小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

匿名でモノを言う卑怯者

2011-09-14 10:25:18 | Weblog
昨日の「大衆の反逆」に関連しますが、
いわゆる大衆が権力を持った時にいけないもののひとつに、
”匿名性”があるかと思います。

これは責任を取られない、思いつきの意見に大きな力がつくことがあります。

先日の鉢呂元大臣の辞任もそのひとつですね。
大臣であれば、昨日のコメントにもあったように「バカの意見は聞かなければいい」のですが、
そこが社会党系の人の弱いところでしょうか。

石原都知事などは「天罰発言」でも辞めることはありませんでしたが、
ハチローさんはすごすご引き下がってしまいました。


これはひとえにリーダーとしての資質の弱さであって、
仕方ないかもしれませんが、大臣の発言を引きだした記者、
大臣の辞任会見で、大臣を罵倒した記者の名が明かされないのは、
言論人として由々しきことに違いありませんし、
人間としてこんな卑劣な行為はありません。

ものによって、匿名でもかまわないことはいくらでもありますが、
記事を書く記者が匿名だなんて、
言論人としてこんなに恥ずかしく卑劣なことはありません。
(市井のブログだって、本名で公開してるのにね~)。

名を公開しない匿名性・・・
これは「大衆の反逆」でオルテガが憂いう、
責任を取られない、思いつきの意見に大きな力が伴うことを意味します。


さすればですよ。
A=B、B=C、ゆえに、A=Cという三段論法で行くと、
さすればマスコミの報道というのは、責任を取られない、思いつきの意見を
公共の電波にのせ、プレスにのせている、何の根拠も理由づけもない、
ただのジャンクな情報ということになりませんか?

大衆が権力を得る時代となった今、
共和制から帝政に戻ることはできないにしても、
大衆そのものが、メディアの情報を鵜呑みにしない
リテラシーが必要な時代になってきたと言えるでしょう。


写真は六本木にできたワイン居酒屋、さくら食堂のスイーツみたいなカプレーゼ。
カプレーゼに塩とバルサミコがかかっていて、ちょっとびっくりでした。

予約しないと入れない人気ですが、ピッツァなんかは釜で焼いているのに、
まあまあといった程度。
高くはないけど、そんなに安くもない。

わるくはないが、このレベルの店で予約がいっぱいになるには、
何か商売としての秘訣があるんでしょう。
やっぱり、外から見て入りたくなるのが理由かな。
コメント (8)
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