小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

下世話に”海老蔵&麻央・披露宴特番”

2010-07-31 07:38:06 | Weblog
昨日は酒の肴を作りながら、海老蔵&麻央・披露宴の特番を見ていたというか、
いや聞いていましたが、下世話ながら突っ込みどころ満載でした。

「ねえ、見て見て。松たか子のつまんなそうな顔!」という家内の声にふりむくと、
おお~、ホントにつまんなそうな顔・・・というか、
ロコツに不愉快だって顔をされていました。
もっとクローズアップした方が面白いのに、なかなかそれはできないんでしょうな。

「小林麻央より米倉涼子の方が、ゼンゼン素敵なのに」
「サトエリはどういう気持ちで見てるかね~」
「小林麻也はどっちが姉で妹だっけ」
なんて、夫婦で下世話な話をしてましたけど、
きっとそういう会話しながら見ている家は多かったんでしょうな。
ある意味、それを言わせるのが芸能人の仕事ですから、
その点では立派に仕事をしていたと言えます。

それにしても、式次第の進行慣れしてるはずの人たちなのに、
司会も挨拶もイマイチ面白くありません。
著名人ばかりとはいえ、せっかく全国ネットでオンエアされるんだから、
もう少し言いようやりようがあるだろうねえ。
小暮家ではべろんべろんに酔っぱらった伊藤英明くんの挨拶が、
いちばん本音でウケてました。
(たぶん海老蔵と2人でロクでもない遊びでもしていたのでしょう。
 伊藤くん好きの連れは喜んでいましたが)。

一方で、同じ梨園のインタビューを見ると、けっこう対抗心ムキだし。
まあ、ライバルどうしだから当たり前だけど(松たか子の顔でもそうなんだけど)、
披露宴の挨拶より、出席者のカメラを意識してない表情の方が面白かったです。
やっぱり本音がいちばん面白いってことでしょうね。

思えば20数年前、歌舞伎座で市川団十郎の襲名公演で「鳴神」を見たことがあるけど、
あの時にたぶん海老蔵も子役で出ていたはず。
海老蔵は本業の芸には定評があるそうですが、そちらの方を見てみたいものです。


画像は拙作「ドゥルガの奇跡」。
ドゥルガとはヒンドゥー教の戦う女神です。
倒した敵の血をすすり、首と手足を斬ってアクセサリーにするという激烈な女神ですが、
ここでは中心のガラスの女性がドゥルガになっています。
この絵も「ユングの部屋」に入れられている作品です。
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ゲゲゲの女房~妖怪ガンマー

2010-07-30 06:35:11 | Weblog
ゲゲゲの女房、「悪魔くん」の第1話の放送場面は感動的で泣けました。
昼の放送では、放送直後のアナウンサーの声も心なしかふるえていたなあ。
(朝の放送だと、イノッチや有働さんがいちいち感想を言うのがわずらわしいです)。

で、この第1話。
画面ではよく見えなかったけどタイトルは「妖怪ガンマー」。
原作では「百目」という妖怪で、肉の塊の体に100以上もの目がある妖怪です。
私、子供の頃にこの妖怪の絵を描いていた記憶があるので、
まざまざとよみがえってきました。

私の年代だと、手塚治虫、赤塚不二夫、梶原一騎の3人が、
おそらくは少年たちのヒーローだったと思いますが、
その中で水木しげる先生の存在は特殊でした。

あの時代、「巨人の星」や「あしたのジョー」「天才バカボン」など、少年マガジン全盛でしたが、
まだ小学校低学年だった夏休み、伊豆だか箱根に行く列車の中で
「ゲゲゲの鬼太郎」の”吸血大戦争”を読んだのが、なぜか一番記憶に残っています。

ドラキュラを頭目にした西洋の吸血妖怪と日本の妖怪が対決する、という話で、
何話かに分かれて連載されてたはずですが、何度読んだかわかりません。
ドラキュラは悪魔くんのメフィストと同じようなキャラでした。
小笠原に棲む吸血樹や吸血綿、
東南アジアの吸血妖怪アササボンサンやペナンガランなんて妖怪は、
名前はもちろん、今でも絵を描けと言われれば描くこともできます。

今思うと舞台は小笠原だし、日本と西洋の妖怪が戦うなんて、
やはり戦争に行った人の視線で面白いです。


画像は拙作「クオーク・ダンス/ヒア・カムズ・エブリボディ」。
私の作品の中で一番最初にお相撲さんを出した作品で、
当時、若貴全盛の中、見る人はみな「若貴?」と聞いたものでした。

ただ、実際この絵は夢で見た風景をもとにしています。
海面すれすれに滑走する私の前に、2人の太ったイタリアンシェフが、
行く手をタックルとします。
「そうはいくか」とタックルをかわす私。

私自身の姿は「浮舟」にあるように、
「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪・陰魔羅鬼(おんもらき)をモデルにしています。
陰魔羅鬼は肉体と魂を分離できる妖怪なのですが、これはその魂の姿です。

タイトルの「クオーク・ダンス」はジョイスの”フィネガンズ・ウエイク”によるもの。
素粒子クオークは発見者のゲルマンが、この小説のフレーズ
”Three quarks master mark"という一文から取ったのだとか。
意味はその・・・(以下略)。

この絵の仲間は、私のhp「ユングの部屋」でもお楽しみくださいませ。
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まずクライアントありき

2010-07-29 06:00:57 | Weblog
昨日、一昨日と打ち合わせ続き。
と言っても、儲かってるわけでも何でもなく、すでに決まっている仕事の確認作業ですね。
一昨日はDICの色彩資料についての打ち合わせ。

昨日は山形イタリアンに飾る下絵を見せに、銀座一丁目のサンダンデロに行きました。
山形の風景を絵巻物風に表現した5幅の下絵は、思ったほど注文はつかず一安心。

そこで「庄内の景色は稲の青さを、鮮やかな黄緑で・・・」と、
色の塩梅を説明したところ、
「え? 色を使うんですか」という思いもかけぬ返事。

ウーム。
店の内装に合わせるには、たしかにそれが一番なんですが、
私の頭に、それはなかった。
鮮やかな空に鮮やかな海。稲穂の緑。
それらをどう表現して、どう内装に合わせるか考えていたのですが、
それらはガラガラと崩れ落ちてしまいました。

まあ、考えてみれば先方の言う”内装に合わせる”というのは当たり前の話。
どうしても絵描きというのは、自分のスタイルにこだわるもので、
まあ、これは早めに聞いておいて良かったということでしょう。

キッチン・マ・メゾンの壁画の時でもそうでしたが、
まず顧客のリクエスト、満足度が優先です。
クライアントを満足させてこそプロですから、そこは落とし所を見つけないといけません。

奥田さんとは話をして、ある程度色を入れることにしましたが、
精神的な軌道修正が必要になりました。
作業的な手間は少なくなりますが、クオリティを上げるためには別の努力が必要になります。
今日は比較的暑さもやわらぐ稼ぎ時。
しっかり作業しないとね!

画像は拙作「ペンネンネンネン・ネネムの奇跡」。
タイトルはもちろん宮澤賢治の作品によるもので、
目に見えない妖怪が跋扈する世界を描きました。
ちなみにちゃぶ台をひっくりかえす狐面の男は、あの名作マンガをもとに描いています。

私が描きたいよう好きなように描くと、こんな絵になります。
これを普通の家やお店に飾りたがる人は少ないかな~。
でも、これでいて私はクライアントの注文には忠実です。
(なぜなら、もともとの芸術とは鑑賞者のしもべだからです)。
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悪魔くん復活!

2010-07-27 08:30:24 | Weblog
土曜日の朝、箱根で「ゲゲゲの女房」を親子3人で見ていたのですが、
「墓場の鬼太郎」のテレビ化がポシャって、代案に・・・という場面。
私と弟が「ああ、代わりに悪魔くんだな」と言ったところ、
すぐその後に、テレビの中で同じセリフが繰り返されました。

母は「アンタたち、よくわかるわね~」と感心したのですが(だって、タイトルが”悪魔くん復活”だろ~)、
私や弟の世代の人間で、悪魔くんを知らない人間はおりません。
とにかく一つ目のマネキンのエピソードがいちばん怖くて、夜中トイレに行けなくなったというのが、
同じ世代のオヤジたちが「悪魔くん」の話をする時に、必ず共通体験として出る話題ですから。

母は「親なんて何にも知らないもんね」なんて言ってましたが、
そりゃ子供が見てるものなんて、普通の親は知らんものね。

それにしても、長じて悪魔くんを読み直した時、
何で悪魔くんのキャラクターにまったく違うものが2つあるのか
不思議でなりませんでしたが、こういうわけだったのですね。

また、はじめは「墓場鬼太郎」だったのが
なぜ「ゲゲゲの鬼太郎」になったのかというエピソードも面白い。
大変な時間をかけて悪魔くんも鬼太郎も復活したことがよくわかりました。
やっぱり水木先生は妖怪ですね。

ドラマはフィクションですとは書いてますが、
このあたりは実話をもとにしてるのでしょう。
アシスタントの倉田くんは、元看板描きで大阪出身ですから、
池上遼一がモデルですね。
つげ義春は元貸本マンガ家でしょうか、
それともできの悪いアシスタントでしょうか(柄本明の息子ですね)。

見ながら私もアチャールくんを何とか復活させないといけないな、
なんてフツフツと、そんな気分になってきた次第です。

画像は拙作「浮舟」
中央の浮舟は源氏物語の宇治十帖をもとにしたものですが、
畳スレスレに低空飛行する物体は
「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪・陰魔羅鬼(おんもらき)をモデルにしています。
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白鵬、3場所連続全勝優勝~西武デーブコーチ解任

2010-07-26 06:36:58 | Weblog
白鵬、3場所連続全勝優勝は史上はじめて。
不祥事ばかり報道される中、白鵬は実に立派でした。
また、賜杯なしの場所への「国技をつぶす気か発言」、
優勝インタビューでもブレないのは、さらに偉かった。
まさに大横綱です。

それにひきかえ、われらが日本人力士のホープ、
稀勢の里は期待されながら、後半まさかの連敗で負け越し・・・。
きせのファン、というか母の会では、ふがいないバカ息子のていたらくに
ツイッターでは涙、涙の書き込みでした。


相撲界だけなく、野球界でも西武デーブ大久保コーチ
鉄拳制裁による辞任騒ぎがありました。
この人はテレビでの言動を見ていても
「古○くんのパンツにウン○コがついててさ」とか、
奥さんとのなれそめに「ほかのブス女をふった」などといった
不適切発言が多々目立つ人だったと思います。

顔も性格も朝青龍に似た感じで、
テレビであれなら、実際につきあったら大変だろうなとは思ってましたが、
やはりという感じです。
(笑顔の良い人は、怒った時の顔も怖いんだよね)。

とはいえ、何度も繰り返しますが、
この程度の話はスポーツや芸能といった世界ではよくある話に違いありません。
デーブさんの解任は仕方ないと思いますし、
鉄拳制裁などのかわいがりを容認せよとは言いませんが、
こういう特別な社会を、お役所の世界と同じ基準におさめてしまおうという傾向には疑問を感じます。

現在の教育制度、試験制度の原型は、
大英帝国時代のイギリスのシステムを参考にしたと言われてますが、
そのイギリスの試験制度は、中国の科挙を真似たものだといいます。
簡単に言うと、優秀な官僚を作る試験制度なので、
結果、受験制度を勝ち抜いてきた日本の官僚は優秀になりますが、
それがスポーツや芸能に当てはまらないのは言うまでもありません。
(私自身の意見では、一般企業でも管理部門以外の部署にはかなり不適切なシステムだと思います)。

つまりは「個性を大切に」と言いながら、教育システムに合わない個性は許さないという、
ねじれた現象が起こるというわけですね。


写真上は箱根のポーラ美術館入り口にあるヘンリー・ムーアの彫刻。
セザンヌの名品などが素晴らしいですが、
個人的にはルネ・ラリックなどのガラス工芸が秀逸。
ただ、全館ガラス張りは夏には厳しいかな~。
館内の涼しい空気の中、射るような日差しが奇妙な感じです。

写真下は箱根登山鉄道で見た、スイス観光列車の広告。
事故の翌日見ると何とも皮肉な感じです。

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箱根・星の王子さまミュージアム

2010-07-25 07:06:17 | Weblog
昨日と一昨日、箱根にある、港区の保養施設「みなと荘」に、母と弟を連れて行きました。
(あ、違った。私と弟が、”母に連れられて行った”です)。
港区は裕福なんですな(住民は必ずしもそうではありませんが)。
温泉といい、食事といい、設備といい、言うことなしの素晴らしい宿泊施設です。

1泊朝食夕食付き、赤坂の区民センターから箱根大平台にある、
みなと荘までの循環バスを入れて、1万円ちょっとというコストパフォーマンスの良さから、
いつも予約でいっぱい。
この日も、キャンセル待ちで母が押えていた日が取れたので、
急遽、息子たちが呼び出されたというわけです。

このブログの読者には港区在住や、職場が港区にあるという方が多いと思います。
せっかく税金を払っているのですから、ぜひ利用してみては如何でしょう。
(使用するのには、登録が必要ですが利用案内はこちらから)。

小学校時代を港区で過ごした人は、みな箱根ニコニコ学園を覚えていると思います。
まだあの施設はあるようで、私たちが子供の時分よりだいぶ立派になったそうであります。
しかし、箱根に避暑に来ていたのはすでに過去の話で、箱根も暑い!
夜は涼しかったはずなのに、今や箱根の外気も蒸してきて
エアコンなしで寝るのは辛い感じになっています。


さて、箱根は雨後のタケノコのように美術館、博物館のオンパレード。
館内は涼しいからという、母のツルの一声でミュージアム三昧をいたしました。

地方のミュージアムは当たり外れがあるのですが、
イチオシは星の王子さまミュージアムでした。
まったく期待してないで行ったのですが、これは意外に素晴らしかった。
写真の通り、外装を見るとテーマパーク風の外装をしているのですが、
中を見ると、パイロットだったテグジュペリの生涯にスポットを当てていて
かなりハードな内容でした。

前にも書きましたが、フランス出身のアーチストは故国に何かあると、
真っ先に参戦する人が多いですが、
「星の王子さま」も、そうした体験が作品のスパイスになっています。
残酷さや皮肉、諧謔、悲しみが、あの美しいストーリーと単純な線によって
ベールのように覆われているということでしょうか。

子供の頃、読んで「何て退屈なんだろう」と思った本ですが、40歳で読み直して感動した一冊です。
特にわがままなバラがいいですね。
サン・テグジュペリの奥さんをモデルにしてるそうで、
バラのわがままに愛想がついた王子が、星を逃げ出してさまざまな星を旅するわけですが、
地球にたくさんのバラがあるのを見て、
ほんとに大切なバラはひとつしかないとわかるエピソードです。
なにやら、ちょっとフェリーニの「道」を思わせるお話ですね。
「道」の方が後ですが、何か関係あるのでしょうかね。

ミュージアムショップで、うちのバラへのおみやげに、
王子さまのタオルハンカチを購入いたしました。
高いものではありませんが、バラは喜んでくれました。
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暑が夏い!

2010-07-22 10:08:55 | Weblog
アツがナツい・・・じゃない。
暑さでアタマが溶けて、そう言ってしまいそうな陽気ですが、
私自身は今の時期が大好きです。
暑くない夏なんか、夏じゃないですよね♪

私はジムでも夏にエアコンが効いているのは好きではなく、
絵を描く時もエアコンはつけません。
中年のオヤジなので、ホントはエアコン大好きなのですが、
昼間っから冷房に浸っていると体調が悪くなりそうなので、
エアコンは夕方になってから。

寝る時、今の熱帯夜でエアコンなしではさすがに堪えますからね。

不思議なもので運動する時よりも、
大きな絵を描く時の方が大汗をかきます。
(もちろん程度によりますが)。

普段、私は個展などで出品する作品は下絵なしに、
いきなりキャンバスに攻撃を仕掛けるのですが、
(その方が何が出来るかわからない面白さがあるので)
依頼を受けた作品については、時間をかけて下描きを作ります。

今、描いている横長の風景画5幅は、先日ようやく下絵がアップしました。
早速、絵具を塗ると、すぐに汗がポタポタと滴り落ちて暑いけど気持ちが良い。
暑い中、パンツ一丁で行う肉体労働ですが、
はじめたら出来上がるのはきっと早いです。

写真はその一部。
見てもまだ何だかわからないですよね。
だから公開しました。
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正義の金魚~まな板菩薩像

2010-07-21 09:03:56 | Weblog
松ケ根親方、組関係者と交際

うーん、またか。
お相撲報道の魔女狩り記事はもうおなかいっぱい。
この記事に関するブログを見たら、「先日の貴乃花親方に続き・・」なんて書いてあり、
いかに脊髄反射的な反応をする人が多いかと、うんざりです。

亡くなった父は戦中派だったため、
「エラそうなことを言う奴は信用しない」のが信条でした。
この「エラそう」というのは、別にただ威張ってる人のことではなく、
清廉潔白そうなことを言う人ですね。

父は故・美濃部都知事が大嫌いでした。
特に公営ギャンブル廃止については、
(東京都がそれまで行っていた競輪・競馬・競艇・オートレースからの事業から撤退)
「どうせ、やる奴はやるんだから、お上がどうこう口出しするものんじゃないよ」と、
自分では一切ギャンブルをやらないくせに、そんなことを言ってました。

「正義」という言葉も嫌いでしたが、これは昭和ヒトケタ生まれの特徴でしょうね。
星新一のショートショートでは、正義の味方になれる薬を作ったけど、
誰一人飲みたがらないという話がありました。
「正義の牛」や「正義の猿」「正義の金魚」はできるのだけど、
人間じゃないから、どこがどう変わったかわからない、なんて話でした。

私は正義がきらいとまでは言わないし、
人間、どこかしら正義を貫く気持ちがないといけないとは思います。
でもインドネシアのバロンダンスのように、善と悪は一晩中追いかけっこをして、
決して決着のつかないもの。
悪いものは根こそぎ排除もけっこうですが、
そんなこと本気でやったら*一緒に良いものまで抜いてしまうんだよね。

写真は、2005年くらいに制作した拙作「まな板菩薩像」。
横浜は綱島時代に10数年使っていたまな板に
顔料と膠、墨、金泥で描いた弥勒さまであります。
菩薩の光背(こうはい)の一部は、熱い鍋を置いた時の焦げであります。
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猛暑はもうしょうがない♪

2010-07-20 06:27:44 | Weblog
のっけからオヤジ好みのお題でスミマセン。

猛暑のモスクワ
夏でもあまり暑くならないところが猛暑に襲われると、とんでもないことになりますね。
モスクワでは暑さのあまりビールやウオッカを飲んで水死する人が続出してるそうですが、
実際はあまり暑くなった時のアルコールは、あまり体によろしくない。
水死以外に、心臓マヒなどで倒れた人も多いのではないかと思います。

昨日や一昨日の暑さくらいになると、ホントはアルコールはひかえた方がよい。
心臓の弱い人ならなおさらです。
そう言いつつ、一昨日は「インドの青鬼」。
昨日はフォア・ローゼスのハイボールを飲んでしまいました。
美味しかったけど、冬場に比べると少しドキドキしますね。
私は今のところ心臓は何ともありませんが、加齢とともに夏場の大酒は気をつけた方が良いかな?
イスラム圏が飲酒を禁じているのも、暑い国で生まれた宗教だからでしょうか。
(もっともメキシコや中米の猛暑の国に、
 テキーラやラムのような強烈なお酒がありますけどね)。

家内の実家、練馬では36.4度を記録。
義母はそれでも毎日草むしりをしてるみたいですが、熱中症などが心配です。


画像は10年ほど前の今ごろ、インドのジャイプールで描いた絵日記です。
狂犬病を確実に持ってる犬が、あちこちにウロついていてイヤだったなあ。
インドの雨期は動物が凶暴になるのか、牛も豚も犬も、
そこいらで凄まじい雄叫びをあげていました。

野良犬の数と経済力は反比例するみたいです。
イタリアでも南部に行くと、首輪のない野犬が多くなるし、
日本でも大阪のあいりん地区などに行くと(以下略)。

ともあれ、インドの野良犬ほどみじめなものはありません。
なんか、見てるとこいつら前世でよほど悪いことしたんじゃないかと、
思ってしまうほどであります。
(そんなワケはないと思うけど)。

それでいて、けっこうタフなんだよな。インドの犬。

おまけとして、インドのまづ~い地ビールのラベルが貼ってあります。
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「インドの青鬼」とタンドリーチキン

2010-07-19 07:59:51 | Weblog
昨日飲んだ地ビール「インドの青鬼」が、あまりに美味しかったので、
本日は、ビールのウンチクと、タンドリーチキンのレシピをアップします。

ヤッホーブルーイングはエールタイプのビールで勝負している地ビール会社ですが、
YONAYONAといい、どのビールを飲んでも美味しいですね。
いや~、良い仕事だ♪

さて、よくイギリスの年寄は、
「世界のビールには2種類しかない、イギリスのビールとそれ以外のビールだ」
なんて聞いた風なことを言ってますが、
まあ、そこは世界に冠たる大英帝国を築いた人たち。
連中のいうことにも一理あるし、ビールとウイスキーについてはなかなかのものです。

で、その2種類とは上面醗酵ビールと、下面醗酵ビールの違いですね。
上面醗酵ビールは「エール」と呼ばれ、下面醗酵ビールは「ラガー」と呼ばれます。
よく言う、エールとラガーは醗酵の違い、イーストの違いによる呼び名なんですな。
 
麦芽から作られた糖分をイーストが食べて、
炭酸ガスを出し、そのほかさまざまな副産物(体に良い)を生成します。

上面醗酵は醗酵が進むと、酵母はブクブク上に浮いてくる。
下面醗酵は醗酵が進むと、酵母は下に沈んでしまう。
それが風味の違いに大きく影響するんですな。
 
 
歴史的に見ると、上面醗酵の方が比較にならないくらい古く、
その起源はメソポタミアやエジプト(6000年前とも8000年前とも)に遡ります。

エールビールの場合、醗酵温度は16~20度と高めで、発酵時間も3日~1週間ほどと短いのが特徴。
こうして出来上がったビールの成分には副産物が多く、香りが強いのが特徴で、
飲み頃温度も10~20度くらいにぬるいと言われてます。
(最近は冷やして飲むことが多いようです)。

もちろん、「インドの青鬼」はこのエールタイプのビール。
「インドの青鬼」なんて変な名前だなと思いましたが、
それはイギリスがインドを植民地にしていたことに由来するとのこと。
長い船旅で劣化しにくいアルコール分の高い、
エールビールが必要だったために造られた製法だというのですね。

 
一方、下面醗酵のビールの発見は15世紀ドイツでした。
4~10度くらいの低温でも活動できるラガー・イーストが見つかり、
今のラガータイプのビールが完成したのです。
下の方に酵母が溜まるため、ビールの中にある副産物は少なく、全体に澄んでいるのが特徴。
飲み口に切れと爽快感があり、現在、世界のビールのほとんどは、このラガーが主流です。

あのイギリスですら、若者はラガーを好む傾向にあるそうですが、
そんな中、リッチでコクのあるエール・ビール。
「インドの青鬼」は最近飲んだビールではイチオシです。
ビール会社からは何ももらってませんが、これは旨い!
ぜひ一度お試しあれ。


さて、画像にはビールのおつまみにもなる、タンドリーチキンのレシピをアップしました。
タンドリーチキンは、専用のインド窯タンドールで焼くのが一番ですが、
居酒屋メニューとして、ビールのお供に最高の逸品です。
合わせてお楽しみくださいませ。
岩塩は溶けにくいので、めんどうな人は普通の塩でどうぞ。
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「貴乃花、暴力団と接触」とは?!

2010-07-18 07:24:15 | Weblog
今日はまたまた怒濤のお相撲話です。
貴乃花親方、暴力団と接触だって・・・。

やれやれ、またか。
と言っているのは、貴乃花親方のことではありません。
マスコミの報道です。

よくよく事情を聞いてみると、愛媛に新弟子勧誘に行った際、
保護者との会食の席に、たまたま暴力団関係者がいたというのです。
それを「接触」「同席」と断じるというのは、あまりに気の毒ではありませんか。

最近の経済ヤクザは見た目じゃ、カタギと区別できませんしね。
そもそも、新弟子を探しに親元へお願いしに行って、
この時期、わざわざヤクザに会おうとする親方がいますかね?
ましてやゴリゴリのお相撲原理主義者、貴乃花親方ですよ。
賢妻・景子さんだって、そんなこと許すはずもありません。

この記事のヘッドラインだけを読んで、
大嶽親方と貴乃花親方の区別もできない正義の味方さんたちが、
相撲放送中止を延期せよ、なんて言うのが心配です。

さて。NHKの相撲ダイジェストは視聴率も上がってるそうですが、
民放どうしがダイジェスト放映権の争奪戦を開始した、なんて記事もありました。
さんざん人を水に落として打ち据えて、何と人をばかにした話でしょう。
また、何と節操のない、浅ましいこと!


とはいえ、骨絡み肉絡みになっている暴力団との関係を断ち切るのは容易ではないでしょう。
有力なタニマチにはその筋の人も多いだろうし、
中にはグレーゾーンの人だって多いはず。

人によっては、部屋制度を廃止して、
普通の人と同じ教育をさせて良識を植えつけろなんて意見もありますが、
そんなのは力士を弱くして相撲をつまらなくさせるだけです。
前にも言ったように、芸術大学や体育大学の試験に
9教科足切りを義務づけるようなもの。

力士は常人ではないのです。
中学を卒業してから青春のすべてを、
体を大きくして強くなることに費やした怪物たちの集団なんです。
そんなおすもうさんの凄いところを楽しみに、みんな高い木戸銭払って見に行くのに、
今の自衛隊みたいに、攻撃されても反撃できないような
(自衛隊のみなさん、ゴメンなさい。みなさんが悪いわけではないのですが・・・)
そんな尻子玉を抜かれた、へなちょこお相撲を誰が見たいでしょうか。

私自身の本音を言えば、暴力団との関係はよろしくないが、
それを断ち切ることばかりがが目的になって、お相撲さんが弱くなってはいけないと思う。

とはいえ、今の風潮では「水清ければ魚住まず」ともいかんだろうしね~。
かくなる上は、今回野球賭博で一人も捕まらなかった外国人力士をさらに増強するほかない?

うーん。
とにかく、1私はリアルタイムで相撲が観たいんだよね~。
だって、ダイジェストはつまらないんだもの。
私の友だちなんか名古屋まで行ってきたけど、毎日それはできんしね~。
早くカタがついてほしいと思うこの頃です。


写真は北軽井沢のヤッホーブルーイングで作られた地ビール「インドの青鬼」。
家内が買ってきてくれましたので、今日あたり飲んでみようっと♪
ここはYONAYONAビールで有名なとこですが、何飲んでも旨いんだよね。
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下世話にタレント候補の裏話・・・

2010-07-17 06:22:32 | Weblog
本日はアートからぐっと下世話になって、タレント候補の話をば・・。
先日、知り合いの勉強会で選挙のプロから聞いた話をいたしましょう。

「国民の皆さん!私は国民の皆さんの視点で考え・・・」なんて演説をした候補がいる、
なんてコメントをいただきましたが、語るに落ちるとはこのことですな。

一方で、タレント候補で秋田で当選した元プロ野球選手。
この方は見かけ通りの人だったらしく、選挙カーの壇上で
「みなさん、私は元巨人軍の・・・」と言ったあと、沈黙してしまったそうです。

彼の選挙アドバイサーも壇上で言葉を失った候補ははじめて見たそうで、
これはアカンと、壇上を降りてとにかく握手する戦法に切り替えたそうです。
握手は一番効果的な選挙戦術で、一度握手した人は、
その候補に投票する確率が高いのだとか。

たしかに私が秋田県人だったら、石井さんと握手すれば彼に入れますわなな。
黙り込んだ直後、「どうしたー、がんばれー!」なんて声援も送られたそうで、
かえってプラスになったかもしれません。
どう見ても、ウソを言うタイプには見えないしね~。
石井議員はいるだけでいいというタイプかもしれませんな。


一方同じ元野球選手で、石井さんよりもっと大物の堀内さんですが、
先日、このブログの記事でも、落ちたあとのオソロしい表情の顔のことを申しあげました。
何か大きなお金が絡んでいたのだろうと、下世話な推測を申しあげましたが、
どうやらそうではないらしく、当選すると思っていた人が選挙に落ちると、
人格を全否定されたような気持ちになるらしく、それはショックなんだそうです。

選挙には最初から当選しないのをわかって立候補する人も多いようで、
そういう人はサバサバしたもんなんだとか。


写真は昨日、前にいた会社の飲み会で出されたケーキ(場所は六本木、坐・和民です)。
パティシエの鎧塚俊彦さんのチョコレートケーキだそうで、評判通りの美味しさでした。
社長の誕生日祝いに女子社員が買ってきたのですが、
中年のオヤジが社員にバースデーケーキで祝ってもらえるなんて幸せな話でございますなあ。
ちなみにローソクは3本ですが、年齢とは何の関係もありません。
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今日もアートの話をしよう

2010-07-16 09:11:25 | Weblog
アートの話をしたらアクセスが少なくなると思ってましたが、驚いたことに(?)ほとんど同じ。
そこでというわけではありませんが、マネの話題に続いて今日もアートのお話をば。

昨日、たまたまNHK-FMでエルガーのオラトリオ「ゲロンティウスの夢」をはじめて聴きました。
サイモン・ラトル指揮のウィーンフィル、合唱&独唱付きで90分以上にわたる大作。
エルガーといえばあの「威風堂々」で有名な英国の作曲家ですが、
こんな神秘主義的な作品を書いていたんですね。

19世紀から20世紀にわたる世紀末芸術には、
東洋文化の影響を受けたものと、西欧文化の粋を集めた作品があると思いますが、
これは完全に後者の部類でしょうか。

マーラーは第八(一千人の交響曲)で、ゲーテの「ファウスト」を使っていましたが、
何か同じ匂いというか、テイストを感じました。

ファウストというのは(特に第2部は)エジプトからローマに遡る
西洋文明のもつエッセンスが集結した作品ですが、
そこにはキリスト教以前の土着的な要素も多いのが面白い。
(余談ですが、”プリズン・ブレイク”のシーズン3以降に出てくる、
 女性テロリスト、グレッチェンはファウストの恋人の名前です)。


一方で、東洋的な要素を入れた世紀末音楽といえば、マーラーの「大地の歌」。
(李白や孟浩然の詩を、ドイツ語で意訳したものをテキストに使っている)。
プッチーニの「蝶々夫人」や「トゥーランドット」などが有名です。

面白いことにマーラーの「大地の歌」の6楽章と、
プッチーニの「蝶々夫人」では、ところどころに両者、まったく同じフレーズが登場します。
文字では書けないので、どこがどうって言えないのですが、
調べてみると、両者のスコアが出されたのは、ほぼ同年くらいの同時期。
わずかにマーラーのスコアの方が後から出版しています。

鵺(ぬえ)のように、さまざまなスタイルが交錯するマーラーの音楽ですから、
たぶんマーラーの方がプッチーニのフレーズをいただいたのでしょう。
(今のように著作権が言われなかった時代だしね)。
この辺り・・・どなたか詳しい方がいたら、教えていただけませんかね~。


さて、先日このブログでも紹介したように、
明日7月17日(土)午後7時20分より
ラジオ放送 NHK-FM “名曲リサイタル”にて泊真美子ピアノリサイタルを放送します。

演目は・・・

ショパン:ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60
リスト:バラード第二番 ロ短調
シューマン=リスト:歌曲集「ミルテの花」作品25より「君に捧ぐ」

の計4曲です。
一度は聴く価値のある力のある演奏です。
ご興味のある方はぜひ、お聴きくださいませ。


写真は、ちょっと前の拙作「大家族」。
タイトルはマグリットの作品からとったものですが、まったく違う絵になっています。
明るい場所の大好きな”ものもけ”が玉入れをする図であります。


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「マネとモダンパリ」~ベルト・モリゾの目の光

2010-07-15 08:36:09 | Weblog
絵描きのブログと銘打っておきながら、アートの話をしないブログになっているので、
たまにはゲージツの話をば、いたしましょう。
本日は丸の内の三菱一号館美術館で開催されている「マネとモダンパリ」の話題。

ポスターにも使われている「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」ですが、
これは私にとって美大受験をしている頃から大好きな絵で、実物も今まで何度も目にしてきた作品です。
学生時代、まだオルセーのなかった時にルーヴルでこの絵を初めて見た時、
”西洋人の彫りの深い顔をよく正面から描いているな~”なんて、
いかにも画学生らしい、どーしようもない感心の仕方をしていたのですが、
それから30年近い時を経て、またどうでもいいことに感心してしまいました。

それは、ベルト・モリゾの目に反射がない・・・。

画竜点睛なんていいますが、絵描きが人の目を描く時って、
少女マンガのキラキラじゃないけど、たいてい仕上げに目の反射に白い点を置くものです。
それに人間の目って、実際によく光るものなんです。
目は脳が進化したものだって説もあるくらいだもの。

ところがベルト・モリゾに限らず、マネはあまり目の反射を描いてないのですね。
その結果、どこを見ているのか目の焦点が定まらない不思議な表情を生み出しています。

ベルト・モリゾの肖像は、これ以外にも同じ部屋に6点ほどあって、
うち目の反射を描いているものは1点だけ。
それも片方の目にちょこっと白い点が見えるだけ。
なんで片方の目だけ光っている???
うーん、これは不思議だ・・・。
画家でもあったモデルのベルト・モリゾは、きっと複雑な内面を持った女性だったのかな。
角度によって顔も違う人みたいだし、どんなひとだったか一言で言えない感じだけど、
やはり「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」が一番本人らしかったのだろうな、
なんて勝手に思ったりする絵になっています。

さて遠目で見ると描写的で、近づくと点の集積という技法は、
印象派のさきがけというより、むしろ17世紀スペインの画家ベラスケスの流れを組んだものと思います。
ただ、それは技術的なことだけではなく、内面的な表現にそちらの方が適していることもある。
あまり細部をチマチマ描いていると、モデルの持っている内面が損なわれてしまう。
それは単純な線で描いた方が、似顔絵はその本人に似せられるように、
ざっくり描くことので、本人らしさをそこで切りとるというわけです。


展覧会を見てはじめて知ったのですが、マネは普仏戦争の時にいったん筆を折って参戦してるんですね。
フランスの画家というのは、意外にこういう骨のある人が多いです。
フランス人の一番好きな画家、ナポレオンの戴冠を描いたダヴィッドも、何度も政治犯で投獄された人でした。
ダヴィッドはナポレオンに取り入ったのではありません。
ナポレオンの方が若い頃からのダヴィッドのファンで、出世したら彼に絵を描いてもらおうと思っていたのです。

一見、クールで洒脱なマネの絵ですが、
実はそんな土性っ骨のあるところがフランス人画家の強みなように思えました。

写真は美術館外に飾られている「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」のポスターです。
今月25日までのためか、けっこうな賑わいでした。
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広がる相撲難民?

2010-07-14 06:37:53 | Weblog
好き勝手なことを書いているくせに、
このブログでいくつか間違ったことを書いてしまったようです。
誰から指摘されたわけでもありませんが、勝手にお詫びと訂正をいたします。

まず、タコのパウロくんが「国旗の色でエサを選んでいたのではないか?」と書いた件ですが、
タコの目は色彩の区別どころか、形も人間が見てるようにはハッキリ識別できないようです。
ただ、背景の色で体色を変化できるので、
皮膚感覚で色の波長を感じている可能性はありますが、
視覚的にはまったくの間違いでした。
失礼いたしました。

また、大相撲の村山理事長代理の紋付きに好感を持ち、
「この人なら何かしてくれるだろう」と書いた件。
お頭さんのご指摘では、別の評判もあるようで、事実わずか二日目で休場。
見る目がなかったというほかありません。
こちらもお詫びと訂正をいたします。
だいたい、外部の識者と聞いてイヤな予感はしたのですが、
どうやら紋付き袴に惑わされてしまったのかな。
まだわからんけど、何とかやってほしい。


それにしてもテレ朝でしたか、
「相撲難民」という、いかにもメディア好みの造語で、
お相撲を楽しみにしてる、年よりの楽しみを奪ったなんて番組をやってました。

いや~、今回の放映中止を批判するような番組で、なかなかけっこうなんですが、
さんざん騒いで中止に追い込んだのはキミたちだろうって!
自作自演のマッチポンプではありませんか。
もっとも、テレビ朝日は相撲界とは仲良かったメディアではありますが、
今場所はNHKで大相撲ダイジェストは復活したというわけかな。

たとえ幕内の取組が少なくても、見たいものは見たいです。
6割の人が反対と言ったところで、それは普段相撲を見ない人の反対です。
脊髄反射的な反対意見ばかり、反映される昨今ですが、
実際、放送局に電話をかける人はヒマな人たちでしょう。

こう言ったら何ですが、相撲中止意見やネットの中傷でも同じですが、
それで世の中を動かしてると勘違いしてる人が多すぎる。
それを言うこと聞いてしまう大手も大手です。
びびらず毅然としてくださいと言いたいな。

来場所は生中継でみたいものだな。
立ち合いが見られない相撲はつまらんです。

写真はジャガイモの冷製スープ、お手製ビシソワーズです。
茹でたジャガイモと炒めたタマネギをミキサーで潰し、牛乳とスープでのばしただけ。
あまり旨そうに撮れてませんが、蒸し暑い今ごろにはピッタリの一皿です。
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