小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

なぜタイムマシンが可能なのか?

2011-09-25 08:15:25 | Weblog
「タイムマシン可能」ニュートリノ実験結果に専門家ら驚き(産経新聞) - goo ニュース

親爺が生きていたら何と言うだろう・・・と思うニュースです。
シロートの私でもびっくりですが、きっと物理学者周辺の人たちは腰を抜かしたでしょう。


自動車事故の正面衝突がなぜ危ないかといえば、
たとえば時速60kmで走ってる車どうしが衝突すると、
2台の合計で時速120kmがぶつかる結果となります。

ところが光の場合はそうではない(画像参照・拙著”物理のしくみ”より)。
向ってくる相手のどんなにスピードが速くなっても(光と相手にぶつかる距離が短くなる)、
光が距離に対して費される時間は同じです。

つまり、光速のスピードに達すると時間はゼロになってしまう。

特殊相対性理論はそういうリクツですね。
(実は私もよくわかってるわけではない。単なる親爺の受け売りですが・・・)。


ところがニュートリノが光速より速いとなると、
ニュートリノが目的地に到達した時点では、過去に遡ることになる・・・。
そんなリクツですね(それでええんやろな)。

計測したカミオカンデ自身が慎重な見方をしてますが、
シロート的にはタイムマシンが出来る方が面白いですね。

でも、タイムマシンができたらたいへんなパラドックスが起こるかも。


アメリカのSF作家、フレドリック・ブラウンのショートショートに
こんなものがありました(詳細の記憶は不正確)。

「タイムマシンが完成した。
 先ずは10分前に行って、この真鍮の棒を動かしてみよう」

真鍮の棒には何も怒らなかった。
だが、真鍮を除く宇宙全体が消えてしまったのだ。
コメント (3)
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