津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■佐藤仙九郎殿

2017-12-15 16:55:58 | 人物

          
 以前「松本甚十郎殿」の向立「志賀美」をご紹介したが、こちらも「しかみ」の向立である。勇ましい兜のデザインに似合わず、一族は熊本の花の歴史に多大な貢献をされている。

細川藩の重職を勤めた仙九郎は藩主齊茲の命により、息仙右衛門とともに華道宏道流に入門する。のちに豁雲斎梨明と称し肥後宏道流の祖といわれる。
二男吉田潤之助は肥後花菖蒲の祖であり、七男久之允の子・山崎貞嗣は肥後山茶花の祖といわれる。まさに熊本の花の文化を作った一族である

        5、仙九郎  江戸御留守居 五百石外ニ百御足
              寛政十三年九月(大組附)~享和二年十月 中小姓頭
              享和二年六月~文化四年五月 用人

              主命(斎滋)により息仙右衛門とともに、華道宏道流に入門す、肥後宏道流
                    肥後宏道流初代
             仙九郎---+---(嫡子)仙右衛門
                |
                +---(二男)吉田潤之助肥後花菖蒲之祖
                
            細川斉護代主命ニ依リ菖蒲ノ分苗ノ交渉ヲスルモ不可、
                
            故ニ浪人菖翁ニ弟子入シ培養法ノ伝授ヲ受ケ天保四年帰国
                
                +---(三男)須佐美七郎助
                |      二代              三代
                +---(七男)山崎久之允(伝左衛門)---半之助(貞嗣)肥後山茶花之祖
  参考:肥後六花

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