津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■二ヶ月目

2016-06-13 18:47:15 | 熊本地震

 4月14日の余震から今日で二ヶ月、まだ/\以前のような生活にはほど遠いが、どうやら日常を取り戻しつつある。
昨日は県南の八代方面で5弱の地震が発生し、終息がほど遠いことを伺わせる。
今日は天気の良い暑い一日と成った。わずか4・5キロしか離れていない益城町等では、数千人の方々がまだ避難所や、車中泊で不自由な生活を余儀なくされている。
私共も不自由な生活をすごしてきたが、この様な方々のことを思うとまだまだ恵まれていると実感する。
いささか手狭に成った我が家だが、引越しのおおごとさを体験し、この歳になると広い家を求めてまた引っ越そうという気には到底成れない。
ここが終の棲家に成るなーと思いつつ、近所の公園を散策したり、いろんなお店の場所などを確認したりしている。 

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■金峰山は「火が眠る」山

2016-06-13 11:24:14 | 熊本地震

                  

  T家の「家事録」を読んでいるが、判読不明の文字が登場した。明治22年の熊本地震の際、震源である市の西部にある金峯(峰)山が大いに山鳴りし、爆発するという風聞が広がったことに関する記述があった。「金峯山後々ニ者破レツ難計是火■山名不付・・・・」とある。この■部分の文字が表記の文字だ。


(「木簡・くずし字解読システム MOJIZO」を使ったところ、奈良文化財研究所 所蔵データ 解析結果100文字、東京大学史料編纂所 所蔵データ 解析結果100文字が表示された。
まったく関係ないような字ばかりが羅列表示され少々首をかしげたところだが、東京大学史料編纂所 所蔵データにビンゴ・・・・
それが下記の文字である。

                                                                                            

目偏に氏で「眡」とある。読みも判らず「、」の位置も違う。「くずし字用例辞典」にも「漢和辞典」にも見当たらない。
どうやら偏は「目」であろうと探し回った結果、「眠」である事が判明、一時間ほどの苦労の結果である。

金峯山が爆発するという噂は数ヵ月後余震もおさまったことにより消え去った。金峯山を「火眠山」と称したのである。
まさに長い間眠り続けている火の山金峰山(きんぼうざん)は、熊本市のシンボルである。 

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