日照不足といわれるほどの異常気象にくわえ、
このところの地震騒ぎ。
台風がいってようやく「遅れた夏」がやってきた。
こうなると暑さに弱く冬眠ならぬ夏眠したいと
本気で思う私はもうひたすら涼風を待つしかない。
こんな我が家にやってきたのは二匹のネコと
朝顔である。
朝顔は次女一家の旅行のため、一年坊主の学校の
宿題。小さいものかと思ったら、なんと浅草の
朝顔市に負けないほどの鉢で、二学期になったら
種を採取するのだという。
ネコは長女のところの引越しのため。
朝顔は水さえやればいいけど、このネコが難題である。
甘やかされて育ったペットのため、クーラーを好み、
家人のいない時は板の間をさがして寝そべっている。
基本的に夜行性だから、私が寝ている間に走りまわり、
かくしてテーブルも椅子も毛だらけの、まさに「ネコ
屋敷」と化した。
写真はマロ(アメリカンショートヘアの♂)、窓の
外に朝顔の鉢がある。
フィオナ(スコティシュホールドの♀)はシャイで、
日中はほとんど姿を見せない。
このマロ、3年目くらいまではやんちゃで、歯磨きを
している私の背中によじ登っったり、風呂水の中に
ジャンプしたり……とずいぶん手を焼かされた。
人間でいう幼児期か少年期だったのだろう。
7年目になる現在はすっかりおとなしくなって、かつ
てのようないたずらはしない。
ネコ年齢の数え方はさまざまだが、人間なら中高年
といったところか。
……とネコのことをいっているが、これって自分の
こと?とふと思ってしまった。
中高年になったネコと高齢者の部類にくくられる私
のおかしな夏!