先週の日曜、イベントに借りていた拙画を返しに、家内と実家に行きました。
その際、家内の知らない私の子ども時代の話になったのですが、それがまあ盛り上がってくれること!
普段はダジャレのスルーをされて、笑ってもらえないことが多いので、私にとってはどんなことでも笑ってもらえるのは、ある意味嬉しいのではありますが・・(苦笑)。
本日は、そんな中でまったく忘れていた小学校時代のお誕生日会のお話です。
私が在籍していた旧・赤坂小学校では、毎月お誕生日会というイベントを設け、親を呼んで、歌や劇などを披露する会がありました。仲の良い友達どうしで、紙芝居をしたり、劇をしたり、歌を歌ったりと、一日か半日丸々開催するのです。
私はこの会が大好きで、授業がなくて遊べるということもあるのですが、自分が作ったオリジナル脚本をみんなの前で披露できるというので、それは楽しみにしていたことを思い出しました。
でも、そんな私の楽しみとは反対に、親からも友達からも、私のオリジナル劇は不評だったようでした。
母「アンタ、床の上に大の字になって、気が狂ったみたいに大声でワアワア叫ぶでしょう。 もうあたし恥ずかしくって!」
私「気が狂ったって言うけど、当たり前だよ。あの劇はタイトルが『精神病院から脱走してきた男』っていうんだからね(本作品には一部不適切と思われる表現が含まれおりますが、製作者の意図を尊重し、オリジナルのまま収録しております。あらかじめご了承ください)」
弟「そりゃひどいタイトルだな。今じゃ、学校がとてもやらせてくれないな」
妻「で、どんな内容だったの?」
私「忘れた。タイトル以外覚えてない」
いや、それが家に帰って母にはえらい叱られたこと、叱られたこと!
こっちは一所懸命考えて作ったというのに、いやまあ、ひどい話です(笑)。
そうそう。
私が子供時代に作った劇やマンガは友達にも不評で、よく「小暮のマンガは何言ってるのか、よくわかんねーよ」と言われたものです。
ほかにもシャーロック・ホームズの「六つのナポレオン」を劇にしたことがありまして、それも大不評。
「六つのナポレオン」は、ナポレオンの石膏胸像が 次々に割られていくという謎があって、実は六つんのうち1つに”ボルジアの黒真珠”が入ってるという話だったのです。
そこで私は新聞紙に糊を混ぜた胸像を作り、その1つに黒い石を入れて、劇中で割り、黒真珠が出てくる時「あった〜!」と叫ぶのです。
けっきょく、粘土を割って石が出てくるのをやりたかっただけなのですが、破片が散って「きったね〜」と、これも大不評。
母から怒られたかどうか。そちらはまったく記憶にありません。
母「そんな劇、いったい誰とやったのよ」
私「よく覚えてないけど、たしかE里くんとか、S山くんとかだっけな」
母「ああ、あの連中」
妻「あ、”あの連中”でひとくくりなんですか?」
そうそう、小学校時代にトイレットペーパー事件(いずれ後述します)など、しばしば問題を起こしていた、”あの連中”です。
不思議なもので、母からえらい叱られたのは覚えているのですが、何で怒っているのか、理由がまったく理解できなかったので、傷つくことも、反省することも、懲りることもなく同じようなことを繰り返していたようです。
今は、そっちの仕事とまったく無関係でもないことをしてるのですから、それはそれで良いのではないかな。
反対に、中学生時代に数学の先生から幾何のセンスを褒められたことがあるのですが(本当です!)、結局そちらはまったく実にならず。
ほめて育てるなんて言うけど、人間って、そうとばかりも言えないようで。
ほかの友達を見ても、なるべくして行った道についているような気がします。
こちらの写真は先日、イベント終了のお祝いとお手伝いのお礼に、家内と行った山ね家さんのお品の数々です♪ 現在はコース限定のメニューですが、それだけに、さらに洗練されて美味しくなって大満足でした。