小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

「ゴルゴ13」さいとうたかを先生が逝去されました〜後藤新平の言葉「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上なり」を地で行った巨匠でした。

2021-09-30 08:13:17 | Weblog

昨日は総裁選でしたが、私にとってはそれよりはるかに驚きなニュースが目に入ってきました。

ゴルゴ作者死去で「だが、物語は続く」

いやはや…。
先日、さいとうたかを先生のお元気な姿をテレビで見たばかりですから、この訃報はまさか、まさかでした。

さいとうたかを先生といえば、私にとっては「ゴルゴ13」よりも、少年マガジンに連載されていた「無用ノ助」が最初に読んだ作品でした。
酔った父親に片目を斬られてしまう無用ノ助の姿は、子供心にすごい話だなと思いながら、夢中になって読みました。
父もまた無用ノ助のファンだったので、親子で楽しんだものです。

ほかにも「超人バロム1(ワン)」「デビルキング」など、さいとう先生の作品は少年マガジンの連載で愛読していましたが、「ゴルゴ13」を読みはじめたのは大学生くらいからだったかな。

当時の世界は、アメリカとソビエト連邦という2大国を中心に分かれていて、ドイツも西ドイツと東ドイツに分離されていました。

ゴルゴ13という国際テロリストにとっては、またとない舞台だったわけですね。

南アフリカ共和国もアパルトヘイトによって、公然と人種差別が行われていました。マンデラ大統領が、今では観光地となっているロベン刑務所に収監されていて、ゴルゴがマンデラさんと会うエピソードもありましたね。

名作として名高い「アット・ピンホール」も大学時代に読んだ作品です。

空港の飛行機をハイジャックしたテロリストを狙撃するという話で、1キロ先のフットボールの球を当てるのは、「針の穴を通す」に等しいために、”AT PIN-HOLE!” というタイトルがつけられていたのですね。

最近、脇役のスピンオフ作品が発表された武器製造業者デイブ・マッカートニーが初登場となるのも、この回です。

1キロ以上の狙撃は、気温、風向きで弾丸の軌道が変わってしまうため、どんなに困難かが説明されていて、最後にゴルゴがいとも簡単にテロリストの額を撃ち抜くラストには、心底わくわくしたものです。

「アット・ピンホール」から40数年後に作られた、イーストウッド作品「アメリカン・スナイパー」では、銃機器性能の向上で、この距離の狙撃が可能になり驚いたものです。
ゴルゴの狙撃距離も、それに伴い現在は3〜4kmに向上。

時代と共にあるゴルゴですね。

個人的にさいとうたかを先生は、マンガ界のルーベンスだと思っています。

その昔、マンガ界は手塚治虫先生という圧倒的な天才が、一人で物語を創作し、キャラクターを作り、絵を描いていました(絵は分業)。
それをはじめて脚本家、作画家、情報収集家などの分業にしたのは、さいとうたかを先生です。
まさに、ヨーロッパ中の壁を埋め尽くしたルーベンス工房の功績に匹敵します。

亡くなった小池一夫さんもそのスタッフでしたし、さいとうプロから数々の人材が巣立っていった経由があります。

さて、先にリンクした記事にあるように、ゴルゴ13の連載はご本人の意思により、さいとうたかを先生がお亡くなりになった後も続くとのこと。

さいとうプロダクション、版元の小学館、そして何よりゴルゴの新刊を心待ちにしているファンのため、ゴルゴ連載という遺産を残したわけですね。

これはまさしくさいとう先生が、後藤新平の言葉「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上なり」を地で行っことを示す事実だと思います。

ちなみに、今年のはじめにゴルゴ原作者の方と食事を予定していたのですが、それがその方の闘病と死去によってかなわぬものとなりました。
昨日知ったのは、さいとう先生が同じ病で逝去されたことに、不思議な気持ちを抱いています。

そのエピソードは、東洋人には弱毒で、白人には致命傷になるウイルスを酵母によって運ばれるという、まさにタイムリーな話です。
次回、ゴルゴの新刊。202巻目に掲載されると思います。

ぜひ、みなさまお読みいただければ幸いです。

それでは、巨匠さいとうたかを先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナが理由だけじゃないけど、4〜5年前はおうちによく人が来てたなあ。

2021-09-28 11:23:53 | Weblog

Facebookを見ていると、何年か前までのその日に何をやっていたか出てくるのですが、4〜5年前はよく人が来てたなあ。

ちょうど、妻と結婚する前後くらいに来客が多かったのは、笑い話でもなんでもありません。何より妻に申し訳なかったし、今考えるとアブない時期だったと思います。

よく「千客万来」なんて言いますが、あれは客と呼べる人なら万来という意味ですね。私は間違えて解釈してたようです。

ともあれ「アチャールくんカレンダー2022」は絶賛制作中、どうぞお楽しみに!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性はどんな美人でも自分の欠点を探し、男性はどんなブ男(含む中身)でも自分がイケてると思う生き物です。

2021-09-24 09:19:21 | Weblog

↑ 本日、SNSにアップしたマンガ…実は特定のモデルがいるわけではなく、セリフも心の声に過ぎないのですが、中身は本当のお話です。

女性はどんな美人でも自分の欠点を探すのに対して、男性はどんなブ男(含む中身)でも自分がイケてると思うようですね。女性にそういうと「そんなハズないでしょ」とか「小暮さんだけなのでは?」と言われるのですが、これ…本当の話です。

だんだん齢を重ねると、理性が「そんなハズないな」と呼びかけてくれますが、一方でそう思いたい自分がいるところが、誠に男の浅ましさでありまして…(笑)。

たいていの女性は、そのような迷惑された経験をお持ちでしょう。
美人にツンケンした感じの人がいるのは、誤解されて迷惑を被ることが多いためなんでしょう。

なんて、たわいもないことを思ってしまいましたが、男性のみなさんはくれぐれも誤解のなきよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御徒町のインド料理店ヴェジハーブサーガは常に期待を裏切らない名店〜ジャイナ教徒は商売の約束を守るので信用があるそうです。

2021-09-21 10:31:18 | Weblog

先日の土曜は御徒町のインド料理店ヴェジハーブサーガで友人と久々の会食でした。

店名の通り、肉もアルコールも一切出さないピュア・ベジタリアン料理のお店ですね。野菜とは思えないボリューミーなお皿の数々は、本当にこの店でないと味わえない美味しさです。

インド人が営む宝石商の多い御徒町ですが、その多くはジャイナ教という仏教と同じ時期(約2600年前)に、ヒンドゥー教から分かれた宗教の人たちが営んでいます。

何でもその教義は徹底的な不殺生(アサンヒー)を宗とするもの。
農業ですら、クワで生き物を殺すとして禁じられているため、ジャイナ教徒の多くは商業に従事しているとのこと。

商売で人が死ぬことも多いですから、それもどうかと思いますが、そこは宗教の教義なので致し方ないことでしょう。

インド人口のわずか0.4%、445万人でありながら、インド商業の頂点に達する人たちなんだそうです。

ジャイナ教徒の人は現地で会ったことがないので、どんな感じか何とも言えませんが、約束を守るので信用があり、それで商売では成功する人が多いということです。

インドを旅行すると、大抵の商売人がウソつきなので(日本人基準で)、ほんまかいなと思ってしまいますが、だからこそ信用が大事なんでしょう。

ヴェジハーブサーガは、そんなインド人…特にジャイナ教徒の人たちを相手にはじまったお店だそうで、たしかにそのお味はお客さんを裏切りません。

その反対に世の中には、常に人を裏切ったり騙すことを常としている人間もいることは確かです。

ただ、それらを目の当たりにするほど、やはり誠実さと信用は計り知れない財産になるなと実感しますね。
人を裏切ったり、粗末にしたりということは、やってはいけませんな。

ただ、自分がどれだけ出来ているかは他人が決めることなので、何とも言えませんが、そこはジャイナ教を見習いたいなと思いました。

あ、食べてる時にそんなこと思ったわけじゃないですよ。
この記事を書きながら、そんなことを思い出した次第です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アチャールくんカレンダー2022年」絶賛制作ちうです!〜リメイクバージョン&展覧会も、ほぼ同時リリース&開催予定です!

2021-09-20 09:12:01 | Weblog

カレンダー制作をはじめて、早や2年め。
今回で3年目になる「アチャールくんカレンダー2022年」、絶賛制作中です。

11月中旬にはリリース予定となりますので、どうぞお楽しみに!

合わせてリメイクバージョンも、ほぼ同時の11月下旬から12月に上梓予定。
展覧会もその時期に開催します。

本来は忙しくなるハズなんですが、本人は意外にのんびりやってます(自分で言うなって)。だって、本の原稿はすでに完成してるしね〜(笑)。

気張らずボチボチいたしますので、 どうぞみなさま、緩々とお願い致します。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリンピックの魔物、土俵の魔物は自分自身〜まだコロナ版の魔物ペニーワイズたちが跋扈(ばっこ)しています。

2021-09-16 09:01:19 | Weblog

先日、大相撲のプレ番組を見ていたら、元稀勢の里の荒磯親方が出ていて面白いことをおっしゃってましたね。

往々にして大切な大一番に星を落とす、土俵の魔物はいったい何か? ということなのですが、荒磯親方いわく「自分自身でしょ」とのこと。

いや、現役時代の親方を知って入れば大笑いで、ゲストもホストも大受けだったのですが、相撲に限らず魔物というのは自分自身の中に潜んでいるものです。

スティーブン・キングの「IT(イット)」に出てくるピエロの姿をした魔物ペニーワイズは、人が怖がるほど大きくなって力を奮いますが、誰も怖がらないと小さく萎んでしまいます。

今のコロナ禍も似たようなもので…もちろん、コロナを舐めてかかってはいけませんが、必要以上に恐れた結果が今の状況でしょうね。
そもそも、結果を出していない尾身医師がクビにならず、未だに発言が一定の影響力があるなど奇妙な話に違いありません。

これがプロ野球の監督だったり、サッカー日本代表監督の立場なら、とっくの昔に尾身爺はクビになってます。

それがクビにできないのは、尾身爺が“IT”のペニーワイズみたいなもので、彼の言うことを本気で恐れてやまない人たちが一定数いるということでしょう。

怖がる怖がらないは人それぞれですが、何でも下に合わせる、ネガティブな考えに合わせるというあり方は如何なものでしょう。

尾身爺はあと2、3年ガマンが必要とかバカなことを言ってますが、そろそろ、このコロナ版ペニーワイズを萎ませないといけないかなと思います。政治家の先生たち、誰がなるかわかりませんが、しっかりやってほしいものですな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面白かった「鬼滅の刃」テレビ版〜少年ジャンプの王道「友情・努力・勝利」が遺憾なく発揮されていました。

2021-09-13 11:33:30 | Weblog

ワクチン二度目の二日目は、おうちで大人しく相撲観戦。
照ノ富士の圧倒的な相撲に満足し、その後にオンエアした「鬼滅の刃」テレビ版を見ることにしました。

いや〜、テレビで見る分には劇場と変わらないクオリティにびっくり。話も面白いですね。劇場版しか見てなかったけど、良かったわ。

少年ジャンプの王道「友情・努力・勝利」が遺憾なく発揮されていますね。

まずは炭治郎が妹思いで健気であること。
そして日本人でないと作れないアニメーションに仕上がっていること。
倒した鬼に武士の情けをかけること。

などなど、私などが言わないでも作品の魅力は十分ですが、昨日見たもので面白かったのは、阿修羅像のように腕が6本ある女子の鬼の正体です。

この鬼はおそらくは元幼子で あること。
だから武器の鞠を無邪気に操って、相手を殺すことを楽しんでいる。
おだてらえて格上の「鬼」だと(名前忘れた)騙されて、鬼の親分のいいなりになるが、結局親分に殺されてしまう。

話の構成として、申し分なくよく練られていて、堪能いたしました。

来週もあるので楽しみです♪

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクチン2度目を受けましたが、今のところ何もありません〜「It(イット)」のペニー・ワイズはコロナ禍とにてますね。

2021-09-12 09:51:30 | Weblog

昨日はワクチン2度目の摂取を、赤坂の国際医療福祉大学の中で受けてきました。
ここは私の母校、旧赤坂小学校の跡地に建てられた場所、ゲンも良いし、家から近いのでこちらの会場にしたのですね。

最初は私もワクチン打たない派だったのですが、柔道仲間の稽古参加がワクチン摂取が条件なので迷わず受けることにしました。まあ、色々な主義や考えがありますが、そこが一番ですね。

考えてみたら、私が子供の時分などはワクチン摂取した日は熱が出たものだし、それより針の使い回しを平気でしてましたから、そちらの方がはるかにコワい!

ワクチン1回目の時は腕がだるい程度で、何もありませんでしたが、今回も同じような感じで2日目に突入です。ただ、翌日ゴルフに行ったという友人が、しばらく体調不良だったこともあるので、本日はひたすら自重かな。

ワクチン2回目の後は紀尾井町のエリックサウスで昼ごはん♪
わ〜い、ホリデーミールスや〜♡

昼食の後は、ワクチン後に何もできないことを想定し、赤坂近辺のスーパーで買い出しをしました。

戻ったらワクチンの影響もあるのか、そのままベッドの上でバタンキュー。

昼寝をたっぷりして、しかもノンアルだったおかげか、夜になっても少しも眠くありません。
CSで 「IT / イット THE END」がオンエアされていたので、11時スタートでしたが、最後まで見ちゃいました。

以下ネタバレ注意

襲われる方が怖がれば怖がるほど、ピエロのペニーワイズは巨大化し強大な力を発揮するのですが、反対に怖がらなくなると彼の力は失われていく。これは恐怖が持つ本質なのですが、なんか今の時流と重なるところがありますね。

ホントはそこまででもないのに、みんなが怖がるから、ますますでかくなるコロナ禍はペニー・ワイズの存在に重なる感じがしました。コロナの周辺の人たちも同じですね。

ラスト、みんなから「お前は弱い!」と正体を暴かれ、萎んでしまうワイズの姿は、コロナ禍に重なる感じもありました。

あくまで私見ですが、コロナもペニーワイズみたいに小さく萎むといいな。
尾身爺とかそのあたりも(笑)。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親父が描いた水の分子と、アチャールくんがそっくりな件〜まったく親子はつまらんところが似るものです。

2021-09-10 10:18:00 | Weblog

昨日、「亡き父はマンガが上手かった」という話を妻にしたら、見せてというので、ブログから検索したら簡単に出て来ました。

↑ それが上のイラストです。
親父の著書で高専の物理の教科書で、以前に北海道から理科の先生が送ってきてくれたもの。イラストも自分で描いており、何と分子に顔が描かれていました。

何にでも顔を描きたがるところなど、まったく親子とはつまらんところが似るものです。妻は分子の顔が「アチャールくんにそっくり」と驚いていましたが、いやいや違います。

アチャールくんの方が、親父の描いた分子の顔に似ているのですね。

以前、アチャールくんの本を買ってくれた伯父さんから、「これはもらったものだな」と言われたことがありました。

「もらった」というのは、親からもらったという意味ですが、良いものも悪いものも、もらったものですが、それも積み重ねで大きく変わりますね。

痛風も悪い方の積み重ねですが、せめて仕事は良い積み重ねにしたいものです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛風は1日にして成らず〜「自己判断せずに医師に相談」と「体に聞いてみる」は、分けて考えた方が良いと思います。

2021-09-09 11:00:07 | Weblog

痛風再発から早や1ヶ月半ちょい。
再び飲みはじめて2週間ほど経ちますが、再発防止に食生活を見直すことをはじめました。

いや…緊急事態宣言延長みたいな、やってます感じゃなくって、ホントに再発しない方法の模索とでも申しましょうか。

どうせお酒はガマンできないわけだし、美味しいものは食べたいわけですから、その中で少しは効果があるものを探すことが肝要と思いはじめました。

今回の再発によって、自分の体でわかったこととして、以下3点があげられます。

1、私の場合、体重の増加が即、尿酸値上昇につながること。

2、仕事以外のストレスが原因と思われること。

3、引き金として、暴飲暴食が疑われること。

少し前の常識では、痛風にはビールや枝豆がNGなどとありましたが、今ではお酒を含めて食べていけない食品はありません。現在では、プリン体が体内で作られるという説が有力なようですが、

ならない人は何をやってもならないのですが、尿酸値の高い因子のある人は、ちょっとしたきっかけで発症するようです。ちょうど、コップの水が表面張力ギリギリに入れていた場合、1滴でも水を落とすと、ザーッと溢れ出るようなものでしょうか。

ビールや枝豆、激しい運動の後などに、痛風の症状が出るのは、どうやらトリガーなようですね。

よく軽い体の異変があった時に、「自分で判断せず、医師に相談を」などと言いますが、場合によっては必要でしょうけど(三大疾病が疑われる場合)、痛風などの場合、なにより体に聞いてみるという行為は大切だと思います。

そんな意味で、ぬか漬けやヨーグルトは良い感じ。

ぬか漬けは最初のうちはお腹がユルくなるなどありましたが、初めて10日ほど経った今は安定してて、むしろ調子良いくらいです。

「自己判断せずに医師に相談」と「体に聞いてみる」は、分けて考えた方が良いと思いました。
痛風の場合なんて、自己判断も何も、前触れなくいきなり来るわけだしね〜(笑)。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「聖徳太子と法隆寺」展、行ってきました!〜行けなかった方はトーハク法隆寺館にお立ち寄りくださいませ。

2021-09-06 09:41:19 | Weblog

先週末の土曜、東京国立博物館・平成館で開催されている「聖徳太子と法隆寺」展に行ってきました。いや、実に素晴らしい展覧会でしたね。

今年は聖徳太子遠忌(おんき)1400年記念ということで、法隆寺の宝物を一堂に会する大イベントになったようですが、いや〜さすが法隆寺はん!

お持ちになっているものが違います。

特に素晴らしかったのが、白鳳時代、飛鳥時代のお持ち物です。

飛鳥仏というのは、実に独特のお顔をされています。
切れ長で、やや面長。口元はアルカイックスマイルと呼ばれている微妙な笑顔。

これは歴史的な関連性は薄いと思いますが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」などに共通する、神聖さが極まった人の顔とでも申しましょうか。
これは到底、現代人に描くことのできないお顔でしょう。

対照的だったのが、鎌倉時代以降に太子を模した作品群です。

聖徳太子が生きた時代というのは、西暦でいうと574〜622年。
一方で鎌倉時代は1185年〜1333年ですから、600年から700年の隔たりがあります。

600年から700年という期間というのは、ちょうど鎌倉時代のはじまり(1185年)から明治維新(1868年)にあたります。現代の令和の時代から見ると、鎌倉末期から室町時代に至る昔が700年前です。

つまり鎌倉時代の人たちから見ても、聖徳太子というのは大昔の人だったわけで、それだけに神格化された存在と言えるでしょう。

聖徳太子と一緒に空海、太子の子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)らが、全員一緒に描かれた曼荼羅など、思わず「見たんか?」と言いたくなるような作品が展示されているのもご愛嬌。

ここまで神格化されると「聖徳太子は実在しなかった」説などが出てきても、仕方ないかなという感じです。

残念ながら、トーハクにおける「聖徳太子と法隆寺」展は昨日が最終日。

見られなかった方は、トーハクに行った時に法隆寺館にぜひ足をお運びください。

設計は谷口吉生によるモダンな建物。
先日、新美の巨人でもこの人の特集が組まれていましたね。笠井臨海水族館や鈴木大拙記念館、土門拳記念館などを手がけた方です。

収蔵品は、明治時代、廃仏毀釈の難を逃れるため、皇室に献上された宝物がここに納められていますが、どれも圧巻です。

柿食えば鐘がなるなり法隆寺。
最後に行ったのは30数年前、40数年前?

もう一度ゆっくり足を運びたいものです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛風再発防止にトルティーヤを頂いてます〜ハリオムさんの野菜カレーを具材に入れたら、これがまた抜群でした!

2021-09-03 10:04:22 | Weblog

痛風再発の防止対策として、わが家では最近ダイエットに良いと言われるトルティーヤを頂いています。

先日、ハナマサに行ったら売り切れが続いていまして、コロナ太りの対策としても人気があるのかな?

さて、お味の方ですが、トウモロコシの粉で作ったトルティーヤ自体は味の個性が少なく、なにしろトッピングが楽しいという感じで、しかももちろん美味しいのです。

イラストの感じで2枚も食べると、もうお腹いっぱいという感じなので、これは体重減に効果あるかな? ただ本場メキシコではデブが多いので、果たしてどれほど効果がありますやらですが、シンプルに美味しく楽しいので、みなさま是非お試しくださいませ。

▼さて、こちらは具材に入れたハリオムさんのレシピによる野菜カレー(黄色い方)です。

先日、「晴れ、ときどきファーム」に出演されていた時のレシピを見て、これは美味しいに違いないと作ってみたのですが、やはりプロのレシピは一味も二味も違いますね。

以前、あの「ケララの風モーニング」の沼尻シェフが、この方のレシピを推奨していたのでフォローしたのですが、なるほどという感じ。

お店はうちから少々遠いのですが、いずれ行ってみたいと思います。

ご著書も購入し、現在研究中です。続きはまた後日ということで!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オフィス城山の守護神、なまけカエルちゃん三姉妹を公開いたします!〜美味しかった椿屋珈琲店のシャインマスカットのズコット!

2021-09-02 08:41:53 | Weblog

昨日は六本木の椿屋珈琲店で、オフィス城山のちかげ社長とミーティングでした。
上の写真は私がデザインしたオフィス城山のロゴ。

▼お店で早速頂いたのは、こちらシャインマスカットのズコット。

ズコットというのは「法王の帽子」を指す、主に乳製品を使ったイタリアのドルチェですが、シャインマスカットを使ったものは初めてです。

さすがは椿屋珈琲店さん。
これでもかと言わんばかりに大粒のシャインマスカットを惜しげも無く盛り上げておりました。いや、お味も見た目以上!
中のクリームが控えめの味付けなのは、120%シャインマスカットのお味を引き出すためでしょう。ブドウの品質に相当な自信を持っている証拠です。

果物というのは扱うお店で品質が大きく変わりますが、きっと名のあるところから仕入れているのでしょうね。

先日は赤坂の某八百屋さん(びっくり屋じゃありません)から、見切り品の洋ナシを買ったのですが、翌日皮を剥いたらグズグズだったのにびっくり。
前の日に食べても同じだったろうな。追熟しすぎで「おまえ、それ売るか?」というようなお品でしたが、まあ買う方に目がなかったよね。

果物はそれなりのところで買う、それなりのお店で食べるべしと肝に銘じながら、美味しく頂きました♡

▼こちらがクライアントの城山ちかげ社長。ご許可を頂きアップします。

絵描きのクセに写真が下手クソですみませんが、それでも「大丈夫ですよ」とご許可を頂きました。次回はもう少し上手に撮ります(て、ウデがないのにできんだろ)♪

▼ちなみにこちらが私が撮影した、なまけカエルShinyちゃん。

▼こちらはちかげ社長が撮影した、なまけカエル三姉妹。ちかげ社長はフルート奏者でもあるのですが、写真のセンスもあるようですね(笑)。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「医者が教えてくれない発達障害の治り方 1 親心に自信を持とう!」の新作イラストです〜花風社サイトからお申し込みの方は、クリアファイルの特典付き!

2021-09-01 09:20:22 | Weblog

話題の花風社新刊『「医者が教えてくれない発達障害の治り方 1 親心に自信を持とう!』ですが、予約も順調なようですね。

花風社サイトからお申し込みの方にはミニクリアファイルをプレゼントという特典付きですが、希望者の方が大勢いらっしゃるようです。

▼そのクリアファイルのイラストはこちら。見開きになっていますが、左ページは本を購入してからのお楽しみということで♪

今回、公開するイラストは、この前座にあたるものです。

「それぞれの資質」というテーマで、子供の頃から現れていた資質が、どう将来に結びつくのかということを絵で表したものです。

▼前回もラフの公開が好評だったので、今回も公開しますね。

▼完成品はこちら。それでは皆様、お楽しみに!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする