小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

バリ島~「物理のしくみ」ができるまで

2008-08-27 11:16:30 | Weblog
昨日も申し上げたように、明日から9月6日までバリ島に行ってきます。
メールチェックはいたしますが、返信など難しくなりますのでご容赦くださいませ。

さてアップした画像にも記されているように、
これから発売される「マンガでわかる物理のしくみ」は、
たしかに父との共著ではありますが、親爺の健康上の都合もあって、
実際には長男の満寿雄が文章を書き、まとめています。
画像の本文中にもあるように、そんなものがアテになるか?・・という方がいるかもしれませんが、
答えは「もちろんキチンと書かれており、しかも素人にもわかりやすい」と申し上げておきましょう。
当然、親爺のチェックは厳しく受けており、これでOKという許可をもらっています。
また、これは親爺が常々言っていることなのですが、
世間一般で出されている物理学者の著書は、自分ではわかっているので、
肝心のことが説明されずにスッポ抜けている場合が多い。
(”肝心のこと”とは、物理の基本のことです)。
この3年間、この企画を引く受けてから、もっとも苦労したのがその点でした。
親爺の文章を一般のレベルにわかりやすくリライトしようとすると、
公式の壁がはばみ、たちまち筆が萎縮し頓挫する。
そこで親爺に話を聞いてみても、「文章で完璧に説明するのは不可能」と言われ、
(そのために式があるわけですな)ふたたび筆が止まる。この繰り返しでした。
しかし、石の上にも三年とはよく言ったものです。
昨年の今ごろから、徐々に本の全文がアップし、
さらなるリライト作業がはじまりました。
1月延び、半年延び、また3ヶ月延び・・・ようやく出版までこぎつけたのです。
こうして出来上がった「マンガでわかる物理のしくみ」ですが、
反対に苦労を感じさせず、読みやすいものに仕上がったと思います。
みなさま、ぜひご一読を! 9月2日以降の発売です。
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バリに出かけます

2008-08-25 10:11:30 | Weblog
今週の木曜、8月28日~9月6日まで、
インドネシア・バリ島に出かけます。
若い頃、一時期ケチャやガムランなどに凝ったことがありましたが、
行くのは初めてです。
個人的にはバリ・ヒンドゥーのイメージもあって、
インドに近い印象持っていたのですが、
聞くところによると、だいぶ観光化されたみたいです。
どんな感じなのかな。

ですから丁度、物理のしくみの発売日に不在となります。
残念ですが、今のうち&戻ってから営業活動しないとなあ・・・。
画像は、まだ途中ゲラの段階を公開したものです。
当然ながら、実物はもっとスッキリできています。
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「マンガでわかる・物理のしくみ」完成しました!

2008-08-24 07:49:48 | Weblog
マンガでわかる・物理のしくみがとうとう完成しました。
なんせ足かけ3年・・・編集者も私も感無量という感じです。
本を出す時って、いつも印刷に不満が残るものなのですが、今回は完璧でした。
イラストがきれいに再現されていて、実によい感じです。
図書印刷さん、ありがとうございました!
早速、実家に行って親爺に見せたところ、
「うん、よくできた」と喜んでもらえました。
でも、そのあとすぐにグースカ寝てしまいましたがね~。
でもまあ良かった。
手前味噌になりますが、今までにない物理本。
自信を持って、みなさまにオススメできる良い本になったと思います。
発売は9月2日から、徐々に全国の本屋さんに出回ります。
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浅草・鯨専門店「勇新」

2008-08-23 14:47:27 | Weblog
昨日はクライアントさんのご招待で、
気心知れた連中と浅草の鯨専門店勇新に行く。
日本の捕鯨の正当性について語り合うという趣旨だったが、
それより鯨の意外な美味しさに舌鼓を打った次第。
だが、アメリカのように「白鯨」を生み出した国(鯨油を取るのが目的)が、
捕鯨に反対するというのは、どう考えてもおかしな話だ。
オーストラリアに至っては、南極が自分たちの領土だと考えているのだから
余計に始末がわるい。
写真は前菜9種。尾のみや赤み、本皮の刺し身。ベーコン、煮物、揚げ物、ステーキなど。
滅多に口にできない珍味でありました。
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東銀座・ダルマサーガラ~赤坂・タージ

2008-08-22 10:14:35 | Weblog
一昨日はクライアント夫妻のご招待で、東銀座・ダルマサーガラで食事。
たまたまネットで調べて入ったら、びっくりするほど美味しかったとのこと。
インド料理はどこに入っても、タンドリーチキンとナン。
そして油の強い北インド料理ばかりだから、飽きてくるのだが、
ここは米作に合う南インド料理。
ドーサーや、ラッサム、ポリヤル、サンバルといった南メニューをアラカルトでいただく。
いや旨い、どうもご馳走さまでした!

で、翌日・・・毎週、父の介護のねぎらいに母と弟と交代で食事に誘うのだが、
母にどこ行きたいと聞いたところ、
珍しく「赤坂・タージに行きたいという。
(昨日もカレーだったよ)とは言える雰囲気でなかったので、
そのまま連チャンでインド料理に突入。
まあ、インドに行くと毎日カレーだから、別にいいんだけどね~。
こちらはサモサにパコラ、タンドリーチキン、バターチキンなど、
典型的な北インド料理ばかりだが、さすがにインド人VIPが必ず立ち寄る名店。
けっこうなお点前でございました。

写真は前に撮ったダルマサーガラのドーサーです。
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ブラームスはお好き

2008-08-19 11:22:51 | Weblog
お盆の間、15日は母方の祖母の墓参りに靖国、富岡八幡宮参拝。
16日は父方の祖母の墓参りと、うちの実家まいりとお参り三昧の休みだった。
16日は久々にフルフルで食事をしたのだが、
携帯を変えたため、写真をパソコンに移すやり方がよくわからん。
というワケで、ちょっとの間写真はお休み。
ご了承のほど。

まったく関係ないけど、
夏真っ盛りにブラームスの交響曲1番をかけながら原稿書き。
どんよりとした曇天が似合うと思っていたブラームスだけど、
意外に晴れ渡った夏空にマッチする。特に最終楽章が・・・。
わりと陽気な人だったのかもね。
真夏のブラームス・・・わるくないですぞ~。
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墓参り~靖国参拝~富岡八幡宮

2008-08-17 11:56:18 | Weblog
一昨日の終戦記念日は、突き刺すような日差しに閉口しながら、
本駒込の吉祥寺に祖母の墓参り。
その後に、ここ何年か毎年恒例にしている靖国参拝を
従姉妹と弟と一緒に行く。
まあ、物見遊山半分だが、この日の靖国は別の雰囲気でなかなか面白い。
日が落ちてからは、従姉妹の地元・門前仲町にくり出して、一杯。
同じ東京に住みながら、けっこうここは別世界。
食い物もけっこう旨いし、外国人相手の観光地にならないか?
ここは、予算などかけず開発などせずとも、
六本木や浅草以上に外国人を呼べるスポットになると思うのだが・・・
如何なものだろう。
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「静物画の秘密」~赤坂・カステロブランコ

2008-08-11 11:12:56 | Weblog
昨日は久々に美術鑑賞。
国立新美術館ウィーン美術史美術館蔵「静物画の秘密」を見に行く。
来年の秋口に、また個展を開く予定なのだが、
次回はもう少し原点に帰った風景画や静物画を描いてみたくなったこともある。
だが、この展覧会を見て感じたのだが、
西洋絵画の風景や静物にはアレゴリー(隠喩)のあるもの多く、
私が描いてるヘンな絵と、本質的なところでは変わらないような気もした。
静物に描かれた懐中時計は儚さの象徴であるとか、鹿の角は妻に不貞をされた亭主のシンボルとか・・
自分が描いてるおすもうエンジェルが、
時に素粒子の象徴だったり、時に五穀豊穰のシンボルだったりといった具合にね。
だが現在、欧米の絵画史家には「絵画に意味を求めない」という
妙なとりきめがあるそうだが、なんか大きなお世話という感じ。
ゲージツなんだから、好きにさせてくれよってカンジだな。
ウィーン美術史美術館は何度か足を運んだことがあり、
ヨーロッパのミュージアムでも好きな部類だが、思い出しながら、いや堪能いたしました。
食材の絵が多く、どんな味だったのかを想像しながら見ると楽しくて仕方ない。
牛の膀胱を風船がわりにしてる、実に可愛くない子供の絵があって、
やっぱりヨーロッパの肉文化というのは、ハンパな厚みでないと実感した次第。

夕方は、実家の母と弟と食事。
親爺がショートステイに行ってるので、鬼の居ぬ間に洗濯というわけ。
お目当ての中華が日曜で休みのため、二人の希望で
サカスにあるポルトガル・ベイラス料理カステロ・ブランコに行く。
ここは、バツグンに旨いというほどでもないが、
何となく安心して何度でも食べられる感じの料理。
一昨日、クラス会があって連チャンのため、残念ながらアルコールは抜き。
そのためか、伝票を見たら前に来た時の半分くらい。
下戸の人は、それなりに得なんだな~なんて思ったりもした。
まあ、二人とも満足してくれたようで良かったわい。
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血液型あれこれ~赤坂・アクアティック

2008-08-05 10:20:36 | Weblog
最近、私たちの住んでいる世界というのは、
自分たちが思っている以上に複雑にできている、なんて思うことがある。
学生時代、解剖学で人間の腹わたの中を見た時、
どこが肝臓で、どこが腎臓なのか、はじめて見た者にとっては、
まるで区別がつかなかったものだ(今だって、見てもわからんけどね)。
「ああ、やっぱりレオナルド・ダ・ヴィンチは凄いんだな」なんて単純に思ったものだ。
人間の臓物を例に出すのも何だけど、
このように機能や役割がまったく違っても、見た目に区別がつかぬものは世の中に多い。
それを理解し、解明するには大変な努力と時間、そして歴史的な積み重ねが必要なのだ。
教育というのは、ある意味で、それらを区別できる知性のトレーニングでもある。
見た目が似てるからといって、それこそ味噌もクソも一緒にしてはいけないということですな。
そんな意味で、日本人の好きな「血液型性格判断」ちゅーのは、
味噌もクソも一緒にしてしまう、きわめて乱暴な話・・・といえるでしょう。
なにしろ60億の人間を、たったの4種類に分けてしまうんだからね。

ただ、血液型にある種の傾向があることも間違いないようで・・・
たとえば、なぜか美術関係の人間にはB型が多いのだ。
私のまわりにもBがひしめいており、これがみな自分勝手で人の話を聞かず、
自分の言ってることが正しいと、根拠もなく確信している、実にハタ迷惑な輩たちである。
(もっとも、かく言う私も巷で評判のわるい、そのB型の一人なんだがね~)。
ちなみに嫁はA型で、世間はみな「奥さん、大変だね」と同情されるので、
それも何だか面白くないというわけで・・・。
まあ、血液型の話も世間話で終れば罪はない
いけないのは、そこから逆算して人格を決めつけてしまうことなんでしょうな。

写真は赤坂2丁目のイタリアン、アクアティック
こちらは旅の指さし会話帳・イタリアの著者、
堀込玲さんのご紹介なんだけど、さすがに世界的パスタ会社・バリラの人だけあって、
イタリアンの真髄とも言える一品ばかり。
写真の温野菜は絶品で、野菜の美味しさはもちろん
それぞれ良い火加減で仕上げっています。
ぐるなびの評価が思ったほどでないのは、やはりランチだけ行く人が多いせいか?
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マンガでわかる物理のしくみ

2008-08-02 10:35:06 | Weblog
ようやく親爺との共著「マンガでわかる物理のしくみ」
カバーまわりがアップしました。
デザインは「インドのアチャールくん」でもお願いした斉藤いづみさん。
何とも言えず、良い感じに仕上がりました。
見本は今月の22日くらいにアップ。
発売は9月2日からです!


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