津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

改正博物館法に思う

2008-06-28 14:22:04 | 新聞
 平成20年6月11日博物館法が改正されたと新聞が報じている。その要点は、「展示を柱とした従来の役割に加え、住民による研究発表の支援や、教育機会を提供する機能の強化」である。そのために「対応するには、学芸員の質を高める事が必要」として、文部科学省は教育内容の見直す方針を固めたという。
 永青文庫という日本の至宝ともいうべき「お宝」が、人手不足で「死蔵状態」である。民間に門戸を開き、研究者を育てるためにも大変結構ではないか。福田内閣の一番の功績だ・・? 熊本は言わずもがなの財政難で、博物館建設の話しが頓挫して久しい。一日も早くお願いしたいものだが、さて何時のことになるのか・・?
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石垣普請

2008-06-28 13:23:57 | 徒然
 森鷗外の小説「都甲太兵衛」の中に、石垣普請の為の石材の調達に苦労する太兵衛の逸事が紹介されている。(当サイト--津々堂・電子図書館をどうぞ)
この事の真偽の程は定かではないが、鴎外はどこからこのような話しを手に入れたのだろうか。

 この逸事でも分かるように、膨大な石材の調達にはどの家中も大変苦労している。大阪城内に、「あしや」と書かれた細川家が調達した石材が残されている。これ迄豊前の芦屋のものと考えられてきたが、今般兵庫県芦屋市の旧石切り場跡から、細川九曜が穿たれた石が発見され、「あしや」が兵庫県芦屋のものであることが確定的に成ったという。(6/27・熊本日日新聞から)

 巨大な石材が海を越えて運ばれている。豊前領内に芦屋があることから、今までそう考えられてきたのだろうが、どうやら一件落着である。

 蛇足:ちなみに茶道で有名な「芦屋釜」は、これはれっきとした豊前芦屋(福岡県遠賀郡芦屋)の産である。   www.town.ashiya.fukuoka.jp/hp/page000000400/hpg000000336.htm
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重成の子孫

2008-06-28 12:50:13 | 歴史
 鈴木重成という人がいる。天草の代官だった人だが、命をかけて(本当に切腹した)天草の窮状を幕府に訴えた。天草の人にとっては神様である。
 
     ja.wikipedia.org/wiki/鈴木重成 『ウィキペディア(Wikipedia)』

 「嗣蔭令」は、肥後細川藩の座班を定めたものだが、その中に特別扱いの家が数家見受けられる。「着座」(上・中・比共)十二家である。
その他に、特に「鈴木平十郎・同才四郎・同富八郎・同彦右衛門・同源吾の五家」は、「世々知行取格留守居番頭支配ニ申付候事」とある。
この五家は全て木村重成の子孫である。今でこそ天草は熊本県の一部であるが、鈴木重成が天草代官であったように、幕府直轄地である。頭書の如く重成は切腹して、旗本鈴木家は絶家したようだ。その鈴木一族を細川家は召し出した。その経緯は承知していないが、重成の善政が熊本に聞えていた事は疑うべきもない。細川藩もなかなか乙な事をする。

  (嗣蔭令をご紹介しようと頑張っているが、只今進捗率70%、今しばらくのご猶予を・・・)
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