津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■罹災証明

2016-06-27 17:44:14 | 熊本地震

 ようやく罹災証明発行の為の現場調査が入った。地震発生から74日目である。この判定については結果のみが知らせられ、その判定の過程が知らされず不明瞭であるため、判定に不服な方々が再調査を依頼するケースが跡を絶たない。まだまだ時間がかかりそうだ。

改めて物がなにもない部屋に入ってみると、外壁の貫通した大きな亀裂や、壁の傾き、それにともなうサッシュの変形などが見えて、地震の威力の凄まじかったことを改めて実感した。
結果は二週間後に知らされるとのことだが、今は「まな板の鯉」の状態である。
結果をふまえてそろそろ地震の後遺症から立ち上がらなければならない。鬱陶しい梅雨が明けるころ、気持もいっしょに晴ればれとしたいと強く思っている。 

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■沼山津方面

2016-06-27 07:41:18 | 熊本地震

 昨日は昼食後地震被害が大きい沼山津(ヌヤマズ)から、益城方面の状況を見ようとチャリンコで出かける。
まずは沼山津へ入ると倒壊した住宅が多々見受けられる。大きな屋敷の住宅が重機で壊されているが、掛け軸がかかったままの立派な床の間がある部屋が、いきなり目に飛び込んできて何とも痛々しい。さらに奥へ進むとすでに母屋は取り壊されたと見えるお宅は、納屋に使われていたと思われる建物の外壁部分にシートを下げて、多分ここで仮住まいをしておられるのだろう。又建って間もないと思われる6~7階建てのきれいなマンションが、壁・柱に大きな亀裂が入っており、住人の姿はまったくなく多分解体されるのであろう。
横井小楠記念館も被害を受けており入口は閉鎖されている。その奥に「四時軒」の無残な姿がなんとも痛々しい。

なんとか復旧再建を望みたいものだ。 (震災に遭った横井小楠旧居「四時軒」【熊本の話題】 をご覧ください。)
周辺の道路はチャリンコで走るのに難儀するほど波打っている。秋津川が近くかっては田んぼが広がっていた地域で、地盤も弱いのだろう。

それから益城の街中へ進もうと思ったが、だんだん気が重くなってくる。照りつける太陽で疲れも増し、益城の入口まで進んだところで引き返す。
都合3時間疲労に加えて、あちこちの被害のありさまに帰宅しても心が重く気分は晴れない。
ただただ被災された皆様の安寧をお祈りするばかりである。 

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