津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「拾集物語」を読む (十一)

2014-07-27 15:11:46 | 史料

                               一、同(寛文)七ひのとの未の年
                                 此年権現に石之燈炉自分寄進 此年邊田見東禪
                                 寺再建に從公儀被遊御免益城郡中奉加入佛供養に
                                 阿彌陀佛經講譯三月九日より同十一日迄説主鐵元
                                  此年同村浄徳寺遷堂建立 此年下益城正成寺建
                                 立かやの村之寺之事 此年四月二日に御船法光寺
                                 に開山之御影其外之御影不残入掛 此年之二三四月
                                 之間折々洪水 此年夏御船川希有之大水御船町中
                                 ほどより下町に水あぐる 此年之四月二日上早川
                                 村庄屋いかゞ存候哉當厳島宮雑材木にて上早川村
                                 より鳥居令建立鳥居之大工渡邊庄左衛門 此年之
                                 四月廿三日希有の大風 此年之四月下旬より五月
                                 上旬の間に折々洪水 此年之五月二日大洪水 此
                                 年之五月二日鳥小村上之堤きれ候而鳥小村ながる
                                 ゝ人多く死す 此年之八月多日太守様甲佐へ被為
                                 成候而被遊御滞座候 此年之九月三日より此屋敷
                                 をたてかゝり候薬王寺下邊之當屋敷地床に引掛る
                                 同廿日に移る 此年十二月廿五日に木像之彌陀拝
                                 請 此年京極丹後守様御配所 此年雷しげく所々
                                 に落雷 此年之夏國々御仕置御見聞可被遊とて御
                                 横目衆被成御廻國候諸國御同前 此年恵方之御筆
                                 三尊御来迎之繪像阿彌陀寺より拝請                                  

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書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト

2014-07-27 12:13:42 | 書籍・読書
   書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト
 
                             新潮社

 

30,000冊ほどの書籍や、沢山の著書の原稿やその調査記録、膨大な記録写真やそのネガフイルム、100数十台お持ちだというカメラ等々、Dr.T先生のご自宅に山となっているという。
先生の御歳の正確な所は存じ上げないが80歳前後である。そしてDrの最近の口癖は「図書館を建てたい」と仰る。
最近は随分本気になられたらしく、建築家の端くれである私もいろいろ助言申上げている。

この本は9坪ばかりの狭小スペースに、10,000冊収容の書庫を持つ住宅を建てられた施主と建築家の話しである。
これは技術論ではなく、施主と建築家が夢の実現に向けて織りなす、熱い思いが語られているのだろうと推察される。
建築関係の本には最近余り触れることも亡くなったが、ちょっと読んでみようと思うし、先生にも読んでいただければと考えたりしている。
 
先にも書いたが、ヤフオクで熊本の貴重な資料が拡散しようとしている。如何なる理由でこういう市場に出回ったのか知る由もないが、誠に残念な結果である。
先生の思いが何とか実現出来る様、いろいろ思いを致すこの頃である。 

 

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