小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

大関伝達式と原発御用学者

2011-09-29 09:40:07 | Weblog
昨日、ツイッターをチェックしてたら、
「口上、万里一空やて」
「あ、これからミヤネ屋だって」
というツイートが。

ああ、今テレビで大関・琴奨菊の伝達式やってるのね。

菊の伝達式はどうでもいいやと思いつつ、ついチャンネルをまわしてみると、
ご両親が伝達式で涙を流してるご様子が映ってます。
いや~、好きな力士じゃないけど、やっぱり親は嬉しいのね・・とつい共感。

そう思って見ていると、ミヤネ屋のレポーター、
しきりに琴奨菊関にガブり寄りをやってくれとせがみはじめました。

菊関はガブリ寄りは、「やろうと思っても、土俵でないとできません」
と固辞をしているのですが、
スタジオのミヤネとレポーターが一緒になって、「やってくれ、やってくれ」と囃し立てます。

そこで用意された土俵にレポーターと菊関が・・・?
おめーら、いくらなんでも大関に失礼だろが。


よくグルメ番組や職人の取材などでも、レポーターがこの道30年という陶工に、
ろくろの回し方を挑戦し、失敗して笑いをとろうとする様子がオンエアされますが、
これはそんなレベルでなく失礼な話です。

レポーターが吹っ飛ぶか粉砕されて笑いをとるオチが見え見えで、
(ふだんつまらないダジャレを飛ばす私が言うのも何ですが)
早々に切り上げて、買い物に出かけてしまいました。

「ミヤネ屋、みてたが下らんので買い物に出かけます。
 相撲なんか普段みないのね、この司会者」

と、ツイートを残して出かけて、帰ってきたら

「賭博や八百長の時は『我々ファンは』と
 さもファンの代表のような言い方をして非情に腹が立ちましたぁ。」

というツイートが。

この節操のなさがメディアですが、
大関としても断ってしまえば何を言われるかわからない。
この申し出を断るわけにもいかないのでしょう。

とはいえ、今場所は4年ぶりの日本人大関の誕生。
あまり「日本人、日本人」と囃し立てるのは、震災の時でも逃げることのなかった、
異国で奮闘する外国人力士に失礼な気もしますが、相撲界にとっては良いことではありますね。


一事が万事という言葉がありますが、
こと一部のメディアにおいては、脱原発学者が重用され、
それまで原発を推進してきた学者を「御用学者」という一言で塗りつぶしています。
なんか素直に見られない菊関の大関昇進でした。


写真はパパになった隆の山関の土俵入りです。
コメント (4)
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