古文書を読んでいると「ゐ」「ゑ」と言う文字が結構登場する。
私が子供の頃だって「ゐ」とか「ゑ」とか言う文字は、読めてはいても使ってはいないと思うが・・どうなのだろうか。
ある本を読んでいたら「あれは猪(い)の鼻の穴の形から来ている」と、いうくだりがあり、「おいおい本気かい」と笑ってしまった。
神社仏閣などでみられる彫刻に「猪の目」と呼ばれる♡形の模様があるが、これは猪の目そのものだというが、これとて信憑性は確かではない。
数年前のお正月のお詣りで健軍神社を訪れた時「猪の目」を見付て嬉しかったことを思い出す。■健軍神社の懸魚
「ゐ」は漢字の「為」の草書「」から来ているが、ア行の「い」とワ行の「ゐ」の違いは発音の違いであったという。
「い」は「i」、「ゐ」は「wi」であった。
「ゑ」は「恵」の草書体からきている。これも「e」「we」という発音の違いによる。
こうなってくると、古文書における使い分けが気に成るではないか。遡って調べる元気はないが、今後は大いに気を付けてそれぞれがどのように使い分けされているのかを調べてみようと思う。
その区別を「いろはにほへと ちりぬるを・・・(色はにほへど、散りぬるを・・・)」で知ることが出来る。
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