小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

尖閣諸島の”ごめんなさい”原理主義

2010-09-30 09:53:41 | Weblog
台湾行きの前、友だちとお茶をしていた時の話。
「お義父さんは家でお留守番」と言ったら、専業主婦をしてる友だちが
「そんなの”かわいそう”だよ。連れていってあげなよ~」と、
ホントに同情をした顏で言いました。

うーん、別にいじわるで置いていくわけじゃありません。
お義父さんは腹具合が過敏になっていて、
石神井公園から池袋にも行きたがらないなんだから。

事情も知らないのに、いきなり何を言うんだかと思いましたが、
こういう脊髄反射的な「かわいそう」というのは、
日本全国に蔓延してるんだろうなあと感じました。
だから中身や事情を知らずに、
一面の見かけだけで「かわいそう」という言葉がついつい出てしまう。

こういうその場だけの「かわいそう」は、
結果的に本人のためにならないことの方が多いようで、
学校の徒競走で、”足の速い子、遅い子も一緒に手をつないでゴール”なども、
こうした弱者原理主義、かわいそう原理主義のあらわれだと思います。


さて、直接の関係はないけども、今回の尖閣諸島の船長釈放なども、
こうした流れの一貫ではないかと思いました。

まあ、日本政府のお粗末な対応のおかげで、
かえって国民感情にスイッチが入り、国際世論の高まりも得られた。
これから状況が変わる可能性もありますが、
「かわいそう」や「ごめんなさい」が通用するほど、お隣りは甘くありません。

今回の尖閣諸島問題は、歴史的事件にまで広がることもあり得ると思います。
国際的にもこれだけ注視されているというのは、
それだけ世界で東アジア水域が危険地帯だと思われてるあらわれでもあります。
ともかくもお隣は、いざとなれば天安門事件を引き起こす国です。
最悪の事態は何としても避けるべきですが、
政府も(国民も)いざとなれば鯉口に親指をかけるカクゴが必要でしょう。
それがないからナメられるんだよな~。

まあ、政府は中国に「冷静な対応を」って言ってるけど、
あちらの方がよほど冷静だと思うので、今のところは大丈夫でしょうけれどね。


写真はフェイシャルエステ美人漾美容世界のマネージャー、印さん。
記念写真を撮ろうと言ったら、「チョットマッテ~」と5分も化粧直し。

おいおい、こっちは急いでるのに早くせいや~!
客を差し置いて一番前に写っていて・・・なんかカン違いしてるようです。
いい店みたいなんですがね~。
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堪能故宮・・・してくださいな~

2010-09-29 09:53:44 | Weblog
台湾3日目の午前中は、お決まりの故宮博物院に行きました。
私と母は故宮に何度も足を運んでいる上、飛鳥クルーズでも一緒に行きましたが、
家内と義母と弟は初体験です。

家内は台湾には一度、職場関連の友だちと行ってますが、
故宮は”時間のムダ”と言われ却下されたんだとか。
(うーん、友だち・・・教養なさすぎだぞ!)。

また、義母は親戚やお友だちに婿どのが、
拙著「堪能故宮」を片手に故宮を案内してくれると楽しみにしてる、と聞き、
そんなら故宮エスコートはオレにまかせろと、
実は、私自身がいちばん気合いを入れた状態で故宮に向かいました。

はじめに向ったのは、もちろんお約束の豚肉と白菜です。

「翡翠に彫られているのは手前がキリギリスで、奥の小さい方がイナゴです。
 キリギリスとイナゴの違いは、脚の長い方がキリギリスで・・・」
「まあ。なるほど、意外にお小さいのに何て細かい彫刻が」

「肉は以前、自然の石をそのまま使ったと言われてましたが、
 実はこの毛穴は巧みに彫られたもので、ゴニョゴニョゴニョ」
「まあ、本物そっくりに作られてると思ったら、そんな工夫がされて」

・・・と、ここまでのつかみは順調でしたが、
「中国文明の精髄は、殷代から周代にかけての青銅器文明にありまして・・」
「私、青銅器には冷淡なの」(家内)と、うむむ。
肉と白菜を見たあとは、みんなのテンションが急激に下ってきたぞ。


「私、陶磁器や象牙はもういいから、書をじっくりみたいのよ」と母(書家ですから、この人)。
「私は乾隆帝の展示が見たい」と、家内(この人は”蒼穹の昴”にハマっています)。
「私はどれでもようございますのよ」と義母。
(どれでも良いという義母の言葉は意外にクセモノですが・・・)。

それでも何とか皆をなだめすかし部屋をまわるうちに、
故宮の効きすぎたエアコンに当たったのか、
私自身のおなかがグルグルしてきたので、急いでトイレに直行!
まあ故宮でトイレには困らないと、油断して用を足しホッと一息ついたところ、
普段なら直系40cmはあろうかというトイレットロールが
カラカラとむなしい音をたてて回ります。

(紙が・・・ない)。

背筋からイヤーな冷たい汗が流れてくるのを感じながら、
ふと便座の脇を見ると、使った紙を捨てる中華式ボックスと、
日本語で書かれた台北のパンフがあるではありませんか!

秋葉原や浅草では、中国人が便器の外に紙を捨てると悪評ですが、
この時の私にとって、パンフとボックスは天の助けです。
ツルツルしたアート紙はちり紙には向きませんが、パンフの紙は十分な量(以下略)。

十分時間をかけて、余分なものをふき取りトイレから出ると、
「ずいぶん時間がかかったわね~」と母。

事情を正直に説明すると、
「や~ね~、アンタ。ちり紙あげるからキチンと拭いてきなさい!」
「マスオさん。紙なら、ほらこんなにたくさん」
「恥ずかしいわね~。故宮来て何やってるの」
「いいからキミ、早くとにかく拭きに行きたまえ」

うぬぬぬ。弟まで一緒になって、何を生意気なことを!

義母から大量のティッシの束をもらって、再度トイレに戻ったところ、
係のおばちゃんが巨大なロールを持って私の前を横切ります。
まったくタイミングの悪い・・・おばちゃん、あと5分早くきてくれよな~。

台南のチマキ屋さんといい、故宮博物院といい、
どうも人間、いいとこを見せようとするほど、ハズしてしまうようでして・・・。


写真はこのあとに行った鼎泰豊の小籠包とエビシューマイなど。
右下は同じ永康街にある「永康15」のフルーツかき氷。
昨年、閉店した冰館(ピンクゥワン)のあとにできた店で、
マンゴの美味しいは変わりませんでした。
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台湾フェイシャルマッサージ・ツアー

2010-09-28 08:43:02 | Weblog
昨日からの続きです。
旅行2日めからはじめた、私たち夫婦のマッサージ大作戦は功を奏し、
母2人にも弟にも満足を与えてくれました。

特に金楽足體養生會館の全身&足つぼマッサージには、みなほぼ大満足。
広くサービスも良く、しかも清潔で従業員の技術も良い。
と思いきや、私の母はなぜか担当者にご不満だったらしく、
終わったあとにしきりと何かを怒っています。

聞いても、はじめは何のことだかわからなかったのですが、
どうやら担当の女性が、何かの理由で母に着替えの服を着せずにマッサージをしたらしいのです。
服を着せろとゼスチャーしても、言葉がわからないのか、頑として向こうは言うことを聞かず、
そこでエアコンの冷気が効いたのか、しきりに「寒かった、寒かった」の連発です。
うーん。母のゴキゲンがイマイチだなあ・・・。

もともと、この日は全身&足つぼマッサージの予定ではなく、
母たちにフェイシャル・マッサージを経験してもらおうと思っていました。
(特に実母は顏エステを強く希望)。
ところがどこもその時間は予約がいっぱいだったため、
代替え案として、全身&足つぼマッサージにしたわけで、
母は行く前もしきりに
「残念ねえ。フェイスマッサージ、行きたかったわあ」の連発でしたからね~。

母の不満をかんがみ、翌日最終日は、
ガイドブックを片手に朝9:30から電話をかけまくりました。
13:30にホテルにリムジンが到着しますから、残された時間はあとわずか。
まるでウルトラマンかシンデレラの状態です。

どこも開いてないか、予約でいっぱいのところ
ようやく7軒目にかけた。美人漾美容世界が、3人ならOKとのこと。
おお! 
3人なら、女性がみな受けられる人数ではありませんか!

というわけで、母2人と家内には顏エステに行ってもらい、
私と弟は、野郎2人で龍山寺周辺を散策。
2時間後もどると、はたして3人の顏はピカピカで、3人とも大満足の表情です。
特に顏エステ初体験の義母は、ことのほかの喜びようでした。


帰国後、家内とは「いつまで持つかね」なんて話してましたが、
早速、昨日義母から電話があり、
「すでにエステの効果が落ちまして、
 また、ほっぺがたるんで元のブルドックに逆戻りですのよ」
とのこと。

うーん。
そこまで行かないのに、わざわざ自分でブルドックなんて言わなくてもいいのになあ。
ともかくも喜んでもらって、持ったのは3日ですな。
まあ、エステ効果とゴキゲンともども、まだよく持った方かな。

それにしても顏エステを受けたあとの3人の顏を見て、
私もちょっと受けてみたかったと思ったしだいです。
ご興味のある方は、台湾にいく際に受けてみては如何でしょう。

写真はその「美人漾美容世界」の店舗。
「美人様」に見えますが、違う字のようです。
ご存知の方はご教示のほどを。
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突撃! 台北NO晩ご飯

2010-09-27 04:21:00 | Weblog
今回、台湾家族旅行をして困ったことに、食事の選択ということがありました。
食い意地の張った私たち夫婦は、旅行における最大の楽しみを食事におきますが、
どうも母2人はそうでもありません。

朝はホテルのバイキング。
いつもお義父さんの食事に追われ、何10年ぶりに外国に出たお義母さんは、
それが珍しくて楽しくて仕方ないようで、目一杯堪能します。
当然、いつも昼食を食べる12時くらいにはおなかがすきませんから、
どうしても2時3時の遅いランチになります。

それがズレこんで晩ご飯も9時10時になるわけですが、
あの人たちの晩飯はいつも6時から7時くらい。
普段、食事をする時間だとお腹がすいてきません。

「おかあさんはお腹がすかないから、晩ご飯はなくてもいいのよ」
「ホテルの部屋にあった果物があるでしょ。
 私たちはバナナとリンゴがあれば十分よね。
 あれ、食べちゃわないと勿体ないじゃない」

おおおおお!
私たち夫婦が何を楽しみに台湾に来てると思ってるんだ!

何がお腹がすかないから、晩ご飯はいらないだ!
何がホテルの果物だ!
そんなモン、日本でいくらでもあるだろう。
いや。母2人だけならまだしも、
一緒にくっついてきた弟まで一緒になって、
晩はいらないだの果物でいいだの、同調するのです。
(この裏切り者!)

行きたいとこ行かせて、旅行の算段だって全部こちらにやらせてるんだから、
飯くらい、こっちの食いたいもの食わせろ!
食いたくなきゃ、食わないのは勝手だけど、こっちまでつきあわせるな!
なんで、「アナタたちは勝手に食べてきていいわよ」の一言が言えないんだ!
・・・と、喉元まで出かかっているのを、ぐっとこらえ、私たちは別の作戦に出ました。

それは台湾名物のマッサージに行くこと。
義母はお義父さんの世話にかまけてマッサージなど外でしたこともありません。
また実母も弟もひどい凝り性なので、台湾マッサージには大賛成。
おなかがすいてない時に、ご飯をどうするか決めるんじゃなくて、
食事のことは、マッサージが終わってから考えたらどうですかと説得します。

はたして90分タップリの全身&足つぼコースで、疲れた体を揉みほぐせば、
当然お腹もグウグウ動いてきます。
マッサージが終了する9時10時には、ほどよくお腹もすいてくるという寸法で・・・。

「そうねえ。少しお腹もすいてきたから、晩ご飯つきあってあげようか」

はいはい。
おつきあいくださいまして、誠にありがとうございます。
じゃあ、これから調べておいたお店に行ってみましょうか。

さ~て。いざ、お店に入れば「晩はいらない」だのヘチロクだの言っていたのはどこへやら。

「あら、これ美味しいじゃない。
 おかあさんにもっとちょうだい」

「まあ、こんな珍しいものをこんなにいっぱい。
 もうおなかいっぱいで食べられませんけど、あと一口くらいなら。
 本当にありがたいことですわね~」

うむむむ。
いらないだの食わないだの言っておきながら、みなさまけっこう食べるじゃないですか。
弟は弟で、汗をダラダラかきながら東坡肉にかぶりついてるしね~。


写真は小籠包で有名な點水樓(ダンスイロウ)南京店のアラカルト。
メインの小籠包はもちろん、前菜から東坡肉、鶏肉のカシューナッツ炒めなど、
どれも絶品です。


ほかにも小籠包といえば金品茶樓のものがバツグン。
いずれ写真や情報などは、少しづつアップしていこうと思います。
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台湾は日本のよりどころです

2010-09-26 15:15:59 | Weblog
私なら話し合えた

うーん。
向こうは最初から「尖閣諸島はいただくぞ」というつもりでいるんだから、
話し合いで何とかなるわけがありません。
とりあげて書くのもバカバカしい記事ですが、
まんまと相手の土俵に乗せられてしまいましたな。

野生動物は死ぬギリギリまで弱みを見せないそうで、
弱った様子を見せた時=外敵に捕食される時だそうです。

日本人どうしでは「手心を加える」なんて言葉もあるように、
妥協や折り合いを見せると、お互い歩み寄りをしますけど、
領土問題というのは、エネルギーや食料問題に直結しています。
それは、いわば野生動物における「弱み」を
見せるか見せないかという話と同じこと。

それを一国の政治家たちが安易に当事者の船長を釈放すれば、
そりゃ「謝罪と賠償」くらいのことを、お隣さんは言ってきますよね。

尖閣諸島を安易に手放すことは、
アメリカと中国の軍事力が逆転した段階で、
やがて台湾、沖縄、本土の順序での上陸を許すことになります。
(いや、もう不動産では日本買いが進んでいるか)。


それにしても、いつもながら台湾の人は親日的です。
隣国同士というのはどこでもお互い仲の悪いものですが、
こういうお隣さんの存在は貴重ですね。

さて、台湾の最終日は女性3人だけ、フェイシャル・マッサージに行ってもらいました。
肌をピカピカに磨いてもらい、みな大満足。
私は無事ミッション遂行です。

特に義母はエステ初体験で、満足していただいたのは良いのですが、
孔子廟の願い札に「もう一度みんなで旅行できますように」と書いておりました。
(しかも私に見えるようにです・・うう)。

写真左は小籠包で有名な鼎泰豐(ディンタイホン)のキャラクター。
ここは前に支店に行って、高いわりに大したことない印象があったのですが、
本店はさすがになかなかのもの。
小籠包以外ではチキンスープがオススメだそうです。

写真右は・・・見てのとおりです。
日本文化がふか~く浸透しておりますね。
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台南五人旅~大誤算のプレゼンテーション

2010-09-25 09:03:07 | Weblog
昨日、台湾五人旅から無事戻りました。
行く前はどうなることかと危惧された旅行でしたが、
義母と実母の姑2人もけっこう仲良くやってくれて、
なごやかに楽しく旅を終えることができました。
ただ、母2人が仲良くやるというのはどういうことかと言えば、
その分、こちらにお鉢がまわってくるということですね。

2日目までは何とかホテルも食事も満足してもらい、順調に旅を続けた3日目のこと。
私たちは台湾新幹線で台南に向いました。
台南は食の都と言われるほど、食べるものの豊富なところ。
ここには「再發號(さいはついごう)」という、創業が清朝という老舗の粽屋さんがあり、
3年前に台南を訪れた際、私はこの肉粽(にくちまき)の旨さに感激した記憶がありました。

台南には11:19に到着します。
昼食には少し早い到着ですが、着いたはじめに孔子廟を見て、
徒歩8分という粽屋さんに行けば最高のタイミングです。

台湾新幹線の物珍しさに母2人も満足。
これは完璧なプレゼンテーション・・・ここまでは、そんな風に私は考えていました。

ところが台風が過ぎ去った直後の台南の暑さは、年配の2人にはやや堪えたようでした。

「アンタ、まだ歩かせるの?」
「あとどのくらいですか、マスオさん?」

うむむむ、イマイチ感触が良くないぞ。
地図ではすぐのハズだし、まだ5分も歩いてないんだけどなあ・・。

南国の照りつける太陽のもと、台南独特の大きなロータリーを渡り、
店を発見して後を振り向くと4人の姿が消えているのにびっくり。
あわてて来た道を戻ると、何とみな銀行に入って涼んでいるではありませんか。
母がガマンできずに、みなを引き連れて入ってしまったようなのです。
うーん、徒歩8分でもタクシーを使うべきだったかなあ。

・・・と、ここまで来て私は、さらに重大なことを忘れているのに気付きました。
「再發號」は19世紀の創業という老舗ですが、
エアコンの設備など望むべくもない、ほとんど屋台同然のお店だったのです。

しかも注文した特製八宝粽は、大人のゲンコツ2つ分以上の大きさ。
彼女たちには多すぎる分量です。
猛暑の中を歩かされた上、エアコンのない屋台に座らされて、
豚肉や貝柱、栗など、重い具材ばかりのもち米チマキ。
それがお年を召した方々にとって美味しく感じるはずはありません。
いや、味は前と変わりませんでしたが・・・あああ、TPOが違いすぎた!
私も美味しく感じないぞ~!

何か期待と違うものが出されたという、重苦しい沈黙。
5人はモゴモゴと巨大なチマキと格闘しましたが、
完食したのは私と弟の2人だけ。

さらにトイレを借りに奥に入ったら、そこは十分にエアコンが効いていました。
店の作りで、ここはエアコンがないぞと思い込んでしまったのですね。
気付いた時は食べ終わっていて、すでに後の祭り。

いやはや、自分ではこの店を善かれと思って連れていったのですが、
そういう時って、人は自分が期待する反応をしてくれないことが多いんだよね~。
これは、まったくもって大誤算のプレゼンテーションでした。


お店の栄誉のために申しあげると、
再發號は写真を見てわかるように一度は食べる価値のある名店です。
しかし、食べ物というのは、ひとつプレゼンテーションを間違えると、
どんな旨いものでも美味しく感じないということですね。

この日は、早々に台南をあとにし、
みなさまには台北で90分のマッサージを楽しんでもらったのでした。


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氷川祭り~明日から台湾です

2010-09-20 07:48:50 | Weblog
昨日はジム友の正ちゃん帽さんと氷川祭りに参加しました。
地元ながら、山車をひくのは小学生の頃以来ウン10年ぶりのこと。

実は私、イベント好き、宴席好きのくせに、
子供の頃から地元のお祭りはどうも苦手でして、
小学生の頃に山車を引いた時も”早く終わらないかな~”などと思っていたクチです。
けっきょく、自分の自由にならない時間が苦手だったんでしょうな。
というわけで、zoomaniaさんら、
チャリティーオフ会のひとたちに誘われ、重い腰をあげて参加したのです。

ところが中年もおわりにさしかかって参加してみると、
意外にこれが面白い。
赤坂通りや外苑東通りの車道を堂々と歩くなんて、
普段はできないことですからね~。

こんなことなら早くから参加してりゃ良かったと思った次第ですが、
来年からはキチンとお仲間に加わらせていただきますので、
みなさま、何卒よろしくお願いいたします。


さて、明日からですが、先のブログで申しあげたように
明日から家族5人で台湾に行きますので、
4~5日ほどブログはお休みいたします。
あああ、両方の親を一緒に連れていくのは、ややも気遣いが必要。
みなが楽しく帰れるよう、このミッションを遂行してきますわ。
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やっぱ、お相撲だな

2010-09-17 09:13:29 | Weblog
昨日は例によってクライアントの友だちとお相撲観戦に行きました。
みなさん、枡ひとつ10万なんて話をチラホラ聞いて、
お相撲というのがものすごく高いもんだと思っているようですが、
今はそんな席はそんなにありません。

私たちがいつも行く席は2人枡といって、枡席では最後尾。
ひとりアタマ9000円ちょっとという(決して安くはありませんが)、
まるで手に届かない値段ではありません。

ところが、昨日は一連の大相撲不祥事の影響で、枡席はガラガラ。
最前列の砂かぶりと、枡の前の席はほぼうまってましたが、
最後尾の2人枡と前の席の間にあたる枡席は、ほとんど人が入ってない状態です。

それでも声援の数と盛り上がりは、いつもと一緒。
つまり国技館に足を運ぶ人の4割方は、
コアなファンか外国人観光客ということになります。

おそらくは適当に高い4人枡は、
東京見物のツアーなどに組み込まれているのでしょう。
歌舞伎でも宝塚でも、そんなツアーは少なくありませんが、
今回の不祥事で、いっぺんにキャンセルになったのでしょうね。
でないと、このガラガラぶりは説明できません。

肝心の取組は、気合いの入った熱戦が目白押しでした。
力士たちも生き残りをかけて必死なんでしょう。
豊の島と豊響の取り直しになった一戦などは、
豊の国が土俵際、プロレスのブレーンバスターみたいな技で
豊響の巨体を土俵外にほうり投げました。
白鵬と栃ノ心、栃ノ心もよくがんばった!
そしてわれらがバカ息子、稀勢の里は(以下略)。

こうした内容の相撲をとり続けていれば、お客は戻ってくると思うけど、
相撲協会はイマイチ商売っ気がないなあ。
空席は安くするとか、2人がけでOKにするとか、
チケット売り場もギリギリまで商売するとか、
素人の私が考えてもいくらでも方法があるだろうと思った次第です。

でも、お相撲観戦は楽しいなあ。
ご興味のある方は、ぜひ一度!

写真は白鵬の土俵入り。
これは双葉山の記録を抜いてしまう可能性もなきにしもあらずだな~。

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サポーター票は外国人多し、だって?

2010-09-16 08:19:46 | Weblog
友だちに聞いた話ですが(読売新聞の社説だそうですが)、
民主党のサポーターの条件には「在日外国人を含む」という一文があるそうです。
その数はわかりませんが、かなりいるとのこと。

私たち国民が総理大臣を選挙で選べないのに、
外国人に総理を選ぶ権利があるというのは、いったいどういうことでしょう。
これは実質上、外国人に参政権を与えたのに等しい。

今回の選挙、菅さんvs小沢さんの対決においては、
結果から見れば関係ないかもしれませんが、
何やら、じわじわこの国を外国に売渡しにきているような、
いや~な感じがします。

いや。これって、法律上問題はないのですかね?
詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示のほどお願い申しあげます。


写真は今月18~19日にひかえた赤坂氷川祭りにちなんで、
南インドの山車をアップいたします。
もっと日本の山車そっくりだと思ったけど、けっこう違ってますね。
あ。もっとも日本の山車に似てるんじゃなく、実はルーツはあちら。
写真下の方に車輪があるのが、おわかりになるでしょうか?

神道の飾り物はインドにルーツを持つものが多く、
友人のインド人・ボースさんも日枝神社に飾られた鏡を見て、
インドに殆ど同じものがある、なんて言ってました。
お祭りに参加される方はご覧くださいませ。
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地球市民になるとは、どういうことか?

2010-09-15 10:54:38 | Weblog
昨日、友人と北品川のもんもんでホルモンを食べながら聞いていた話題です。

「地球市民」という言葉を実現させる為には、以下のような計算が成り立ちます。
仮に日本人一人当たりの平均年収を「100」として、人口1億を「10」とします。
すると、100×10=1000の「1000」が、日本人全体の年収になるわけです。

一方、仮に中国人一人当たりの平均年収を「10」として、人口10億を「100」とします。
すると、10×100=1000の「1000」が、中国人全体の年収になるわけです。
(たぶん、今は中国人の平均年収はもっと上がってるでしょうが、これは計算しやすくするため)。

すると、日本人全体の年収+中国人全体の年収=2000という数字が出るので、
これを日本の総人口+中国の総人口=110で割ると、
2000÷110=18.181818181818・・・・・という数字が出ます。

地球市民になるということは、
仮に今まで100だった年収が18.181818181818・・・・・になるという意味ですね
それを本当に受け入れられるのか、ということでしょうね。

昨日の総裁選、小沢氏が負けたので日本は破壊されずに済みましたが、
地球市民を主張していたという、管氏では真綿で首を締められることになりかねません。
まあ、菅さんは消費税値上げを主張したりと、現実的なところがありますから、
それに期待したいところでしょうか。


写真は赤坂のトルコ料理アセナのベリーダンス。
メーテルによく似た美人のダンサーでした。
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管 vs 小沢・総裁選の”友だち原理主義”

2010-09-14 08:58:01 | Weblog
昨日、テレビを見ていたら民主党議員のひとりが
「私は○○先生に恩義があるので、今それを返します」発言をしてました。
これは、以前に鳩山さんが小沢支持を表明したのと同じですが、
いやはや、この国政に”友だち原理主義”を持ち込むのは何とかならんものですか。

あなたが誰に恩義があるか知らないが、そんなことは私たち国民には何の関係もありません。
三国志の桃園の誓いじゃあるまいし、国を引っ張る政治家のみなさんが、
いったい”何を言いゆう”という感じであります。

たしかに政治の世界にこそ、縁故や義理人情が働く部分は多いでしょうが、
それを全国放送で何のためらいもなく口に出すとは、
語るに落ちるとはまさにこのこと。
国政より義理や恩義の方が大切ということですかな。

岡田外相の済んだ話の謝罪やら、
尖閣諸島で領海侵犯した漁船の手厚い強制送還など、
目に余るほど腰のひけた外交には、猛暑と一緒でうんざりのこの頃です。

少し秋風を感じる今朝ですが、本日の民主党総裁選・・・
少しは期待したいとこだけど、いかなることに相成りますやら。


写真は「赤坂氷川祭り チャリティ・オフ会」の会場になった、
赤坂のトルコ料理アセナのコースメニュー。
そのまま撮ったら真っ赤になってしまいましたが、
魚や肉に対して、ボリュームいっぱいの野菜がつけ合わされていて、
とてもバランスの良い組み立てをされていました。

シェフのレベントさん、なかなか只者ではありません。
今度は羊を食べてみたいな。
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鎌倉・上行寺を知っていますか?

2010-09-13 08:55:20 | Weblog
先日、病気だという友だちが鎌倉にお祓いに行くというので、
上行寺(じょうぎょうじ)を紹介しました。
ここは、すべての病に御利益ありとされるお寺ですが、
頼朝公のおできを治した故事から
瘡盛稲荷(かさもりいなり)とも呼ばれ、特にガン封じのお寺とも言われています。

ここは駅前の小町通りあたりで聞いても、誰も知らないような小寺ですが、
日蓮さんの孫弟子が開山という古刹で、
実は鎌倉で私がもっとも好きなお寺のひとつです。

でも、そんな御利益はもちろんですが、
何が素晴らしいって、ここのご住職のお人柄はホントに素晴らしい。
飾らず欲はなく、お寺には近所の人がお茶やお菓子を持って、
ひっきりなしにやって来て、悩み事の相談はもちろん
世間話をしにやってくるお人柄です。
(ほとんどが世間話みたいですが)。

昨日、「噂の東京マガジン」で、八王子のホーメストタウンの
スーパー建設予定地に「お墓」が計画されていて、
住民問題になってるというのをやってましたが、
鎌倉も同じような生臭い住職がほとんどとのこと。

その中で、上行寺のご住職は鎌倉でも珍しい”生臭くないご住職”。
どう見ても裕福な寺ではないのに、祈祷料は3000円。
お守りやお札の値段も遠慮がちです。
それは安く売って儲けようというのでなく、
なるべく手の届く値段で人の悩みを取り除いてあげようという、
住職の気持ちのあらわれではないかと思います。

一度、お時間のある人はお立ちよりのほどを。
ご住職の趣味がよーく出た、ミステリアスで強烈なお堂は必見。
その際は、運良くご住職に会えるといいですね。

画像は拙著「ぶらり鎌倉スケッチ散歩」の中のイラストです。
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鎌倉と赤坂、よく似た町の問題点

2010-09-12 09:05:32 | Weblog
昨日のコメントで、
”鎌倉”を”赤坂”で語っても不都合はないというご意見をいただきましたが、
実はそれが私の本音でもあります。

まったく鎌倉も赤坂もブランドイメージばかり強くって、
その実、中身が伴っていなかったりするのがアタマの痛いところです。
鎌倉の人は住まいを聞かれて答えると、十人が十人、
「それは良いところにお住まいで」と言われる・・・
それが実にめんどくさいそうですが、その点は赤坂も同じことですね。

むこうはほめてるつもりでも、
こちらはそんなんじゃないんだっていうギャップでしょうか。
茅葺き屋根の家は、見てるだけなら味わい深いですが、
住んでみると不便なのとよく似ています。

どちらも住むと意外に不便だし、物価は高いし、高齢者は多いし、
別に高級住宅地に住んでる人ばかりじゃないのは、まさに鎌倉も赤坂も同様です。
違いといえば、赤坂は大した文化遺産はないけど、旨いお店がけっこう多いこと。
一方、鎌倉には文化遺産はいっぱいあるけど、
似たような店ばかりひしめいていることかな。
あとインフラに関しては断然、赤坂が便利ではあります。

でも、どちらも町興しの決定打がないことは共通ですね。
久々に鎌倉散策をして、町の問題点が赤坂によく似てることを感じました。
でも鎌倉はパチンコ屋もカラオケも赤坂みたいに大手をふるってないだけ、
まだマシでしょうか。
また、赤坂のコリアンタウンだって、うまくやれば新大久保みたいに人を呼べるのに、
地元とコリアンタウンの関係がまるで感じられないのも困ったところです。

どちらも自分の町が好きな人が多いことは救いなんだけどね。

写真は瑞泉寺の庭。
荒れてきているのがおわかりになるでしょうか。



コメント (4)
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鎌倉地区を世界遺産に!

2010-09-11 06:57:12 | Weblog
一昨日、鎌倉を散策して思ったことですが、
これほど歩いて満足できる町も少ないのに、
これほど観光地として商売っ気のない町もないな、ということです。

昼間に入ったところでもそうでしたが、
1500円の定食に稲庭うどんにおにぎりという簡素な食事でした。
まあ、決して不味いわけではない。
鎌倉の中では、それでもましな方ではありますが、
この町の食事は本当に、値段に対する満足度の低い店が多いのですね。


また、残念だったのが瑞泉寺の素晴らしい庭が、
荒れ放題になっていたこと。
鎌倉の奥座敷ということもあって、
この猛暑でお客が来ないということもあるでしょう。

それにしても夕方頃、私たちが瑞泉寺に着いた時、
入り口で券を売っていたおじさんのセリフ・・。
「なんだ、もう誰も来ないから帰ろうかと思っていたのに。
 閉門は5時だから、それまでに出なきゃダメだよ」

うむむ。
これは商売以前の問題ですが、
鎌倉の観光に関わっている人に、こういう人はけっこう多いんだと思います。
それでも客が来るから、何とかなってしまうんだよね。

見れば、鎌倉はこれほど歴史的遺産が多いのに、
町ぐるみで世界遺産に登録しようという動きすら聞きません。
財政の問題か、高齢者が多いのか、新住民と旧住民の対立があるのか、
理由は何だかわからないけど、
これほどの観光資源を持ちながら、宝のもちぐされも甚だしいよな~。
実に勿体ない話だな、とヨソモノながら考えてしまったところです。


ちなみに何年か前に、タッキーの「義経」を大河ドラマで放映したところ、
鎌倉市民はまったくノリが悪かったとのこと。
そりゃそうです。
鎌倉の人が尊敬するのは源頼朝であって、
義経なんていうのは、あとから人気の出た外様に過ぎません。
(私も頼朝公は尊敬する人物のひとりなので、そのあたりは一緒です)。

鎌倉では、この町を建造した頼朝公を呼び捨てにせず、
「頼朝さん」「頼朝公」と呼ぶ人が少なくないのは、そんなことなのでしょう。
それにしても歯がゆいぞ、鎌倉!


写真は先日倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏。
切り株からすでに新芽が溢れてます。
素晴らしい生命力! 見ると元気が出ます。
コメント (6)
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中里研・朝倉めぐみ展~ぶらり鎌倉スケッチ散歩

2010-09-10 11:01:43 | Weblog
昨日は鎌倉、夢松洞(ゆめまつどう)で行われた中里研・朝倉めぐみ展
大学時代の友人と待ち合わせて行きました。

個展・・・というか二人展ということもあって、
作品はすべてオリジナル未発表のものばかり。
版画と金属による立体作品ということもあって、
テイストの違うふたりですが、
そこは夫婦仲良く、違和感なく作品が並んでおりました。

展覧会までが大変だったという2人ですが、
そこはその苦労を感じさせない、肩の力がおりたホッとするような作品ばかりでした。
この辺りは経験と、今までの努力の積み重ねを感じますね。
見ると幸福感に満たされる展覧会です。
まだの方はぜひご覧くださいませ。


展覧会後は鎌倉を散策。
鎌倉は正直言って、高いばかりで大した店がないので、
私は横浜に出て食事をしたかったのですが、
比較的涼しい天気ということで、みな鎌倉散歩を希望。

手頃な店で腹ごしらえをしてから鎌倉散策としゃれ込みました。
折れた後の大銀杏を見に鶴岡八幡宮に寄り、
荏柄天神社、鎌倉宮、瑞泉寺というコースを散策。
総計1万4000歩は、なかなか良い散策かな。

鎌倉は拙著ぶらり鎌倉スケッチ散歩で取材をしたこともあり、
をじさんは張り切ってガイド。
ひとり、高校生になる娘さんも一緒に来ていたこともあって、
能書きとオヤジぎゃぐを、ひっしにガマンしましたが、
それでも体の内からほとばしるものは抑えきれません。
何だか「ゲゲゲ」のイトツ状態です。
それでもその娘さん、イヤがりもせず(?)ついて来てくれました。
まあ有難いですなあ。

そんなわけで、人生も何だか捨てたもんじゃない・・・と感じた1日でした。
写真は展覧会の様子です。
コメント (2)
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