち合いの直前は、両者のにらみ合いに場内も静かになるのですが、
それでもまだ沈黙を嫌がり、手拍子を打とうとする愚か者がいる。
力士も相撲協会も何も言いませんけど、内心はイヤだな~と思ってるはずですよ。
琴光喜関はいい人だから、応援が力になったなんて言ってますけど、
手拍子はぜったい歓迎してないと思う。
誰かテレビで言ってくださいな!

最近は野球中継を見ていても鳴り物が少なく、良い傾向だと思います。
スポーツは楽しみのために観るのですから、声を上げたり手を叩いたりは大いにけっこうですが、
やはり選手のジャマをするようでは、これぞ本当の「贔屓の引き倒し」。
無粋だと思われても仕方ありません。

写真は実家のキッチン。だいぶ出来ました。
今月中には完成すると思います。
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皆既日食は人の運命に影響するか?

2009-07-22 07:02:24 | Weblog
今日は皆既日食。
でも、あいにくの天気になりそうです。ちょっと残念かな。
人間に比べてはるかに巨大な天体の運行が、人の運命に影響するのは不思議なことではありません。
運命というと大げさだけど、人の営みとでも言いましょうか。
たとえば実際に月の満ち欠けによって人体(特に女性)がさまざまな影響を受けるのは事実です。
日食も同様で、(曇りでも)きっと何らかの影響を与えるのに違いありません。
でも、テレビをつけると「日食、日食」ってうるさいな。
今日、東京地方は雨か曇りで見えなそうなのに、
あまり「日食、日食」と騒がれて見られないと何だかもったいない気もします。

アップした画像は昨年、父と最初で最後の共著になった
マンガでわかる物理のしくみより。
ご笑覧いただければ嬉しいです。
8月の解散総選挙も皆既日食のイタズラかね~。

ところで、曇り模様なのでテレビの中継を見ていたが、民放のタレントさんたちはうるさいですね~。
失礼ながら、中学生と変わらないコメントと声の音量は聞くに耐えません。
即座にチャンネルを変えました。
NHKに視聴率を取られるはずですな。
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絵は描かないと前に進まない

2009-07-19 08:44:35 | Weblog
昨日午前中は銀座のヤマガタ・サンダンデロさんに納品。
(作品の写真は2日前の「なつかしい赤坂の風景は」をご覧ください)。
スタッフの反応は上々。メニューの黒板の真ん中に取り付け作業をしました。これも仕事のうち。
絵が貼られたパネルを黒板に取り付ける作業ですが、
11:30に開店したら、もう作業はできないので1時間以内にすべて済まさないといけない。
店のベランダで汗だくになりましたが、30分で取り付けは終了。
再来週、ディナーを予約してますので、どんな感じになってるか見に行こうっと。
ディスプレイの仕事は滅多にないので、なかなか楽しい作業になりました。

午後は制作。
養老先生の「バカの壁」だったか、「絵は描かないと前に進まない」とありましたが、まさにその通り。
当たり前ですが、いくら時間が空いても手を入れないと、まったく変化しない。
少しだけ前に進んだ30号の写真をアップします。

イラストや本、そして今回のようなレストランのメニューのような仕事をやって楽しいのは、
ギャラはもちろんですが、他人が何を求めているのか考えるようになったことでしょう。
フリーランスになった頃は、商業美術とファインアートの仕事はキッチリ線引きをして、
ファインアートの方では好きなことをやろうと思っていました。
私の絵は今でも”わけがわからん”と言われるのですが、10数年前に描いた作品はもっとワケがわかりませんでした。
それはそれで良かったと思ってはいますが、やはり他人が見て「良い」と思ってくれないと仕方ない。
芸術は基本的に人を幸福にするものなので、あまり独りよがりでもいけません。
今回のものはどうなるか。
私にとってひとつの分岐点になる個展になるかもしれません。
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”とんかつ末吉”でリキをつける

2009-07-18 09:23:34 | Weblog
フリーランスの画家、イラストレーターやマンガ家は、一般的に夜型というイメージがありますが、
最近は私を含めて朝型の人が増えてます。
ご近所の朝倉めぐみさんも同様で、
朝の7:00くらいに携帯メールをすると、すぐに返事がかえってきます。
行動してる時間帯は通常のサラリーマンと同じです。
夜は集中してるようで、時間が過ぎるのが早いだけ。
良い仕事は朝のうちに済ませるのがベストだと思ってます。

ところが最近は暑さのせいか(昨日はわりと涼しかったんですが)、とりかかるまでに時間がかかる、かかる。
昨日は画廊との打ち合わせも済んで制作三昧、と行きたかったのに、
午前中はほとんど仕事になりません。
絵具を筆にちょっとつけて、ちょっとキャンバスにおいてはウロウロ歩いたり、本を読んだりと
集中できないことおびただしい。
仕方ないので昼時になって、実家にカレーの差し入れをしに出かけます。
本当は、そのカレー。お昼に食べようと思ってんですが、そのまま仕事場で食事をしたら
午後はますます集中できないなと思い、出かけた次第です。

実家のキッチンはだいぶ工事が進み、良い感じ。
もう少しの辛抱かな。
さて、一緒に食べようと思って持ってきたカレーですが、
その晩、母がひとりになるというので、夜にとっておきたいとのこと。
そこで久々にとんかつ末吉のとんかつ定食を食べることに。
大好物のトンカツですが、最近は2ヶ月に1回くらい。
でも食べたい時のトンカツほど旨いものはありません。
そのおかげか、午後はモリモリ仕事がはかどりました。
やはり肉は力がつくんですかね。
調子にのって晩はラム肉を買って食べましたが、本日少々もたれ気味です。
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なつかしい赤坂の風景は

2009-07-17 09:44:17 | Weblog
昨日はギャラリーミリュウの担当女性と猛暑の中、打ち合わせでした。
てっきり作品の催促をされると思ってましたが、そうではなく純粋に作品の打ち合わせ。
今回は頭の中にある昔の景色を描く、
子どもの時に見ていた赤坂の風景や実家の様子などを描いてみるつもりです。
ギャラリーのみなさんから見れば、他人が見た昔の景色ですから、
そこに共感するものがないと意味がない。
多くの人に共有してもらえるノスタルジアというか、なつかしさを描いてみたい。
外国人が見ても、小学生が見てもなつかしさを感じる絵とでも言いましょうか。
画廊の女性には兄夫食堂(ヒョンブしょくどう)で食事をしたあと、
赤坂を一緒に歩いてもらいました。

写真はそれとはまったく別の商業美術。アル・ケッチァーノで使ってもらうメニューのイラストです。
上のコースだと、ホントにこれくらい出てくるんだよね~。
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佐倉で鮎焼き

2009-07-16 08:36:44 | Weblog
梅雨明けした今週は、おつきあいの多い週になってます。
昨日は絵描き友だち成田朱希さんの誕生会にお呼ばれして、佐倉まで行ってきました。
雑用を午前中済ませ、12:30に家を出発。
パソコン検索では14:00に到着の予定でしたが、風や人身事故の影響で着いたのが3時近く。
いや~、さすがに佐倉は遠いわい!
メンバーは成田(永沢)夫妻以外はほとんどが初対面でしたが、同業の絵描きや画廊の人などでしたので違和感はなし。
噂には聞いていた版画家の多賀新にはじめてお会いしましたが、エロチックな作品とは一味違うさっぱりとした、爽やかで饒舌な方でした。
ドロドロした絵を描く人って、心の澱(おり)を作品にして吐き出しているから、
意外にサバサバした人が多いんです。成田さんもそうですね。
多賀さんは以前、食道がんで大きく切ったそうですが、先日那珂川でアユ釣りしてきたらしく、お元気でした。
冷凍した鮎を持ってきて、薪で焼いてもらいました。
お金を出しても買えない天然鮎の味でした。
川魚で鮎だけは香りが高い! 写真はその鮎です。

さあ、週後半は仕事するぞ~!
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ブラジル料理・外苑前ファーベラ

2009-07-14 08:50:34 | Weblog
昨日の夜は多摩美時代の友だちと待ち合わせ。
多摩美出身の歌手町田謙介さんが外苑のマンダラでライブをやるというのです。
残念ながら、私はその時間用事があって行かれず、
21:00くらいから、近所に住むイラストレータ朝倉めぐみさん(彼女も大学の同級生です)と、
どこかで待ち合わせて合流しようということになりました。
マンダラと同じビルに加え、「月曜は肉・半額」という看板に惹かれ、ブラジル料理外苑前・ファーベラで待つことに。
ブラジル料理は私が小学校5年の時に親爺がサンパウロ大学に行っていたことで、
フェジョアーダやシュラスコの話は、さんざん聞かされていたものの、考えてみれば食べるのははじめてか?
大味な料理を想像していましたが、ブラジル産牛肉を使ったシュラスコ(写真)や
黒豆と豚肉を煮込んだフェジョアーダはいずれも美味しく、ああもっと早く食べていれば良かったと思った次第。
ライブは盛り上がりに盛り上がったらしく、みんなと合流したのは夜の10:00過ぎ。
中には20年ぶりの友だちもいて、お約束の長話。
まだ独り者がいたり、最近になって子どものいるご主人と結婚したなんて友だちもいたりして、
結婚談義に花が咲き、けっきょく2時まで店にいてしまいました。
嗚呼、嫁さんゴメンなさい!

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父の新盆

2009-07-13 06:19:46 | Weblog
昨日は父が昨年末に世を去ってからはじめての新盆ということで、
投票を済ませたあと、早稲田にある菩提寺に4人で墓参りをしてきました。
(正しくは15日ですが、平日は全員揃わないので昨日お参り)。
ところでお盆というのは、もともとの仏教にはなかった習慣だそうで、
中国ではじまった死者を供養する儀式と言われています。
語源は”霊魂”を意味するサンスクリット語「ウランバーナ」やペルシャ語の「ウルヴァン」が転じ、
「盂蘭盆」に漢訳されたものとされてますが、よくわかっていません。
それが日本神道の習慣と結びついたのでしょう。
もともとの仏教に「霊魂」の考え方はなく、むしろ否定しているのがブッダの教えですからね。
「千の風になって」の歌詞ではありませんが、私もお墓に親爺がいるとは思いません。
風か塵になったのだろうと思いますが、不思議なもので墓参りというのは気持ちの休まるもの。
お参りしたあとは気持ちの良いものです。
ある意味で、自分のためにやってるところはありますね。
その一方で、親爺が本当にいなくなったのか実感がわかないところはあります。
何か違う存在になって見守ってくれてる気もするし・・・。
先日、実家で探し物をするので引き出しをあけたら、親爺の写真と目が会ってしまいました。
体調の良くない時の写真で、ちょっとこわい顔をしていて、
何やら親爺に怒られてる感じがしました。
もっとしっかりしろよってね。

墓参りのあとは母の希望で銀座アスター・銀座松屋店でお清め。
日曜の昼とあって、デパートの8階はどこも行列。
景気は良くないといっても、とても100年に一度の不況とはいえません。
最近、コンビニ弁当ばかり食べている母と弟は、久々の外食に満足した様子でした。
写真は海鮮ランチセットです。
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「和を以て尊しと成す」を世界語に

2009-07-11 10:21:43 | Weblog
少し前の話になります。
前に七戸議員のパーティーでお会いした岩城弘幸氏との話で、
「和を以て尊しと成す」という聖徳太子の言葉の本当の意味、ということが話題に上りました。
岩城氏と私の意見はほぼ一緒で(たぶん)、ちょっとここでそのことを書こうと思います。

当然ながら、「和を以て尊しと成す」とは「みんな仲良くおやんなさい」という意味ではありません。
なんせ当時は、蘇我氏、物部氏が血で血を争う抗争をしていた時代。
そんなに仲良くやってたはずはなく、折りあらば相手の首を取ろうと必死でした。
また、太子は当時の随の皇帝・煬帝(ようだい)に、
「日出ずる処の天子、日没する処の天子に書を致す。つつがなきや」と、
挑発するような手紙を送って、煬帝を激怒させています。
随はわずか37年で滅びた王朝で、煬帝は中国皇帝の中でも悪名高いことで指折りの人物。
たぶん、随が長くないことを厩戸皇子は見越していたのでしょう。
(この時から、中国は日本を小生意気でジャマくさいな国だと思いはじめたんだと思います)。
そんな意味で、聖徳太子は歴史上、中国にはじめてノーを言った人物かもしれません。
あの冠位十二階にしても、青・赤・黄・白・黒という大陸の色(陰陽五行の五色)に、
紫を上位に加え、濃淡で12段階に分けたもの。
これを聖徳太子の意図というのは、うがちすぎというわけでもありますまい。
その人が「和を以て尊しと成す」というのですから、それはそんなに生半可な意味ではありません。
それは「みな仲良く」という意味ではなく、
「本来は相容れない間であったとしても、和を成すことができれば、それは尊い」といったことでしょうか。
世界中、紛争をしている場所が数多くありますが、まさに世界語にしたい言葉だと思います。
もちろん、注釈をつけて・・・ですが。
でも、中東あたりじゃ、まったく意味通じないだろうな・・・。

写真は現在制作中の30号。さて、どう変わるかな。
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