一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

歌は世につれ、言葉も……

2018-09-29 07:29:08 | 雑記


       いやあ、驚いたというか、
       恐れ入れました。

       今回(2017年度)の「国語に関する世論調査」
       によると、ずいぶんと本来の意味と異なった
       言葉の使いかたをしていることに気づかされた。

       例えば、
 
       ①「なし崩し」は
        「無かったことにする」という意味で使っていたが、
       本来は
       「少しずつ返していくこと」

       ②「やおら」は
        「急に」とか「いきなり」という意味で使っていたが、
       本来は
       「ゆっくりと」

       ③「檄(げき)を飛ばす」は
        「元気のない人に刺激を与えて活気づける」と思って
        いたが、本来は
        「自分の主張や考えを広く知らせて同意を求める」
        という意味なんだって。

       他にも、
       自分はあまり使わないが、
       「タメぐち」(相手と対等)とか
       「ガチ」(真剣勝負)
       など、たくさんある。

       もっとも文化省は、
       「本来の意味から派生した使われかたも決して
        間違いではない」
       としているが。

       それにしても、
       歌はよにつれ、というが、
       言葉も世の中の変化に応じて変わる、
       ということだろうか。

       いずれにしても、うかうかしていると
       世の中に遅れをとることを思い知らされた。

       ことに高齢者は、
       あらゆることにアンテナを張っていかなくちゃ、と。


       ※あぜ道で見つけた彼岸花