小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

お父さん、まだいてほしいの?

2008-11-30 09:06:32 | Weblog
昨日は父の見舞い・・・というか、医師の説明を聞きに行く。
実はこの1週間、親爺は2回ほど呼吸不全を起こし、
3日前などは気管切開をするかどうかという電話が、夜の10時頃に慈恵からかかってきた。
はたして気管切開まではせずに済んだようだが、加齢による呼吸困難の症状があることが判明。
だが、そんな状況にもかかわらず、親爺はわりとケロッとしている。
言葉はまだ不自由ではあるものの、「こぐれようぞう」と自分の名を言えたり、
「こぐれはるこ」「こぐれますお」と母や私の名を口にできるのだ。
だが、まだ普通の会話は難しく、
”モノ言いたげな目”とは、こんな目なんだろうという感じ。
「お父さん、帰ってもいい?」と母が聞くと、クビを横にふる。
「お父さん、まだいてほしいの?」と聞くと、クビをタテにふる。
そんなことで気がつけば3時間半、病院にいてしまった。
親爺が最初に倒れてから12年・・・あの時もダメだと思ったものだが、
干支がひとまわりしてしまった。
今までの例からすると、また回復しそうなものだが、いやどうなることか。

写真は横浜港に停泊中のクルーズ船・飛鳥2。
春先、この船で講演をしながら南西諸島~台湾に行って戻る予定です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病気を診ずして 病人を診よ

2008-11-25 10:28:08 | Weblog
昨日は家内と父の見舞いに行く。
3日前は目の焦点が定まらなかった親爺だが、
私たちが言ってることがわかるようで、
呼びかけにうなずくまで回復した。
これで元に戻るかはわからないが、
まだ親爺と話したいことは多い。

写真は入り口ちかくに掲げられた慈恵の理念。
看護師さんたちはけっこう実行しています。
私のなまけ蛙くんは彼女たちのフィギュアがヒントです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しのぶ会

2008-11-24 09:04:37 | Weblog
一昨日は15年前に子宮ガンで早世した大学時代の友人
池永忍さんをしのぶ、文字通りのしのぶ会があって清瀬まで出かける。
集まった友だちたちは、みな変わらないと言いたいところだが、
アーチストの小宮伸二は函館に戻ってしまうとかで、
酒を飲む相手も少なくなり、ちょっとさびしい。
また、そろそろ先に逝ってしまう友人を耳にするようになってきたのだが、
この時も「ねこ」と呼ばれていた女性が3年前になくなっていたことを聞く。
彼女とは何度か一緒に飲んだことがあって、知らない仲ではなかっただけにちょっと衝撃だ。
なくなった理由はわからないが、ガンのような肉体の病気ではなく、どうやらウツ気味だったという話だ。

だが、会自体は和やかそのもので、けっきょく笑い声が飛び交う楽しいものに。
しのぶちゃんが亡くなった当時とは変わったものだ。
故人の姪っ子は9歳になり、バイオリニストを目指し日々奮闘中。
バイオリンの腕前も披露してくれたが、いやこのくらいの歳の子は上達が早い!
この日はチャイコフスキーの難曲を弾き、先々が楽しみなところであります。

写真は外苑のイチョウ並木。
今年は例年にも増して、すごい人出でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父、イビキをかいて寝てる

2008-11-20 11:08:43 | Weblog
昨日は母と一緒に慈恵へ出かける。
医師の話では、思ったほどは深刻な状況ではなかったようだ。
さりとて楽観できる状態でもないのだが、
病室であくびをしたり、ぐーすかイビキをかいて寝ている様子を見るかぎりは、
人の気も知らず天下泰平といったところだ。
父の運の強さにまかせるほかはないな・・・。

一口に癲癇(てんかん)といっても、色々種類があるようだ。
ドストエフスキーが持っていたような遺伝性の癲癇は、
もっと若い頃から出るようだが、
父の場合は加齢によって、脳に小さな梗塞ができることが原因らしい。
どうりで70歳を過ぎてから発症したわけだ。
父のような高齢者で困るのは、痙攣を起こすと
脳の酸素濃度が極端に低くなること。
レーニンはそれが原因で亡くなったそうだが、
まあその点は入院していると、ある程度安心できる。

写真は義母が送ってくれた野菜や米の数々。
農家でもないのに有難い話である。
最近は外食をせずに、こうした低農薬、無農薬の有機野菜を食べている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父、意識を失う

2008-11-18 10:11:07 | Weblog
入院中の父が痙攣(けいれん)を起こして、意識を失った。
MRIで検査したところ脳梗塞はなし。
肺炎の炎症反応もなくなっている。
親爺は70歳過ぎて癲癇(てんかん)があることに初めてわかったのだが、
どうやらその流れのようだ。
順調に回復していたのだが、この人の場合けっこうこういうことが多い。
祝賀行事の続いた中で起こった出来事なんだが・・・
昨日は目を開けたし、自分の名前も言えたのだから、
おそらくは大丈夫と思うが・・・やれやれ。

写真はなまけ蛙くん30体の集合写真。
クリックして私のサイトをご覧くださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝賀行事2連チャン

2008-11-16 16:09:13 | Weblog
一昨日はジーイー企画センターさんの40周年記念パーティー。
昨日はそのジーイーさんの社員の結婚式。
祝賀行事に2日連続というのは、さすがに生まれて初めてかも。
40周年記念は六本木の瀬里奈本店で盛大に行われる。
出席者もDICさんの常務やら図書印刷の常務などといった具合で立派なもの。
別に肩書きを有難がるわけではないが、こういった会社の祝賀行事では
それなりの地位があった人が出てないと格好がつかぬものだし、そうでないとやる意味がない。
瀬里奈はそんな行事に相応しい名店で、老舗だけあって
六本木の交差点すぐ近くののロケーションにもかかわらず、贅沢に空間を用いている。
フォーマルな行事だったので、残念ながら料理の写真は撮れずじまい。
白子豆腐のお吸い物や煮こごりなど、手の込んだ懐石コースで、
最後は特選肉シャトーブリアンのステーキ。お見せできないのが残念です。

写真上2枚が瀬里奈本店の中のもの。
下4枚は汐留シティセンター41階のFISH BANK TOKYOで行われた結婚式の模様。
いや、月並みな表現ですが、心のこもった良いお式でございました。
当然ながら、知り合いの出席者の多くは昨日の40周年と同じメンバーで、格好もほとんど同じ。
いや~、みなさん仲が良いんですね♪
FISH BANK TOKYOでは魚中心のメニューだったが、披露宴ということもあって最後はステーキ。
2日連続でフルコースでシメがステーキというのも初めてのこと。
最近は玄米や麦飯にタクアンという、つつましい食生活だったのに、
突然メタボなメニューが2連チャンで少々胃もビックリ気味でした。。
ちなみに40周年記念品のなまけ蛙くんは、すこぶる好評だったようで、
出席者よりも奥さまが喜ばれたようでありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村上隆~なまけ蛙くん

2008-11-13 07:05:44 | Weblog
一昨日、NHKのクローズアップ現代で村上隆氏の特集をしていた。
この人の作品の評価や、オークションでついた価格については別にして、
やはり、世間というのは未だに”アーチストは貧乏をして、死んでから名声を得るもの”
というストーリーが、逆に好きなんだな~と感じてしまった。
(作り手サイドは、そんな世間が持つアーチストのイメージにうんざりしてるだが)。
レポーターの国谷氏は、村上氏の尊敬するという、
宮崎駿監督が言った毛沢東の言葉を使って彼にチクリと攻め込んでいた。
(宮崎監督の言葉ではない。毛沢東の言葉)。
「芸術家は若くなければならない。また貧乏でなければならず、無名でなければならない」
という言葉で、どれも村上氏には当てはまらないじゃないか・・・ということだ。
しかし、この言葉がどういった意味で語られたのかは知らないが、
毛沢東といえば文化大革命の張本人で、中国国内のアーチストも少なからず抹殺している人物である。
国谷氏が選んだ言葉なのか、プロデューサーが掘り起こした言葉なのかわからないが、
毛沢東の言葉をアートの本道であるかのように、質問として投げ掛けるのは如何なものか。
村上氏が一人勝ちしすぎということはあるけど、アーチストが貧乏でなきゃいけない理由はどこにもない。
強いて言えばハングリーさがなくなるということだが、これはアートに限った話ではない。
村上氏が一人勝ちしすぎているのも、どうかと思うが
彼が語るように、もともと芸術にはコストがかかるものなのだ。

写真は先日途中経過をアップした小暮満寿雄制作、なまけ蛙くん30体。
ジーイー企画センターさまの創立40周年記念に制作いたしました。
来年の個展では、こんな作品も発表したいと思うのですが、みなさま如何思いますでしょう?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見舞いのあとは実家で食事

2008-11-09 10:19:49 | Weblog
昨日(11/8)からの続き。
また親爺の話で恐縮だが、順調に回復。
月曜からは食事ができるそうだ。人騒がせな人だ、まったく。
小暮家では母・弟・私の3人が3交代で毎日、見舞いに行っているのだが、
尿もれパッドやらパジャマの交換やら、誤嚥防止のゼリー状飲み水やら、
毎日持っていかないといけないものは多い。
昨日は家内を連れて出かけるが、イヤな顔ひとつしないで来てくれるのは本当に有難い。
見舞いのあとは実家で食事。
以前は4人でよく外食をしていたものだが、最近は赤坂近辺の店でテイクアウトし、家で食べる。
この日は珍しく母がパスタを食べたいと、気まぐれを言い出したので、赤坂のラ・パウザでテイクアウト。
はたしてパスタの持ち帰りなんてやっているかと思えば、気軽に応じてくれる。
ただし、カルボナーラの半熟卵は持ち帰りできないとのことで、タマゴぬきでお願いする。
フーデックスでおにぎりやコロッケを買い、
サカスの地下にあるマクロビオティックのエム・カフェ・ド・チャヤで、
温野菜やらモロッコインゲン、ブロッコリーのサラダを購入。
母も弟も、夜に親爺の起こされないためか、すこぶる調子良さそう。
良いんだか、何なんだか。

写真はサカス近辺にできたドーナツ屋ネイン
こじゃれた内装の割に素朴な味で、マクロビオティックに通じる自然派の味。
店員さんの応対もすこぶる感じが良いが、1個250円のドーナツをいくつ売ると元がとれるものかね~?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪ひき逃げ事件と救急車

2008-11-08 15:14:40 | Weblog
これから親爺の見舞いです。
そういえば、大阪のひき逃げ事件で思いだしたのだけど、
入院する前の救急車に乗って思ったのだが、
最近は救急車が来ても、どかない車が多いのね。
親爺の場合は1秒を争うものでもなかったけど、
これが心臓や肺、脳に損傷を受けた人だと命とりになる。
想像力が足りない。
急所を殴れば人は簡単に死ぬのにね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の叫び

2008-11-05 06:48:50 | Weblog
・・・といってもピンク・フロイドの原子心母に含まれてる曲ではありません。
一昨日の夜中、父が病院で叫んだので、4人部屋から個室に移されてしまいました。
熱も下り、元気になってきたのはいいが、いや、困ったものだ。
病院で叫ぶのは初めてのこと。
何を叫んだかって、「おかあさん、おかあさんいないか」だって・・・。
一昨日、テレビカードがないといって、実家に看護師さんから電話がかかってきたのだが、
原因ははたしてそれだったのか?
昨日は、母から「パジャマが全部濡れてしまったから替えてくれ」との連絡を受け、午前中慈恵に行く。
看護師さんには病室を戻す交渉をするが、ドクターが来るのが夕刻とのことで、あとは母にまかせる。
当の本人の親爺さんは、「テレビの音を大きくしても大丈夫」と個室に移ったことでご満悦。
いや~、いい気なもんさね、蕎麦屋の風鈴と来たもんだ。

3日・文化の日は、また古典四重奏団の演奏会。
前々より楽しみにしていたベートーベンの「ラズモフスキー」全曲演奏。
まとめて3曲聴くのははじめてだが、本当にこの3曲は3つでひとつという感じ。
圧巻は最後の3番のフーガ。
天空を駆け巡るような壮大なスケールの演奏でありながら、透明度の高い響き。
いや~、堪能いたしました!

写真はバリ島はクタのビーチです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の見舞い

2008-11-03 08:18:56 | Weblog
昨日は5時起きで原稿書きをしたあと、
午後2時くらいから外に出て、慈恵まで見舞いがてら二人で散歩に出かける。
家にいると、やや肌寒いくらいだが、歩くとどうしてけっこう暖かい。
六本木を抜け、大門で増上寺にお参りをしたあと、父のいる慈恵へ。
親爺はけっこう元気で饒舌だったが、
救急車で担ぎ込まれた当日は、ものすごく苦しかったようだ。
それだけに、入院に不満もなく大過ないのに喜んでいる様子。
まあ、この人の場合、どうなるかわからんのだがね~。

元気な様子に安心したあとは、実家で食事。
ミッドタウンで買ったデリーのコルマカレーと妻家房のチヂミ、
サカスで購入したおにぎりやマクロビオティックのサラダ、
フーデックスのコロッケなどで、久々の4人での会食。
まあ、この先どうなるかはわからないが、つかの間の休息ではありました。

写真はスマトラ島のボロブドゥールです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大琳派展~来年の11月に個展をします

2008-11-02 06:33:27 | Weblog
大琳派展に行く。
上野の展覧会は例によってイモを洗うようだが、それでも十分に堪能。
「琳派」が狩野派のように、一族の派閥で構成されたものではなく、
アートの傾向や趣味で括られたものではないことは知っていたが、
俵屋宗達~尾形光琳&乾山~酒井抱一&鈴木其一の間が、
100年も開いていたというのにはびっくり。
光琳や乾山が40歳を過ぎて、本格的に活動をはじめたというのも、はじめて知った。
「雷神風神図」が宗達、光琳、抱一、其一と4点並んでいるさまは圧巻。
もちろんオリジナルの宗達がダントツだが、ほか3点の模写もそれなりに面白い。
一言で言えない素晴らしい展覧会。
見てない人は必見です。

私もそろそろ自分のスタイルを崩して作品を作るべきか。
来年11月には個展をいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父、入院決まる

2008-11-01 07:38:41 | Weblog
ベッドが空いているかどうかわからなかったが、
親爺が無事、いつのも慈恵医大病院に入院する。
「無事、入院」というのも妙な話だが、実際のベッドの空き状況を考えると、
そうとしか言いようがない。
今回の入院は、高額の個室(2万~20万)の場合だったら、
慈恵の分院か他の病院の4人部屋でお願いしようと決めていた。
なんせ、一度入院すると長いからね。
最初の頃は、ずっと個室なんて時もあったけど、
そんなことをすると、お金が羽を生えて飛んでいく。
これから何度あるかわからないのだから、
ここ何年かは4人部屋、6人部屋でお願いしているというわけだ。
それだって、慈恵の分院や他の病院の4人ベッドが空いてるかどうかもわからない。
いや、高齢者医療の問題が、ここまで自分たちの身にふりかかるとは、
ちょっと前までは考えもしなかった。
15年前、実家の建て直しがあった時に、玄関やトイレについた手すりを見て
「こんなものを使う日がくるのか?」なんて、おぼろげに思ったものだが、
来る時はあっという間に来るものだ。
人間、目の前にこないと、何でも実感しないものですな~。

写真はバリ・ウブドのホテルにて。
いや~、たった2ヶ月前だけど、あの頃は良かった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする