小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

ボロネーゼ転じてカレーとなる〜スパイスはさほど多くなく、煮込み時間はなるべく手短に作りました。

2020-07-31 09:39:31 | Weblog

先週のおやすみに、auペイでかねてから欲しかったバーミックスのセットを購入。

携帯のポイントでこれだけの商品が買えるなんて…「いったい今の銀行の利息はいったい何なんだ、いずれ銀行なんて商売はなくなる」なんてぶつくさ言いながら、さっそく使ってみると、これが実に快適です。

▼こちらがバーミックスで作ったビシソワーズ。ほとんど時間がかかりません♪

調子に乗って、今度はボロネーゼに挑戦。

玉ねぎやニンジンのみじん切りも実に簡単。冷凍していた豚肉と牛肉をこれでミンチにします。

いや、実に快調、快調♪

調子に乗って、先日漬けたらっきょう汁やクローブ、カルダモンなどのスパイスを入れたところ…

うむむ。食べられないことはないけど、ぜったいこれはボロネーぜじゃないぞってモノが出来てしまいました。

いや、見た目は普通にボロネーゼですが、ぜったいイタリアンじゃないし、ましてボロネーゼじゃない。

素人が陥りやすい、味の終着点が見えない料理ですね。
余計なものと手間をかけて、料理を不味くすることです。

よく土井先生が言う「不味くなるような」余計なことですね(苦笑)。

3回分くらい作ってしまいましたが、パスタに使うより、ご飯に合いそうだということで、残ったソースをカレーに使うことにしました。

誤解しないでいただきたいのは、カレーも余計なものと手間をかけて、料理を不味くすることしばしばです。

こちらはケララの風モーニング沼尻シェフが紹介していた、インド家庭料理ラニさんのブログ

実際のインド料理はそんな多くのスパイスを使わないし、まして長時間煮込んでスパイスの香りが飛んでしまうことはいたしません。

そんな意味ではカレーにボロネーゼソースを使うとは、出発点から方向性が違うのですが、そこは素人料理でご勘弁をというところでしょうか。

すでに使ってしまったクローブとカルダモンを、もう一度少量加え、クミン、ターメリック、チリパウダー、コリアンダーなどで、ナスとひよこ豆のカレーを作ります。

妻の在宅勤務のお昼に合わせて、なるべく手短に作りましたが、うむわるくはないかな♪

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周防正行監督「インド待ち」の原画とカバー絵を元に、「アチャールくん完全リメイク版」を進行中です!

2020-07-30 09:58:03 | Weblog

「アチャールくん完全リメイク版」〜全部で18エピソードありますが、残すところ、現在進行中のものを含めて、あと4話を描けば完成になる予定です。

ただ、この4話…ほとんど描き直しと、1話は新作になるので、ちょっと時間と手間がかかります。

そんな中で、スケッチと資料に使っているのが、昔描いた周防正行監督「インド待ち」のカバー絵です。こちらは私のホームページトップに使っている絵でもあります。
エピソード中、インド映画の場面があるので、この絵を参照にしながら原稿を進めているのですね。

▼こんな感じで…

こちらは、額装に使ったマットがだいぶ汚れてしまったので、展覧会に出す時は、あらためて額装し直さないといけませんね。

さて、原画はけっこう大きいので、本のカバーを見て描けばよさそうなものですが、そうしなには理由があります。

だって、絵の肝心なところがタイトルで潰れてしまっているんですもの。

▼ほら、こんな具合に(笑)。

これを見た時は、装丁家って非情だなとおもいましたが、本ですからタイトルと著者名が肝心なのは言うまでもないこと。

それよりタイトルと著者名に困るような絵を描く方がイカンと、おつきあいしていた出版社の方々から言われたものです。ま、そりゃそうですよね〜♪

 

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素晴らしかったロンドン・ナショナル・ギャラリー展(其の二)〜やはり白眉はゴッホの「ひまわり」でしょうか〜常設を続けて見ることもオススメです!

2020-07-29 10:54:39 | Weblog

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展、続きです。

この美術館は20代の時に行ったきりで、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」や「レオナルド・カルトン」と呼ばれる、素晴らしい素描に感激した記憶があります。

さすがにレオナルド・ダ・ヴィンチ作品は来てませんでしたが、まさか、この名門ミュージアムがウン10年後に日本で見られるとはね。

当時はここまでの美術を国内で見ることはできませんでしたが、時代は変わったものです。
文字通り、美術館がひとつやってきたわけですが、オススメしたい見方としては、 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を見終わったあとに、西洋美術館の常設を続けて観覧することでしょうか。

美術品というのは、いっぱい並んでいればいるほど、豪華な感じがするものです。
美術館めぐりがなかなか思い通りにいかない昨今…この機会にロンドン・ナショナル・ギャラリーの名品と一緒にタップリ堪能できるわけです。

それに西洋美術館のコレクション、欧米のミュージアムに少しもヒケをとりません。

さて、本展の展示には、先に申し上げたイタリア絵画はもちろん、レンブラントやフェルメールなどのオランダ絵画。ゴヤやベラスケス、エル・グレコなどのスペイン絵画など、西洋絵画のど真ん中の名品が61点集まっています。

もちろん、そのどれもが素晴らしいのですが、この日の1点は何かと尋ねられたら、私は迷わずゴッホの「ひまわり」を選びでしょう。

ゴッホのひまわりは全部で7点が知られていますが、そのうちのひとつはわが国にあります。言わずと知れた新宿のSONPO美術館ですね。
もう1点も実は日本にあったそうですが、戦時中の火災で惜しくも消失してしまったそうです。

この展覧会で来ている「ひまわり」は実に大きな絵ですが、それだけでなく、ゴッホほど本物と印刷やネット上の色が違う画家はいないでしょう。

通常、油彩を描く時は、絵の具を伸ばすための希釈油を使うのですが、ゴッホはチューブから直接練り出した絵の具をカンバス上で混ぜるような技法を使っていたため、彩度が大変高い色になっていて、それが印刷で色を表現できない理由になっています。

ひまわりのほとんどが種をつけたひまわりというのも、実に斬新な感じです。

▼この一枚を見るだけでも、本展を見る価値があるというもの(wikiからの引用)。
この機にぜひ足をお運びを。ぶつかってくるギャラリーがいないのも快適ですよ!

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こ、これが大阪カレーか!〜インド料理でも和風カレーでもない「ヤム邸」カレーにびっくり&舌鼓でした♪

2020-07-28 07:26:10 | Weblog

4連休はお天気が不安定なのにも関わらず、毎日1万歩前後とよく歩きました。

小暮家ではお散歩のスタートを、インド料理店ではじめることが多いのですが、連休最終日は六本木ヒルズに新しくできた「ヤム邸」カレーを頂くことにしました。

妻は大阪に7ヶ月ほど住んでいたことがあって、何度か大阪カレーを食べていたのですが、私ときたら食べたのは赤坂アークヒルズにあるポンガラ・カレーくらいのもの。

というわけで、この日は大阪カレーを楽しみに出かけることにしました。

上野写真を見てもわかるように、南インドのミールスをベースにしたような感じですが、色も形もだいぶ違う。

▼こちらが浅草サウスパークの本格的ミールス。だいぶ違いますよね。

ヤム邸はベースになっているプレートのほかに、カレーのお皿を選べるしくみで、この日はホウレンソウとトウガン、10種野菜などのカレー。

パサっとした感じで、南インドやスリランカカレーに近い感じもしますが、とにかく個性が立ってます。言葉では言いにくいのですが、スパイスひとつひとつの香りが立っていて、鼻腔や脳にガツンとくるような感じでしょうか。

また、好みのタイミングでかけてくださいというスープカレーが、クローブやチリなどが効いて、それと他のカレーを混ぜると、より味わいが深くなるといった感じです。

総合的に言うと、食べたことのないカレーで美味しかった!
「ああ、これが大阪カレーなんだ」と実感した次第、これは再訪アリですね♪

 

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素晴らしかったロンドン・ナショナル・ギャラリー展(其の一)〜入場料は高めですが、余裕持って見られるのはよかったです。

2020-07-27 09:04:46 | Weblog

昨日の記事でも触れましたが、連休3日目に前から予約していたロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきました。

EUから離脱したイギリス…外貨が必要だったのか、門外不出の品々を惜しげも無く出しているのが素晴らしい。

コロナの影響で中止になったイベントや展覧会が数多くあった中で、会期延長でたっぷり見ることができるのも、また良しです。
多くの展覧会がそうであるように、日時指定の完全予約制。
入場料1,500円→1,700円と高めですが、こういう大きな展覧会にも関わらず、待ち時間がほとんどなく、人にガシガシぶつかってくる高齢のお客様に遭遇しないのも嬉しいですね。

コロナが去った後でも、この方式はぜひキープしてほしいと思った次第です。

さて、肝心の展示はさらに素晴らしい!

展示の冒頭はパウロ・ウッチェロ。 サン・ロマーノの戦い三部作で知られる、ルネッサンス謎の画家ですが、日本ではあまり馴染みのないながら、ルーヴルやウフィッツィに名を連ねる人です。

ティツィアーノやティントレット、ヴェロネーゼなど、ベネチア派の画家が多く展示されていましたが、ドイツ人だけでなく、イギリス人のイタリア好きも相当なもの。

ベネチアの絵で知られる18世紀初頭の画家カナレットの名作も多く見られましたが、この時代はイギリス上流階級が、若い頃にイタリア留学するのが流行っていたようで、中でもベネチアとローマは人気だったようです。

海上交易が盛んになった時代ですので、カナレット自身イギリスに居を移し、ロンドンの風景などを残しているのも興味深いところ。

そういえば、私…ロンドン・ナショナル・ギャラリーは大英博物館の流れを組むのかと勝手に思い込んでいたのですが、そうでなかったことに、ちょっとびっくり。

18世紀に保険業で成功したアンガースタインさんが、自分のコレクションを公開したことにはじまるようで、肖像画家トーマス・ローレンスが描いたこの人の肖像も展示されているので、お見逃しなきよう(wikiより)。

いかにもお金を持ってそうで、お金に使われず、お金を使った立派なお顔をされていますね〜。

さて、続きはまた後日。お楽しみに!

 

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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を見たあと、赤坂「砂場」で昼のみ〜意外にお安く、味はさすが老舗の至高の蕎麦でした!

2020-07-26 08:43:46 | Weblog

久々の美術館めぐりに、上野西洋美術館で開催中のロンドン・ナショナル・ギャラリー展へ行ってきました。

今や美術館は予約制。ネット予約で日時を指定し、入場料も1700円と高めの設定ですが、人の少ない分ゆったり見ることができます。

この日は11時半から12時入場のチケットを購入、軽めの朝食を食べた後、どこか蕎麦屋さんで昼のみをしようという、あらかじめスケジュールを決めて行動致しました。

蕎麦屋で昼のみは江戸前の習慣で、広島出身の妻のかねてからの憧れです。
今はなき杉浦日向子先生の本を読んでから、ずっとやりたかったそうですが、私も蕎麦屋で昼のみは人生で数えるほどしか経験がありません。

この日は満を持しての蕎麦屋昼のみです。ロンドン・ナショナル・ギャラリー展については明日以降、記事にしますので、しばしのお待ちをお願い致します(笑)。

選んだお店は、かの有名な赤坂の名店「砂場」さん。

赤坂砂場は蕎麦一枚が少なく、何枚も頼まないと腹がふくれないことで有名です。そんなわけで、実は私も敬遠していたのですが、ネットの評価を見ると、飲んだ時のお値段が意外に安く、反対にお味の評価は高いのです。

昔、父が砂場の蕎麦を食べて「少ない」と苦言を呈していたのが、頭にあったので行かなかったこともありますね。まあ、あの人は家のご飯でも少ないと腹を立ててましたからねえ(苦笑)。

西洋美術館でロンドン・ナショナル・ギャラリー展を見おわったのは、2時過ぎくらい。上野はザーザー降りのひどい雨でしたが、赤坂につくと雨は止んでおり、絶好の砂場日和(何のこっちゃ)。昼から蕎麦屋でいっぱいなんて嬉しいなあ♪

コロナの中でも平日は行列の絶えない赤坂砂場ですが、さすがに連休土曜の3時前はお客もまばら。清潔な店内に期待は高まります。

▼通されたお座敷には奥村土牛(おくむら・とぎゅう)のリトグラフがありました。

先付けにアサリが出され、私たちはマニュアル通り日本酒を注文。
合わせて、板わさやお海苔も頂きます(トップ写真参照)。

▼焼き鳥は塩とタレがありますが、ここは蕎麦屋。迷わずタレですね!

▼注文してから20分かかるという茶碗蒸しも出てきます。

入店してから1時間ほど。真打のお蕎麦を注文。
全粒を使った一番蕎麦と、真ん中の白い部分を使った更科蕎麦を大盛りで頂きます。

▼こちらが更科。実に上品なお味に、おおおおおおお!

▼こちらが全粒を使った一番蕎麦。いわゆる原材料は田舎蕎麦ですが、舌ざわりがやさしく喉ごしも最高!

いやいや、さすがに老舗蕎麦屋、 看板はダテじゃありません。
今まで何で来なかったんだろう?

これほどのお蕎麦、食べたことがなかったと言っても過言じゃありません。

お蕎麦の量も思ったより十分で、何枚も頂こうと思っていたのですが、先におつまみを頂いてたこともあって、蕎麦湯をいただいた段階でお腹の具合は満足でした♪

お会計はお銚子3本頂き、二人で7,500円足らず。たしかに昼に蕎麦だけ食べに来たら高く感じるかもしれないけど、昼のみだったらその辺の居酒屋より安いくらいです。

この蕎麦をこの値段でいただけるなら、十分にコスパ良しと言えるでしょう。

いや〜馬勝った。牛負けた・・・なんて、ウフッ♪
大満足の蕎麦屋昼のみでしたので、これは再訪アリ。次回は天ぷら蕎麦ですね。

満足しすぎて、酔いがまわっただらしない顔を撮られてしまいましたが、美味しかった! ご馳走さま、また行きます!

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わが家は今、せんねん灸に凝ってます!

2020-07-25 08:02:00 | Weblog

天候の悪い日が続きますね。

先週、たまたまお日さまが出た時に夫婦で銀座に出かけた時、妻に織音寿しの場所を教えるのにギンザシックスの裏手に足を運びました。

そこで見たのがせんねん灸のアンテナショップです。
マッサージ好きの妻はすぐさま、店に入りそこでせんねん灸をチェックしはじめました。私はもぐさの香りに気分良くなって、店内で寝てしまいましたが、その間に妻はレクチャーを受けて、お灸セットを購入。行動が早いわ。

帰ってから、ここ数日。毎日のようにお灸をすえてますが(笑)、実に体調が良い!

そんなに熱くないですし、お灸をすえたあとの爽快感が素晴らしい。
重たい空気が続く、昨今の世相と天候を吹き飛ばしてくれます。

オススメです!一度お試しあれ。

▼こちらは、その日スタート地点で頂いたアーンドラ・ダイニングのビリヤニ セット。こちらもオススメです♪

突っ込みどころ満載の看板もご愛嬌かな。

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赤坂「かえりやま」の王道フレンチを堪能しました!

2020-07-24 08:48:23 | Weblog

▲こちらは前菜、自家製スモークサーモンの炙り焼き、有機野菜添え。

一昨日は両家実家の家族で、赤坂「かえりやま」のランチを堪能しました。
赤坂は意外にフレンチの激戦区。そもそも入ったことのないフレンチ選びに苦労したのですが、ネットでも評価の高いこのお店は大当たりでした♪

シンプルを旨とするイタリアンと違い、フレンチというのは実に手が込んでいます。

上の自家製スモークサーモンの炙り焼きにしても、鮭を過剰にならない程度の燻製にし、炙り焼きにします。その上で、一品一品手をかけた有機野菜を付け合わせ、バルサミコとオリーブオイルを合わせたソースをかけています。

つまり、幾重にも手をかけた食材どうしを掛け合わせ、一皿にまとめるということをしているのですね。それでいながら、不味くなるような手の掛け方を少しもしておらへん(ふろむニセ土井善晴先生)。

▲こちらは真鯛のパイ皮包み。

白身の魚をパイ皮で包むのはフレンチの王道ですが、パイ生地の中は真鯛とお野菜が程よい加減で入っています。

ソースの名前は忘れてしまいましたが、実にバランスが良く美味。
優しいほっとするお味です。

▲こちらはメインディッシュの牛ほほ肉の赤ワイン煮。

何時間も赤ワインで煮込んだ牛ほほ肉と、ポテトピューレやキノコを合わせた、フレンチの王道直球料理。

シェフの帰山さんはおそらくは昭和30年代か40年代生まれでしょう。
昭和のなつかしい味覚を感じるのですが、それでいながら王道フレンチに新しさも加わった、言うところなしのコースでした。

ほかにも鴨リエットや、自家製パンなどが間に出てきて楽しいことこの上なし!

 

最後のデザートも2品ついて、両家の母も大満足。
いや〜、美味しいものを食べて怒る人はいませんよね〜♪

いやいや、かえりやまさん。ごちそうさまでした!

 

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味玉、美味しいです!

2020-07-23 15:35:23 | Weblog

美味しい玉子の食べ方を発見しました!
中がねっとりの黄身のゆで玉子をそばつゆに浸す、いわゆる味玉です。

1、フライパンか鍋に1cmくらいのお水を入れ、卵を並べる。

2、水から火をつけ、蓋をして5分沸かす。

3、火を止め、蓋をしたまま5分蒸らす。

4、冷水で急冷。

5、殻を剥いて、そばつゆに浸す。半日で美味しく、2日くらいで濃厚な味に。

わが家は最近、もっぱらこれです。

けっこう卵の茹で時間やつゆの濃度に微妙な加減のいる、意外に奥の深いレシピですが、どう失敗しても美味しく食べられるので、ご興味ある方はぜひお試しあれ!

ゆで玉子自体の味が、このレシピで行うと至高です。

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銀座「織音寿し」(おりおんずし)オイル寿司、塩比べで頂きました!

2020-07-22 06:53:28 | Weblog

 


▲金目鯛のお寿司です。

虎ノ門ヒルズのイル・フリージオで、オイル寿司を頂いた2週間…「ゆで論」の追加イラストの依頼があって、今度は銀座の「織音寿し」でランチミーティングをすることになりました。

イル・フリージオはカウンター席のみで、さっくりオイル寿司を頂く感じでしたが、織音寿しは、寿司激戦区の銀座に出店しただけあって、じっくり腰を据えて頂く感じです。

▼驚くのが、寿司に合わせる塩の種類ですが…


いきなり、こんな種類の塩を持って来られても、何が何だかわかりませんよね〜(笑)。

そこで、今回のランチミーティングでは種類を絞った塩くらべ。
使われるのは石垣島の塩ですが、同じ海、同じ場所で製塩されたものですが、製塩時期や製塩方法を変えた5種類を使ってもらいました。

▼こちらがオリジナルタイプの石垣の塩。

▼こちら家に持ち帰った塩ですが、ゆっくり製塩した珠塩、天日で干したあとに火入れした焼き塩、そして新月の海水、満月の海水から製塩した塩、5種類です。

普通は1貫で出て来るのですが、この日は塩比べするため2貫で出されました。
1貫はオリジナルの味付け、 2貫めは好きな石垣塩を振って食べる感じです。

▼こちらはアジでしたっけ?

ヒラメです。

アクアパッツァによく使われる魚、イサキです。

珍しい鮎の寿司。

とり貝。

白エビさまのお寿司。イル・フリージオでもそうでしたが、 奥田シェフは本当に良い職人さんを連れてきます。包丁の入れ方がていねいで、口の中でとろけます。

イカも同様、包丁仕事が素晴らしい。

▼サバは驚きのごま油。

▼ウニは軍艦ではなく握りで出されます。

▼同じウニを野菜で和えたもの。この青いの…ワサビじゃないです。

実はこの野菜の正体は茄子でした。トルコ料理などと同じ技法のためか、寿司なのにすごく地中海っぽいお味です。

▼左はオマール海老。真ん中は驚き、スイカの皮ですね。右はハマチだっけ?

シメのスープ。

大ジメはなんと海老カニカレー! 

ミーティング15分、食事はランチながら、たっぷり3時間。20貫近いオイル寿司を堪能いたしました。

5種類の塩は、同じ海水から製塩したとは思えないほど個性が違っていて、どの魚にどれを合わせるか、実に楽しい時間を過ごしました。

塩でここまで魚の味が変わるとは、まさに驚きです。

そう考えると、醤油というのはどんな食材にもマッチする万能調味料。だからこそ、オイル寿司は素材の味がより際立つのでしょう。

美味しかった、ご馳走さまでした!

 

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「アチャールくん完全リメイク版」は、ひとりの少年が運命に翻弄されながらも、前向きに生き抜いていく物語です!

2020-07-14 09:14:46 | Weblog

2001年に「インドの教え」、2007年「インドのアチャールくん」として、世にデビューしたアチャールくんですが、2020年秋口に上梓予定の「アチャールくん完全リメイク版」(仮称)はけっこう時間がかかっていますね〜。

いや、これは別に仕事をサボっているわけではなく、いくつかの事情がありますので、ちょっとご説明をいたします。

最初の「インドの教え」は、ストーリーを練るのと、企画を通すのに2年程の期間をかけたました。
ところが、いざ企画が通ってみれば、諸事情によって3ヶ月でペン入れを完了しなければいけないことになり、突貫工事で作品を完成させたということがあります。

急場に迫られて仕事をすると、緊張感を持って集中できるため、その時でないと描けない仕事ができます。ただ、締め切りを守ることが最優先なので、納得できなかった絵を直すことは時間的に出来ませんでした。

また2001年「インドの教え」も、2007年「インドのアチャールくん」も、版元から旅行本としての要望があったため、インドに関する知識を盛り込まなければならず、その分だけ文字数が増えてしまいました。

「読みにくい」「読みづらい」

そんな声も多々あって、作者とすると不本意ながら、それは受け入れるほかはありませんでした。どんなに良いことが書かれていても、読みやすくするための工夫がなされていないと、作品としては不十分です。

今回の「アチャールくん完全リメイク版」は、元々、私自身が描きたかった、ひとりの少年が運命に翻弄されながらも、前向きに生き抜いていく物語に昇華させていきたいと考えています。

もちろん、当時でないと描けなかった絵もありますので、それを残しつつ修正し、新ページ、新エピソードなどを加えていってます。

担当の編集者は「中学生にもわかる仏教」を担当した、もう20年近い付き合いになる方ですが、

の人と妻が異口同音に…。

「こういうストーリーでしたっけ?」

いやいや、ほぼ筋は一緒なんですが、きっとまったく違う印象を残す作品に仕上がると思います。

今回の作業は、最初の突貫工事で仕上げた3ヶ月をとっくに過ぎてしまいましたが、その分、良い仕事になると思います。

どうぞ、みなさまお楽しみに!

▼こちら、描き直したページの一部です。

 

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アル・ケッチァーノ奥田シェフの新著「ゆで論」が、いよいよこの夏にリリースされます!

2020-07-08 07:51:16 | Weblog

一昨日アップしました、虎ノ門ヒルズに出来たオイルと塩の寿司屋さんイル・フリージオのランチ・ミーティングですが、5分で済んだ打ち合わせは、この「ゆで論」最終チェックと、“あともう少し”の景気付けでした。

昨年の10月にお話を頂いた時は、今年の3月くらいに上梓予定だったのですが、原稿に多くの修正があったことに加え、コロナの影響により今の今まで引っ張られたわけです。

昨日ようやく最後の修正を出稿し、あとは出るのを待つだけとなりました。

▼こちらは数名で200人分のオペレーションができる、パスタ場のイラストです。
なんとカバーの裏側にこの絵が入るのですが、実際には絵の上に文字が乗ります。

奥田シェフの談によれば、このオペレーションができれば、パスタ店を開けるとのこと。パスタだけでなくチェーン店のシステムでも応用できそうですね。

 また近日、イラストなどをアップしますのでお楽しみに!

 

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虎ノ門ヒルズに出来た奥田シェフの新店〜オイルと塩の寿司屋さん「イル・フリージオ」は驚きの旨さでした!

2020-07-06 09:37:56 | Weblog

久々のブログアップになりますが、先週の水曜に虎ノ門ヒルズ開店した「イル・フリージオ」でランチミーティングに行ってきました。

こちらは山形イタリアンで知られるアル・ケッチァーノの奥田政行シェフが開いた、オイルと塩の寿司屋さんです。イタリアンと寿司と聞くと、相性は良さそう。でも、食べる前はどんなものか食べてみないとわからない感じでしたが、実際に食してみると実に美味しい!

完成度の高い素晴らしいお寿司でした。
カウンターだけのお店ですが、このコロナ禍の中で満員の人気というのも頷けます。

言葉で表現するのが実に難しいのですが、一言で言えば醤油で頂く寿司は素晴らしいのですが、それがより素材の持ち味を際立てて味わえるものになっていました。

上の写真、左下のマグロ赤身は醤油ではなく、トマトに漬けて塩を振ったもの。
赤いもの同士は相性が良いという奥田理論ですが、トマトの旨味がマグロによく浸かり、実にあっさりした品の良いお味です。

食材それぞれに対して、オリーブオイルの種類も変え、アーモンドオイルやアプリコットオイルを使うなどの細かい配慮がなされ、塩もさまざまな粗塩や藻塩などが使い分けられています。

奥田シェフ自身も寿司を上手に握るのですが、イル・フリージオでは第一線で活躍する寿司職人を引き抜いて、目の前で握ってくれます。
いや、さすがというかその職人芸の細やかなこと!

上の写真、真ん中はイセエビの寿司なのですが、こちらは朝まで生きていたという新鮮なものに関わらず、口の中でとろけるように柔らかく甘い!
普通は捌きたてのイセエビなどは、プリプリして歯ごたえがあるものなのですが、包丁を通すことで良い塩梅の柔らかさにしているのですね。
美味しいというのを通りこして、何やら味に透明感が感じられる、一流の芸術作品をを味わう感じです。

寿司というのは握るのは一瞬でも、下ごしらえにえらく手間がかかるものと聞きますが、その手がかかったところが味で出ていて素晴らしい。

職人さんのお名前は伺いませんでしたが、お客あしらいも丁寧で、いや〜良い人を連れてくるなという感想です。

前菜にカルパッチョ、合間にアクアパッツアやバーニャカウダなどが出されるところが、母体がイタリアンらしくてまた楽しい。

仕事の話は5分くらいで済んでしまい、あとは1時間半、ゆっくり食事を堪能という実に贅沢な時間を味わうことができました。

オイルと塩という組み合わせでお刺身をいただくのは、カルパッチョという形ですでにおなじみですが、こういう完成度まで持っていったというのが凄いですね。

それほど寿司という食べ物が凄いということでもあるのでしょう。

そういえば手前味噌になりますが、私の最初の著書「おちゃめなイタリア人!」では、イタリアのジェノヴァでコハダを頂いたエピソードが記されています。
まさか、20年後にこういう寿司が本当に食べられるようになるとは、思ってもみませんでしたが、よろしければ以下の本文をお読みいただければ嬉しいです。

ともかくもおそるべし、オイル寿司!
一度ぜひ味わってみてください。

 

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