先日、ツイッターやFacebook、そして拙ブログに40年先生のイラストや記事をアップしたところ、けっこうな反響がありました。
知らない方のために「40年先生」とは何かと言いますと、「発達障害は治らない」ことを主張している先生で、その根拠が40年前の論文で決着済みだと主張する方だそうです。
法廷闘争なら40年前に決着もアリでしょうけど、科学の世界に40年前に決着とは(笑)……ならばガリレオの地動説も400年以上前に決着してるので、天動説が正しいということになりましょう。
まあ、私はこの方を存じ上げませんし、イラストも本人をモデルにしてるわけでないので別に良いのですが、 寄せられた凡医情報が鬼畜すぎて本当にシャレになりませんでした。
▲どう鬼畜なのかというと、ちょっとブログでは書けない話です。で、シャレにはならないけど、 マンガにはなるかなと思っていたら、もうマンガにしてました(笑)。
拙著「インドのアチャールくん」に2ページだけ登場する凡医ですが、これも複数のモデルがいます(インド人ではありません。時代も昔です)。ただ医者というのは、人運命を左右する仕事なので、逆にこうなりやすいのかなと思ってしまいます。
花風社浅見社長に「凡医情報が鬼畜すぎました」と申し上げたところ、「ギョーカイは鬼畜パラダイスよ」という答えが返ってきまして、花風社ブログ記事「カラス病院」を読んだところ、あらららららら(汗)。
そういえば昔に亡き父が、「元医者の法務大臣が就任したら、死刑執行のハンコがバンバン押された」なんて話を聞いたことがあります。私は死刑廃止否定論者ですが、医者をやっていると、良くも悪くも人の生き死にや運命の分かれ道をイヤでも見ちゃいますから、わるく慣れてしまうのでしょうな。
世の中には、人の命を救うことに命を賭ける医者も少なからずいますが、一方で人命や他人の運命に鈍感な凡医や鬼畜医も多いことがよくわかります。
もちろん後者は世の中のためならず、いない方が良いに決まってますね。
医者は人助けが生業ですが、画家は絵を描くことが生業。
記事を読んで、早速凡医Kなるものを描いてみましたら、SNSでは概ね反響があったようなので、ここにアップします。少し加筆したので、合わせてお楽しみを♪
それにしても、こうした凡医や鬼畜医の鈍感力の高さには驚くばかりです。
もちろん医者を生業にすれば人の死や運命の転換を避けて通ることはできません。心の弱い人なら耐えられないことでしょうから、そこである意味の鈍感力を高めることも必要ではあるのでしょうけど……人をモノ扱い、材料扱いにする鬼畜医情報は論外です。
いずれこうした凡医情報、機会があれば公開したいと思ってます。
▼こちらは花風社新刊「NEURO 神経発達障害という突破口」に登場する凡医三役揃い踏みです。特別に許可を頂いたので、ここに公開いたします。