小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

母のカリブ海クルーズ、成田で出国拒否に・・・

2011-02-27 08:44:11 | Weblog
昨日は母がカリブ海クルーズに出発する日。
買い物や準備につきあわされ、大わらわの日々がようやく一段落と安心していた朝、
母からこんなメールが届きました。

「ESTAの登録番号を控えるのを忘れました。
 お仏壇の引き出しの中に宏の字でメモがあります。
 ちょっと見てくれませんか」

ぬぬぬ、ぬあんだと~?

そういえば先日も家内の友人が台湾渡航の際に、
パスポートの残り期限が7日しかなかったことで、
成田で出国拒否をされたばかりでした。

イヤな予感がして電話をしたところ、
母が何を言ってのかるかはよくわかりませんでしたが、
どうやらESTAとは電子渡航認証システムのことで、
早い話アメリカに渡航するvisaでして、弟に手続きを頼んだナンバーを控えたメモが
仏壇の引き出しに入っているので、それを見てほしいとのことでした。

至急実家に向いましたが(その時、私は別の用事で外にいました)、
はたして仏壇の引き出しにそれらしきものは見当たりません。
出発時間が刻々と迫るのになぜか携帯が通じません。
これで、行けないとなったらあとが大変だよな~。

1時間ほど経過して、ようやく携帯がつながったところ、
電池切れで通じなかったとのこと。
幸いvisaの登録番号は旅行会社の方で処理してくれたから、
問題なく出発できましたが、それにしても人騒がせな話です。
さんざん世話になった母親だからガマンできるが、うぬぬぬ・・・!


さて、家内の友人の場合はけっきょく台湾に行けずじまいでしたが、
その人は恥ずかしいので、職場のみんなには黙ってほしいと言ったそうです。

うーん、腹立ちついでに言わせてもらいます。
その人がこのブログ、読んでいたらぜひ聞いてほしいのですが、
楽しみにしていた旅行に行けなかったのは気の毒ですが、
黙ってろってこと自体、迷惑な話なんだよね。
つまり台湾に一緒に行ったことにしろってことですよね。

そうしたら、台湾に行った友だちたちは悪いことをしたわけでもないのに、
妙な口裏を合わせないといけないでしょ。
職場で旅行の話もできないし、
必要もないお土産だって余計に買ってこないといけないわけです。
(パスポートの残り期限が7日を確認しなかった旅行会社も問題ですね。
 お金はどうしたのでしょう。たぶん返ってこなかったでしょうね)。

何より、一緒に行こうとしていた友だちに迷惑をかけたわけで、
もとは自分が蒔いた種なのに、さらに負担をかけるというのも如何なものかと思います。
いや、花粉がひどいことに加えて、さらにイライラした一日になってしまいました。

写真は東京ミッドタウンにある竹の植え込みです。
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花粉でカフーン!

2011-02-26 08:15:17 | Weblog
昨日は春一番。
来ました、来ました。

今年一番の花粉が。

今年の花粉、関西で11倍。
早い人は昨年の12月くらいから出はじめたそうですが、
関東で8倍と聞いて、早くから医者の薬をもらって、
外出時には必ずマスクをしていたおかげか、
今まで何とかもっていました。

しかし夕方に、マンションの総会に出てる間、
マスクを外していたら、すごい反応が突然出はじめました。

「ニュージーランド地震の例を見ても、
 うちのマンションはとても危ない」

ふむふむ。
たしかにその通りだが、愚かなもので
明日の地震より、今の花粉。

ニュージーランドの被害者には申しわけありませんが、
私の場合、最初の反応の時は、丁度熱が出てきた時のように、
体が動かなくなります。

おかげで夜は何もできず、早々ダウン。
花粉は反応が出る最初が一番辛いんだよね。

今朝は花粉の量も少ないのか、さほどでもありませんが、
これから何10日間か、ユーウツだなあ。


イラストはアセナのレベントシェフと愛娘のネスリンちゃん。
キャラクター、いよいよ完成です。
近々、トルコマップもできますので、そちらもお楽しみに!
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治らないという考え方は、治りませんか?

2011-02-25 09:15:34 | Weblog
昨日は赤坂のトルコ料理店アセナで、あ@花さんと障害者関連の方と食事をしました。
いや、食事も会話も最高!
私といえば、いつものおやぢギャグを飛ばしていい気になっていましたが、
その中で少しはまともな話をいたしました。

なんか障害者の世界は、ここ1年くらいで急激に変わってきてるみたいですね。
(私は素人なもんで、詳しいことはわからないにせよ)。

今までは障害者は「かわいそう」ということで、
あまり積極的に社会参加をさせなかったのが、
できる人にはどんどんさせよう、という話になってきてるみたいです。
(そうですよね、あ@花さん)。

ということは、逆に言えば悪いことをしたら、
それなりのペナルティがあるということで、
障害者だからって甘えはいけないということでもあります。
(まあ、その辺は程度によりますが)。


たとえばちょっと前までは、”自閉症は治らない”というのが定説だったのが、
”そうでもない”、
”治るまでいかずとも、発達はする”
という考えに切り替わってきたようです。

これは実際に障害者の現場に立ち会ってきた人にとっては、
当たり前のことだったみたいですが、まあ早く言うと、
障害があってもやらせりゃ、そこそこ出来るようになるんだよね。

人間、性別や人種が選べなかったりするように、
どうにもならない個人差はあるにせよ、
障害者にせよ、そうでない人にせよ、本人が訓練できる状態なら、
発達するし進歩するわけです。

まあ訓練できる状態じゃない人や、訓練させたくない保護者だっていますから、
全員がその考えでいなきゃいけないわけじゃありません。

ただ、中には頑張ってる障害者に対して、
「頑張らせてはいけない」と主張する保護者も多いらしいです。
大きなお世話というより、自分の考えに合わないことは認めないというのは、
言っちゃわるいけど、これはファシズムですね。


話は変わりますがクライスト・チャーチ地震の報道で、
「救出することが急速に難しくなると言われている72時間を過ぎ・・・」
と言ってますが、たとえ事実にしても、
あれを過剰に繰り返して言うのは何か意味があるのかな。

救援隊の人は「関係なく救出するだけ」と言ってます。
(立派だと思います)。

「自閉症は治らない」と同じように、言葉によって決められてるみたいで、
あまり聞いて愉快なフレーズじゃないですね。
みなさん、無事で生還できますように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
写真は、これからアセナの名物になるかもしれない「トルコ風ロールキャベツ」。
ぎっしり具の入ったロールキャベツは絶品!
自家製ヨーグルトソースとトマトソースの相性もバツグンです。




コメント (29)
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セブン区議~母の愛

2011-02-24 08:21:35 | Weblog
母の話題の続きです。
・・・と言ってもひとの母。

昨日はセブン区議、七戸じゅんさんの決起集会に出席いたしました。
はじまる20分前までは、人が少なく不安になりましたが、
フタを開けてみると、ミッドタウンのカンファレンスルームが満員になるほどの盛況。
幸先の良いスタートでした。

セブン区議のご母堂も青森から駆けつけてくれました。
いくつになってもひとり息子のことが心配なんですね。

しょうゆを入れる使い捨ての小皿を用意してきたり、
何やら意味不明の(失礼!)こまごましたものを出したりして、
パーティーの人員は足りてるというのに、もう五十路を迎える中年男に
何かしてやらないと気が済まないんでしょうね。

友だちもいっぱい連れてきて、息子の晴れ姿を見せてあげたいのでしょう。
あまり区議とは会話を交わずにいたのは、
当然ながら区議は有権者との挨拶に忙しいので、気を使ったわけです。
遠巻きにじっと息子のことを眺めておりました。


最近、小さな子を連れて歩く母親を見て、
母というものはすごいものだなと思うことがます。
ほんとに自分のことより子供のことが大事なんだよね。

子を可愛がる様子もそうなのですが、
子供があぶないことをして叱るようすなど、
愛染明王の怖い表情さながら。
ああ、あれが子を叱る母の顔かと思います。

まあ、そのわりに息子はそんなことお構いなしで、
私などは母が怒り出すと、いつも「早く終わらないかな」と他のことを考えて、
説教などまるで聞かなかった覚えがあります。

弟は弟で、私が説教されていると、必ず彼に飛び火するので、
その前に早く終わらないかなと思っていたそうですが、
必ず私ひとりで済まないので、そのたびにまたかと思っていたそうです。

男というのは救い難いおろかな生き物でございますが、
どうかセブン区議、おかあさまを大切になさってくださいませ。
え? なに。
お前こそ大事にしろだって?

写真は挨拶をする鶴光師匠とセブン区議でおます。
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泣く子と母には勝てません

2011-02-23 11:21:04 | Weblog
昨日は四丁目の実家に2回、足を運びました。

実は今週末、母がカリブ海クルーズに出発することになっていて、
その下準備につきあわされているのです。

昨年、ペースメーカーの手術がうまく行って、元気になったのは嬉しいのですが、
ここのところ、かばんやデジカメの買い物に借り出され、かなり時間を取られてます。
(弟は出張中で不在のため、私が行かないといけません)。

昨日は購入したデジカメの使い方を教えるという用事でした。

さて、約束した10時半くらいに実家に行くと、はて人の気配はなし。
待てど暮らせど戻る気配がなかったので、携帯に電話をすると、
母は美容院にいるではありませんか。

 
思わず「人の時間を何と心得る」と、喉元まで出かかったところ、
「アンタ、来る前に電話しないとダメじゃないの!
 私が前から美容院に行きたいと言ってたの、知ってるでしょ?」
と先制攻撃を仕掛けられます。

うぬぬぬ、午前中行くと言って、昨日約束したでしょうが。
美容院に行くなら行くと、電話しなきゃイカンのはアンタの方でしょう。

なんて思ってはみましたが、泣く子と母には勝てません。
仕方なく、午後にもう一度出直していくことにいたしました。

母の購入した新品のデジカメは、私が持っているキャノンのIXYなので、
だいたいの使い方はわかるものの、
ややこしいことを教えると混乱して、あとでかえって叱られます。
的を絞って失敗しないやり方だけ、じっくり教えます。

onとoffの入れ方、
画素数を設定し、
撮った写真の見方、
充電の仕方、
をううう、けっこう教えることが多いな。

旅行会社に電話をかけ、クルーズ船のコンセントのタイプとアンペア数を調べ、
使えることを確認。

「それで、アンタ。失敗した写真の消し方教えてくれない?」

うむむ、それを覚えるとアナタ、必要な写真まで消しちゃうでしょ。
そんなこと私のせいにされても困るんだけどね~。
と思いながら、消し方を教えると、
撮った写真の見方より、なぜか消し方の方が飲み込みが早い。

余計なことを教えてしまったと後悔する一方、母の回復を喜ぶ長男でした。


画像は七戸じゅん区議の政策イラスト完成品。
今週の日曜に新聞の折り込みに配られました。
今日の決起集会もしっかり応援してきます。
がんばれセブン区議!
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今そこにある食糧危機

2011-02-22 09:42:04 | Weblog
少し前に、このブログで「もしかしてカダフィは偉い人?」なんて書きましたが、
あれは私の認識の甘さでした。
「世界ふれあい街歩き」の時とはエラい違いみたいで、
リビアも大変なことになってるみたいです。


さて、話は変わりますが先の調査捕鯨について、
水産関係の友人が、MLの中で実に興味深いコメントを送ってくれました。

拙ブログにお越しくださるみなさまの中で、どれだけ関心をお持ちかわかりませんが、
将来、日本の食糧問題に関わることなので、お読みいただければ幸いです。
以下、コピペになります(当然、本人の了解を取って掲載しています)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これまでの3名の民主党の農水大臣を見てきましたが,日本の水産について
明確な意思を持っている方はいませんでした。
長崎の諫早湾問題への対応で,ちょっと期待していたのですが,この問題は
どうやら首相の管轄のよう。
IWCについてはもうだめだとあきらめてかけていたし,尖閣,北方領土で国土と
主権を蹂躙されるまま,さらに国家間はおろかテロリストもどきの非合法団体に
にすら白旗揚げるなんて・・・。

国民のほとんどは忘れているというか,知らされていないんでしょうけど,
補給無しに護衛できる巡視船を海上保安庁は持ってます。昨年だか一昨年
の保安庁のコメント「捕鯨船を護衛できるだけの船をもっていないから・・・」
なんて大嘘。プルトニウムを仏・英で再処理するための輸送船を護衛するため
に造った「しきしま」があります。対テロ専用の強力な,海自の護衛艦と遜色
ない巡視船で,燃料補給の必要もない長距離航行が可能です。
この船には,対艦ミサイルを迎撃できる(かもしれない)散弾型の機関砲が
装備されています。

食料危機はすぐそこまで来ているのに,農業も漁業も衰退・消滅していって
いるのに何も手をつけないなんて。自民党の票田だったから手がつけられ
なかった分野の改革は民主党でなければできなかったのに。


鯨肉ですが,ただ単に食べるだけなら商業捕鯨を続けているノルウェー,
アイスランドから輸入すればいいだけです。昨年から輸入を再開しました。
北大西洋のミンククジラ(南極のクロミンククジラとは種類が違います)
を築地場内市場で売ってました。 ザトウクジラも捕鯨対象にしているはず
なので,食べてみたいのですが,魚ばかり食っているクジラなので,ハクジラ
と同じで不味いといわれました。
松坂牛クラスの高値で販売していたら,鯨肉食が捕鯨協会と一緒に完全
に絶えるところでしたが,こちらの面ではちょっと光明がみえてきました。
鯨肉,安くなってきています。
ノルウェー,アイスランドとも,人口が少ないのと鯨肉を食べる習慣が減って
いるため,「商業」捕鯨を維持するには日本への輸出が必須だといいます。
国際捕鯨を維持するためにも,国内捕鯨だけ保護するのではなく,IWCに
参加している約半数の捕鯨賛成国と共に闘わねば。

一市民として貢献するにはクジラを食べることが一番。

浅草の捕鯨協会系クジラ料理店は全滅しましたが,築地系の店が赤坂に
あります。
田舎居酒屋 まごの邸

クジラの元代議士と一緒に行きました。5500円のクジラコース。
どれも美味しかったですよ。クジラ汁はいちおし。あらかじめ注文しておけば
さえずりのふくめ煮も作ってくれるそうです。ミンククジラだけなので
浅草の勇新みたいにイワシクジラやニタリクジラはでてきませんが,
値段も少し安いですね。


まだ未確定ですが,蒲田に安いクジラ居酒屋が開店するかもしれません。
物件物色中で,70%くらいの確率だとか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
写真は青山水内庵 (あおやまみのちあん)の揚げ豆腐の蕎麦クレープ、お好み焼き仕立て。
私は黒い田舎蕎麦が好きなんですが、ここの白い更級蕎麦は絶品でした。
コメント (16)
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ソーシャル・ネットワーク

2011-02-21 06:54:16 | Weblog
昨日、話題の映画ソーシャル・ネットワークを見ました。
六本木の東宝シネマ19:10の回は、ほぼ満員の入り。
人気のほどがわかります。

監督がデビット・フィンチャーということで、愉快な映画ではないだろうとは予想してましたが、
はたして性格の歪みきった登場人物たちが、裏切りなど卑劣な行為を繰り広げ、
途中までは思った以上に不愉快になりました。
あ・・・これはいつもの監督の手口だなと気付いた時は、映画は終わりの方。
見終わったあとに感動とか、良かったという感想はなかったけど、
121分間は十分楽しませてもらいました。

映画は主人公、マーク・ザッカーバーグ氏に取材を拒否されたとあって、
反対にご本人に遠慮なく作ることができたようです。
当人曰く「着てるもの以外はみんなウソ」とのことですが。
うむむ。そりゃ、ここまで歪んだ人格に描かれていたら、そう言うよな。

でも、ふられた腹いせにブログに彼女の悪口を書き並べ、
さらにハーバード大のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、
女の子の格付けサイトを立ち上げたとかは、本当なんでしょうね。


真偽ほどは別にして、「後味が悪い」「不愉快」という声が少なくないのは、
主人公のマークを含めた、登場人物の屈折した人格と激しさから来るんでしょう。
(それとも単なる正直?)

その裏切り方・・・・ちょっと中国宮廷社会の裏切りや陰謀に似ています。
アメリカという国は若いくせに、妙に権謀実数に長けてるところがあり、
さらにまわりの国に「米国はフェアで平等だ」と思わせてるところが、したたかです。
おそらく、これは古代ローマや中国の歴史から学んだのでしょうか。
(NYのビジネスマンは、孫子の兵法くらいは勉強してるそうですからね)。

ただ、ザッカーバーグ氏やショーン・パーカー氏がそれを踏襲して、
相手をハメたのかはわかりませんが。

まあそれを日本人にマネしろとは言いませんが、あまり性善説を唱えるばかりではなく、
「人間というのは、このくらいの裏切りはする」ということくらいは
覚えておいた方が良いかもしれません。

日本でいい人になった外国人が、本国に帰ったら競争に勝てず、暮らせなくなった・・・
なんて笑えない笑い話もあるくらいですから。
(だからまだ良い社会なんだよね、わが国の社会は)。

写真はヒルズ地下街にあるラーメン店鐵釜
食べログの評価は高くないようですが、なかなか美味しかったですよ。

この店はいつもビートルズが流れてるみたいですが、やっぱりビートルズは良いですね。
映画の予告編で流れてる映画の主題歌には、いつも辟易するのは、
ちっとも心に入ってこないこと。
CDが売れないのはPCのせいだけじゃないような気もします。
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アルコール依存症の恐怖

2011-02-20 07:33:24 | Weblog
昨日は、アルコール依存症を夫に持つ人と食事をしました。
いや、正確に言うと”アルコール依存症”だった人ですね。

大手雑誌の編集をまかされてる有名なデザイナーなのですが、
これが奈良漬けみたいな人で、朝から晩まで酒の抜けたことがない人でした。

ウイスキーを1日2本。
空にするのは当たり前、それを356日何年も続けてるうち・・・
内臓が丈夫なんでしょうな、肝臓は何ともなかったというのが凄いですが、
膝に激痛が走るようになり、歩けなくなってしまったのです。

そこで急遽、久里浜アルコール症センターに入院し、
リハビリをして退院したのが5年ほど前の話でした。


私も親しい友人にアルコール依存症で入院中の人がいるのですが・・・
いや~、あれは笑い話で済む病気ではありません。
酒飲みの私が言うのも何ですが、人格のすべてが崩壊する病気なんですね。


昔の人はよく言ったもの。
「人でなし」などという言葉がありますが、
その本当の意味は、”ひどい人間”とか”極悪非道”といった
生ぬるいニュアンスではありません。
文字通り、人ではなくなってしまった状態を「人でなし」と言うのですね。

人間とは言葉をあやつり、人どうしがコミュニケーションをとりあって、
社会を形成して生きていく生き物です。
ところが、その言葉の部分と理性の部分が完全に破壊されてしまうのが、
アルコール依存症の恐ろしさなのです。

肉体的にも脳が萎縮したり、糖尿や肝炎を起こして、ひどい時は死に至ります。

昔の芸人などは、アルコール依存症が多かったでしょうね。
おそらくは古今亭志ん生などは、飲み出すとつまみも食べず、
一日中飲みつづけていたというのですから、それは典型的な症状です。
家族はさぞ大変だったことでしょう。
志ん生は早死してますし、西原理恵子さんのご主人も早世してますね。

一度飲み出せば、親が倒れようと娘が死に瀕していようと、
それよりも自分が酒を飲むことを優先しようとするようになってしまうわけで、
アルコールのためなら人殺しもいとわなくなるのです。

これは麻薬、覚醒剤とまったく一緒で、おそらく、ほかのすべての依存症がそうでしょう。

暴言や家庭内暴力などのDVは当たり前で、
始末のわるいことに、アルコールが抜けると記憶は一切ありません。
だから、自分が何かやったという意識は皆無で、
反対に奥さまの被害妄想が激しいんだと思い込むようになるわけです。

暴力の原因も、冷蔵庫に酒以外のものが入っている。
オレは酒しか飲まないのに、何で酒以外のものが入ってるんだ?
などといった、理不尽を通り越した意味不明なものだったり・・。

入院中の彼は順調に回復し、人格はほぼ元通りになりました。
このまま再入院にならないことを祈るばかりです。

写真は拙作「山形六双図・山寺と蔵王」です。


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シー・シェパードに勝利宣言させて、それでいいのですか?

2011-02-19 08:44:38 | Weblog
今朝のテレビは上野動物園にやってくるパンダの話題で持ち切り。
パンダの絵を描いておきながら言うのも何ですが、お隣さんの思うツボだなあ。
文字通りのパンダ外交、強力な切り札です。

世の中の多くの人が、調査捕鯨中止よりパンダの方が関心事なんでしょうな。
まあ、それはそれで仕方ないのかなあ・・・。

それにしても、テロリストの脅しに屈した日本の役所、情けないです。
シー・シェパードに勝利宣言させて、それでいいのか?
まったく情けない国になったものです。

元水産庁の大学教授が
「合法的な捕鯨なのに暴力で邪魔された。
逃げ帰ってはいけない。
日本は悪いことをしていると国際的に喧伝(けんでん)される。
乗組員に生命の危機があるなら、海上保安庁に護衛を頼み、
居続けることが何より大切だ」

と言ってますが、まさにその通りですね。

調査捕鯨というのは、クジラが人間全体が食べるサカナより多くの水産物を食い尽くしている、
とか、クジラ自体が絶滅に瀕していない、
捕鯨は鯨肉という水産物の問題だけでなく、ほかの水産物にも関わる問題であるなど、
将来の食糧問題に関わる問題を呈しています。

たしかに「乗組員に生命の危機」は大変な問題でしょう。
でも、それならば教授の言うとおり、何かしら護衛をつける対策をこうじるべきですね。
目先の安全の確保という名目で、あっさり調査捕鯨を放棄するというのは、
遠い将来を見据えた日本の水産資源をあっさり放棄することです。

それともペーパーテストだと、
「自分の任期中は調査捕鯨中止」に○をつけるのが正解なのかな?


写真はヤマガタ・サンダンデロのズコット。
ズコットとは「法王の帽子」という意味です。
新鮮なミルクにナッツ類を入れたデザートで、
今までは山形でしか食べられなかったのが、東京でもいただけるようになりました。
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北方領土~日本の核保有、議論して良いですか?

2011-02-18 08:50:13 | Weblog
こちらは北方領土に関して届いた友だちからの情報で、以下コピペです。

国後島の「ロシア」の水産会社である【ボズロジジェニエ】が中国の大連にあります。
水産会社と共同で、国後島・古釜布に、ナマコの養殖を手掛ける会社を設立すると発
表していました。
今回の合弁会社設立で、ロシアは中国と組み、次には韓国と組めば、日本は完全に
「包囲」されることに。。。

皇室に出入りしている関係者から聞いた話だそうですが、北方領土周辺は放射能汚染
がひどいらしいです。放射能を浴びたと思われる大ぶりの蟹が取れるそうですが、食
べてはいけない…そうです(伝聞の伝聞ですので悪しからず)。


どうやら後半の放射能汚染でカニが大きくなったというのは、デマっぽいですが、
(放射能もれは本当?)前半のCRK包囲網は本当でしょう。

ロシアは北方領土の派兵を増強するようですが、
こうした場合、軍事的には戦略(tactics)、戦術(strategy)、攻撃(attack)という
3つのステップがあるそうです。

戦略はかけひきを含めた作戦で、戦術はもう少し大規模な作戦。
そして攻撃とは実際の武力行使ですね。
日本の場合、3番目のステップが憲法によって禁じられていますから、
いくら騒いでも迫力がないわけです。
ただ話し合うだけで、領土問題という国の財産問題はぜったいに解決しませんからね。
(その点、交渉によって沖縄を返還させた佐藤栄作はすごかった)。

人間っていったん手にしたお金は、たとえ人のお金でも手放そうとしません。
領土問題もそれと同じですね。

ではCRKを黙らせるいちばん効果のある方法は何かといえば、
これは現実問題として難しいですが、核を持つことでしょう。
先にも、北朝鮮が「持ったかも」というだけでアメリカが弱腰になりました。
切り札として、困ったことに核は効果ばつぐんなんですね。

メリットは何よりほかの兵器より安上がりで、相手も攻めてこないから戦争になりにくいこと。
デメリットは使ったら、おしまいというところです。
おしまいなんてものじゃなく、下手をすれば最後の日。そこが恐ろしい。


1998年でしたか、パキスタンが核実験した時にインドに行ったら、行く先々で、
「何で日本人はインドの核保有に反対するんだ! 
 日本が好きだったのに、嫌いになった!」
とよく言われたものです。

でもインド人で”核を落としたら、そこでどんな恐ろしいことが起こるのか”、
それを知ってるインド人はいませんでした。
核を持てば強い国の仲間入りができると思っているのですね。


もちろん核兵器とは文字通り、悪魔の兵器ですから持たない方がいいに決まってます。
ただ、これからは脊髄反射的に反対・賛成を唱えるのではなく、
議論して考えることは必要だと思います。
議論もダメというのはファシズムでありますゆえ。

写真は神楽坂、軽子坂の裏手。
趣ある裏道ですが、最近は観光客でいっぱいです。
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高級官僚・科挙・宦官

2011-02-17 10:16:46 | Weblog
昨日、あ@花さんのコメントで、

>インド洋大津波のとき、
>先進国で自国民救助デスクを空港に出していなかったのは日本だけ

という記述がありました。

繰り返しになりますけど、高級官僚が市民に冷たいのは、
受験戦争の激戦を勝ち抜いてきた、その試験のルーツが科挙にあることが
ひとつの理由なような気もしました。


科挙の制度が確立する前のことですが、秦の始皇帝の家臣に趙高(ちょうこう)という宦官がいました。
趙高は平家物語にも記述がある悪名高き奸臣で、
特に始皇帝の死後、権勢をほしいままにしたことで知られています。

趙高は皇帝に「馬を献上します」と言って、鹿を献上し、
「何を言う、これは鹿じゃ!」と逆らった人間をすべて処刑しました。
「馬鹿」という言葉は、これが語源とも言われています(少し意味が変わったが)。

また、項羽率いる楚の国を相手に、必死で戦う章邯(しょうかん)将軍をねたみ、
力をつけられるのをおそれ、皇帝に「謀反の心あり」讒言して、
章邯の一族を皆殺しにした上、将軍自身も処刑しようとしました。

しかし、章邯に気付かれ、逆に彼を楚に下らせることになるわけです。

趙高は最期に、自分の傀儡にしようと思った皇帝の手によって誅殺され、
肉片にされてしまうわけですが、
けっきょくは自分のまわりの国しか見てなかったというわけですね。

彼のわるだくみを見ると、頭が良く目先の利いた人間だったようですが、
残忍な性格と、自分のまわりしか見えないことが、最期に災いしたようです。
秦の力が衰え、まわりで次々に挙兵されているのに、
宮廷内の自分の地位と権力のことばかり考えていたのですから、
本当の意味で頭が良いとは言えないかもしれません。

しかし人間とは、そこまで火の手が上がっているのに、
今の状況にしがみつきなものではあります。
趙高のような悪逆は、やろうと思ってもできませんが、まあ自戒を込めて。


写真は土俵で塩をまく稀勢の里(既出だったらご免なさい)。
あーあ、三月は見られないのか~。



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「永遠の0(ゼロ)」 読了いたしました。

2011-02-16 08:51:39 | Weblog
「永遠の0(ゼロ)」 読了いたしました。

特攻については、先にも自殺・特攻・自爆テロ~殺人・死刑・戦争ということで、
拙ブログで意見を述べさせてもらいましたが、これを読んでその思いをさらに強くしました。

それにしても特攻とは国のために、戦争を終わらせるために行ったこととはいえ、
生存率が文字通りゼロの作戦です。
(ちなみにタイトルは生存率ゼロのゼロではなく、零線のゼロ)。

先の大戦が、止むに止まれぬ戦争だったという見方もある一方で、
特攻は下策中の下策だったことを痛感いたしました。


通常の国家において、軍人というのは意外に必要以上の戦はしたがらないものといいます。
湾岸戦争の時でも、戦争をやりがっていたのは軍事産業にパイプのあったブッシュであり、
軍人出身のパウエル元国務長官はやりたがらなかったそうです。

そりゃ、戦になれば手塩にかけて育てた兵隊さんが、誰かしら死にますからね。
朝食の時には冗談を言ってた人間が、夕食にはいなくなるのですから、
まともな神経を持った人間であれば、避けたがるのは当然です。

それを命を惜しむは軍人の恥と言い、簡単に兵隊の命を散らす特攻という作戦は、
指示をした者の人間性を疑わざるを得ない下策です。
もとより志願兵ならべ命の覚悟は出来ているでしょうが、
だからと言って簡単に殺してしまうのは、明らかに上層部の無能でしょう。

国のための人材は散らさずに済ませるのが上官の勤めのはずなのに、
部下に特攻を命令しながら、自分たちは腹を切ろうとしなかったというのが、
あらためて衝撃でした。

気になったのがそんな当時の軍部上層部と、現在の高級官僚らとの共通点が、
この本では記されています。
さらに言えば本書でも出てくる、戦時中はさんざん戦争を煽っておきながら、
終戦と同時に変わり身をして、特攻は犬死だった、日本が悪かったと鞍替えした、
某大手新聞社の体質とも似ていますね。


まあ軍部上層部の試験も、高級官僚の試験も、どちらも中国の科挙にルーツを持つものです。
中国の官僚は、皇帝を守るためなら何でもしますが(同時に保身も意味する)、
一兵卒の命などは紙くずほどにも思わないのが当たり前の世界。
そんな遺伝子が、当時の軍部上層部や現在の高級官僚に、
脈々と伝えられたとしても不思議ありません。

新燃岳の噴煙を見れば、天災は人の都合などに何の関わりもありませんが、
人の世で人の命を使い捨てるのは下の下です。
人の命は地球より重いとは、笑止千万の世迷言ですが、
命は簡単になくなってしまうものだからこそ、
軽んじてならないのと思いました。

興味のある方は、ぜひご一読を。
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「無縁社会」で一句 ~それでも中国ODA?

2011-02-15 09:53:47 | Weblog
昨日の続きです。
記憶が定かでないので、「無縁社会」の番組だったかわかりませんが、
ある人のキッチンを据え付けっぱなしのカメラで、24時間ネット中継をしていて、
それをけっこうな数の人間がアクセスしてる様子をやっていました。

お玉をおとすと「がんばって!」とか「ワロタ」多くのコメントが入り、
(ホントにそんなコメントだったかは、定かでありません)
その人の励みになるというのです。

私にはあまり理解できない世界ですが、
やはりネットであれ、生身であれ、人間というのは相互にコミュニケーションがあって
安心する生き物なんだろうと思いました。

たとえば、役者でもやってる方にとって一番面白いのは舞台だと言います。
そりゃ、観客の反応が直に返ってくるからね。
観客が数10人いれば、相当な感触です。

ネット中継はそこまで行きませんが、やはり反応が返ってきて面白い。
(ツイッターも、『ダジャレを言うのはダレジャ』と書いたら、
 『下らないシャレを言うのは止めなシャレ』なんて、返ってきたりして、
 おぢさんは、ちょっと嬉しかったりして♪)

・・・すみません。


一方で、テレビの撮影は意外にさびしいところもある世界みたいです。
実際に現場を見たこともありますが、笑いの音声がテレビで見る以上に過剰に聞こえ、
そのわりに雰囲気が冷たかったりしましたしね。
(あれはどこかのローカル局だったからかな?)

何より、物凄く大勢の人が見ているのに、当事者が実感できないことでしょう。
SMAPの草彅くんが、クリスマス前の時期に毎日撮影に追われていて、
ある日、あるお店に入ったらバカに盛り上がっている。
なんだろうと思ったら、その日が本当のクリスマスイヴだった、なんて話があります。

ともかくも、自分が何も社会に関わっていないと思い込むのは辛いもの。
かくいう私も一日の多くを独りで過ごす人間です。
楽しみといえば、嫁とついったー友だちにダジャレ言って、時々飲みに行くことくらいでしょうか。
つまらん人生といえば、つまらないですが、それはそれで楽しいこともあります。

それにしてもNHKの「無縁社会」。
うさんくさいという声も多々ありますが、とりあえずコピーライトとしては大成功でしたね。


関係ありませんが、中国が日本を抜いて世界第二位の経済大国へ。
これを記念してODAは断ち切るべきですね。

画像は以前アップした七戸じゅん区議の政策パンフレット、そのラフ画であります。
逆風だけど頑張れよ、セブン区議!
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「無縁社会」と自殺について

2011-02-14 08:30:14 | Weblog
NHKの「無縁社会」が色んな意味で話題になっています。
うちの母なんかは「アンタ、これはエラいことよ」なんて、素直に受け取ってますし、
その一方で、経済学者でブロガーの池田信夫氏は、こんな意見を述べています。

たしかに「無縁社会」という言葉自体は、NHKで作った言葉にも思えますが、
実際に番組に出てくるような人が大勢いることは確かなので、
池田氏みたいに「自作自演」と断言するのも言い過ぎかなあ、とも思います。


そんな中、あ@花さんのブログの中に、このことへの道筋が書かれています。

この中で注目したいのが、「生きる意味なんて頭で考えたってわかりっこない」という一文です。
いや~、これはけだし至言。
まるでお釈迦さまの言ったことみたいだよね~。

え? それは言い過ぎだって?

いやいや、それはどういう意味かお聞きください。
「生きる意味」と反対のことになりますが、
「死後の世界」について、多くの人が仏教で誤解してるのですが、
お釈迦さまは、実は地獄も極楽も解いていません。

では、何と言っているか?

「死んだあとのことは考えてもわからないから、考えるべからず」です。

そうですね。
生きる意味というのも、それと同じことでしょう。

私は一神教ではないので、この世の営みすべてが神の意思によるものとは思っていません。
神さまがいるかいないかは、わからないけど、
いるとすれば神さまは大勢いて、
それが綱引きしあってこの世ができているのだと思ってます。

仏教では、それを「縁起」と言います。
”縁”は原因、”起”はそれによる結果のこと。
ある意味、科学的な考え方ですね。

だから思い通りいかないことも多いわけで、それだけ人生は辛いし面白いとも言える。

生きる意味を決めるのは、私たちの仕事ではありません。
それを決めるのは、それこそ神さまの仕事です。

もともと私たちの命は、天からの授かりもの。
いずれは天か地に、返さないといけないですが、
限られた間にそれを全うするのが人のつとめだと思います。

だからこそ自殺はいけないのでしょう。
まー、人生辛いことだって多いけど、自殺は自分に対する殺人だよ。
天に唾する行為はやめましょう。


写真は赤坂のトルコ料理店アセナのバレンタインパーティーのメニュー。
写真はへぼいですが、料理は最高でおました。
メニューの詳細は昨日のブログをご覧ください。
コメント (8)
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トイレの神様~アセナのバレンタイン・パーティー

2011-02-13 10:23:38 | Weblog
一昨日、”徹子の部屋”を見ていいたら、「トイレの神様」の植村花菜さんが出ていました。
この番組にしては珍しく、「トイレの神様」9分32秒まるまるを歌ってくれるとのこと。
あの黒柳徹子さんが10分近くも黙って人の曲を聴くなんて、
番組はじまって以来かもしれません。

昨年の紅白を見逃したので、私も全曲聴くのははじめてのことでした。
はたして10分近い大曲を聴いてみれば・・・
いやいや、これなら最近の曲は理解不能のおぢさんも堪能できる、
近頃、珍しい心に残る名曲でございました。

おばあちゃんのことを書いた歌詞ということもあるのでしょうが、
おぢさんたちの世代にギャップを感じさせないのは、
おばあちゃんの話を子供の頃から聞いていたこともあるでしょう。
いや、たしかに人の心を打つ曲でした。


しかしながら、ご本人の植村花菜さん・・・突っ込みどころ満載のキャラクターでした。
かなりの美人ですが、クラシックの女性演奏家がコンサートで着用しそうな、
ピンクのフリルのワンピースを着用し、
最近珍しい長い黒髪の毛先は、20年に流行ったようなクリクリのカール。
眉も近頃珍しいそのままの太さで、もしかすると筋金入りのナチュラリストかもしれません。

お世辞にも垢抜けてるとは言い難いファッションでしたが、
芸能界に染まって、だんだん洗練されていくのもさびしいかもしれません。
曲も「トイレの神様」だし、あまり小じゃれているより良いのかな。


だけど、この曲・・・カラオケで歌ったら、周りはさぞ迷惑だろうな。
サビの高音が限りなく伸びる「トイレの神様」は、素人にはハードルが高そうで、
すり切れそうな高音を10分近くもガマンするのは、修行以外なにものでもありません。
近いうち、マイ・ウェイを抜いて、
カラオケで聴きたくない曲、ワースト1の座を獲得する日も遠くなさそうです。

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写真は昨日、赤坂のトルコ料理店アセナのバレンタイン・パーティーのベリーダンスです。

料理の写真は携帯カメラで画質が良くないので、今回は割愛ですがメニューは以下の通り。
サラダとヨーグルトと豆のスープ。
トルコ風・トマトとヨーグルトソースのロールキャベツ。
和牛赤身肉のチョコレートソース+トマトとキノコソース+ヒヨコ豆とチキンのピラウ。
そしてデザートなどが出されました。

特に身のぎっしり詰まったロールキャベツは絶品!
私はレベントシェフとマダム綾子に、
この「ロールキャベツ」をディナーメニューに入れるよう強く希望しておきました。

たまにランチで運よく食べられるよりも、
夜行った時にいつでも食べられる方が良いに決まってるもんね。

アセナの人気メニューはトルコハンバーグのキョフテですが、
ロールキャベツをこよなく愛する日本人にとっては、
このメニューはそれ以上の役者に違いありません。
アセナはロールキャベツで有名になるに違いありません(何か特別な名前がほしいですね)。

ただ、和牛赤身肉のチョコレートソースは肉質の良さを考えると、
もう少し工夫がいるかも。
わるくはありませんが、もっとチョコレートが入る必然性がほしいと思いました。


パーティーの参加人数は何と45人。
ソムリエの千葉さんが
ゴディバ(現在トルコ系企業だそうです)のリキュールを使ったカクテルを出したり、
ベリーダンスを2部に分けてショーアップしたりと、素晴らしく楽しい会でした。
私は10時くらいでおいとましたけど、12時過ぎても盛り上がっていたそうです。
コメント (4)
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