小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

台風一過~嵐を呼ぶ男

2011-09-22 06:35:33 | Weblog
昨日は台風の中、前の会社が出展している展示会の手伝いで、東京ビックサイトに行きました。
展示会の手伝いといえば聞こえは良いですが、単に搬出の手伝いを頼まれたというわけで。

とはいえ、IGAS(アイガス)というグラフィック&印刷の展示会なので、
やってる仕事にまったく関係ないわけじゃなし。
3時間ほどかけてつぶさに見てきました。

(電子出版や測色計、特色インキの自動調肉機などは参考になりましたが、
 今回はつまらなかったなあ。ちょっと印刷産業、衰退ぎみです)。

展示会を終えると、ニッカボッカを着用した解体のお兄さんたちに混じって、
搬出というひさびさの肉体労働です。
ジムで汗を流すのとは、また違った運動ですが、
基本的に絵描きの仕事も肉体労働なので、きらいな仕事じゃありません。
(どっちみち、本業も究極のクールビズだしね)。


労働のありがたさを感じながら、夕方6時には搬出終了。
場内には
「現在、ゆりかもめ線は運転を見合わせています。
 りんかい線は運行をはじめました」
というアナウンスが流れます。

おお、良いタイミングとばかり外に出ると、警備のお兄さんが、
「今、りんかい線。止まってますよ」とのこと。

場内と言ってることが違うじゃないかと驚きましたが、
「場内では、動いてるってアナウンスがあったよ。
 あなた、それは聞いてます?」と尋ねたところ、
「知りません」との答え。

うむむ、デマとはこういうところから流れるんだな。

搬出に来た佐川の兄ちゃんも、
「りんかい線、まだ運行”予定”だそうですよ」
なんていい加減なこと言ってましたが(何が予定だ!)、
こういう時には、ともかくも落ち着いて駅まで行かないことには仕方ありません。

さして軽くもないこの体が浮き上げる大風の中、駅まで辿り着くと、
はたして、地下を通るりんかい線は運行。
ただし大崎から先には行けず、急遽、会社がある六本木は取りやめにして
降りて一杯やることに。

見れば、3.11の震災と同じ風景です。
しかもメンバーも同じで、いる場所も居酒屋。
自分たちを「嵐を呼ぶ男」とうそぶきながら、労働後の旨い一杯をあおったのでした。

写真は今朝方、撮影した拙宅のベランダの観葉樹。
幸い、被害は植木が倒れただけに止まりました。
次回は全部室内にしまっておこうっと。
コメント (6)
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