小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

石臼大関の誕生~稀勢の里、一気に綱取りへ!

2011-09-26 09:16:13 | Weblog
大相撲のない朝を迎えました。
大相撲千秋楽、三つ巴戦が見られるかと期待しましが、さすがは横綱。
今場所不調の日馬富士を寄せ付けませんでした。

ツイッターの相撲部は大興奮でしたが、琴奨菊がばるとに勝っていれば二者の決定戦も見られかもしれず、
どちらにしても、ちょっと残念でしたが面白い場所になりました。
相撲ファンとしては、これで八百長騒ぎのみそぎは、ある程度済んだような気がしました。
八百長だったら、お客さんの喜ぶ巴戦にするだろうしね。

それにしてもひさびさの日本人大関の誕生ということで、
テレビ中継もマスコミ各社もかなりの騒ぎよう。

「さあ、いよいよ日本人大関の誕生です」

「日本人大関の誕生は、琴光喜以来、実に4年ぶりのこと」


うーん、なんか私はこのテレビ中継の言葉に違和感を覚えたのですが、
同じことを思ったのか、ディープな人ぞろいなツイッター相撲部から、こんなツイートが。

「だから日本人とか日本人じゃないとかいいんだってば」

そうそう、その通り・・と、私も思わずツイートを。

「相撲がほんとに好きな人は気にしない。みんな面白い取り組みが見たいだけ」


すると、けっこうなリツイートに加え、こんなツイートも。

「強いて言えば日本の心。それは国籍でも生まれでもない」

そうそう。
今や、はじめ高見山が初めての外国人力士として登場し、
小錦が黒船来襲と呼ばれた時代とは大きく様変わりしました。

横綱をはじめとするモンゴル勢は言うに及ばず、
大味だけど怪力が魅力なグルジアやロシアの力士や、ブラジル出身の魁聖。
大男ぞろいのチェコ出身ながら最軽量の隆の山など、ファンは見てますね。

巷にも外国人が溢れ、その外国人がまともな人であれば、
偏見をもたれずに受け入れる土壌も、高見山小錦の時代とは比較にならないほど育ってきました。

そんな中、琴奨菊の大関昇進はそんな嬉しいニュースでもありません。
われらが稀勢の里を先に大関に、という気持ちが強かったことはもちろんだけど、
新大関のガブリ寄りは、見ていてあまり美しくない。

イマイチのびしろを感じさせない点も不満なのですよ。

ただ、誤解のないように言うと新大関は間違いなく良い人です!
以前、大相撲震災募金をしに、錦糸町に出かけた時のこと。

まだ、琴奨菊は不人気であまり募金にいれる人がいなかったので、
わたくしは、からかい半分の気持ちで(大関スミマセン)、
「ことしょうぎく!」と、得意の大声をかけました。

すると大関、破顔一笑。
あまりに嬉しそうな顔をするので、こちらのからかい半分の気持ちが急に恥ずかしくなり、
急いでほかの力士にも合いの手を入れたのです。
よほど人気がないのかなあ、なんて逆に思ったりもしましたが、でも、琴奨菊関。
大関になれたんだから、そんなこと良いよね。

今はホントに人気が出たんだから(棒読み)。


来場所、われらが稀勢の里がいよいよ大関取り。
北の富士さんじゃないけど、大関はただの通過点でしょう!
ここで一気に綱まで行ってほしものです。
それだけの器なんですから。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする