小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

おいしい山形プラザ~Yamagata San-Dan-Delo

2009-04-29 07:17:46 | Weblog
昨日は、朝イチで銀座一丁目にオープンしたおいしい山形プラザの2Fにできる、
Yamagata San-Dan-Deloにメニューの一部を納品。
奥田シェフから開口一番、「素晴らしい」と拍手をいただき、嬉しい!
で、すぐ帰るつもりがシェフにおだてられ、メニューの直前変更やらPOPを描かされたりと、なかなか戻れない。
(奥田シェフ、ふだんはつかまらないのに、今回はこちらがつかまってしまう
 ニコニコ人の良さそうな顔をして・・なかなかやるな)。
この時は関係者のレセプションがいくつも入っていて、レストラン内で作業ができず、
仕方なく山形観光案内所の客席で修正を行う。
作業は昼過ぎにおよび、まかないのご相伴にあずかり、それはそれで文字通りおいしいオプション。
驚いたのはスタッフ一同の食べる早さだ。
私も食べるのは早い方だが、とてもそんなものではない。
シェフも女性スタッフも2~3分で食事をすませてしまう。
マネージャーの話では普段は立って食べるらしいけど、お客さんにはゆっくり食事をしてもらい、
自分は飯食うヒマもなく働くというのが、この商売なんだろう。
ようやく2時くらいにひきあげ、おいしい山形プラザで奥羽自慢を購入。
戻って、仕事の続きをして一杯やっかな・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

博多昭和ホルモン食堂

2009-04-28 08:33:20 | Weblog
ちょっと忙しいと更新が遅れてしまう。
昨日は飛鳥乗船から丁度1ヶ月が経過。早いものだ。
花風社さんのイラストや
庄内イタリアン・ヤマガタ・サンダンデロ(奥田シェフは現在39歳・・かな)のメニュー作り、
焼き物作りと、いまのところゴールデンウィークは仕事漬け。
あ。昨日は車をお借りした家内の実家にご挨拶。切り替えがたいへん。
この不景気に有難い話だが、いつまで続くやら忙しい中にも不安の毎日だ。
サラリーマンは不満が友だち、自営業は不安が友だちとはよく言ったもの。
そんな中、昨日は画廊主と絵描き仲間からいきなり声がかかり、
夜抜け出して2時間ほど銀座の博多昭和ホルモン食堂で一杯。
煮詰まってきた中の一杯は、まさに命の水。
また明日からがんばろうってところかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

車でジャニーズ事務所の前を・・・

2009-04-24 10:16:36 | Weblog
昨日は頼まれた焼き物の土を鶴見にある窯へ運ぶので、練馬から車を借りて赤坂→鶴見方面まで走る。
ところが、なぜか赤坂通りの乃木坂あたりに来ると普段混まないところが大渋滞。
変だな~と思ったら、昨日の草彅さんの一件でマスコミで黒山の人だかりになっているのだ。
草彅氏も酔っぱらって騒いだだけなのに(たしかに良いことではないが)気の毒な話だ。
それにしても、酒の席でふっとんでしまうのは、あまりひと事じゃないね。
さすがに意識がなくなるまで飲んだことは、ここ10年くらいなかったけど、
30代前後までは、夏など気づいたら路上で寝ていたことが何度かある。
あれって起きた時の気分が何ともいえない後悔でいっぱいになるんだよな~。
自分が一番わるいんだけど、連行されていく草彅氏のどんよりした顔を見ると心中察することあまりある。
公然わいせつと言ったって、誰かに何かしたわけでもないし。

写真は先日の飛鳥に乗った時の寄港地で、基隆(きーるん)の夜市の様子です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻布永坂 更科本店~敬語、謙譲語は何のため?

2009-04-22 08:35:18 | Weblog
昨日は打ち合わせのあと、クライアントから麻布永坂 更科本店 でご馳走になる。
麻布十番は老舗の更級蕎麦屋が3軒あるが、ここはそのひとつ。
精製度の高い更級蕎麦としてみると、ここの蕎麦はやや灰みがかった白。
好みからすると、私は黒~い田舎蕎麦を濃い濃いのつゆにどっぶりつけて食べるのが好きなのだが、
こういったシンプルな味わいの蕎麦も良いものだ。
ぞっぞっと音をたて、美味しくノドに流し込む。

ところで先日、ブログに書いた「先生と呼ぶ、呼ばない」の話の続き。
昨日、火曜会で稽古のあとに一杯やりながら旧年来の友人と話したことだが、
国会議員や学校の先生などが「先生と呼ばせない」というのは、逆にあまり良いことではないという話になった。
日本語というのは、敬語や謙譲語などに象徴されるように、人間関係をあらわす表現が豊富な言語である。
源氏物語になぜ主語がないのかといえば、みかど→臣下、臣下→みかどといった人間関係が、
述語の中に含まれているからで、「私」とか「君」という表現が不要なのである。
今でも日本語というのは主語を省いて会話することが多い言語だが、
一方で、日本語の主語は「私」「わし」「ぼく」「朕」「拙者」「おまえ」「貴様」「てめえ」「君」「アナタ」など、
驚くほど数がおおく、しかもその多くが人間関係を示している。
その中で「先生」というのはどんな意味を持つ主語なのだろうか。
それは目上や目下の人間、売り手と買い手、友人同士など、さまざまな人間関係が混在しているところに、
共通に使うことのできる主語なんですな。
それを「使うな」「呼ぶな」というのは野暮のきわみ・・・
というより、日本語の使い方を理解していないということになる。
なんて話を夜中の1時くらいしていました。
まあ、それはそれとして呼ばれればくすぐったいのですが。

よく聞く話だが、教員の温泉旅行では「互いに先生と呼ばない」というルールを作り、
校長は「社長」、副校長は「専務」、教頭は「部長」、学年主任は「課長」と呼び合うそうだけど、
古手の女将は一目見てわかってしまうそうです。
まあ、それはかわいくて良いですがね~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛鳥リポート3

2009-04-20 09:31:29 | Weblog
写真上は飛鳥における講演の様子です。
撮影は4月7日で、この日は「源氏物語の色」というテーマでした。
「色はなぜ見えるか」という、電磁波と光の話を最初にもってきたため、
その部分に関しては「面白かった」と「難しかった」という意見に分かれたようです。
ただ、途中退場する人はほとんどなく、終わった時には大きな拍手を得られたので、何とか役割は果たしたように思えます。
終了後は色々な方に声をかけていただき、本当に嬉しかったですね~。
デッキの上や風呂の中、レストランの中など、色々な方々と交流を持てたことを、
この場を借りて心より御礼申し上げます。
中には特攻隊の生き残りだった方もいて(しかも複数!)、二十歳そこそこで散るはずだったのが、
米寿近くまで元気で飛鳥に乗れるのだから、人間の運命や縁というのはわかりません。
まあ「嬉しかった、楽しかった」という話は、他人が聞いてもあまり面白いもんじゃありませんが、
あえて申し上げると、飛鳥のみなさまには本当にやさしく接していただき嬉しかった!
楽しかったです! ありがとうございました。

ただ、くすぐったかったのは、そんな親の世代の方々から「先生」と呼ばれたこと。
まあ、「先生と呼ぶな!」と言えるほど偉くないし、正直、呼ばれてわるい気がするものでもありません。
先生と呼んでいただけるのは有難いことなので遠慮なくそのように呼んでいただきましたが、
いい気にならんよう注意しないといけません。
岡に上がったら、私なんぞ平日の昼間っから家のまわりをウロウロしてる変なオジさんですからね~。
それにしても「先生」というのは大変便利な言葉でして、その人の名前を忘れてしまっても、先生と呼べば格好がつく。
以前、クライアントの親友に「先生と呼ばれるほどのバカでなし」と言ったところ、
「君はバカなんだから、そう呼ばせておきなさい」と言われ、目が醒めました。
だが、その友人。先日会った時に曰く
「君。飛鳥のセレブたちに”先生、先生”と呼ばれ、顔がタルみきっとるな」ですと。失礼しちゃいますわ。

写真下は飛鳥のエンターテイメント部の方々と小暮おやこ。
この方たちの話はいずれ別の機会にいたしますが、落語家や芸人、ミュージシャンなど
実に素晴らしいアーチストたちでした。
別分野で良かった、と思った次第です。
この人たちの話は、また次回申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマガタ・サンダンデロ~山形・タケダワイナリー

2009-04-19 08:36:49 | Weblog
昨日は銀座一丁目にオープン予定のヤマガタ・サンダンデロで奥田シェフと打ち合わせ。
こちらは同時にオープン予定の山形物産店「おいしい山形プラザ」の2階にできるのだが、
昼間行ったかぎりでは店内は明るく良い雰囲気だ。
帰りに寄った沖縄物産店がイモを洗うような賑わいだったのを見ると、
やり方によってはかなりの繁昌が期待できるのでないかな~。
山形から戻って東京のスーパーで買い物をすると、
その野菜の多くが、生き物としての力が足りないの感じざるを得ない。
大量供給や流通を考えると、それはそれで仕方ないのだが・・・。
ミッドタウン地下のプレッセなどは、力のある野菜が数多く置かれているのだが、いかんせん高い。
都内にいては仕方ないことなのだが・・・。

写真は13日、奥田シェフの案内で見学へ行った、山形タケダワイナリーのブドウ畑。
今まで日本のワインはイマイチだと思っていたのが、見方が180℃変わってしまった上質のワインだ。
この時、ここの女性社長に案内をしていただいたのだが、本当に細かく分析して研究をしており、
土の質によって雑草の生え方が変わることや(植物は正直!)、
斜面や日当たり、国産のブドウと海外育ちのブドウによって、その育て方が変わるなど、話の興味はつきなかった。
よくワイン通はブドウ畑を見に行くというが、そこまでやらないと本当の中身はわからないというわけか。
なんだかワインのことが少しわかったような気になった一日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広尾パルテノぺ~飛鳥の乗客さんが・・・

2009-04-16 09:06:06 | Weblog
昨日は打ち合わせのあと、旧知のクライアントさんと広尾パルテノぺで食事を楽しみました。
何だかこの不景気に旨いものばかり食べて申し訳ありませんが、
おかげさまで最近は食にからんだ仕事が来るようになりました。
生活することを「食べていく」とはよく言ったもので、食は生きるための基本です。
ブログの読者さんからは生活習慣病を心配されますが、本当に旨いものは体にもよろしく、
また適当に運動してることもあって、今のところ糖尿や高血圧の心配はありません。
パルテノぺは日本におけるナポリピッツァの草分け的存在。
ナポリピッツァ教会認定の「真のナポリピッツァ協会(ベラピッツァ)」のシルシは伊達じゃありません。
特にここはトマトソースとニンニクだけを使ったマリナーラがオススメです。

ところで昨日、青山一丁目駅の地下街で飛鳥2の乗客さんと偶然お会いしました。
目が合った瞬間は「どこかで見た人だな」と思う程度でしたが、
数秒の間があって互いに「ああ、飛鳥のあの人だ!」とわかりました。
すぐに気づかないというのは、”こんなところにいる筈がない”という先入観があるんでしょう。
お互いに挨拶をかわして名刺を交換したところ、何とその方とは同じ町内で同じ番地!
さらに聞いたら、互いにお向かいのマンションに住んでいたのです。
これも何かのご縁ですね~。
いや、悪いことはできないものと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛鳥リポート2

2009-04-15 09:16:46 | Weblog
飛鳥リポートの続きです。
私はわりと最近まで、バックパッカーとしてインド方面を歩くことが多かったため、
今回の飛鳥の船旅は、その豪華さという点で驚きでした。
そもそも船旅はもちろん、スーツケースで旅行するようになったのが、
ここ4~5年くらいのことだったのですから、ずいぶん旅のレベルが上がったものです。
リュックひとつでフラフラ歩く気ままな旅はそれなりに良いものですが、
宿の予約や食事、目的地へのアクセスなど自分で調べて決めなければならない上、
危険も多いため、おもしろいとばかりも言ってられません。
その点、豪華客船の船旅はまず安全さにおいて、他の旅行とレベルが違う。
またホテル自体が動いてくれるから、移動の煩わしさがなく体への負担が少ないです。
私の年齢ではまだ早いかもしれませんが、この快適さ、船旅の楽さ加減は乗らないとわかりません。
(動くホテルの最上階にあるグランドスパは、景色が刻々と変わる世界一贅沢なお風呂ですね)。
通常のホテルに泊まる度、私は何でホテルにあんな多くの引き出しなどの収納場所があるのか
不思議でならなかったのだけど、今回の船旅でそれも理解できました。
乗客に高齢者の方が多いのはもちろん、
ケガのリハビリとして入院代わりに使っている、なんて方もいらっしゃいました。
その人に言わせると入院より安く済み、快適なんだそうです。
朝は6:00くらいに起きて1周440mのデッキを何週かまわると、
たしかに潮風が体に力を与えてくれるのを感じます。
「海水浴」という言葉は、海に浸かって体の悪いところを治癒させる意味があるそうですが、
そんな力を海は持っているのでしょう。
看病疲れしていた母も日に日に顔色がよくなっていきました。
これも亡くなった親爺のオーダーかもしれません。
次回は船で出会った方々の話をいたします。

写真は神戸港ポートタワーから見た飛鳥と、その船内のようすです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・ケッチァーノ~奥田シェフ

2009-04-14 07:03:29 | Weblog
9日夕方に飛鳥を降りた翌日10日はジーイー企画センターさんと花見。
その翌日11日は火曜会の仲間が名古屋転勤ということで、土曜稽古。
さらに12日13日は、アル・ケッチァーノの奥田シェフのご招待で、山形県鶴岡市に出かける。
前にもこのブログで紹介したが、奥田シェフの店がヤマガタ・サンダンデロとして東京・銀座に出店するにあたって
仕事を依頼されたという次第だ。
実際に奥田さんの料理を口にして驚いたのは、素材のシンプルと力強さに対して味わいが複雑なことだ。
使う野菜や魚、肉はすべて庄内産のもの。
野菜は大地を感じる力強い味わいで、それが同じ庄内の海で採れた魚や、庄内で育った羊や牛の肉と合わさると、
月並みな言いかただが、えもいえぬハーモニーをかもしだす。
なるほど、これはソースが不要なわけだ。
銀座店の出店は4月30日で、けっこう日程的にはたいへんだが、
こんな素晴らしい料理を食べさせていただいたら、なまけ蛙になっているワケにはいかぬ。
最善を尽くさせていただきます。

ちなみに写真の料理は驚異の14皿。
上からワラサ(ブリの子ども)のカルパッチョ。
庄内魚(名は忘れた)とカッペリーニの冷製。
庄内マグロとトマトの冷製(意外な組み合わせだが、相性バツグン!)。
リコッタチーズとずんだ豆の和え物。
ズワイガニと小松菜の紅花パスタ合え。
鮭の氷頭(ひず)。
ハタハタと赤葱のグリル。
アワビと肝、インゲンのグリル。
庄内牛とフォアグラ、キャベツ添え。
小松菜のスープ。
あまどころ(庄内産の野菜。海辺に生える)と庄内産ウドのスクランブルエッグ合え。
庄内羊のステーキ。
イチゴとリコッタチーズのデザート。
名前は私が勝手に呼んだものですので、その点はご了承のほどを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛鳥から戻りました!

2009-04-10 10:19:29 | Weblog
昨日、3:45横浜港に到着し、2週間の航海から無事戻ってきました。
肝心の講演は故宮博物院と源氏物語というテーマの選択もあって、うまく行ったと思います。
終わってからは大勢の乗客さんに話しかけていただきました。
母を連れていたことで、孝行息子に見えたのも好ポイントだったのでしょう。
母からは「アンタ、自分だけ親孝行の顔して図々しい」と言われましたが、
5年ぶりの旅行は嬉しかったようです。
乗客は700人近く乗っていたようですが、けっこう顔見知りになった方も多かったです。

飛鳥2は”究極のサービス業”という印象で、私も業務乗船(講師とはいえ)でありながら
乗客のみなさまと同様以上の扱いをしていただき快適でした。
特に母に喜んでもらったのは良かったと思います。
乗客の方々の殆どが70歳過ぎの高齢者で、85%がリピーターということには驚きました。
船旅は体の負担がかからないので、車椅子で酸素をしてる方、
老人ホームから来ている方、90歳を超える方など、驚くことばかり。
私は実年齢を申し上げたあとも、みなさまから「ずいぶん若い先生ね~」と言われ、
まだ人生は先が長いな~と感じた次第です。
公務員やお医者さんをされていた方、大企業に勤めていて、
退職後も悠々自適という方が多かったようですね。
またリタイアしたご夫婦がダントツに多く、母は喜んでいたものの、
「お父さんも連れて来たかった」と言ってました。
ともかく一言では言えない、素晴らしい体験ができました。

ただ天候不順で、楽しみにしていた屋久島、西表島の上陸がままならず
抜港(海運用語で”ばっこう”と言うそうです。初めて知りました)ということで、その点は残念でした。
石垣島も那覇も寒く、今の東京の方が暖かい。皮肉なものです。
詳しいことは、また後ほどブログにてアップします。
写真は行きの神戸港です。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする